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2014年7月13日(日)

『仮面ライダー バトライド・ウォー2』で鎧武を演じる佐野岳さんへのインタビューを掲載! あこがれのライダーとゲームで共演

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスより、6月26日に発売されたPS3/Wii Uソフト『仮面ライダー バトライド・ウォーII』。本作に登場する仮面ライダー鎧武を演じた佐野岳さんへのインタビューを掲載する。

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

 『仮面ライダー バトライド・ウォーII』は、歴代の平成仮面ライダーが登場する“バイク&ヒーローアクションゲーム”の第2弾タイトル。多彩な仮面ライダーを操り、広大なフィールドをバイクで駆け抜けながら大量の敵とのバトルを繰り広げていく。最新のライダーである仮面ライダー鎧武が参戦している他、究極フォームや映画にスポットを当てたストーリーなど、多数の新要素が用意されている。

 キャストインタビューの第5回は、放送中の『仮面ライダー鎧武/ガイム』にて仮面ライダー鎧武を演じる佐野岳さんにインタビューを実施。好きな仮面ライダーや、葛葉紘汰を演じるうえで心がけていることなどについて、語っていただいた。

【佐野岳プロフィール】

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

 2011年度のジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリをきっかけに俳優デビュー。舞台やドラマ、映画など多方面で活躍中だ。

■葛葉紘汰のアクロバティックなアクションは
 少年時代の“修行”のおかげだった!?

――佐野さんが子どものころには平成仮面ライダーシリーズが放映されていましたが、ご覧になっていましたか?

 ちょうど小学2年生の時に放映された『クウガ』を見て、それから平成仮面ライダーシリーズを観始めるようになりました。仮面ライダーに限らず戦隊シリーズも観ていましたね。

――ヒーロー大好き少年だったというわけですね。

 はい。兄弟で『忍者戦隊カクレンジャー』を観ていたので、子どものころの夢は“忍者”でした(笑)。全員男の3人兄弟だったので、みんなでヒーローごっこをしてましたね。とにかくヒーローになりくて、アスレチックに行って“修行”もしてましたよ(笑)。

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

――少年時代の仮面ライダーに関するエピソードがありましたら、教えてください。

 小学生の頃に『クウガ』のショーを観に行ったことがあるのですが、最近その時に撮った写真が両親から送られたんです。クウガとボクが握手をしている写真だったのですが、それを見た母から「アンタも仮面ライダーになったんだね」としみじみと言われました(笑)。

 でも、その写真を見ていると不思議な気持ちになるんですよ。なにしろ、今はボクが鎧武として子どもたちに握手をする立場になっているわけですから。

――『仮面ライダー鎧武』のオーディションに受かった時のお気持ちをお聞かせください。

 「うれしい!」のひとことに尽きますね。ただ、すぐに家族や友だちに自慢したかったのですが、制作発表までその気持ちを抑えなければいけなかったので、同時にモヤモヤした気持ちにもなりました(笑)。

――佐野さんが仮面ライダーを演じた中で、とくに印象に残っているエピソードをお願いします。

 鎧武の役が決まったあと、あらためて『クウガ』を観たんです。第2話で「だから見ていてください。オレの変身!」というセリフがあったのですが、じつは鎧武が初めて変身したシーンのセリフが「これがオレの……変身!」だったのです。ちょっと言い方は違っていますが、あこがれのライダーと同じセリフが言えたことに感動しました。あとで脚本の虚淵さんに聞いたところ、このセリフを入れたのは偶然だったようですが、忘れられない出来事ですね。

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

――運動神経が抜群という佐野さんですが、さすがに生身でのアクションはたいへんではないでしょうか?

 いえ、ボクとしてはもっと生身のアクションシーンを演じたい気持ちでいっぱいなんです! ただ、それによって鎧武の出番が少なくなってしまうといけないということで、ほどよくやっています(笑)。なにしろ、ドラム缶に突っ込むシーンなんて、実際の日常生活ではありえないことなので、貴重な体験だと思っていつもワクワクしながら演じています。

――かなりアクロバティックなアクションをされてますが、鎧武を演じる前からできていたのでしょうか?

 そうですね。実は小学生のころ器械体操を習っていた時期があったので、バク宙や前宙はそのころからできていました。ほら、ボクは忍者になりたかったのでそれはもう一生懸命練習しましたよ(笑)。

■何度でも立ち上がる葛葉紘汰を演じるうえで一番心がけていることとは?

――運動神経のよさや性格など、葛葉紘汰と佐野さんは共通点が多いですが、逆に違っている点はありますか?

 う~ん、紘汰って光実の一番近くにいながら、彼の企みを察しないじゃないですか? さすがにボクはあそこまで鈍くはないです(笑)。ただ、人を信じる真っ直ぐさは尊敬しているので、その点はボクも見習っていきいたいと思っています。

――佐野さんが葛葉紘汰を演じるうえで、一番心がけていることはなんでしょうか?

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

 やはり、人を信じる真っ直ぐな気持ちと姿勢ですね。ただ、真っ直ぐなことで人に裏切られては落ち込んで、立ち直っては落ち込んでを繰り返しているので、そこで演技が一本調子にならないように気を配っています。そういったシーンでは、過去に紘汰に降りかかった出来事を思い出しながら、落ち込む度合いを考えて演じていますね。ボクもストーリーの先がわからないのですが、つねに自分ができる範囲のことを演じきっていけているので、自分自身と紘汰が共に成長している実感があります。

――葛葉紘汰を演じるようになってから、何か実生活での変化はありましたか?

