2010年8月4日(水)
じゃあ、まずはドラフトで強力とされるクリーチャーやついて話していきましょうか。ドラフトでデッキに入るクリーチャー・カードには2つの役目があるわ。 |
その1:攻撃し、相手のライフを削るクリーチャー。いわゆるアタッカー。 その2:戦闘に参加するのではなく、能力でサポートを行うクリーチャー。 |
攻撃と補助の2つか。 | ||
そうね。では、それぞれの役目をになっている代表的なクリーチャーを見てみましょうか。まずはアタッカーから。 |
……えーと、飛行が大事ってこと? | ||
ええ。アタッカーの役目は対戦相手にダメージを与えることだからなるべくブロックされにくいクリーチャーがいいの。あるいは《電弧の走り手》や《ガラクの仲間》のように、純粋にパワーが高いものもアタッカーになれるわ。 | ||
なるほどなぁ。 | ||
じゃあ次はアタッカーでも、もう少しマナ・コストの重いクリーチャーを何体か紹介しましょう。 |
ここでも基本はやっぱり、飛行と高パワーなんだね。 | ||
そうね。でも、高いマナ・コストのクリーチャーにはもう1つ条件がつくわ。それは破壊されにくいことよ。 | ||
確かに、せっかくも5マナも6マナも払って唱えるんだから、相手の3マナくらいのクリーチャーと相打ちしちゃったらもったいないもんね。 | ||
そういうこと。だから、高いマナ・コストのクリーチャーにはタフネスの高さとか、被覆やプロテクションを持っているとか、そういう除去耐性が求められるのよ。 | ||
あとさ、ちょっと気になったんだけどコモンとアンコモンのカードばっかり紹介してない? レアとか神話レアにはもっと強いカードがあるんじゃないの? | ||
その通りよ。レア、神話レアのクリーチャーはだいたいどれも強力よ。《悪斬の天使》とか《墓所のタイタン》とかね。もちろん、これらがパックから出たら優先的にピックしていいわよ。ただ、これらはよく出るカードじゃないのよね。 | ||
そういやそうか。レアカードをあてにするんじゃなくて、コモンやアンコモンで戦術を組み立てていこうってことだね。 | ||
それがドラフトで勝つ秘訣かもね。じゃあ、アタッカーに求められる性能をまとめてみましょうか。 |
・飛行やトランプルなどの能力を持つ、あるいは高いパワーを持つなどで、対戦相手にダメージを与えやすいこと。 ・タフネスが高い、被覆やプロテクションによって除去されにくいこと ・レアの大型クリーチャーはだいたい強い。 |
アユミ先生!! 最後だけやけにおおざっぱなんですが! | ||
あははは……わたしもそう思うけれど、コレは真理よ。てなわけで、次はサポートにまわるクリーチャーを見ていきましょう。 |
これらのカードは、相手のクリーチャーをタップする、手札に戻すとかで相手の攻めをかわしたり、マナを増やす、必要なカードを引かせるということで、より強力な行動を取れるようにしてくれるわ。 | ||
たしかに、どれもパワーが低めで攻撃には向いてなさそうだね。 | ||
そうね。“タップ能力”を何度も使えるシステムクリーチャー以外は、基本的に戦場に出た時の能力を使ったら、あとはブロックにまわって時間稼ぎをする、という使われ方になることが多いわ。でも、それでも十分に役立ってくれてるのよ。 | ||
全体的にマナ・コストも軽いから、戦場に出た時に何かの効果があって、それに1ターン相手の攻撃を防げればいいってことかぁ。 | ||
そういうことよ。ただし、注意してほしいのは、こういう“サポート用のクリーチャーだけでは勝てない”ということよ。これらはあくまで“負けないためのカード”だということを忘れないでね。 | ||
つまり、アタッカーはしっかり確保しておけってことだね。 |
・デッキには戦場や手札の状況を有利にしてくれる、サポート用のクリーチャーもいたほうがよい。 ・サポート用のクリーチャーは、相手を妨害して時間稼ぎするものや、マナやカードを増幅してくれるものがよい。 ・ただし、サポート用のクリーチャーだけでは相手を倒せないので、あくまでアタッカーありきということを忘れない。 |
→その他のカードのピックを解説。爆弾を用意するって何!?(5ページ目へ)
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]