2016年6月13日(月)

『ドラプロ』のアツいマルチプレイをレビュー。短時間のプレイでも共闘感はガッツリ

文:電撃ゲームアプリ

 コロプラより好評配信中の、iOS/Android用の新作ハンティングアクションRPG『ドラゴンプロジェクト(ドラプロ)』。編集部の一角がガチャクエストの募集場と化している電撃オンラインの編集・ライター18人による、実直レビュー祭の第6回をお届けします。

 本作はスマホで遊べる本格マルチハンティングRPG。仲間と協力して強大なモンスターに挑むマルチプレイが、スマホでいつでもどこでも気軽に楽しめます。また、コロプラ作品ではおなじみの“ぷにコン”が搭載されており、指一本の操作で爽快なアクションが繰り出せるのも魅力です。

 今回は、本作のマルチプレイで発生する、さまざまなシチュエーションに面白味を感じた3人のレビューを掲載します。

『ドラゴンプロジェクト』

絶望的な状況でも1人の救世主がいればクリアは可能! 文:喜一

 皆さま、ごきげんよう。『ドラプロ』のマルチプレイが楽しすぎたので、その感想をメインにレビューを書かせていただきます。

 スマホやタブレットでプレイできる本作は、コロプラのぷにコンと相まって非常に直感的にプレイできます。基本的には、“敵の攻撃パターンを読んで弱点を突く”、“武器種ごとの特殊アクションを使い分ける”、“効果的な場面でマギを発動させる”というのがボスバトルに勝つための大前提となります。

『ドラゴンプロジェクト』

 特に筆者がおもしろいと感じたのは、味方の復活についてでしょうか。当然ですが、敵の攻撃を食らい続けるとHPが減っていき、回復系のマギを使わなければ、いずれ戦闘不能状態に陥ります。

 戦闘不能状態になった人の周囲には円状のサークルが出現し、一定の時間内に味方がそのサークル内に留まることで救出ができます(魔石というアイテムを消費して即座に復帰することも可能)。

『ドラゴンプロジェクト』

 4人パーティなので、1人でも戦闘不能になると戦線を維持するための労力が大きく減り、持ち直しを図る必要が出てきます。敵が暴れている近くで救出を行うのは難しいですが、前衛タイプの人が敵を引きつけている隙に弓矢を使っている後方支援タイプの人が助けるなど、いろいろと方法はあります。

 敵の強力な攻撃により、3人同時に戦闘不能となってしまっても、残った1人がうまく立ち回れば大逆転の道も拓けます。アクション系のゲームに自信がない人でも気軽に参加しやすいですし、自分や味方の動き次第で絶望的な状況からの復活も可能なところが、『ドラプロ』のマルチプレイのアツいポイントでないでしょうか。

■喜一が好きなタイプのゲーム

 基本的にゲームはなんでも遊ぶ派。対戦系のゲームが大好きで、格闘ゲームやMOBAをよく遊ぶ。苦手なのはパズルゲーム。

ドラマを求めて今日もフィールドに降り立つ 文:コジ

 自分の中でのマルチプレイは、部屋を立てたりパーティを組んだりしてじっくり腰を据えてプレイするもの。スマホゲーのマルチプレイはコマンド方式でボスを共闘するくらいだろうという勝手なイメージを持っていました。

 ところが、『ドラプロ』をプレイしてみてそのイメージがみごとに崩壊。今のスマホゲーってここまできてるの!? というのが率直な感想でした。

 驚いたのは、“テンポのいいゲーム進行の中で、きちんとマルチプレイが存在する”ということ。

『ドラゴンプロジェクト』

 ちょっとした空き時間ができた時、簡単な依頼を1つやっておこう、という状況ってよくあると思うんです。普通のマルチプレイだと、他プレイヤーの合流を待つ時間、目的を達成するまでの時間、とそこそこ拘束されてしまいます。もしソロプレイができるならそっちを選択してしまいがちですよね。

 このゲームでやることは、大きく分けて“依頼”と“ガチャクエスト”の2つになるのですが、依頼のほうはパーティ受注制ではありません。フィールドに行くと他プレイヤーがそれぞれの目的を持って戦っているため、標的が同じなら共闘や奪い合いが生まれます。マルチプレイであっても、パーティを組んでいるわけではないので、依頼の途中でもホームに戻ることができます。

『ドラゴンプロジェクト』

 自分の都合でプレイを始めて自分の都合でプレイを止める、その間のたった数分間でマルチプレイを実感できるってすごいことだと思いませんか!?

