2016年11月21日(月)
11月24日にサービスがスタートするiOS/Android用RPG『チェインクロニクル3(チェンクロ3)』。本作の最新情報+αを紹介する連載企画“週刊チェンクロ新名鑑”の第10回は、先行レビューをお届けします。
まだ先だと油断していたのですが、気がつけばあと3日で『チェンクロ3』の配信がスタートですよ。というワケで、電撃の『チェンクロ』担当ライターMがセガゲームスさんにお邪魔して、ひと足お先に『チェンクロ3』を体験プレイしてきました。
“週刊チェンクロ新名鑑”で事前情報を仕入れていたとはいえ、やはり実際にプレイしてみると、聖王国が復興中! 主人公が5人もいる! 第1部・第2部で活躍したキャラが英雄的存在に! ホーム画面にSDキャラがいる!? と、テンション上がりまくり。
もはや私の知っている『チェンクロ』ではないというか、あれこれスゴすぎて言葉に詰まります。初めて『チェンクロ』をプレイした頃と同じ、新鮮な感動がこみ上げてきました。『チェンクロ3』からプレイするという人はもちろん、長らく休止していた方もぜひこの機会にカムバックを。あれこれ衝撃的な変化(進化)がてんこ盛りで、興奮すること請け合いです。
▲『チェンクロ3』のホーム画面がコチラ。お気に入りのキャラを表示できるだけでテンションが上がります。 |
御託はさておき、気になったポイントをサクサクと書き連ねていきましょう。まずは主題歌。『チェンクロ』はアプリでありながら、あえて物語に区切りをつけてエンディングを盛り込んだことでも話題を集めました。
そして今回の『チェンクロ3』では、人気アーティスト・ナノさんの楽曲を起用した主題歌が用意されています。このクオリティがすごい。もうコンシューマーゲームと比べても遜色ないですよ。
今回の物語の舞台は、第2部のエンディングから5年後の世界。舞台は再びユグドへと戻り、主人公も一新。初めてプレイされる方でも、『チェンクロ3』から違和感なく始めることができます。
ゲーム開始時にセレクトメニューが表示されるので、従来の世界を冒険したい場合は第1部・第2部、新たなユグドで冒険したい人は『チェンクロ3』を選んでスタートします。
『チェンクロ3』では、それぞれの主人公の物語が並行して進んでいきます。まずは“聖王国篇”から始まり、途中でRの“王都の少年 ヘリオス”を入手。一連のクエストをクリアすると、次の“賢者の塔篇”の主人公であるR“夢見る魔法学園生徒 アリーチェ”が手に入ります。
このように“聖王国篇”、“賢者の塔篇”、“炎の九領篇”、“砂漠の湖都篇”、“精霊島篇”の1話をひととおりクリアしたら、いよいよ本格的な冒険が始まります。5つの物語のうち、どの物語を進めていくかはプレイヤーの自由。例えば、他の物語は後回しにして、ひたすら“賢者の塔篇”を進めるといった遊び方もできます。
余談ですが、私の隣でプレイしていた担当編集は、「ヤバイ、かっこいい!」を連呼しながら一心不乱に“炎の九領篇”を突き進んでいました(汗)。
▲第1部・第2部のキャラも序盤からバンバン登場します。って、ビエンタ、なんか成長してる!? |
▲“炎の九領篇”では、若いイケメンからいぶし銀のオジサンまで、さまざまな男性キャラクターが登場します。 |
▲物語の時系列と進捗状況は画面のように表示され、任意のマスをタップするだけで、目的のエリアに移動できます。もちろん、従来のようにワールドマップから各エリアを選んでのクエスト選択も可能です。 |
ストーリー進行の説明ついでに、クエスト関連の気になる新情報を1つ。第2部のクライマックスでパーティ編成に応じて会話演出に変化があったように、『チェンクロ3』では特定のキャラを組み込むことで“SPストーリー”が発生します。
キャラの心情がより深く掘り下げられたり、新たな展開が楽しめるので、対応キャラを手に入れたらプレイしてみましょう。
▲第2部の時のような隠し要素ではなく、クエスト選択画面ではキャラクターのフェイス画像とともに“SPストーリー”と表示されます。 |
本作では、新たに必殺技の“伝授”という要素が追加されました。これは『チェンクロ3』から登場する新キャラで親愛度(後述)10以上、同職業という制限つきですが、一定確率で同一パーティ内の第1部・第2部のキャラの必殺技を習得するというもの。
戦闘中は画面左下をタップすることで、キャラ固有の必殺技と“伝授必殺”の切り替えも可能です。ただ、伝授必殺は師匠(オリジナルのキャラ)と全く同等の効果ではなく、多少のアレンジがされています。