 う~ん、撮影時間が早いので朝には強くなりました(笑)。よく質問で「子どもからいっぱい声をかけられて大変なのでは?」と聞かれることが多いのですが、実は子どもたちから声を掛けられるようになったのは最近のことなんです。子連れの親御さんがボクに気づいて、子どもに「紘汰だよ!」って言ってもポカーンとされることが多かったんですよね……。

 ボクは子どもが大好きなので、素っ気ない態度が続いたことで自信をなくしていた時期もありましたよ(笑)。とはいえ、ボク自身が子どものころは変身後の姿にしか興味がなかったので、その気持ちもわかるんですけどね。なので、子どもたちから変身前のボクに気づいてくれるようになったのは、本当にうれしい出来事でした。

■あこがれのクウガとの共闘に早くもテンションはMAX!

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

――普段はゲームをプレイされていますか?

 普段ゲームをしないこともあって『バトライド・ウォー』もプレイしたことはないんです。ただ、ゲームショップで紹介ムービーが流れているのを見て、そのクオリティに驚きました。本作のプレイムービーを拝見したのですが、ライダーごとの設定や戦闘方法、戦闘中にかかるBGMにこだわりを感じますね。

――ご自身が演じる鎧武が、使用キャラクターとしてゲームに登場するのを見てどんなお気持ちですか?

 まさか自分がゲームに登場するなんて思っていなかったので、本当にうれしいです。ただ、これが自分なんだって思うとちょっと不思議な気持ちですね。早くプレイして鎧武だけメッチャ強くしたいです(笑)。

――ゲーム中で鎧武はさまざまなアームズチェンジが可能ですが、このなかでアームズで佐野さんが一番気に入っているアームズを教えてください。

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

 カチドキアームズです! 火縄大橙DJ銃もなんですが、アクションした時にカチドキブロックがなびくのが、とくにカッコイイんですよ。

――佐野さんは鎧武でどのように戦ってみたいですか?

 ムービーで、カチドキ旗を広げて突っ込む技があったのを見て「気持ちよさそう!」って思いました。あの技を大量の敵のど真ん中で使って全滅させてみたいです。ストレス発散になりそうですよね(笑)?

――本作ではアシストとしてほかのライダーと共闘が可能ですが、どのライダーを連れていきたいですか?

 プレイヤーは鎧武で、アシストはあこがれのクウガにしてプレイしたいですね。

――歴代の平成仮面ライダーが多く登場します。鎧武以外に使ってみたいライダーはいますか?

 強いていえばクウガですかね。でも、やっぱり鎧武が最強であってほしいですね(笑)。

――ゲームのアフレコで苦労された点はありますか?

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

 いえ、紘汰の特徴をとらえたセリフが多かったので、とくに苦労はしませんでした。普段のTV版でのアフレコ同様にリラックスして演じられました。

――収録して印象に残っているセリフを教えて下さい。

 やはり「セイハー!」と「こっからはオレのステージだ!」ですね。言い慣れていることもありますが、やっぱり気持ちいいセリフです。他にも、「オレはこの力を、オレにしかできないことをやりとげるために使う!」というセリフも好きです。

■強さと弱さが共存する“人間らしさ”こそ鎧武の魅力と語る

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

――鎧武は平成仮面ライダーで一番後輩のライダーにあたりますが、佐野さんが考える鎧武が先輩ライダーに負けていない部分はなんでしょう?

 “勢い”と“フレッシュさ”、そして“熱さ”ですね。そこは負けてないし、負けたくないと思ってます。また、人間らしい弱さを素直に出せることが『鎧武』という作品らしさだと思っていますので、これからもそういった面を表現していきたいです。

――確かに変身してバイトに行ったり、変身できなくなったりと人間らしい失敗が多く見られますよね。

 はい。でも、そういった失敗も結果としてよい方向へ向かうことがあるということを、子どもたちに知ってもらいたいなと思って演じています。それこそが『鎧武』という作品の強みですから。

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

――佐野さんにとってヒーロー、そして仮面ライダーとはどのような存在ですか?

 “あこがれ”です。ボクも、子どもたちにそう思われるような存在になりたいと思っています。

――そんな仮面ライダーにあこがれる子どもたちに、何かアドバイスをお願いします。

 誰だって、いつでもヒーローになれると思うので、なりたいと思う気持ちさえ忘れなければ夢はかなうと思います。あと、お母さんとお父さんの言うことをちゃんと聞くように! ……まぁ、ボクは言うことを全然聞かない子でしたけど(笑)。

――佐野さんにとって“仮面ライダー鎧武”と“葛葉紘汰”はどのような存在ですか?

 もう1人の自分、です。

『仮面ライダー バトライド・ウォーII』

――では最後に、ファンへ向けてメッセージをお願いします。

 仮面ライダーのゲームならではの楽しみ方やおもしろさが凝縮された作品です。アフレコもがんばりましたので、ぜひ鎧武を使ってプレイしてみてください。そして、鎧武を最強に育ててライダー戦国時代の天下統一を目指しましょう!

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