『FFXIV: 漆黒のヴィランズ』アクション一覧&ジョブ解説・ヒーラー編(白魔道士・学者・占星術師)【電撃PS】

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 先日行われた『ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ』メディアツアーで判明した最新情報をまとめてお届けします。

『漆黒のヴィランズ』メディアツアー記事目次

 本記事では、ヒーラー・計3ジョブのパッチ5.0アクションや使用感について細かく掲載!

【注意】本記事で解説しているアクションの内容・数値などは、最終調整前のため変更の可能性があります。また、プレイの所感はあくまで編集部独自の見解に基づいたものであることをご了承ください。

『漆黒のヴィランズ』のヒーラーは
結局どう変わった?

ヒーラーのロールアクション
(白魔道士・学者・占星術師 共通)

ヒーラー(HEALER)に関する主な変化

・MPが全ジョブ10000固定となったため、サブステータス“信仰”の効果が変更

・ロールアクションが調整(プロテスやクルセードスタンスなどが廃止)

・ヒーラー間のバランスが徹底調整。どの組み合わせでも問題なく戦えるように

・どのジョブにも、それぞれの苦手部分を補う新アクションが追加

・攻撃アクションが全体的に見直された

・パーティメンバーリストの表示内容が変更され、バリアの量や、HPが最大値か否か(HP最大値未満の場合は▼マークが表示)など、ひと目でわかりやすくなった

  • ▲“第51回FFXIVプロデューサーレターLIVE”より(※画像は生放送をキャプチャーしたもの)。

 ヒーラー全体にかかわる要素として大きいのは、まずサブステータス“信仰”の効果変更。高いほどMPの回復速度が速くなるという効果になりました。マナシフトなど、ほかのジョブのMP支援用スキルがなくなっていることを考えると、レイドなどでは意外と重要なステータスとなるかもしれません。

 そして、ロールアクションの見直しにより、“プロテス”、“クルセードスタンス”、“慈愛”、“アイ・フォー・アイ”というそれなりに使用頻度の高かったアクションも削除されています。ありがとう、今までありがとうプロテス。

 ……とはいえ、これは全体的な計算式の変更などに伴うものという印象。きちんと調整がなされているはずなので、過去コンテンツにおいても、ダメージバランス的にはさほど今現在の感覚と変わらずプレイできるのではないかと思います。

 パッチ4.x時点のヒーラーはそれぞれに“ピュアヒーラー”や“バリアヒーラー”といった立ち位置がありましたが、パッチ5.0ではレベル70以前のアクションの強みはそのままに、苦手とされていた部分を補うアクションが追加されています。

 それに伴い、システム自体が変更されているジョブもあり、それぞれかなり大幅な改訂が加えられている様子。とはいえプレイ感の変化はありつつも、基本的には3種のヒーラージョブがどの組み合わせでコンテンツに入ってもストレスなくプレイできるような調整がなされているようです。

白魔道士 / White Mage [WHM]

Lv72以降は“ストーン系・エアロ系”から卒業!
ヒーリングリリーの効果変更など多数調整

 白魔道士は根本のシステムや各種アクションが多数調整。まずヒーリングリリーの“特定アクションのリキャストを早める効果”がなくなり、その蓄積条件も“戦闘開始から30秒ごとに1つずつたまる”ようになりました。さらに、ヒーリングリリーを消費する対象も、新アクションの“ハート・オブ・○○○”系に変更となっています。

 レベル52修得の“ハート・オブ・ソラス”は、テトラグラマトンと同等の回復力を持つ単体回復アクションで、ヒーリングリリーを消費することで使えます。つまり実質30秒に一度のアクションなわけですが……敵の攻撃がキツいタイミングに向けてあらかじめヒーリングリリーをためていれば、もちろん連続で使用することが可能。

 さらに、特性“ハート・オブ・ソラス効果アップ”を修得するレベル74以降は、“ハート・オブ・ソラス”や“ハート・オブ・ラプチャー”(レベル76で修得)を1回使うごとに、自身に“ブラッドリリー”が付与。これが3つたまった状態になると、すさまじい威力を誇る無詠唱の攻撃アクション“ハート・オブ・ミゼリ”を使えるようになります。

 ヒールワーク的には、要は30秒ごとにたまるヒーリングリリーを消費して、単体回復の“ハート・オブ・ソラス”か、範囲回復の“ハート・オブ・ラプチャー”を使えますよ……というだけの内容ですが、これらのアクションが優れているのは、詠唱なしで発動できる点。移動が多くてHP回復しにくい場面に備えてヒーリングリリーをためておくか否か、ヒーラーとしての判断が問われそうですね。

  • ▲ヒーリングリリーが発動条件のハート・オブ・ソラス(Lv52/魔法)。

 さて、白魔道士はこれまで高い回復力を武器にしてきました。パッチ5.0でもそれは変わらない強みなのですが、ディヴァインベニゾンのバリアで、ケアルガの回復量とほぼ同等のダメージを軽減できるように効果が改訂されたり、レベル80の新アクションとして、20秒間パーティメンバーの被ダメージを10%軽減しつつ、自身の回復魔法の回復量を20%上昇させる“テンパランス”(羽が生えます)を修得するなど、軽減力にも底上げが図られている様子。