▲覚えられる伝授必殺は1つまでですが、ステータス画面から“忘れる”を選択すれば、伝授必殺をリセットして新しい伝授必殺を習得できるようになります。 |
▲伝授必殺の発動シーンはこんな感じ。通常スキルとは別の、専用ボイスも用意されています! |
通常攻撃に状態異常を付与する伝授必殺と、状態異常の敵に対してダメージが倍増する元々のスキルを組み合わせたり、伝授必殺で敵陣に突進した後、元々のスキルで自陣に舞い戻るなど、組み合わせは無限大です。
ご存じのとおり、第1部・第2部では絆アビリティといって、パーティに組み込んだキャラクターに紐づけることでさまざまなボーナス効果をもたらす強化要素があります。
それとは別に、『チェンクロ3』の新キャラにはパーティに組み込むだけでボーナス効果を発揮するパーティアビリティが登場します。今回のプレイでは、「湖都所属キャラの攻撃力アップ」や「弓使いがいると自身の攻撃力アップ」といった、いわゆる結束系アビリティの効果が確認できました。
絆アビリティの効果を使いたいけれど伝授必殺を使うために絆アビリティ枠が埋まってしまう。そんな時にパーティアビリティで絆の効果をカバーするといった組み合わせもアリ。アビリティが1つ増えたということで最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、試行錯誤しつつ“こだわりの最強パーティ”を練り上げる楽しみが増えましたね。
1つのアルカナ枠で2人のキャラがバトルに参加できる“バディ”も、新要素のうちの1つ。先行プレイでは、バディキャラの“水鳴きの蒼猫 ウガガラ&プアア”を試すことができました。
下の写真では、バディキャラであるプアアが健気に攻撃をサポートしてくれています。必殺技も「頑張って」と声をかけるとプアアが「ニャー!」と応えるといったやりとりもあり、かわいさのあまり脳がとろけるところでした(笑)。
ちなみにメインキャラが必殺技を使用した際、バディの必殺技も同時に発動するため、非常に強力です。となれば、「コストもお高めなんでしょう?」と思っていたのですが、予想に反して「18」。しかも『チェンクロ3』からはパーティコストの引き上げもあるので、パーティにも組み込みやすそうですね。
▲キャラのステータス画面で、バディの攻撃タイプやHPなども確認できます。 |
▲バディキャラの動きにはタイムラグがあるため、効果的に使いこなすには慣れと技術が求められます。まあそんな性能はさておき、メインキャラ&バディともどもケモ耳かわいい! |
メインストーリーの難易度がなかなか高いことでおなじみの『チェンクロ』ですが、『チェンクロ3』ではクエストごとに初級と中級という2つの難易度が用意されています。
▲敵の出現情報まで事前に確認可能に! 第1部・第2部でどれほどこの機能が欲しかったことか……。 |
初級であれば、プレイを始めたばかりの初心者でもストレスなく楽しめるでしょう。クエストミッションをすべて達成することで、難易度ごとに報酬が手に入ります。ちなみに、中級の報酬の多くは精霊石だったりするので見逃す手はありません!(物欲センサー全開)
そして、個人的に大注目の新要素が“親愛度”。これは名前の通り、一緒に戦うことでそのキャラとの絆が高まっていくという代物です。親愛度のレベルアップボーナスとして、HPやATKなどのステータスが上昇します。
親愛度1レベルあたりのステータスアップは+9~+10程度を確認。ステータスの上昇には上限があるようですが、親愛度の数値は999まで伸ばせるとのことです。この数値はフレンド一覧などに表示されますので、存分に推しキャラへの愛を世に知らしめていただければと。
さらに『チェンクロ3』から登場したキャラは、親愛度が一定レベルに達するとボイスが開放されます。このボイスがですね、なんと言いますか、「仲よくなった!」って感じですごい。ぜひお気に入りのキャラの親愛度を上げて、ちょっと親密な雰囲気の専用ボイスを聞いてください!
▲親愛度が上がると、キャラがさらにパワーアップ! |
▲親愛度のボイスは、キャラによっては複数用意されている場合も。 |
ここで最新情報をチェック。上で各ストーリーを進めるとRバージョンの主人公を獲得できると書きましたが、11月24日の『チェンクロ3』配信開始と同時に、主人公たちのSSRバージョンが登場する“3部主人公フェス”が開催されます。
初公開となるSSRバージョンとともに、改めて5人の主人公を紹介しておきましょう。週刊チェンクロ新名鑑の第1回で紹介されているRバージョンとは、二つ名が異なる点にも注目です!
