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2015年4月22日(水)

『ブレイブリーセカンド』ジョブ分析。HP1万超えのガーディアンやBPを操るエクソシストの運用法は?

文:そみん

 スクウェア・エニックスが4月23日に発売する3DS用RPG『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』のジョブ座談会PART2をお届けします。

※データはすべて編集部調べのものです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

 座談会に参加したのは前作『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』&『フォーザ・シークウェル』を真終章までクリアした3人。エンカウントなしでクリアして殿堂入りを果たしたごえモンの他、前作の記事の編集&ライティングを担当したそみんとMAC佐藤によるジョブレビューを座談会形式でお届けします。

 そみんとMAC佐藤はある程度『ブレイブリーセカンド』をプレイしており、ごえモンは未プレイの状況で行った座談会となります。

 PART2では回復役のヒーラーやサポートが得意なバッファー、盾役のタンクなど、特定の役割に特化した10種類のジョブをチェック。前作からの変更点をまとめつつ、注目アビリティや他のジョブのアビリティとの組み合わせ例などを紹介していきます。

 なお、『ブレイブリーセカンド』ではゲーム開始時からコスト枠が5の状態でアビリティの付け替えが可能。前作よりも自由にジョブやアビリティを組み合わせることができるので、この座談会を参考にいろいろと試してみてください!


■白魔道士:補助魔法系がなくなり回復魔法に特化。白魔法と神聖魔法の違いもチェック!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲HPを回復する魔法をはじめ、状態異常や戦闘不能を治す魔法も使える回復魔法のスペシャリスト。

そみん:前作では導師や薬師といった回復系のジョブがありましたが、やはり回復といえば白魔法を使う白魔道士の印象が強いですね。

佐藤:『ブレイブリーセカンド』には導師や薬師がいないかわりに、エクソシストやビショップといった回復役がいるので、それらとの違いを含めて話をしていこうと思います。

そみん:回復系のアビリティを使えるという意味では、回復アイテムを含めた消費アイテムをパーティ全体に使えるすっぴんやパティシエ、回復系の技をラーニングできるねこ使いなんかもいますが、これらのジョブは回復以外の役割を担うことが多いので、また別の機会に紹介しようと思います。

 というわけで、まずは白魔道士の能力チェックから。MPと精神がAで、知性がB。体力はEですが、力や素早さが魔道士系ジョブの中では比較的マシなので、ちょっとだけ物理攻撃要員としても運用できます。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:得意武器となる杖の適性はSで、ロッドの適性はB。防具はEと最低クラスです。

ごえモン:わざわざ攻撃に回す必要は少ないと思いますが、杖の中には攻撃力が高めのものもありますからね。ザコ戦で回復の必要がない時は攻撃に参加させてもよいかもしれません。

 もっとも、白魔法の中には風属性のエアロ系や光属性のホーリーといった攻撃魔法もあるので、武器で攻撃する機会は少ないと思います。

 ちなみに前作と比べて、白魔法に変化はありますか?

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:一番大きいと思うのは、“プロテス”や“シェル”といったステータスアップ系の補助魔法がなくなったこと。また、魔法を反射する“リフレク”や対象の魔法や補助効果を解消する“デスペル”もなくなりました。

ごえモン:今回は補助系の月魔法を使う占星術師がいるから、そちらに割り振られた感じですか?

そみん:そうですね。ステータスアップ系の補助魔法や魔法反射は月魔法になります。また、前作同様、ステータスアップ系のアビリティはスーパースターが得意としています。

 “デスペル”はエクソシストが使う“ピュリファイ”に移行した形です。これは単体を対象とするもので、“デスペル”とほぼ同じ効果と考えて問題がありません。

 ちなみにすっぴんが使うアビリティ“すっぴん”では敵味方全体の補助効果を解除することができ、MPの消費なしで使えます。

ごえモン:白魔法は完全に回復に特化したわけですね。ジョブ特性の“天使の加護”(コスト1)は、前作と同様に単体、全体を問わずに50%の確率で受けるダメージを半減する効果ということで、あいからず便利そう。強敵相手には必須ともいえるアビリティの1つですからね。

佐藤:習得できるアビリティのほとんどは“白魔法Lv1~6”となります。“天使の加護”以外のサポートアビリティは“沈黙無効”(コスト1)、“そのまま全体化”(コスト2)、“生命保存則”(コスト2)となっています。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:“そのまま全体化”と“生命保存則”のコストが3から2に下がったことで、使い勝手がよくなりました。

 個人的にイチオシなのは、自分が戦闘不能になった時に戦闘不能の味方を全員復活させてHPを完全回復させる“生命保存則”。複数のキャラがセットしておけば、1人1回ずつ個別で発動しますし、味方全員が同時に戦闘不能になっても効果があります。

 一撃でパーティを壊滅させてくるような敵と戦う際にセットしておけば、保険として役立つはずです。

ごえモン:『ブレイブリーセカンド』ではビショップも神聖魔法という回復魔法を使いますが、白魔法との違いはあるんですか?

