ソニー・インタラクティブエンタテインメントより、PS5用ソフト『Ghost of Yōtei Complete Edition(ゴースト オブ ヨウテイ コンプリートエディション)』が10月1日(木)に発売されました。
本作の発売に際して開発チームのシステムデザインリードを務めるパーカー・ハミルトン氏とプロダクションアートディレクターを務めるジョアンナ・ウォン氏へのインタビューを行いました。
本作の発売に際して開発チームのシステムデザインリードを務めるパーカー・ハミルトン氏とプロダクションアートディレクターを務めるジョアンナ・ウォン氏へのインタビューを行いました。

索引
閉じる篤の新たな一面を引き出すDLC
――今回のDLCのために改めて現地調査を行ったのでしょうか。また、DLCの舞台に足寄町周辺のエリアを選んだ理由も教えてください
ジョアンナ氏
『Ghost of Yōtei』の開発中、北海道では2回のフィールドリサーチを行いました。パーカーと私も、それぞれ別の機会に現地を訪れ、北海道の北部から南部へと移動しながら各地を巡り、最終的には松前城周辺まで足を運びました。その際、参考資料となる写真や資料を数多く持ち帰りました。
北海道には美しく、自然豊かな場所がたくさんあります。そのため本編でどの場所を採用するかを絞り込むのが大変でした。今回、DLCを制作する機会を得たことで、本編では使用できなかった場所の一つを新たなエリアとして取り入れることができました。
足寄周辺のエリアを作るにあたっては、阿寒富士の特徴的な形状や、目を引く暗い火山性の土壌からインスピレーションを得ています。また、雲海を見渡せる高所の景観にも着目しました。標高の高い場所から雲海を眺める美しさをゲーム内で表現したいと考えたのです。
――実際にゲーム冒頭に山の尾根を進み、雲海の上を走るような演出がありましたね
北海道には美しく、自然豊かな場所がたくさんあります。そのため本編でどの場所を採用するかを絞り込むのが大変でした。今回、DLCを制作する機会を得たことで、本編では使用できなかった場所の一つを新たなエリアとして取り入れることができました。
足寄周辺のエリアを作るにあたっては、阿寒富士の特徴的な形状や、目を引く暗い火山性の土壌からインスピレーションを得ています。また、雲海を見渡せる高所の景観にも着目しました。標高の高い場所から雲海を眺める美しさをゲーム内で表現したいと考えたのです。
――実際にゲーム冒頭に山の尾根を進み、雲海の上を走るような演出がありましたね
ジョアンナ氏
丘の端まで進むと眼下に雲海が広がる景色を見渡せるロケーションも用意してあります。さらに遠くには羊蹄山も見えるため、本編で訪れた場所との位置関係を感じられるようになっています。プレイヤーが景色を楽しみながら、自分が世界のどこにいるのかを感覚的に把握できるようにしています。

――長門というキャラクターのデザインには、どのようなテーマが込められているのでしょうか。また、キャラクターを制作し始めた当初から、篤との深い関係性を想定していたのでしょうか
パーカー氏
まずDLCにあたって篤の新しい一面を描きたいと考えました。本編では、復讐に燃える人物として傭兵や姉妹、友人としての篤を描いてきましたが、まだ十分に掘り下げられていない側面もありました。
そこで、篤の新たな一面を引き出す相棒となるキャラクターを作ろうと考えました。また、篤が復讐のために蝦夷地へ戻るまでに何をしていたのか、本編ではあまり描かれなかった過去を補完する役割も持たせたいと思い、そうして生まれたのが、長門です。
彼は篤の過去とのつながりを描くと同時に、新しいエリアの物語にも関わるキャラクターです。さらに、篤との間に恋愛的、ロマンチックな関係性が生まれる可能性も含めて、キャラクターを作り込んでいきました。
そこで、篤の新たな一面を引き出す相棒となるキャラクターを作ろうと考えました。また、篤が復讐のために蝦夷地へ戻るまでに何をしていたのか、本編ではあまり描かれなかった過去を補完する役割も持たせたいと思い、そうして生まれたのが、長門です。
彼は篤の過去とのつながりを描くと同時に、新しいエリアの物語にも関わるキャラクターです。さらに、篤との間に恋愛的、ロマンチックな関係性が生まれる可能性も含めて、キャラクターを作り込んでいきました。

