2013年4月25日(木)
黒の世界の注目カードは、まずこの《牙の猟師イェーガー》です。
このカードは、リソースにある時、同時に《突き刺す尖晶石スピネルペンギン》もリソースにあれば、自分のターンの間、対戦相手のコントロールするゼクスのコストを2下げるという効果を持っています。
これにより、ある2枚のカードが劇的に輝くようになります。それは、《深淵の凶刃フレイムコープス》と《コラプテッドオーラ》です。
どちらも相手のゼクスのコストを参照するカードですが、《牙の猟師イェーガー》が1枚あれば、《深淵の凶刃フレイムコープス》は6コストまでのゼクスを攻撃して倒せるようになり、《コラプテッドオーラ》は5コストまでのゼクスを2体破壊することができるようになります。《牙の猟師イェーガー》の効果は重複するので、2枚あればそれぞれ8コスト、7コストのゼクスを破壊できるようになります。こうなると『五帝竜降臨』のドラゴンたちですら射程に入りますね。
このようにゼクスを破壊するのが容易になると、先ほどの《突き刺す尖晶石スピネルペンギン》による追加のゼクス展開が生きてきます。高パワーのゼクスでプレイヤースクエアを守られても《深淵の凶刃フレイムコープス》で楽々突破して、空いたプレイヤースクエアに低コストゼクスで波状攻撃を仕掛け、速攻でライフを削り取ることができます。
実際にこの2枚と《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》を投入したデッキを遊ばせてもらいましたが、序盤にリソースリンクの2枚がそろうとやりたい放題という感じで、多少展開がもたついた場合も《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》が暴れ回るというデッキになっており、非常に使っていて楽しいデッキになっていて、これまであまり見なかった赤黒というカラーパターンのデッキに未来を感じましたよ!
ちなみに製作者の久保田氏いわく「初手にリソースリンクのカードがなかったらマリガンもあり得る」とのことでした。確かに、この2枚は正真正銘デッキのキーカードなので、できるだけ早い段階でそろえていきたいです。なので、恐れずにマリガンしていくべきだと思いました。
もう1つ、黒の注目カードを見てみましょう。《舞踏骸骨スケルタルダンサー》です。
これは青黒のリソースリンクカードで、リソースに置かれた時に《思希者アマディウス》がリソースにあれば、追加で黒2コストを支払ってトラッシュから7コストまでのゼクスを登場させることができます。ターン終了時にそのゼクスはゲームから除外されてしまいますが、少ないコストで大型のゼクスを登場させ、一撃を与えることができます。呼び出せるコストが7コストまでと高く、さまざまなカードとのシナジーが期待できます。同じ黒のカードに限定しても、《冥司教スケルタルビショップ》や《不滅王イモータルキング》などが考えられますね。
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