 これは配信開始直後、実際にプレイしていた時にあった出来事ですが、フィールドにたまに出現するちょっとレアめの雑魚モンスターが依頼の標的だった時、他プレイヤーも同じ敵を狙っていて、なかなか倒せずにウロウロしていました。

 しばらくして、目的を達成したと思われるプレイヤーが抜けていき、同じフィールドにいるのは自分を含めて2人だけに。先に別のプレイヤーが標的と戦っていたのですが、なんと私が攻撃するまで倒さずに待っていてくれたんですよ!

 『ドラプロ』では、フィールドにいる雑魚モンスターは一発でも攻撃を当てれば、他のプレイヤーがトドメを刺しても宝箱がドロップする仕組みになっています。このシステムを知っていた心優しいプレイヤーなのでしょう。

 なので、こちらが先に標的を見つけたら「じーっ…」という簡易チャットを出して待つことにしました。他のプレイヤーと合流して標的を討伐後、そのプレイヤーから「ありがとうございます」という簡易チャットがポップしてほっこり。わずかな時間でもマルチプレイにはこういうドラマがあるんです!

『ドラゴンプロジェクト』

 配信開始してからというもの、『ドラプロ』にハマってしまって、空き時間があるたびにプレイしているので、もしマッチングした時はよろしくです!

■コジが好きなタイプのゲーム

 難易度問わずアクション要素があるゲーム全般が好きで、MOやMMOを含めマルチプレイ中心で遊んでいる。ただし、ごく最近までスマホゲーはほぼプレイ経験なし。

ここまでガッツリ作り込んでいるとは予想外! 文:まさん

 スマホ用のゲームということで、実のところアクション性にはあまり期待していなかったのですが、いい意味で予想を裏切られました。6月3日から配信が開始しているので、すでにガッツリ遊んでいる方も多いかと思いますが、本当にちゃんとしたハンティング系のアクションMMORPGなんですよ!

『ドラゴンプロジェクト』

 “ぷにコン”による操作感は、攻撃から回避までしっかりと狙ったアクションを出せますし、スタミナ制じゃないので延々と戦いに行けるのもグッド! 軽いゲームが求められがちなスマホで、ここまでのものを出してくるのは、かなり挑戦的だと思います。

 今回のレビューを執筆するにあたっての先行プレイで、より『ドラプロ』に興味を惹かれたので、サービス開始後も毎日遊んでいますが、同じフィールド上で他のプレイヤーの姿を見かけない時はありません。その場でマッチングして巨大モンスターを倒し、即解散できる緩いマルチプレイもメリハリがあっていい感じ。

『ドラゴンプロジェクト』

 個人的に感心したのは、クエストクリアの瞬間にチャットツールが自動でスッと出てきて、ワンタップで「お疲れさまでした」などの簡単なコミュニケーションが取れることです。

 ハンティング系アクションはプレイヤー同士のコミュニケーションが重要で、戦いが終わった後のあいさつなどもギスギスしないために重要なのですが、ちょっと気を抜いていたり慌てていたりすると、チャットの操作が間に合わないことがあるんですよね。そういった状況を見越して先回りしてくるあたりが、「わかってるな」と思いました。

『ドラゴンプロジェクト』

 細かいところですが、こういう気配りが全体的に見られ、非常に遊びやすいです。逆に言えば、遊びやすすぎるのでダラダラとフィールドで雑魚狩りしたり、クエストに挑戦してみたりしていると、やめ時を自分で見つけるのが難しいかも。ここらへんは、むしろコンシューマ機のゲームが好きな人のほうが共感できるかもしれません。

 まだまだ始まったばかりで、今後どんなモンスターが出てくるのか楽しみですが、電車での移動中に遊ぶゲームがまた1つ増えそうです。

■まさんが好きなタイプのゲーム

 基本はなんでも遊ぶ雑食派で、ハンティング系のアクションゲームも有名どころからマイナーなものまで幅広くカバー。RPGやリアルタイムストラテジーなど、頭を使って長く遊べるタイプのゲームが好み。

データ

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