『星霜のアマゾネス』キャラクター裏話インタビュー！ メインキャラ6人の秘密を声優の小笠原早紀さんが探る!!

文：デルチ

■ガンタイをはじめとする6人のメインキャラクターはこうして生まれた！

小笠原：メインキャラクターの6人についても、それぞれお聞きしたいことがあるのですが、まず主人公のガンタイはどのようにして生まれたのでしょうか？

福田：金髪とツインテールは外せない要素でした（笑）。彼女の持つ“王の眼”は最初からあった設定なのですが、“因子解放モード”が生まれたのは開発の最後のほうでした。

岩田：「“王の眼”で何かしよう！」としか決まっていなくて、かなりフワっとした状態で開発が進んでいきました。最初は、相手を金縛りにするみたいな設定の時もあったんです（笑）。

世俵：シナリオ的には、ちょっと男っぽく、凛々しい感じに性格を作っていきました。ギャグキャラが多い作品ですが、その中で1人、シリアスモードを守っている貴重なキャラクターです。

福田：ガンタイといえば、最初の独房から脱出するシーンで、服の匂いを嗅ぐっていう謎の演出に、みんなで熱くなってましたよね（笑）。

世俵：その服は何日洗っていないのかという議論が巻き起こりましたから（笑）。

岩田：イベントの進行表の中にも、“ガンタイが服の匂いを嗅ぐ”って書いてあって、「そんなに大事なことか？」って思いました（笑）。

小笠原：あのシーンにそんな議論があったんですね（笑）。次にシンイリですが、いかがですか？

福田：シンイリは、褐色肌の巨乳メイドという設定から生まれたキャラクターです。すんなりイメージが決まったキャラクターの1人ですね。

世俵：動かしやすいキャラクターでした。最初は腹黒いだけのキャラクターだったのですが、1人目の仲間ということもあるので、「もっとガンタイに懐かせたほうがいいかな？」という流れで、今の設定に落ち着きました。

　福田さんから「“お姉様”より“ガンタイ様”のほうがいいんじゃない？」って何度も言われたんですけれど、そこは“お姉様”をがんばって押し通したこともありました。

福田：ありましたね（笑）。シンイリと言えば、下着をはいていないという設定もあります。

小笠原：序盤のシーンでありました！　あれは、どういうことなんですか？

岩田：物語が進むと判明するのですが、彼女の種族全体の特徴という設定なんです。最初はアザだったのですが、福田さんに「アザは普通だよね」と言われて、あんなことに……（笑）。

小笠原：次はクイーンですが、いかがですか？

岩田：クイーンは、ガンタイのライバルとして作ったキャラクターです。

世俵：最初はもっとイヤな性格だったのですが、途中からコミカルになっていって、今では個人的に1番好きなキャラになってます（笑）。

岩田：ストーリー的にも、いいところを持っていくからね。

世俵：設定ではエセ京都弁を話すというキャラクターだったのですが、クイーン役の小岩井ことりさんが本当の京都弁をしゃべれる方というのを収録時に知って、一生懸命に調べてセリフを書いたのに、本物にはかなわないな～と感じました（笑）。

岩田：収録の際、小岩井さんには「台本と違っていていいので、思った通りにしゃべってください」ってお願いしましたから。

福田：でも、最初は博多弁だったよね？

岩田：そうでした！　それから広島弁になって、京都弁になってと、どんどん東に移動していきました。

→みやま零さんのデザインで設定にも変化が!?（3ページ目へ）

(C) ARC SYSTEM WORKS

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