 火力面では、相変わらず他者の火力をサポートするアクションこそ存在しないものの、前述のハート・オブ・ミゼリをはじめ、白魔道士自身の火力は大きく向上しています。エアロラは“ディア”に、ストンジャは“グレア”にグレードアップし、ついに石でなく敵に光弾を投げつけるジョブへと変貌を遂げました。

 ほかにもアクションの細かい調整はありますが……プレイ感としては、さほど違和感なく遊べる印象。今後レイドでの立ち位置がどうなるかは正直コンテンツしだいというところではあるものの、ある程度慣れたコンテンツで、タイムラインを把握してヒーリングリリーの蓄積を見越したヒールワークを完璧にこなせたら、きっと気持ちいいだろうなあ……という感想です。

白魔道士のジョブHUD

白魔道士(幻術士)の特性(Lv1~Lv80)

白魔道士(幻術士)のアクション(Lv1~Lv80)

白魔道士Lv72以降の新アクション解説

●ディア(Lv72/魔法)
 エアロラがグレードアップしたDoT(継続ダメージ)アクション。効果時間が30秒と大幅に増え、更新の手間が少なくなりました。

●グレア(Lv72/魔法)
 もう「石ばっか投げてる」なんて言わせない! ストンジャは光弾を放つグレアにグレードアップしました。単体攻撃用のアクション威力としては、ヒーラージョブ内で最強だったりします。

●ハート・オブ・ミゼリ(Lv74/魔法)
 ブラッドリリーを3つ消費して放つ高威力の範囲攻撃魔法。なるべくバーストタイムにあわせて使いたいところ。

●ハート・オブ・ラプチャー(Lv76/魔法)
 ヒーリングリリーを消費して放つ範囲回復アクション。“詠唱なしでメディカを撃てる”という認識で間違いありません。効果範囲も20mと広く、インドゥルゲンティアの対象にもなっています。

●テンパランス(Lv80/アビリティ)
 自身の回復魔法の回復量を20%上げ、さらにパーティメンバーの被ダメージを10%軽減するという効果。極度に痛い全体攻撃が来る直前に使いたいところです。そして羽が生えます。羽が生えます。

白魔道士 - ジョブアクション動画(公式)

学者 / Scholar [SCH]

上位存在のセラフィムを召喚!
確定でクリティカルを出せるアクションも

 学者はフェアリーに関する変更点が大きいところ。召喚士や機工士などと同様、今後フェアリーは敵の攻撃を受けなくなりますので、安定した回復効果が期待できます。また、ペットアクションがなくなり、フェアリーのアクションは“光の囁き”などプレイヤーが特定アクションを実行することで使わせる形になりました。

 それに伴って、これまでに存在していたフェアリー・エオスとフェアリー・セレネのアクションは一部が削除され、残ったものに関してもフェアリーを召喚しなおすことなく、どちらも使えます。では、エオスとセレネの違いはどうなったかというと……単に色&デザインの違いのみになったのだとか。お好きなほうを召喚していただければと思います。

 さらに、これまで“光の癒し”マクロを連打してきた学者の方々は非常に多かったはずですが……今後“光の癒し”はホットバーに登録できなくなるため、フェアリーが自動で使う形のみになるようです。その代わり、学者は基本的なダイレクトヒール力が大きく向上しました。

 とくにレベル74では、全学者待望ともいえる、特定アクションを100%クリティカルさせる効果&消費MP・消費エーテルフローなしで発動できるアクション“秘策”を修得

 さらにレベル78では、“野戦治療の陣”の効果範囲内にいる間、パーティメンバーを継続回復する効果も追加され、使い勝手がさらに向上しました。

 また、学者の代名詞ともいえる、士気高揚の策&鼓舞激励の策に関しても効果が変化。”鼓舞”のバリアで軽減できるダメージが回復量の125%となるほか、鼓舞激励の策はクリティカルが発動すると、“鼓舞”と同時に、回復量の100%ぶんのダメージを軽減する“激励”という別のバフもつきます。つまり、鼓舞激励の策がクリティカルすると“鼓舞”&“激励”が両方つく形(ダメージを受けると鼓舞の効果が先に消える)になるということです。

 鼓舞のバフは占星術師のノクターナルフィールドと同時に存在できないのですが、激励はノクターナルフィールドと共存可能。あまり意識することはないかもしれませんが、こういった部分も強化ポイントといえそうです。

 そして、レベル80でサモン・セラフィム修得後は、フェアリーの代わりに神々しい大妖精(セラフィム)を召喚可能。光の囁きなどのアクションが置き換わる形で、継続回復の効果を持つ“光輝の囁き”などを使えるようになるほか、チャージアクションとして“コンソレイション”を使用可能に。セラフィムによる回復とともに、鼓舞などとは別のバリアバフを付与できます。サモン・セラフィムはエーテルフローなどと関係なく120秒ごとに使えるので、痛い攻撃にあわせて強力な支援を得たい場合にかなり重宝しそうです。

