2013年5月16日(木)
4月末~6月上旬にかけて、電撃オンラインが注目するゲームのレビューを連日掲載していく特別企画“春のレビュー祭り”。今回は、バンダイナムコゲームスから5月16日に発売されるPSP用SRPG『サモンナイト5』をフィーチャー! 骨太なバトルシステムを中心に、本作の見どころや実際にプレイした感想などをライター・デルチがお届けしていこうと思います。
|
---|
本作で正式ナンバリングタイトルの5作目となる『サモンナイト』シリーズは、言わずと知れたファンタジー世界“リィンバウム”を舞台とする大人気SRPGです。昨年には『サモンナイト3』と『サモンナイト4』がPSPでリメイクされているので、それほど久しぶりという感じもしませんが、完全新作となると実に約6年ぶりというだけあって、“待ってました感”はハンパないです。
自分もこれまでのナンバリングタイトルはすべてプレイしているのですが、ライターとして仕事を始めたころにPS2用の『サモンナイト3』を攻略した記憶があるので、「月日が経つのは早いもんだ」と、おっさん的感慨に浸ってしまうところです……。
そんなこんなで、待ちに待った最新作『サモンナイト5』ですが、その世界観はファンの人気も高い『サモンナイト3』をベースに構築されています。と言っても、知っていれば「おっ!」と思えるくらいのつながりなので、本作から始めてもまったく問題なく楽しめます。
今までと違うのは、“鬼妖界シルターン”や“機界ロレイラル”など、いわゆるこれまでの異世界と現実世界を隔てる壁がなくなり、リィンバウムと4つの異世界は部分的に融合した状態になっているのです。ここまでシリーズを重ねると設定はマンネリ化しそうなところですが、久々の新作ということもあって、大元の設定にもちょっとした変化が見られるのはなかなか新鮮です。
|
|
|
---|---|---|
▲召喚師が呼び出さなくとも、今までで言うところの召喚獣たちが普通に生活しているわけです。このあたりの変化は、しばらくぶりの新作に合わせた時代の推移みたいなものを感じられて、おもしろいです。 |
『サモンナイト』シリーズと言えば、上記のような独特な世界観と、イラストレーターの飯塚武史氏が描く個性豊かなキャラクターたちが大きな魅力なわけですが、シミュレーション好きな自分としては、歯ごたえのあるバトル部分をぜひとも推したいわけなんです。
|
---|
▲新要素多数と言えど、バトルシステムの基本部分はこれまでの『サモンナイト』らしさをしっかり継承しています。 |
シリーズ作をプレイした方はご存知でしょうが、『サモンナイト』シリーズはかわいい絵柄に反して、バトルパートはかなり本格的。シミュレーションゲームに慣れた人でも、中盤以降は苦戦するシーンが増えてきます。もちろん、本作にもその歯ごたえはバッチリ継承されています。個人的にはこれくらいの難度じゃないと『サモンナイト』じゃないと思っちゃうので、うれしいところでした。
とはいえ、シミュレーションが苦手な方のために、バトルパートでは“イージーモード”も用意されているので、プレイスタイルに合わせて楽しむことは可能です。
そんなバトルパートですが、世界設定以上に新たな要素がふんだんに盛り込まれているのも大きなポイント。もちろん、今までのシリーズにあった『サモンナイト』らしい要素は継承されているのですが、バトルの肝となる要素はほぼ一新されているので、実際にプレイすると「過去作とは少し違うな」という印象を持つはずです。このあたりも完全新作の名にふさわしい魅力と言えるでしょう。
|
---|
▲主人公のパートナーを4キャラの中から選べるのも新たな要素の1つ。自分はもちろん、かわいい女の子タイプのスピネルちゃんを選びましたよ、ええ! |
【スピネル】(霊界属性) | 【ペリエ】(幻獣界属性) | |
|
|
---|
【カゲロウ】(鬼妖界属性) | 【ダイス】(機界属性) | |
|
|
|
---|---|---|
▲4人のパートナー(響友)から1人を選んでストーリーを進めます。異なる属性や違った性格で、ゲームの雰囲気がガラリと変化! |
→パートナーの特別な力を引き出す響友システムとは!?(2ページ目へ)
(C)2013 NBGI ※画面は開発中のものです
データ