2012年8月10日(金)
コーエーテクモゲームスは、9月13日に発売する3DS用ソフト『戦国無双 クロニクル 2nd』のメディア向け体験会を、本日8月10日に神奈川県のコーエーテクモゲームス本社で開催した。
本作は、2011年2月に発売された『戦国無双クロニクル』をベースに、ユーザーの意見を反映させてさまざまな要素を追加・変更したもの。3人の新規プレイヤーキャラが追加された他、“無双演武”のマルチストーリー化や新モード“猛将演武”の追加が行われている。
体験会には、鯉沼久史プロデューサーと三枝修ディレクター、川合大プランナーが登場。来月発売される本作をいち早くプレイしてもらおうと、体験会を開いたことを明らかにした。体験会は、まず開発スタッフが特徴を説明して、その後プレイをするという流れで進行した。なお、報道陣の後にはユーザー向けの体験会が控えていたが、こちらは、予想以上の応募があったため、急きょ2部制になったという。
▲織田信長の衣装で登場した鯉沼プロデューサー(左)は、「悪ノリしてみました」とコメント。三枝ディレクター(中)は明智光秀で、川合プランナー(右)は徳川家康の甲冑での出陣となった。 |
▲来週以降に、店頭や公式サイトで流れるPVが公開された。映像では、本作から登場する新キャラやゲーム概要、モードなどを確認できた。 |
▲これまでの『戦国無双』シリーズを紹介する場面も。前作『戦国無双クロニクル』は、『激・戦国無双』以来の携帯機用のオリジナルタイトルで、3DSのローンチタイトルとしてリリースされた。 |
『戦国無双クロニクル』は、一騎当千のアクションの他に、タッチパネルでキャラを切り替えながら戦場を攻略していくという要素が、ユーザーに受けたという。その一方で、ローンチタイトルゆえにローカルでの協力プレイが入れられなかったなど、やり残しもあったという。今回は、前作をベースに、開発サイドのやり残しやユーザーサイドからの要望が多かった要素を加えているために、“2”ではなく“2nd”としたことを鯉沼プロデューサーは明かした。
メインモードとなる“無双演武”は、プレイヤーの分身となる“主人公”を中心にストーリーが展開していくモード。前作『戦国無双クロニクル』では1つの長い歴史を体験してほしいと思い、シナリオを用意したという。それゆえに、歴史上で勝ち残った勢力しか、描かれなかった。ところがユーザーからは、「(史実で)滅んでしまった勢力でプレイしたい」という声が多かったため、今作ではマルチシナリオにしたとのことだ。シナリオ数は前作の46から70超と、大幅に増えている。
▲“無双演武”は一本道からマルチシナリオに。選択によって出現する戦場(シナリオ)が変化する。 |
実際のデモプレイは、プレイヤーと竹中半兵衛のもとに、豊臣秀吉が誘いにくるところが映しだされる。ここで難易度の表示された選択肢が登場。難易度が出た時が、シナリオ分岐の合図だという。次の戦場は、“金ヶ崎の戦い”になったが、もう1つの選択をしていれば、別の戦場が表示されていたようだ。シナリオはかなりボリュームがあり、1回のプレイには15~20時間程度を要し、すべて遊ぶには100時間かかるという。
▲新たに2つがステージが追加されている。1586年“人取橋の戦い”と、1578年“上月城の戦い”だ。 | ▲レア武器が168から225に、アイテムが50から70になり、やりこみ度が増している。 |
『戦国無双クロニクル』は、社内でも楽しんでいる人が多くいると、鯉沼プロデューサーは語った。彼らから「新キャラを増やしてほしい」という意見が出たという。最終的にはマルチシナリオにいた方がいいという武将をピックアップして、3人を加えたようだ。
藤堂高虎は、真田幸村の赤/炎と対称にするために、青くクールな武将で、氷を使うように仕上げたという。武器は細剣を使用する。井伊直虎は、可憐で清楚な見た目だがだが、豪快な足技で戦う。新陰流の剣豪で兵法家である柳生宗矩は、剣豪らしく、大きな太刀を振るうのが特徴だ。
▲藤堂高虎(CV:松風雅也) | ▲井伊直虎(CV:斉藤佑圭) | ▲柳生宗矩(CV:宮崎寛務) |
(C)2012 コーエーテクモゲームス All right reserved.
データ