2013年6月20日(木)
本タイトルにおけるユニークなミッションの1つとして、“Blitz Play”を挙げることができる。今回のデモプレイでは、このBlitz Playの様子も披露された。
Blitz Playは、ゲーム序盤に展開するミッションで、ゲームのメインとなる“強盗ミッション”と構成要素の一部を共有している。しかし、3人の主人公以外のキャラクターは登場しないうえ、強盗ミッションで獲得できる高報酬の盗品も存在しない。
今回のBlitz Playにおけるマイケルの計画は、彼が愛して止まないバインウッドのアクション映画からインスピレーションを受けているという(バインウッドはロスサントスにある街で、映画の都としても有名)。その内容は、3人の主人公が力を合わせ、武装した現金輸送車を襲撃して、強奪を行うというもの。トレバーが一帯を警戒し、マイケルが周囲の気をそらしている間に、フランクリンがレッカー車で輸送車を襲撃するのだ。
計画通りに輸送車を停車させたものの、騒ぎを聞きつけたパトカーが次々と現場に駆けつけ、激しい銃撃戦が始まった。この銃撃戦の合間にも、操作するキャラクターを次々と切り替えていくことで、主人公たちが有利となる状況が作られていく。例えば、物陰のマイケルを狙う何人かの警官を、トレバーが建物の上からロケットランチャーでまとめて吹き飛ばすといった具合だ。この今作ならではの要素により、戦術しだいでつねに有利な立ち回りを演じられることが、デモプレイでも確認できた。
なお、Blitz Playはマイケルがお膳立てするミッションとなっているため、各所に挿入されるカットシーンの流れに沿ってプレイを進めていくだけでOK。現時点では不明だが、“強盗ミッション”ではプレイヤー自身が計画を立案することを要求される可能性もあるだろう。
ちなみに今回のデモプレイでは紹介されなかったが、“強盗ミッション”では襲撃に使用する車両を確保する方法や、身元を隠すためのマスクを含めた服装のチョイスを、プレイヤー自身が自由に選択できるとのこと。さらに、逃走用の車両を用意しておく場所も決めておけるという。その場所は、襲撃に使ったダンプカーを乗り捨てて隠す場所としても利用できるそうだ。
デモプレイの中で特に印象に残ったのは、細密なグラフィックと多彩なイベントから生まれる臨場感。またロックスター・ゲームスのスタッフによれば、『グランド・セフト・オートV』には、今回紹介できたこと以外にもさまざまな新要素がたっぷりと詰め込まれているとのこと。今後どのような情報が飛び出してくるのか、非常に楽しみだ。早く実際にプレイしてみたい!
(C) 2013 Rockstar Games, Inc.
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