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2013年11月27日(水)

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』最新アップデート“Ver1.04”をレビュー! 大幅な調整でプレイ感が劇的に向上!!

文:カネキング

 バンダイナムコゲームスから発売中のPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(以下、ジョジョ ASB)』。その最新アップデートデータ“Ver1.04”が、11月28日に配信されます。この内容をひと足早く、『ジョジョ ASB』大好き編集・カネキングがお届けします!

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル

 本作は、大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターたちが一堂に会する対戦格闘アクションゲーム。9月に配信された“Ver1.02”で永久コンボが修正され、10月に配信された“Ver1.03”では新システム“クイックスタンドオン”が追加されるなど、進化を遂げてきた本作ですが、なんとこの“Ver1.04”では、ほぼすべてのキャラクターに、大幅なバランス調整が加わっています!

 発売日からずっと遊んで来た身としては、このパッチははっきり言って“神”。ちょっと触っただけでワクワクするはずです。この記事では、全体的なバトルシステム部分と、いくつかの注目キャラクターの調整箇所を紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!

 なお、この記事で紹介する調整箇所はほんの一部にすぎません。というか、あまりに変更点が多すぎて把握しきれていません……。基本システムから各キャラクターに至るまで、膨大な変更が行われているとのことなので、気になる人はぜひ実際にプレイしてみることをオススメします。(※記事内の方向キーの入力方向は、テンキーで表記します。 例)下、右下、右のコマンド→“236”で表記)

■全体的なバトルシステムの調整について

★ガードゲージとスタイリッシュムーブの変更点

・スタイリッシュムーブが、立ち(上段、中段、ガード不能)、しゃがみ(上段、下段、ガード不能)の2つの属性に分割。違う属性を取った場合、ガードゲージが“40%”減少。

・スタイリッシュムーブを行った瞬間に相手が空中にいた場合、スタイリッシュムーブされた側が4F(フレーム)早く動き出すように。

・“ジャイロ”“ジョニィ”騎乗モード時、“イギー”本体モード時、スタイリッシュムーブが使用不可能に。

 まずは、本作の要とも言えるスタイリッシュムーブの仕様から。本作では、方向キーを1→3→1……と連続入力して、つねにスタイリッシュムーブの判定を出し続けるテクニックが存在しますが、簡単に言うとそれによるガードゲージ消費量が上昇し、リスクが増えました。ジャンプ攻撃に対してスタイリッシュムーブをされても、攻撃側が先に動けるようになったのも見逃せません。“Ver1.03”では投げのダメージも増えましたし、“スタイリッシュムーブ”の攻防はよりおもしろくなったと思います。

 また、ジョニィとジャイロ騎乗モード時、イギー本体モード時という、一部のキャラクターの投げが効かない状態で、スタイリッシュムーブを使用できなくなりました。これにより、ガン待ちの戦法を取りづらくなり、テンポのよいゲーム展開が期待できそうです。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル

★ハイジャンプとカウンターヒット判定の調整

・ディオ・ブランドーを除くキャラのハイジャンプの予備動作が“3F”追加。

・ハイジャンプ中に攻撃を受けると、カウンターヒットするように。

・カウンターヒット時のダメージが2倍に。

・“立ち弱”、“屈み弱”では地上にいる相手のカウンターを取れない。

・空中カウンター発生時、空中でののけぞりが5F追加。

 1F目から空中判定になるのを利用した起き攻めの食らい逃げや、通常技からのキャンセルハイジャンプなど、攻守ともに非常に強力だったハイジャンプ。今回の“Ver1.04”では、そのリスクが上昇しました。

 カウンターヒット時のダメージが増えたことで、対空のリターンが増えたと言えます。硬直が5F追加されたことで、もしかするとカウンターヒット時限定で追撃できる状況もあるかもしれませんね。また、地上での暴れ潰しのリターンもアップしています。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル

★“流法”の調整

※2013年11月28日:“流法”の調整につきまして、記事執筆にあたり検証したバージョンが、実際に配信されたものとは異なっていたため、記事を修正致しました。申し訳ございませんでした。

・上位版の流法中、ハートヒートゲージ(HHゲージ)の残量にかかわらず、ハートヒートアタック(HHA)を使用できるように。

・2つの流法中どちらでもHHAを出すとHHゲージを全消費して流法が終了し、通常状態になるように。その際、流法終了モーションは取らない。

・流法1段階目を経由せずに流法2段階目を出せるように。

 “流法”は終了モーション時の隙が甚大なため、やや使いにくいシステムでしたが、上位版の流法が、HHゲージの残量にかかわらずHHAを出せ、その後隙をさらすことなく自動で解除されるようになりました。

 エシディシの“怪焔王の流法”、ワムウの“風のプロテクター”、カーズの“輝彩滑刀の流法”といった上位版の流法をいきなり出せるようになったのは、かなり強力です。トドメのひと押しや起き攻めなど、出番も増えてきそうですね。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル

★クイックスタンドオンの調整

・クイックスタンドオン実行時の消費ゲージ量が100%→50%に。クイックスタンドオンからのコンボ継続中はHHゲージが増加せず、コンボ補正もかかる。

・クイックスタンドオンが、通常技や特殊技の硬直後半から出せないように。

★その他

・飛び道具と挑発を絡めたダウン引き起こし連続技が、ラウンド1回制限に変更。

・全キャラクターの通常投げに、ガードゲージを10%減少させる効果が付与。

→続いてキャラクターをレビュー!(2ページ目へ)

(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(C)2013 NBGI

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データ

▼『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:FTG
■発売日:2013年8月29日
■価格:7,980円(税込)

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