――ゲーム中に篤の手助けをしてくれる場面も多くありましたね
パーカー氏
長門は弓を得意とするキャラクターで、彼と行動を共にすることにより連携アクションを体験できるように設計しました。一緒に狙撃を行ったり、敵への攻撃を指示したりすることができ、ゲームプレイの中でも二人が協力している感覚を味わえるようになっています。
また篤と長門は、どちらも賞金を懸けられた立場にあります。似た境遇にありながら、お互いを完全には信用しきれないという危うさも、二人の関係性の面白いところです。そうした関係を通じて、篤の新たな一面を引き出せるのではないかと考えました。
――“Most Wanted/剣客戯譚”について。ローグライク風のシステムを取り入れるにあたって特に苦労した点は何でしょうか
また篤と長門は、どちらも賞金を懸けられた立場にあります。似た境遇にありながら、お互いを完全には信用しきれないという危うさも、二人の関係性の面白いところです。そうした関係を通じて、篤の新たな一面を引き出せるのではないかと考えました。
――“Most Wanted/剣客戯譚”について。ローグライク風のシステムを取り入れるにあたって特に苦労した点は何でしょうか
パーカー氏
新しいモードを作るにあたっては、何度も繰り返し遊びたくなるリプレイ性の高さと、戦闘のバリエーションを重視しました。プレイヤーがさまざまな戦闘システムを使いこなし、ローグライク形式のバウンティランでランダムに提示されるパークを活用しながら戦う仕組みを目指しました。
今回は近接戦闘と遠距離戦闘に焦点を当て、本編にあるステルス要素は省いています。ローグライク形式では1回のプレイ時間を短くする必要があるため、1ランを約15分に収め、テンポよく遊べるようにしたかったからです。
開発で難しかったのは、敵の出現のさせ方と、戦闘全体のペース配分です。敵が次々と登場することで十分な緊張感や手応えを生み出しつつ、プレイヤーがパークの効果によって強くなっていく感覚も味わえるようにする必要がありました。
敵の強さや出現するウェーブと、プレイヤーに与えられるパークの効果。その両方のバランスを取りながら、挑戦しがいがあり、なおかつテンポのよいゲームプレイを実現することに注力しました。
――“Most Wanted/剣客戯譚”に仁が登場したことも、とてもうれしかったです! 彼について、本作の戦闘システムになじませるために調整した部分はありますか。また、あえて変更せず、仁らしさとして残した部分があれば教えてください。
今回は近接戦闘と遠距離戦闘に焦点を当て、本編にあるステルス要素は省いています。ローグライク形式では1回のプレイ時間を短くする必要があるため、1ランを約15分に収め、テンポよく遊べるようにしたかったからです。
開発で難しかったのは、敵の出現のさせ方と、戦闘全体のペース配分です。敵が次々と登場することで十分な緊張感や手応えを生み出しつつ、プレイヤーがパークの効果によって強くなっていく感覚も味わえるようにする必要がありました。
敵の強さや出現するウェーブと、プレイヤーに与えられるパークの効果。その両方のバランスを取りながら、挑戦しがいがあり、なおかつテンポのよいゲームプレイを実現することに注力しました。
――“Most Wanted/剣客戯譚”に仁が登場したことも、とてもうれしかったです! 彼について、本作の戦闘システムになじませるために調整した部分はありますか。また、あえて変更せず、仁らしさとして残した部分があれば教えてください。
ジョアンナ氏
仁を再び登場させることができ、私たちもとてもうれしく思っています。前作での仁の構えや型を、今回の戦闘体験でも使えるようにすることを楽しみにしていました。
一方で『Ghost of Yōtei』の戦闘システムには『Ghost of Tsushima』とは異なる部分があります。例えば、△ボタンを長押しして行う溜め攻撃です。今作では、攻撃を溜めている間も移動したり、横に動いたりできるようになっています。
前作では同じような攻撃を行う際に、その場にとどまる挙動が基本でした。そのため今作の戦闘システムに合うよう、仁の動きも調整しています。
一方で変更を加えながらも仁の魅力を残すことは大切にしました。プレイヤーには新しくなった仁で遊びながら、以前の作品で仁を操作したときの思い出も楽しんでもらえたらと思っています。
一方で『Ghost of Yōtei』の戦闘システムには『Ghost of Tsushima』とは異なる部分があります。例えば、△ボタンを長押しして行う溜め攻撃です。今作では、攻撃を溜めている間も移動したり、横に動いたりできるようになっています。
前作では同じような攻撃を行う際に、その場にとどまる挙動が基本でした。そのため今作の戦闘システムに合うよう、仁の動きも調整しています。
一方で変更を加えながらも仁の魅力を残すことは大切にしました。プレイヤーには新しくなった仁で遊びながら、以前の作品で仁を操作したときの思い出も楽しんでもらえたらと思っています。

――プレイヤーの反響はいかがでしょうか。特に印象に残っている反応があれば教えてください。
パーカー氏
プレイヤーの皆さんが新しい谷を探索し、隠された秘密や美しい景色を見つけて、写真を投稿してくれるのを見るのがとても楽しいです。さまざまなプレイヤーの皆さんに、このコンプリートエディションを届けられたことをうれしく思っています。
篤の物語をもっと楽しみたい方には“Echoes of Sekigahara/関ケ原 慕情譚”を通じて、彼女の新たな一面を知っていただけます。戦闘を楽しみたい方には、“Most Wanted/剣客戯譚”で自分の腕前を試していただけます。また、すでに配信されている”Legends/冥人奇譚”では、友人と一緒にプレイすることもできます。
また『Ghost of Yōtei』の美しい景色や音楽など、じっくり楽しめる要素にも注目してもらいたい部分です。私たちは、こうしたさまざまな体験を一つにまとめ、プレイヤーの皆さんに『Ghost of Yōtei』の世界を存分に楽しんでもらえると感じています。
篤の物語をもっと楽しみたい方には“Echoes of Sekigahara/関ケ原 慕情譚”を通じて、彼女の新たな一面を知っていただけます。戦闘を楽しみたい方には、“Most Wanted/剣客戯譚”で自分の腕前を試していただけます。また、すでに配信されている”Legends/冥人奇譚”では、友人と一緒にプレイすることもできます。
また『Ghost of Yōtei』の美しい景色や音楽など、じっくり楽しめる要素にも注目してもらいたい部分です。私たちは、こうしたさまざまな体験を一つにまとめ、プレイヤーの皆さんに『Ghost of Yōtei』の世界を存分に楽しんでもらえると感じています。
