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2015年1月31日(土)

作るとしたら次はPS4。『どこでもいっしょ』生みの親・南治一徳さんがシリーズを振り返る【闘会議2015】

文:ごえモン

 本日1月31日に幕張メッセで開催された“闘会議2015”。イベント内でSCEが配信した番組“SCE JAPANスタジオチャンネル 二日間ぶっ通しで出張生放送!”に『どこでもいっしょ』シリーズを手掛けたビサイドの代表取締役社長・南治一徳さんが出演し、当時の思い出が語られた。

『どこでもいっしょ』

■『どこいつ』が生まれたきっかけは『たまごっち』?

 『どこでもいっしょ』開発のきっかけとして、『たまごっち』の存在があったという。『どこいつ』開発の1年前にブレイクしていた『たまごっち』は、おもしろいが手間がかかり、忙しないと感じていたそうだ。そんな経験から、もう少し大人で、プレイヤーのグチを聞いてくれたり、励ましてくれたりするパートナーがいてくれたらおもしろいと考え、『どこいつ』を企画したという。

『どこでもいっしょ』

 ちなみに南治さんはどちらかといえば猫派で、好きなキャラはピエールとのころ。好きな理由は、ポケピの誕生日は開発スタッフのものと同じにしているそうで、ピエールは南治さんの誕生日が設定されているからだそうだ。ピエールがオネエキャラになった理由については「いつの間にかああなっちゃいました(笑)」とのこと。

 シリーズで一番難産だったのは? という質問に、南治さんはPSP版と回答。PSPは開発キットがなかなか届かず、さらに開発キットが何度も変わって大変だったという今だから明かせるエピソードを披露した。

『どこでもいっしょ』
▲ビサイドが開発している『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(ロストゼロ)』の告知も。本作には、『どこいつ』ファンが「おや?」と気づく要素が収録されているとのこと。

■シリーズ復活の可能性は……?

 PS3用タイトルの『まいにちいっしょ』は、当時、PS3をネットワークにつないで遊ぶハードルの高さを解決するために生まれたという。SCEから、プレイヤーがPS3をネットワークにつなげてくれて、なおかつ毎日遊んでもらうためにどうすればいいか? と相談を受けた際に、「トロだったらこんなアプローチがおもしろいのでは?」と軽い気持ちで提案。それがきっかけになったが、実際にやってみると、ものすごく大変だったそうだ。

 ニコニコ生放送を見ているファンからの「復活してほしい」というコメントに対して南治さんは、「最近トロが目立たないので、ぜひやりたいです。SCEさんお願いします(笑)」と冗談交じりにコメント。そのうえで、作るとしたらハードはPS4で、PS4はゲームに特化した機種ということから、トロたちが登場しつつもガッツリと遊べるゲームにしたいと語っていた。

『どこでもいっしょ』
▲視聴者プレゼント用の色紙には“チャレンジ”の文字。南治さんとトロの新たなチャレンジに期待したい。
『どこでもいっしょ』
▲ちなみにこちらは、タレントの結さんが描いたトロ。『どこいつ』ポケピ選択画面のトロの踊りを表現しているという。

■“闘会議2015”開催概要
【開催日】
2015年1月31日~2月1日
【時間】
1月31日 10:00~18:00(最終入場17:30)
2月 1日 10:00~17:00(最終入場16:30)
【会場】
幕張メッセ国際展示場4~7ホール
【入場券】
1日券:前売1,000円/当日1,500円
通し券:前売1,500円
優先入場券:1日券1,200円/通し券1,700円