佐藤:回復量の計算式が違います。白魔法は術者の精神と魔法の基本威力から回復量が算出され、神聖魔法の場合は“対象のHPの●%を回復”という形です。

 つまり、白魔法は精神が高いキャラやジョブが使うほど効果が大きくなり、神聖魔法のほうはどんなキャラやジョブが使っても効果が一定ということです。

 表にまとめるとこんな感じです。

魔法の種類

魔法名

威力や回復量

消費MP

白魔法

ケアル

30

10

白魔法

ケアルラ

60

20

白魔法

ケアルダ

90

30

白魔法

ケアルガ

150

40

神聖魔法

ヒール

30%

5

神聖魔法

キュアー

50%

16

神聖魔法

ベネディクション

100%

24

ごえモン:数字上は神聖魔法のほうがコストパフォーマンスがよさそうですね。実際の使い勝手はどうですか?

そみん:バトル中にパーティ全体に使った時の安定感は白魔法でしたね。“ベネディクション”を全体化すると、結局は“ヒール”1回分に近い回復量となるので、ちょっと心細い感じです。

 それよりも、精神が高い白魔道士が“ケアルガ”を全体化したほうが回復量ははるかに多いです。

佐藤:ただ、神聖魔法は回復魔法が苦手なジョブが使っても効果が一定というところが強みです。自分はフェンサーや忍者といった物理攻撃アタッカー系のサブ用として神聖魔法をセットしておくことが多かったです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:ちなみに白魔道士はバーターサブシナリオで商人との二択になります。どちらを選びたいですか?

ごえモン:前作の商人は便利なアビリティをたくさん覚えたのですが、今回はちょっと調整が入った印象を受けるので、悩みますね。前作のアビリティで考えると商人なんですけど……。

 かといって白魔道士も“リフレク”や“デスペル”が使えなくなったので、運用方法がかなり変わります。ちょっと即答は難しいですね。

佐藤:自分は商人を選びます。なんだかんだで神聖魔法も回復魔法系なので、どちらか1つあればプレイに支障はないと思いますので。

そみん:僕の場合は毎ターン、パーティ全体を回復しながら堅実に戦うのが好きなので、白魔道士を選びます。メインの回復役には白魔法でどーんと回復させて、サブの回復役は神聖魔法でサポートをするという2枚体制がいいかなと思います。


■[NEW]エクソシスト:“アンドゥ:アクト”で攻撃をシャットアウト!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲対象のHPやMP、BPなどの能力を数ターン前の状態に戻せる“アンドゥ”を主軸とする、新たな形のヒーラージョブ。

そみん:個人的に“起こったことをなかったことにできる”という厨二的な設定が大好きなエクソシスト。特殊なジョブに分類するかどうか悩みましたが、回復や補助で使うことが多かったので、ヒーラー枠に分類してみました。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:能力的にはMPと精神がAで、知性がB。精神が高いので、ヒーラー枠と考えて問題はないと思います。白魔道士同様、力や素早さなどが比較的マシなので、攻撃に参加することもできます。

 剣の武器適性がSなので、それなりにダメージは与えられます。ちなみに短剣はBで、防具はE。杖やロッドの適性はCと低めです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:このジョブは発表当初からバランスブレイカーになりそうな気配がありましたが、実際はどうでしたか?

そみん:BPを操作するアビリティはボスに無効なので、そこまで反則級ではないバランスでした。

 では、まずはバトル中に使える“アンドゥ”系のアビリティを見ていきましょう。

 そもそも“アンドゥ”は、敵味方を問わずに単体を対象として使うもので、そのHPやMPを数ターン前の状態に戻すことができます。基本的には1ターン前までですが、ジョブ特性でもある“トロワ”(コスト1)をセットすれば、3ターン前まで戻れるようになります。

佐藤:具体的には、HPを巻き戻す“アンドゥ:HP”(消費MP20)、MPを巻き戻す“アンドゥ:MP”(消費BP1)、BPを巻き戻す“アンドゥ:BP”(消費BP3)があります。

 “アンドゥ:HP”は戦闘不能を回復することもできるので、うまく使えば便利です。ただ、何ターン前に戻せば一番得をするのか覚えながら戦うのは、意外と大変ですけど(苦笑)。

そみん:ちなみに“アンドゥ:HP”は回復技として便利ですが、白魔法や神聖魔法と違って全体化ができないことがネックです。ウィザードの修飾句がつけられないところも弱みです。

ごえモン:“アンドゥ:BP”が気になりますが、ボスには無効で消費BPが高すぎるところはネックですね。

 ただ、BPが3の仲間がフルブレイブで2回行動してBPが-3になったところで2ターン巻き戻すという、6:3の交換を狙える意味では、使いどころはありそうです。

そみん:“アンドゥ”系はもう1つあり、“アンドゥ:アクト”(消費MP16)を使えば、敵の行動を受けた際に一度だけその行動を無効化する効果を味方単体に付与できます。

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ごえモン:感覚的には忍者の“空蝉之術”の強化版ということですね。ダメージ量が驚異的な強敵もいるので、このアビリティは重宝しそうです。

