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TVアニメ『バーテックスフォース』先行上映会レポート。シリアスなストーリーとフェティシズムの絶妙なバランスをキャスト陣が力説

文:米澤崇史

公開日時:

 いよいよ10月3日(土)から放送・配信開始となるTVアニメ『バーテックスフォース』について、9月20日(日)に開催された先行上映会“-エンジン始動!-”のレポートをお届けします。

▲先行上映会に登壇した声優陣。写真左から小清水亜美さん(エレノア・ノースブルック役)、小市眞琴さん(東道明役)、本渡楓さん(東道晴香役)、潘めぐみさん(ララ・ズーデンシュタイン役)。
※放送・配信情報は記事の後半をチェック!

晴香と明の関係性でキャスト陣のトークが白熱【バーテックスフォース】

 『ストライクウィッチーズ』や『ビビッドレッド・オペレーション』などを手掛けた高村和宏監督が贈る完全新作オリジナルTVアニメ『バーテックスフォース』。

 強さに憧れる少年・東道明が葛藤しながらも成長していく姿と、彼を過保護なまでに守ろうとする姉・晴香をはじめとする、“エンジン”と呼ばれる力をもつ少女たちの戦いを描いた作品です。

 今回の先行上映会では、放送に先駆けて第1・2話の上映が行われたあと、高橋李依さん(仁科陽子役)からのビデオメッセージも上映されました。

 沸き起こる拍手喝采の中、小市眞琴さん(東道明役)、本渡楓さん(東道晴香役)、小清水亜美さん(エレノア・ノースブルック役)、潘めぐみさん(ララ・ズーデンシュタイン役)のメインキャスト4名が登壇。司会はお笑いタレントの天津飯大郎さんが務めました。

 実は小市さんと本渡さんは、同じ日に京都で開催された京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)にて、『バーテックスフォース』のステージイベントにも出演しており、その足で新幹線に乗って東京に戻ってきたのだとか。

 来場者の中には、同じように京まふに参加し、その後この先行上映会にも駆けつけた熱心なファンの姿も見られました。

 なお“京まふ”では、互いの回答を揃える以心伝心クイズが行われており、小市さんと本渡さんのコンビは見事5問すべてに回答を一致させ、ご褒美として新幹線の座席がグリーン車にランクアップしたことが明らかに。そんな2人には「さすが姉弟!」と称賛の声が寄せられつつも、不正を疑われてしまう一幕も。

 また小市さんは、京まふでは朝一番のステージにもかかわらず席がすべて埋まり、立ち見の観客も大勢いたことを明かし、「本当に皆様に注目していただいてるんだなと、すごく感動しました」と振り返ります。


 一方、この上映会から合流した潘さんは、自分と小清水さんを「物語と同様、後から合流組です」と表現し、登場人物たちの関係になぞらえてみせました。

 その後話題に上がったのは、公式サイトで展開された
“ぼくと姉ちゃんの夏日記(あねなつ)”という企画です。明の目線で描かれる晴香の姿について、潘さんはイラストのタッチに加え、添えられた文章からも弟らしさが伝わると語り、小市さんも「かわいいんですよね」と共感します。

 ただ、日記に添えられている晴香のイラストが回が進むごとにセクシーになっていることにも話題が及び、明と晴香がお互いのことをどのように見ているのかについて議論が白熱しました。

 当初小市さんと本渡さんは、2人が互いを異性として意識することについて「ないない!」と強く否定していたのですが、次第に本当にないのかという疑惑に押されはじめ、「晴香さんもヒロインの1人ですのでワンチャン……」と小市さんが言いかけたところを本渡さんが制止。

 司会の天津さんからも「え~、皆さん鵜呑みにしないように」と客席にアナウンスし笑いが起きるなど、自由なトークが展開されていました。

ナチュラルに盛り込まれる“お色気カット”がスゴイ!?【バーテックスフォース】

 その後、完成した第1話・第2話の感想を問われ、最初に小市さんが挙げたのがバトルシーンの迫力です。とくに「敵との戦いもそうなんですけど、エンジン同士の戦いがかっこよくて感動しました」と振り返ります。

 本渡さんは、かっこいい戦闘に加え、キャラクターの動きに込められた高村監督ならではのフェティッシュな表現にも注目。「結構動くな、揺れるな」と感じたといい、「さすが監督」と称賛のコメントも寄せていました。


 潘さんも、晴香の何気ない仕草や動きの中にお色気要素が自然に挟み込まれている点に言及。ことさらに強調されるのではなく、「こっちが勝手に気づいちゃう。ナチュラルに挟まれる感じが良いですよね」と、その演出の巧さを力説。


 小清水さんが印象に残ったものとして挙げたのは、生天目仁美さんが演じる明たちの母親の存在で、「メンタル的に最強なのでは」と、その頼もしさを評しました。

 また、アフレコ時点では完成していなかった料理の描写も気になったそうで、1話の舞台が沖縄ということもあり、ゴーヤチャンプルーなどの名前を挙げながらコラボカフェのメニューとしての期待を口にする一幕も見られました。

小清水さん演じるエレノアの演技のポイントは“真面目さや威厳とのさじ加減”【バーテックスフォース】

 それぞれが演じたキャラクターについての話題では、「私は普段パワー系(の役)が多いんですけども、今回は参謀キャラです」とララを紹介する潘さん。「この世の全ての説明役」と表現するほど、作品世界やエンジン、戦い方などを伝える役割を担っている一方、ボソリと短く印象的な一言を残す“緩急”も、ララの魅力になっているのだとか。

 そんなララとコンビを組むエレノアを演じる小清水さんは「ララが説明してくれるので、エレノアは“おお~”とか“あぁ……”で済ませてしまうシーンもありました」と振り返って笑いを誘いつつ、アフレコでは「IQが低くなりすぎないように」というディレクションを受けていたことを告白。

 小清水さんによると、仲間との距離が縮まるにつれて、ついコメディ寄りのにぎやかな芝居に持っていきたくなるそうで、ディレクションを受けて、真面目さや威厳とのさじ加減を調整しながら演じていたそうです。

 さらにエレノアについては、まだ登場していない母親についての話も飛び出しており、母親もエレノアに負けず個性的なキャラクターであることも仄めかされていました。いったいどんなキャラクターなのか、放送が楽しみなところです。


 本渡さんは、晴香ではなく別のキャラクターのオーディションに参加したそうで、当日「晴香ちゃんも演じてみてください」と提案され、晴香を受けることになったという裏話を披露。

 役作りでは、「勢いで突っ込む戦い方をする“荒削り感”を芝居で表現したかった」と語り、戦闘シーンでは、どういう動きをするかをある程度は考えつつも、計算はしすぎないように意識しながら演じていたそうです。

 小市さんは、明について「正義感は強いんだけど、とても弱い。本当は守りたいんだけど、いつもお姉ちゃんに守られていて。エンジンをもっていないコンプレックスとか、お父さんみたいになりたいと思っているけど、そこにたどり着けていない」と、未熟なキャラクターであることを解説。

 そんな明の成長を表現するため、最初の頃は戦闘で出す声をあえて弱々しくし、徐々に勇ましくなっていくように演技プランを立てていたことを明かします。

 2話以降で登場する陽子についても言及され、陽子自身が抱えている問題や、相方のような存在であるアラン、そして明との関係性も注目のポイントになるようです。

シリアスなストーリーとフェティシズムの絶妙なバランスが魅力!【バーテックスフォース】


 アフレコ現場の話題では、小市さんが「5人と1匹のレギュラーチームの掛け合いがすごく楽しかった」と語りつつ、戦闘シーンでは共演者たちの声量のすごさに圧倒されることも多かったのだとか。「かき消されるレベルの大きさで全員が来るから、主人公として“これは負けてられないぞ”と思っていました」と振り返っていました。

 第3話以降の見どころを尋ねられると、潘さんが「この作品のすごいところって、バランスの絶妙さで。全体的にストーリーは本当にすごくシリアスで、(キャラクターが)抱えてるものも1人1人重いんですけど、監督のフェティシズムが各所に散りばめられているんです」と力説。


 他のキャスト陣からも「お色気要素が前面に出るように思わせて、ストーリーがしっかりと面白い」とそのバランスを称賛する声が上がるも、小清水さんから「本人がいないところでね、監督が大やけどしているという(笑)」と高村監督を気遣うツッコミも入れられます。

 最後はキャスト陣がファンに対してそれぞれメッセージを送り、ステージは締めくくられました。

TVアニメ『バーテックスフォース』先行上映会 -エンジン始動!-概要

開催日時:2026年9月20日(日)
開催場所:ユナイテッド・シネマ豊洲
登壇キャスト:小市眞琴、本渡楓、小清水亜美、潘めぐみ
VTR出演:高橋李依
司会:天津飯大郎
開催時間:17:00開場/17:25開演/18:50終演
主催:アニプレックス

TVアニメ『バーテックスフォース』概要

放送情報
TOKYO MX/BS11/群馬テレビ/とちぎテレビ 10/3(土)23:30~
メ~テレ 10/3(土)26:30~
ABCテレビ 10/7(水)27:15~
AT-X10月5日(月)23:30~
※AT-Xリピート放送毎週(水)11:30毎週(金)17:30
※放送日時は変更になる場合がございます

配信情報
10月3日より毎週土曜23:30以降、地上波同時・最速配信
U-NEXT/アニメ放題/dアニメストア/dアニメストア ニコニコ支店/dアニメストア for Prime Video/dアニメストア for LINEマンガ

10月10日より毎週土曜00:00以降、順次配信開始
ABEMA/AnimeFesta/DMM TV/FOD/Hulu/Lemino/Prime Video/TELASA(見放題プラン)/J:COM STREAM(見放題)/milplus見放題パックプライム/TVer/ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル/バンダイチャンネル/ふらっと動画

メインスタッフ
監督・キャラクターデザイン:高村和宏
副監督:久慈悟郎
エンジンデザイン:海老川兼武
ENIAデザイン:JNTHED
シリーズ構成:高村和宏・鈴木雅詞
CGディレクター:田所洋行
モデリングディレクター:簡 長鵬
総作画監督:小野田将人
色彩設計:大西峰代
美術監督:木下了香
美術設定:天田俊貴
撮影監督:八木昌彦
編集:三嶋章紀
音楽:信澤宣明
音響監督:吉田知弘
音響制作:dugout
アニメーション制作:SMDE

キャスト
東道 明:小市眞琴
東道晴香:本渡楓
エレノア・ノースブルック:小清水亜美
ララ・ズーデンシュタイン:潘めぐみ
仁科陽子:高橋李依
アラン:浦和希
EDVA:水樹奈々

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担当者プロフィール

  • 米澤崇史

    米澤崇史

    :ロボットアニメを愛するライター。 フリーランスの専業ライターとして10年以上活動。複数のアニメ・ゲーム系のWebメディアでコラムやインタビュー記事を担当し、書籍では主に攻略本・ムック本のライティングに多数関わる。ゲーム会社在籍時は企画・プランナーとしてゲーム開発にも参加。 幼少期からゲームに触れ、主にRPG・SRPG・アドベンチャーゲームを中心にプレイし、とくに好きなのは『テイルズ オブ』シリーズや『Fate』シリーズ。ガンダム系のゲームも好み、『スーパーロボット大戦』や『ジージェネレーション』シリーズはほぼ全作プレイ済の大のファンで、人生のベストゲームは『スーパーロボット大戦α』と『ジージェネレーションF』。

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