“聖王国篇 主人公”
王都の勇者 ヘリオス
声優:内山昂輝
バトルで使いやすい、正統派主人公。配信時に唯一、敵である“白き異形”に対する攻撃力アップを持つキャラクターで、“白き異形”が出現するメインストーリーなどをスムーズに進められるでしょう。スキルは範囲内の敵すべてを一掃できる“ダッシュブレード”です。
【伝授一言アドバイス】本人が使いやすい必殺技を持っているので、状況や用途に合わせて自分好みの伝授技をつけられます。
【おすすめ伝授キャラ】どのキャラクターとも相性がいい!
▲ヴォルグは、目の前の敵1体に中ダメージを与えるスキル持ち。ダメージの威力が高く、スキルフィニッシュができるので、ヘリオスの持つダッシュブレードと組み合わせると非常に効果を発揮します。 |
“賢者の塔篇 主人公”
戦の刻印者 アリーチェ
声優:高木友梨香
近距離特化の魔法使い。遠距離攻撃は苦手ですが、戦士顔負けの近接戦闘能力を持っています。敵陣でステータスが上がるアビリティを持っているため、魔法使いパーティの切り込み隊長としても大活躍。スキルは、自身を中心とした物理範囲攻撃&自身のステータスアップです。
【伝授一言アドバイス】自身が使える必殺技が物理攻撃のみなので、魔法攻撃を伝授すれば物理、魔法両方で攻められるようになります。
【おすすめ伝授キャラ】ルカナなど
▲属性攻撃スキルを持つルカナ。直線範囲上にいる敵1体に氷属性の小ダメージを与え、さらに凍結状態にします。 |
“砂漠の湖都篇 主人公”
砂漠に咲く薔薇 エシャル
声優:大橋彩香
攻撃も補助もこなせるアタッカー。ひたすら動いているだけで攻撃力が上がるアビリティを持っているので、動きを止めなければ強い状態を維持できます。スキルは単体連続攻撃と(自陣最後列で発動した場合)味方のステータスを上げる踊り。状況に応じてサポートキャラとしても活躍できます。
【伝授一言アドバイス】自身が単体攻撃の必殺技を持っているので、範囲攻撃やダッシュブレードを伝授すればさらに幅広く活躍できます。
【おすすめ伝授キャラ】タリシュガなど
▲タリシュガのスキル“ジハーブ”は、ダッシュ範囲上にいるすべての敵にダメージを与える範囲攻撃技です。 |
“精霊島篇 主人公”
空色の自動人形 セレステ
声優:川澄綾子
騎士パーティの軸になるエース。誰かが必殺技を発動するたびに自身が回復して一定時間ステータスが上がるため、必殺技を使うだけでどんどん強くなります。さらに、2WAVE進むたびにマナが手に入るアビリティを持っているため、マナ不足の解消にもひと役買います。スキルは前方範囲攻撃&防御が上がる“領域”です。
【伝授一言アドバイス】状態異常の敵に与えるダメージが増えるアビリティを持っているので、状態異常付与の必殺技との相性がいいです。
【おすすめ伝授キャラ】ムスタファなど
▲ムスタファは、前方範囲内のすべての敵にダメージを与える範囲攻撃と、スロウ状態にする状態異常付与スキルを持っています。 |
“炎の九領篇 主人公”
荒れ燃ゆる憤怒 アマツ
声優:中村悠一
九領の高火力アタッカー。敵を攻撃したりするとたまる“覚醒ゲージ”が満タンになるとステータスが大幅に上がるため、爆発力があるキャラになります。クリティカルの発生率が上がるアビリティも持っているため、ゴーレムなどクリティカルが弱点となる敵には効果てき面。
スキルは自分にダメージを与えつつ範囲を攻撃するタイプで、覚醒後は自身へのダメージがなくなり、より使いやすい範囲攻撃となります。
【伝授一言アドバイス】覚醒前のスキルが自分へのダメージになるので、それ以外の必殺技を伝授すれば使いにくさが緩和されたキャラクターになります。
【おすすめ伝授キャラ】イブキなど
▲イブキの“円月殺法”は、自分中心の範囲内にいるすべての敵に中ダメージを与える、なかなか威力の高いスキルです。 |
やや詰め込み気味でしたが、先行レビューはいかがでしたでしょうか? 『チェンクロ3』では、月に2回物語の追加を行い、2都市ずつ物語が進行していく予定とのこと。上で紹介した以外にも、新キャラのステータス画面では今までよりも種類が増えたボイスを聞けたり、新たな探索ポイントが追加されたりと、お楽しみ要素がてんこ盛りですね!
また、11月23日には公式生放送も控えていますので、忘れずにチェックしましょう!
(C)SEGA
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