佐藤:残るバトル用のアビリティは、単体の補助効果を解除する“ピュリファイ”と、敵全体をそれぞれ33%の確率で即死させる“ワイプアウト”(消費MP32)。もちろん、“ワイプアウト”はボスなどの特殊な敵相手には無効です。

そみん:ただ、“ワイプアウト”の確率計算は少し特殊で、即死耐性や知性、精神の影響を受けないので、体感的にはかなり高いです。ザコ敵相手の経験値稼ぎにはなかなか便利ですよ。

ごえモン:“ピュリファイ”は前作の“デスペル”にあたることを考えると、使いどころはありそうです。

佐藤:続いてサポートアビリティですが、これまた特殊なものが存在します。まずは普通に便利な“徐々にMP回復”(コスト1)。ターン終了時にMPが30回復するので、MPをたくさん使うジョブと相性がよいです。

 特に序盤は、ヴァルキリーの“スピリットバリア”と組み合わせれば毎ターン300までのダメージを無効化できるので、地味に便利です。

そみん:そして“エクトプラズム”(コスト1)では、自分が戦闘不能になった時に状態異常・ゴーストになるアビリティです。ゴースト状態は本作で初登場となるもので、HPのカウントがなくなり、ある意味で無敵になります。

 ただし、パーティ全員が戦闘不能、もしくはゴースト状態になると全滅となりますし、ゴースト状態の際は魔法攻撃しかできなくなるなど、制限やデメリットも存在します。

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ごえモン:とはいえ、実質的に無敵になれることを考えると、使いどころはいろいろとありそうです。極端な話、3人をゴースト状態にして魔法攻撃を行い、残った1人はガチガチに守りを固めればいいわけですから。

佐藤:最後に紹介する“ゼノグラシア”(コスト1)も非常に特殊で、これはフレンド召喚で登録されたフレンドの魔法を“異言”として扱い、通常の魔法と同じ感覚で使用できるようになります。

 フレンド召喚をできる相手を探さないといけない制限はありますが、うまく使えば攻撃から回復まであらゆる魔法を使いこなせるので、コスト1のわりには破格の便利さだと思います。


■[NEW]ビショップ:攻撃にも回復にも便利な“二言”で魔法を大幅強化!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲神聖魔法の使い手。白魔法とは異なる形での回復魔法を使える。

そみん:『ブレイブリーセカンド』からの新ジョブとなるビショップは、回復系の神聖魔法を使います。正直なところ、実際にプレイするまでは白魔道士とかぶっていると思ったのですが、かなり違いましたね。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:白魔法と神聖魔法の違いは白魔道士のところで説明をしましたが、実はジョブの能力的にもいろいろと違います。

 その説明の前に、まずは能力面を軽く見ておきましょう。MPと精神がAで、知性がB。防具の適性はEと低いのですが、武器については杖がS、槍とロッドがBと、意外と物理攻撃もこなせます。

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ごえモン:能力面だけを見ると白魔道士とほぼ同じで、やっぱりもろかぶりにしか見えませんが(苦笑)。杖が得意なところも同じですしね。

 ただ、ジョブ特性の“二言”(コスト2)は確かにおもしろそうですね。説明文には“同じ魔法をまったく同じ対象に連続して発動させることで魔法が合成され、魔法の威力が大幅に上がる”とありますが、具体的にはどんな流れですか?

そみん:敵にゴブリンAとゴブリンBがいるとします。ユウがBPを使って同一ターン内に“ファイア”を2回連続でゴブリンAに使うと、魔法が合成されて“ファイアファイア”となり、超強力になるわけです。

 この時、“ファイア→ブリザド→ファイア”みたいに、途中に別の魔法をはさんでしまうと“二言”は発動しません。

 ちなみに対象は単体でなくてもよく、ゴブリンAとゴブリンB相手に全体化をしても“ファイアファイア”となります。

佐藤:MP消費は“ファイア”2回分ですむのに、威力は体感的に2倍以上となるので、普通にお得で強いです。“二言”はコスト2なので、他の魔法系のジョブとも併用しやすいです。

 “ファイア”が例だと微妙に感じるかもしれませんが、超強力な“メテオ”を“メテオメテオ”にすると、その効果は絶大です!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:“二言”は回復魔法や補助魔法にも適用されますか?