学者のジョブHUD

学者(巴術士)の特性(Lv1~Lv80)

学者(巴術士)のアクション(Lv1~Lv80)
&ペットアクション

学者Lv72以降の新アクション解説

●蠱毒法(Lv72/魔法)
 バイオラがグレードアップ。シンプルに威力が向上しています。

●死炎法(Lv72/魔法)
 魔炎法のグレードアップ版。使い勝手も変わらず。

●秘策(Lv74/アビリティ)
 次に実行する鼓舞激励の策、士気高揚の策、不曉不屈の策、深謀遠慮の策を、エーテルフローやMPを消費せず、かつ必ずクリティカルで実行できるアクション。90秒ごとに発動できるのも強み。

●フェイブレッシング(Lv76/アビリティ)
 フェアリーに強力な範囲回復を行わせるトリガーとなるアクション。

●サモン・セラフィム(Lv80/アビリティ)
 フェアリーを帰還させ、20秒間セラフィムを呼び出すアクション。光の癒しの代わりに実行する“セラフィックヴェール”や、光の囁きが置き換わる“光輝の囁き”、フェイルイルミネーションが置き換わる“セラフィックイルミネーション”など、シンプルにフェアリーの上位互換となる強力な支援効果を得られます。

●コンソレイション(Lv80/アビリティ)
 範囲回復&回復量100%ぶんのバリアを張れる“コンソレイション”を、呼び出したセラフィムに実行させるアクション。

学者 - ジョブアクション動画(公式)

占星術師 / Astrologian [AST]

5.0占星術師のカードはハズレなし!
ジョブHUDや支援効果に大きな調整

 5.0の占星術師はカードの効果が刷新され、ジョブHUDも姿を変えました。変更点としてまず大きいのが、なんと“どのカードを引いても与ダメージアップの効果が発動するようになった”こと。ただし、4.x時代にあった“ロイヤルロード”や“キープ”は削除されているため、例えば効果を全体化して発動……といったことはできなくなっています。すべて単体への効果となり、効果量そのものも従来よりは低めになっている様子。

 なお、カードの効果をパーティメンバーに付与する際は、“アーゼマの均衡”“オシュオンの矢”“ハルオーネの槍”の3種類が近接DPS&タンク用、“世界樹の幹”“サリャクの水瓶”“ビエルゴの塔”が遠隔DPS&ヒーラー用、と覚えておきましょう。異なるジョブに付与した場合、効果が半減してしまうので要注意です。

 また、カードの効果を全体に付与できなくなった代わりに、パーティ全員の与ダメージを上昇させる“ディヴィネーション(リキャスト180秒)”が追加されました。このアクションを発動するには、事前にカードを最低3回使用しておく必要があります。ジョブHUDには使用したカードに応じてシンボルが点灯していき、3つすべて点灯した状態になってはじめてディヴィネーションが使えるようになるというわけですね。

 そして、ディヴィネーション自体の効果は、点灯していたシンボルの種類に応じて変化。“太陽・月・星”という3種類のシンボルが1つずつ付いた状態で使うのがベストのため、もし最大限の効果を発揮させたいなら、使うカードの種類を吟味する必要があります。

  • ▲占星術師の新アクション・ディヴィネーション(Lv50/アビリティ)。

 その際に役立つのが“マイナーアルカナ”のアクション。使用すると、引いたカードを“クラウンロード(近接DPS&タンク用)”“クラウンレディ(遠隔DPS&ヒーラー用)”に変化させて効果量をアップさせるのですが、この2種類のアクションは使ってもシンボルが点灯しないので、望まぬカードを引いてしまった際の処理に最適というわけですね。

 ちなみに、“スリーヴドロー”を使うと“ドロー”のリキャストタイムをリセットしたうえで、30秒間のうちに、さらにあと2回“スリーヴドロー”を使える効果が付与されます。ディヴィネーションとリキャストタイムが同じ(180秒)なので、できる限り同じタイミングで使うのがいいかもしれません。

【ジョブアクション動画】占星術師
“ディヴィネーション”、“スリーヴドロー”

 なお、カードとシンボルの関係性は、アーゼマ&世界樹が“太陽”オシュオン&サリャクが“月”ハルオーネ&ビエルゴが“星”となります。正直、最初は“どれがどれだっけ”といった感覚ですが……そのあたりは、パッチ4.xまででカードの効果を覚えたのと同様、慣れるしかないかな、といった感想。

■各カードの適正ロール&シンボルの関係性

【↓適正ロール】【シンボル→】 “太陽”シンボル “月”シンボル “星”シンボル
近接DPS&タンク用
(クラウンロードに変化)
アーゼマの均衡 オシュオンの矢 ハルオーネの槍
遠隔DPS&ヒーラー用
(クラウンレディに変化)
世界樹の幹 サリャクの水瓶 ビエルