2012年8月3日（金）

フレンド召喚でボスが一撃死!? 本音全開の辛口ジョブ批評を中心にした『ブレイブリーデフォルト』座談会

　10月11日の発売まで残り2カ月となり、より本格的な体験版が配信されるようになってきた3DSの大作RPG『ブレイブリーデフォルト』。体験版をプレイした電撃の編集者による生の声を、座談会形式でお届けします。


▲これまでの座談会でもおなじみの3人の編集者（左から野村、そみん、Rusty）。コアなゲーム好きの視点から熱く語ります！

◆予言ではなくタイムワープかも？　Dの手帳に対する大胆妄想トーク

そみん：ソフト発売まであと2カ月くらいということで、かなり情報が出そろってきた感じです。8月1日に配信されたばかりの体験版Vol.4のボリュームはなかなかものですし、新情報もかなり発表されました。

野村：リングアベルが発表されて、これでパーティメンバーが全員そろったんだっけ？

Rusty：そうだね。以前に浅野プロデューサーがTwitterでつぶやいていた情報によると、パーティメンバーの入れ替わりはなく、4人の固定パーティらしい。これで4人そろったわけだ。

そみん：リングアベルは記憶喪失で女好きのイケメンということで、かなり濃いキャラクターです。


▲最後のパーティメンバーとして公開されたリングアベル。イケメンだが、キザな女好きと、性格的にはちょっぴり残念な感じ。

野村：“サンダガに打たれたかのような衝撃”とか、変な言葉使いをするところはポイント高いね。普通に女性ファンがつきそうだ。

Rusty：彼が持つ、未来を予言するDの手帳が意味深で気になるところ。先の展開がわかってしまうような要素があると、ストーリーの見せ方も難しくなるだろうし、どうしてわざわざそんな小道具を用意したんだろうか。

そみん：たしかに、メインキャラクターに反則的な能力を持たせちゃうと、シナリオ運びが難しくなるわけで。でも、そこは『STEINS；GATE（シュタインズ・ゲート）』や『ROBOTICS；NOTES（ロボティクス・ノーツ）』のシナリオを手掛けた林直孝さんの手腕に期待ってとこですね。

野村：直感で言わせてもらうと、未来を予言するという設定がミスリードになっている気がする。リングアベルは未来の人間で、事故か実験で現在にタイムワープしてきたとか。

Rusty：そのへんはいろいろと妄想ができそうだ。

そみん：本作の音楽を担当するRevoさんの新曲『彼の者の名は…』のPVにも、このDの手帳に似た本が出てくるんですよね。発表会の際のRevoさんのコメントによると、ゲームとPVの設定が直接関係していることはないようですけど、それでもちょっと気になりますね。

野村：リングアベル以外の新キャラクターは、なんだか見るからに悪役って感じだな。


▲ラクリーカでアニエスたちと敵対するマヌマット・ボリトリィ商会。

そみん：砂漠の国で暗躍する悪徳商人と、悪い王様って感じです。

Rusty：それぞれアスタリスク所持者ということで、たぶん中ボス的な存在なんだろうね。商人、時魔道士、魔法剣士、シーフの4種類か。

野村：各ジョブの詳しい情報って明かされているんだっけ？

そみん：いえ、まだですね。まあ、『ファイナルファンタジー』などでもおなじみのジョブが多いので、そんなに目新しい感じはしませんけど、もしかしたら変なアビリティが隠されているかもしれませんね。

Rusty：時魔道士と聞くと、素早さに影響する“スロウ”や“ヘイスト”を使うとばかり思っていたけど、地震で攻撃する“クエイク”系の“クエイラ”を使っているのがおもしろいね。

野村：へえ、“クエイラ”は黒魔法じゃないんだ。

そみん：商人のジョブなんかは、どんなアビリティがあるのか予想しにくい部分がありますね。たぶん、獲得できるお金を増やすとか、前線で戦うよりも補助系のものが多そうな気はしますけど。

野村：こいつら、なんか名前が呼びにくいね。会長のニコソギィは、“ねこそぎ”をもじったのかな？　王様のマヌマット8世のフルネームはマルメ・コンダ・マヌマット8世で、“丸め込んだ”ってこと？

Rusty：そんな中、シーフである盗賊ジャッカルは素直でいいね。こいつだけ、とても覚えやすい（笑）。

そみん：新システムとして、通信を利用した“フレンド召喚”が明らかになりました。これについては、どう思います？

野村：ぶっちゃけ、バランスブレイカーの臭いがプンプンする。おもしろい試みだとは思うけど、強いキャラクターを呼んだら戦闘のバランスはどうにもならいだろうね。

Rusty：以前に開発中のロムをプレイさせてもらった時に、少しだけフレンド召喚を試せたんだよね。あの時は、召喚に制限とかあったっけ？

そみん：召喚できるのは1戦闘中に1回だけだった気が。デメリットはまったくなく、普通に便利でしたね。


▲通信を利用して、育てたキャラクターを配信できるフレンド召喚。強力なキャラクターの力を借りられるのはうれしいが、強すぎるのも困りもの!?