佐藤:もちろんです。だから、味方全体に“ヒールヒール”を使って回復力を強化することもセオリーになります。

 さらに“二言”は、ウィザードの修飾句とも併用できるところがポイントです。体験版でも話題になった、3ターンにわたってターンの最後にその魔法を敵か味方全体に使用する“ミスト”と組み合わせて、“ヒールヒールミスト”とかにもできるわけですね。

そみん:その際は“ヒール→ヒール+ミスト”と、最後に修飾句を付ける必要があります。“ヒール+ミスト→ヒール”だと連続行動というルールから外れるため、“ヒールミスト”を使ってから“ヒール”を使うことになるので、ご注意ください。

ごえモン:サポートアビリティとして覚える“圧縮言語”(コスト3)は、50%の確率で魔法を1回使うだけで“二言”の効果が得られるようですね。それなりに便利な気もしますが、さすがにコスト3は重いかも。

佐藤:その他のサポートアビリティは“魔防20%アップ”(コスト1)と“杖の心得”(コスト1)。残りの枠は“神聖魔法Lv1~6”となります。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:デフォルト中に攻撃を受けると最大HPの30%が回復するようになる“ディバインナイト”(消費MP8)、最大MPの20%を対象に分け与える“ギフト”(消費MP4)、自身が戦闘不能になるかわりに敵全体に魔法反射無効の強力な光属性魔法攻撃を行う“サクリファイス”(消費MP44)。

 白魔法と比べると、神聖魔法にはいくつか特殊な効果のものがありますね。“ディバインナイト”は少し気になりますが、受けるダメージが0の場合は回復しないというのは使い勝手が微妙かも。

ごえモン:状況次第でおもしろそうなのが、前作の導師の“静寂”と同じような効果の“カーム”(消費BP1)ですね。効果は、ターンの最初に行動を行い、敵味方全体を対象としてそのターンに受けるHP、MP、BPのダメージを0にすること。

 修飾句をつけられない、ゴースト状態では使用できないといった制限はありますが、行動パターンを読みやすい強敵と戦う時に“カーム”で対応すれば、被害を大幅に減らせるはずです。

 1ターン後にダメージが発生するトマホークの“シュライク”と組み合わせても、おもしろそうですね。


■商人:反則級のアビリティは調整されたが“BPドリンク”のヤバさは健在

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲能力は平凡だがお金の力で味方を強力サポート! 戦闘時の入手金額が増えるメリットもある。

そみん:能力面は前作と同じで、総じて低め。知性がBで残りはCやDと、あまりバトルには向いていない印象です。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:武器の適性は少し上方修正されました。杖と短剣に加えて、本作では槍の適性もSになっています。

 といっても、商人の役割は直接的な攻撃よりも仲間のサポートとなるので、能力面の低さはあまり気になりませんけどね。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:ざっとアビリティを見てみましたが、前作で強力だった“フルレバレッジ”(敵味方全体のダメージ量や回復量やMP消費量などが2倍になる)や“ローレバレッジ”(敵味方全体のダメージ量や回復量やMP消費量などが半分になる)がなくなりました。

 半々の確率でダメージ量が0か2倍になる“スペキュラー”もなくなりましたね。

佐藤:商人はある意味で前作の最強ジョブの一角でしたからね。調整が入るのは仕方がないかと。

 ジョブ特性は戦闘後の入手金額が1.5倍になる“入手金額アップ”(コスト2)で、自分のHPが20%以下の時に単体物理攻撃を受けると、もっともHPが多い味方にかばわせる“ホワイトナイト”(コスト1)も覚えます。

 “入手金額アップ”は装備品による効果とは重複しますが、複数のキャラがこのアビリティをセットしても重複しません。

そみん:バトル中に使えるジョブは基本的に前作と同じです。自分のLv×50pqを消費して単体のクリティカル率を300%アップする“エンジェルマネー”、消費アイテムを敵に売りつけて売値の2.4倍のお金を獲得する“リップオフ”、敵単体を回復してその回復量分のお金を獲得する“ダークカルテル”は健在です。

 あいかわらず、バトル中にお金を稼いだり、お金を使ってパワーアップしたりする流れですね。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:“エンジェルマネー”でアップできるクリティカル率の上限が1,000%から500%に下がっていますね。

 個人的には所持金を消費して敵を買収して戦闘を終わらせる“アクイジション”が最終ボスにも効くのかどうか試してみたいです。

佐藤:自分のLv×50pqを消費してその金額分のダメージを与える“テイクオーバー”は、普通の攻撃が通りにくい敵に対して便利です。

ごえモン:残るアビリティはバトル中にアイテムを買って使用する“ドラッグデリバリ”と、BP回復薬を購入して使う“BPドリンク”。購入できるものや値段は前作と同じようですね。

そみん:そうですね。“ドラッグデリバリ”ではポーション、ハイポーション、エクスポーション、フェニックスの尾、エーテル、エーテルターボ、万能薬が購入できます。

 “BPドリンク”では1,000pqでBP1、10,000pqでBP2、100,000pqでBP3を回復できるところも前作と同じです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:『ブレイブリーセカンド』はミニゲームの“カプカプメーカー”でお金を稼ぎやすいので、個人的には商人を使いやすくなった気がします。“BPドリンク”を使うチャンスも増やせますしね。

ごえモン:素朴な疑問ですが、“カプカプメーカー”を利用すれば序盤でお金をカンストさせることもできるんですか?

