『モンスター・コレクションTCG』の気になるあれこれを開発者に直撃！ 最新ブースター『アポカリプスの魔剣』発売直前ロングインタビューを掲載

文：さくたろう

■今後は2つのブロックシンボルを持つカードが登場

――少し話は変わって、先ほど「ブロックをまたいだデックが作れるようになる」とおっしゃいましたが、次のブロックは4と5をまたいだブロックになるのでしょうか？

高橋：これはまだ発表していなかったんですが、いい機会なので発表しちゃいましょう（笑）。はい、次は4と5のシンボルマークを持つブロックになります。

――ちなみにそれは、どのような理由からなのでしょうか。

高橋：ブロックごとにズバッと切れると、そのブロックでやめてしまうというユーザーもいらっしゃるんですよね。それだったら、次のブロックでもデックを強化できるという形にしたほうが、続けて遊びやすいかなと思ったからです。とはいっても新しいカードが出るたびに延々と強化できるというわけではなく、最新のブロックシンボルを持つものとその前のブロックシンボルを持つものという形です。なのでカードの購入や把握もそれほど難しくないかなと考えています。

加藤：最初は1・2、3・4、5・6……とブロックをまとめていくという案もありました。けれど、カードの左端にあるブロックシンボルさえ見れば、相手がどのブロックのデックを使っているのかわかるようにしたかったので、こういう形になりました。

――次に、これからBCF（ブシロードカードファイト）2013が全国各地で開催されますが、『アポカリプスの魔剣』発売後にはどのようなデックが上位に来ると考えていますか？

加藤：牛（ミノタウロス）がいい感じで上位にくるんじゃないでしょうか。『アポカリプスの魔剣』で登場する装備品もかなり強いカードですし。

高橋：私としては“深き者ども”のデックに期待したいですね。《オーシャン・ロード》や《深きもの》など、非英雄ながら強いカードがたくさんいるので。

加藤：“深き者ども”もテストプレイではかなり強かった勢力ですね。

高橋：そこに今度は《魔海神ダゴン》も入ってきますので。

加藤：“精霊たちの狂宴”もかなり強いですね。4属性でデックを組んだ時は、めちゃくちゃ強い戦闘スペルをばんばん使ってくるので。

▲“精霊たちの狂宴”には、“精霊王”とも呼ばれるユニットが各属性ごとに登場。また“狂霊化”専用の秘伝魔法は、どれも強力なものばかりだ。

――“精霊たちの狂宴”には英雄は登場しないのでしょうか？

加藤：はい、その勢力には英雄はいません。どのブロックにも英雄がいない勢力を1つは作っていきたいなぁと考えていて、前のブロックだとダイナソアたちの“ロスト・ワールド”がその勢力でしたね。“精霊たちの狂宴”は、今は2・6・8レベルのユニットで構成されていますけど、テストプレイの段階だと8レベルのみだったり、1・7レベルだったりと、いろいろなタイプがありました。

――公式サイトなどで世界観の解説などが行われていますが、“ブロック・エレメンタル”のストーリーというのは、どのようなものなのでしょうか。

高橋：それはぜひ私も知りたいです（笑）。

加藤：「“精霊王”までが登場して、“エレメンタル・ストーム”という世界の危機が目の前にやってきている」というのがストーリーの本筋ですね。

高橋：それをなんとかしようと思ったら、オルクスまで現れて……っていう感じですか？

加藤：そうですね。ただ、肝心のオルクスの登場は次のブロックに持ち越しになってしまったんですけど（笑）。

――“フォクシア”は物語的にどうかかわってくるのでしょうか？

加藤：“フォクシア”は実は本筋にはかかわっていないんですよ。とある国家の転覆を狙っているということで、もしかしたら後々これが明らかになってくるかもしれません。

▲オークの軍団を率いる皇帝・オルクス。画像のカードは“ブロック1”のもので、新たな能力を持ったオルクスが次ブロックに登場する!?

→“ネオスタン”で今後追加される新たなデック構築条件（5ページ目へ）

(C)GROUP SNE/FUJIMISHOBO,BUSHIROAD

データ

関連サイト

• 『モンスター・コレクションTCG』公式サイト
• 電撃カードゲーム