そみん:“カプカプメーカー”で稼いだポイントをpqに換金できるようになるのは少し先なので、序盤からズルができるわけではありません。

 とはいえ、“カプカプメーカー”を遊び始めるとやめ時を失ってついつい遊び続けてしまうので、ポイントはわりとガンガンとたまっていく感じでしたね。


■時魔道士:“ワールドヘイスト”の他、時空魔法の一部が調整

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲“ストップ”や“ヘイスト”など、素早さや行動速度に影響する補助魔法を使える。“クエイク”や“メテオ”といった攻撃魔法も使用可能。

そみん:主に“ヘイスト”系によるサポートを得意とするバッファー的なポジションの時魔道士。“メテオ”なども使えるので魔法攻撃系アタッカーに分類するか悩みましたが、紹介文にも“時空魔法でバトルを操作する策士”とありますし、バッファー枠に入れてみました。

佐藤:能力的にはMP、知性がAで精神がB。武器適性は杖がSでロッドがBということで、魔法系のジョブとしては可もなく不可もなくといったところです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:時魔道士も前作では最強ジョブの一角でしたが、“ワールドヘイスト”と“ワールドスロウ”がなくなったので、個人的には使用頻度が減りそうです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:時空魔法の種類自体は前作からあまり変化がありませんね。回避率をアップする“ベールガ”やダンジョンやバトルから脱出する“テレポ”がなくなったくらいで、“クエイク”や“メテオ”、“リレイズ”などは健在です。

そみん:“テレポ”がなくなったのは地味に悲しいのですが、同じ効果を持つアイテム“テレポストーン”がショップで購入できるので、特に不便は感じませんでした。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:ジョブ特性は前作と同じで、全滅した際にバトル開始時まで巻き戻る“タイムリープ”(コスト1)。コストが3から1に下がったものの、利用する機会は少ないでしょう。

そみん:その他のサポートアビリティは“ストップ無効”(コスト1)、“魔攻20%アップ”(コスト1)、単体物理攻撃を受けた時に60%の確率で相手の行動速度を50%下げる“スロウ反撃”(コスト1)と、ほどよい効果のものとなっています。使い方次第でキラリと光る、みたいな。

佐藤:自分は魔法攻撃系のジョブを使うことが多いので、“魔攻20%アップ”だけでも時魔道士を育てる価値があると感じます!

 サポートもこなしつつ、“クエイラ”などでの魔法攻撃もできるという汎用性の高さもポイントだと思いますよ。外見はちょっとアレですが、堅実なジョブだと思います。

そみん:男性キャラの外見は微妙ですが、イデアやマグノリアといった女性キャラのグラフィックは格段にかわいくなりました。個人的にはかなり好みですね!


■スーパースター:“アンコール”による歌唱アビリティの追加発動が超便利!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲“歌唱”で攻撃力や防御力、行動速度などを強化できるサポート役。

そみん:前作から引き続き、バッファーの代表的なジョブとなるスーパースター。実はかなり強化されているので、細かいところまでしっかりと見ていこうと思います!

 ちなみに能力的には平凡で、知性と素早さがB。直接的なバトル向きではありませんが、スーパースターの本分は味方のパワーアップなので、気になりません。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:得意武器は前作と変わらず、ロッドと杖と短剣の適性がSで、剣はA。防具もDと、意外と装備品の適性は悪くありません。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:さて、具体的にはどんなところが強化されたと感じたんですか?

そみん:新登場のサポートアビリティ“アンコール”(コスト1)が便利だからです。これをセットしておけば、歌唱アビリティを発動した際に25%の確率で習得済みの歌唱アビリティがランダムで追加発動するんです。その際のMP消費もなし!

 残念ながらというか当たり前というか、BPを操作する“もう一度あなたと”(自分以外の単体のBPを1上昇。消費MP26)と“サレナホレナ☆彡”(敵味方全体のBPが1以上あるキャラのBPを0にする。消費MP30)は追加発動しませんけど、かなり便利です。

 また、説明文には書かれていませんが、“私の彼は勇者様”(敵味方全体のBPを1上昇。消費BP2)も発動したことがありませんね。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:発動確率は25%ですが、体感的にはかなり発動する気がしました。ステータスの上昇上限は基本的に150%なのですが、占星術師の“限界突破強化”(コスト1)をつけると200%まで上がるようになります。

 この“限界突破強化”(コスト1)はバッファー系を使う時には必須といってもよいと思います。

ごえモン:“私の彼は勇者様”は敵のBPも上がるようになったんですね。残念ですが、前作の壊れアビリティの1つだったのでしょうがない。

 その他の歌唱アビリティを見ると、物理攻撃力をアップする“パワーオブラブ”、物理防御力をアップする“まもってあげるよ”、魔法攻撃力をアップする“小悪魔エンジェル”、魔法防御力をアップする“ココロノカギ”と、ほぼ前作と同じですね。

そみん:それぞれ、前作では25%アップでしたが、20%アップに調整されました。まあ、“アンコール”のおかげであまり気になりませんけど。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:行動速度をアップする“恋はヘイスト”は見当たりませんが、かわりに“純愛<З十字砲火”(消費MP45)が新登場していますね。全体の物理攻撃力と魔法攻撃力を25%アップということで、悪くない能力だと思います。

佐藤:占星術師との差別化もされていて、使いやすいジョブだと思います。魔法反射のような特殊な効果も使いたいなら占星術師、短時間で攻撃力や防御力をガンガン上げたいならスーパースターといった感じですね。

 スーパースターがいると、本当に一瞬でパーティ全員が強化されますから。

そみん:まったくの余談ですが、マグノリアやイデアがスーパースターにジョブチェンジした時の衣装がかわいいです。絶対領域もバッチリで、ついついスーパースターを使ってしまいます。


■[NEW]占星術師:ステータスアップだけでなく魔法反射や属性強化も充実!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲攻撃力や防御力、属性耐性などをアップさせる“月魔法”を使える。

そみん:続いては新ジョブとなる占星術師。能力的にはMPがAで知性と精神がB。武器適性はロッドがSで、杖がA。魔道士系ということで、物理攻撃は苦手な感じです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:月魔法はサポート系が充実していて、物理攻撃力や魔法攻撃力、回避率や行動速度など、各種ステータスアップができるようですね。

 原則的に効果対象が単体という部分は気になりますが、そこはウィザードの修飾句と組み合わせて使うことが想定されていると思います。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:実際に遊んだ感じでもそうですね。ちなみにスーパースターの歌唱は全体に効果があるかわりに20%上昇で消費MPは多め、占星術師の月魔法は単体となるかわりに30%上昇で消費MPは低めという傾向があります。

ごえモン:魔法を反射する“マジックミラー”、属性を選択して受けるダメージを半減する“エレメントガード”、属性を選択して攻撃を反射する“エレメントミラー”、属性を持つ攻撃のダメージが1.5倍になる“エレメントアップ”など、反射や属性を利用した魔法も多いようですね。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:ちなみに“マジックミラー”と“エレメントミラー”の効果は4ターンですが、ビショップの“二言”を利用すると倍の8ターンとなります。

 また、ガーディアンが覚える物理反射系の“霊鏡”などを含めて、反射系のアビリティは同時には付与されず、効果が上書きされていきます。

ごえモン:すべての反射が重複したら、さすがに反則ですからね(苦笑)。

佐藤:ちょっとユニークなのは、失敗することがあるアビリティや状態異常付与の成功確率を上げる“ラックアップ”(消費MP5)。

 ただ、残念ながら確率で発動するアビリティには影響しないので、“行きがけの駄賃”や“アンコール”などとは併用できません。ちょっと残念。

そみん:ジョブ特性の“先制術”(コスト2)は、ステータスアップや特殊な効果を付与する特定のアビリティや魔法がターンの最初に発動するようになります。

 地味に便利ではあるのですが、コスト2はちょっと重い印象ですね。効果対象も、補助系だけでなく回復魔法まで含まれていれば、また少し評価が違ったと思うのですが……。

佐藤:そこまでいくと、今度は必須レベルの便利さになっちゃいます(笑)。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:ステータスアップ効果の継続ターン数が2倍になる“補助長期化”(コスト1)と、ステータスアップの上限が上がる“限界突破強化”(コスト1)は、占星術師以外のバッファーでも役立ちそうですね。

そみん:“限界突破強化”は誰か1人がセットしていれば味方全体に効果があるのでおすすめです! 全部を調べたわけではありませんが、物理攻撃力などは通常の150%から200%まで上限が上がるので、目に見えて効果が違ってきます。

佐藤:敵の先制攻撃とブレイブアタックを無効化する“未来予知”(コスト1)は、経験値稼ぎをする時に便利です。ボス戦などで使うことはありませんが、こういう縁の下の力持ち系のアビリティも大事だと思いますよ。


■ナイト:物理攻撃系必須の“両手持ち”は踏襲。“かばう”系アビリティも便利!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲味方をかばうことなどができる盾役。防御力もかなり高め。

そみん:ここからは盾役のいわゆるタンク系ジョブについて見ていきます。まずは“かばう”系が充実しているナイトから。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:能力的には体力がSでHP、力、精神がB。まさに盾役といった感じですね。

 得意武器は剣と大剣で、斧と槍がA。盾がSで兜と鎧がAと、攻防ともに充実しているジョブだと思います。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:ざっと見た感じ、前作から大きく変わった部分はないようですね。“復讐撃”はなくなったようですが、ほとんどが前作と同じ効果です。

 MP消費なしで使える単体攻撃“踏み込む”、そのターンのみ自分の物理防御力を上限まで上げる“鉄壁”(消費MP5)、盾装備時にのみ使える物理攻撃+自分の防御力アップ効果を持つ“盾攻撃”(消費MP8)など、効果の変更はありませんね。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:“踏み込む”には2ターンの間、自分の物理&魔法防御力が25%下がる代償がありますが、前作同様に手軽に使えるので便利です。

佐藤:ジョブ特性はHP20%未満の仲間のかわりに単体物理攻撃を受ける“かばう”(コスト1)で、指定した味方のかわりに単体物理攻撃を半分のダメージで受ける“全力でかばう”も使えます。

 “騎士道精神”(コスト1)は特定のアビリティ(かばう、全力でかばう、ホワイトナイト、立ちはだかる)で味方をかばうたびに防御力が上がっていきます。ただ、わざわざ使うほどではなく、おまけ感覚という気がします。

そみん:サポートアビリティといえば、武器を両手で持つことで攻撃力が2倍になる“両手持ち”(コスト1)も見逃せません。

 対象となるのは剣、斧、槍、杖、刀、大剣だけですが、物理攻撃系アタッカーにとっては必須レベル。忍者の“二刀の心得”(コスト2)と比べてコストが低いことも含めて、積極的に使いたいアビリティの1つです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:その他には、“盾の心得”(コスト1)や“両手盾”(コスト1)も覚えます。

ごえモン:前作では“両手盾”で防御力を高めて、物理防御力の2倍をベースにした物理防御貫通攻撃を行う“超突進”(消費BP1)が強力でした。

 特に“両手盾”は、配信された強敵との戦いでは必須のアビリティでしたね。

佐藤:その戦い方は『ブレイブリーセカンド』でも健在です。

 余談ですが、『フライングフェアリー』では物理防御力の上昇限界が700%もあり、“鉄壁”で一気に防御力を600%アップすることができたので、“超突進”は反則級の強さでした。

そみん:攻撃力が凶悪な敵もいるので、ナイトみたいなタンク系がいると全滅を防ぎやすくなります。攻撃も大事ですが、こういうジョブが1人いるだけで安定性はグンと上がるはずですよ。


■聖騎士:デフォルトや物理防御貫通技が追加。守りだけでなく攻撃面も頼もしく!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲剣と鎧の適性が高く、攻守両面でバランスが取れた光の騎士。

そみん:能力的には体力がAでHP、力、精神がB。ナイトと比べると体力がAと低いかわりに、器用さはCと上回っています。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:武器適性については剣と大剣がSで、槍がA。鎧がSで盾と兜がA。ほぼほぼナイトと同じですが、アビリティを加味すると、聖騎士はよりタンク型の中でも攻撃寄りのジョブと言えるでしょう。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:アビリティ的には総じて前作と変わっていないようですが、いくつか強化されていますね。

 特に光属性の単体物理攻撃の“シャインブラスト”(消費MP40)はデフォルト貫通効果が付き、ダメージ倍率も1.5倍から1.75倍に上がったので、かなり強くなっています。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:“ジャイアントキル”(コスト1)もかなり変わりました。前作はMP消費型で、自分よりHPが高い敵に1.5倍ダメージを与える効果でしたが、今回は対象のBPが高いほど威力が増す形となり、最大で6倍のダメージを叩き出せます。

 “デスパレート”も変わりました。物理防御力を物理攻撃力に加算して攻撃する流れは同じですが、物理防御力の貫通効果が追加されました。代償としてそのターンの物理防御力が下限まで下がってしまいますが、貫通効果を考えれば損はしないかなと。MP消費もありませんしね。

ごえモン:自分のBPに応じて1~99ヒットの光属性攻撃を行う“ヘブンズゲート”(消費BP3)は、前作から変わっていないようですね。最大ヒット数を狙うためにはBPが4必要となるので使う機会は少ないかもしれませんが。

そみん:ジョブ特性の“BP上限アップ”(コスト1)がないと、BPは4まで届きませんからね。

ごえモン:ただ、“ヘブンズゲート”+“プリシジョン”+“BP上限アップ”+“ブレイブリーセカンド”は、前作のお手軽限界突破コンボなので、ボス戦ではお世話になるかも。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:その他のサポートアビリティは“魅了無効”(コスト1)、“大剣の心得”(コスト1)、デフォルト時のダメージ軽減率が通常の50%から75%に上がる“ガードデフォルト”(コスト1)など、前作でおなじみのものですね。

そみん:“魅力無効”……。アスタリスク所持者であるブレイブさんの堅物っぽい感じが伝わってきて、なんだかほっこりします。

佐藤:サポートアビリティとして新登場した“リバーサル”(コスト1)は、デフォルト中に敵から攻撃を受けるとBPが1上がるもの。BPを上げやすくなる他、デフォルト時に特殊な効果を得られるアビリティもいくつかあるので、使ってみてもいいかもしれません。

ごえモン:聖騎士といえば、味方全体に物理攻撃を1回だけ無効化する効果を付与する“ランパート”(消費BP2)と“ガードデフォルト”がかなり便利です。性能や消費BPに変化はないので、前作同様に要所で役立ってくれるはずです。

そみん:特に魔王のような強敵相手では、守りに専念しないと一瞬で壊滅させられることもありますからね。タンク系のジョブは大事です。


■[NEW]ガーディアン:霊力や“憑依”を使う特殊なタンク系ジョブ。HP1万オーバーも可能!

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
▲霊力を操り、強力な攻撃や強化が可能なジョブ。“憑依”することで、他人のアビリティを使うこともできる。

そみん:ガーディアンも単なるタンクではなく、いろいろと特殊なジョブなのですが、HP、体力、精神がSで力がBと、能力的には壁役向き。ちなみにその他の能力はEと、かなりピーキーです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

佐藤:防具適性はすべてSなので、そういう意味でもタンク向きですね。武器については槍の適性がS、剣、斧、大剣がBとなっています。

 サポートアビリティとして覚える“重装の心得”(コスト1)は盾、兜、鎧の適性がSになるので、防御面に不安があるジョブと組み合わせるのもよいと思います。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:ガーディアンは非常に特殊なので、アビリティ紹介の前に予備知識を解説しておこうと思います。

 まず、ガーディアンには“霊力”という専用のステータスがあり、これは攻撃を受けるたびに25%ずつたまっていきます。上限は100%で、この霊力を消費することで強力な技(霊技)を使えるんです。

佐藤:ジョブ特性の“守護霊”(コスト1)を利用すればガーディアン以外のジョブでも霊力をためられるようになります。逆に言うとサブで霊技だけをセットしても、霊技を使いこなせないわけです。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

そみん:霊力を使う霊技アビリティは、単体に物理攻撃を行う“ソウルスマッシュ”(霊力消費20%)、全体に強力な物理攻撃を行う“ソウルブラスター”(霊力消費50%)、単体に超強力な物理攻撃を行う“ソウルキャノン”(霊力消費100%)の3種類です。

ごえモン:その他の霊技アビリティは、霊力がなくても使えますか?

そみん:はい。この3種類だけですね。3ターンにわたって物理攻撃を反射する“霊鏡”(消費MP36)などは、霊力なしで使えます。

 ちなみに霊力がらみのサポートアビリティとして、霊力が50%たまった状態で戦闘が始まる“ソウルブースト”(コスト1)があります。これでいきなり霊力消費50%の“ソウルブラスター”を使ってザコを蹴散らすのは便利なのですが、“ソウルブースト”は連チャン時には適用されないところが残念です。

ごえモン:物理攻撃の反射って、強すぎる気がします。そのアビリティだけでもガーディアンを育てる価値があるかも。

そみん:そんな特殊な能力を持つガーディアンですが、もう1つ大きな特徴があります。それが“憑依”に関するシステムです。

 “憑依”(消費MP8)は文字通り、6ターンにわたって相手に乗り移る効果があり、その際は自分の能力が相手に上乗せされ、その対象の行動を操作できるようになるんです。

ごえモン:いろいろとツッコミどころがありますが、最大HPや攻撃力も上乗せされるんですか?

そみん:はい。解説文章を引用すると“自身の物理攻撃力、魔法攻撃力、HP、MP、霊力を対象に加え、その対象の行動を操作することができる。最大HP、最大MP、霊力の上限も加算する。自身は憑依中行動できない。※戦闘不能、ゴースト、憑依中のみになると全滅。※憑依中になるとさまざまな状態が解消される”といった感じになります。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

ごえモン:ユウがゴブリンに憑依したら、ユウ自身は行動できないかわりにゴブリンを操作できるわけですね。ブレイブやデフォルトはいつも通りにできますか?

そみん:できます。そういった行動の他、6ターンを待たずに憑依を解除することもできます。

佐藤:敵に憑依した場合は任意の行動を選べるので、ねこ使いで敵の技をラーニングしたい時にも便利です。

ごえモン:味方が憑依中の敵を倒すと、その味方はどうなりますか?

そみん:憑依が解けて、戦闘不能になります。

ごえモン:味方に憑依した場合、最大HPは9,999を超えますか? また、1人の味方に残り3人が憑依して戦力を集中させることはできますか?

そみん:最大HPは1万以上になります。ただ、憑依できるのは1キャラにつき1人までなので、誰かが憑依していたら、そのキャラには憑依できません。

 また、誰かに憑依されているキャラが別のキャラに憑依することもできません。当然ながら、ボス敵などは憑依無効です。

ごえモン:エクソシストの時に出てきたゴースト状態もそうですが、『ブレイブリーセカンド』は特殊な状態が多いので、いろいろな活用法がありそうですね。

 パッと思いつくのは、モンクの“天衣無縫”でステータスをアップさせたキャラに、同じく“天衣無縫”で強化したキャラを憑依させること。前作通りの仕様なら、攻撃力が1,200くらいになりそう。

佐藤:ちなみに“憑依”の派生で“憑依される”(消費MP8)も存在します。敵を自分に憑依させると、その敵は戦闘不能になるので、即死に近い効果を狙うことができます。

そみん:ガーディアンはナイトや聖騎士と比べると特殊なタンク系ですが、“憑依”をうまく使いこなすと一気にやられにくくなりますし、霊力を使ってアタッカーに転じることもできます。なかなかおもしろくて強いジョブだと思いますよ。

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[02]下画面の左下のボタンを押して、QRコードリーダーを起動します。

[03]下のQRコードを読み込ませましょう。

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』

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『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
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『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
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『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』
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(C)2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. MAIN CHARACTER DESIGN : Akihiko Yoshida.

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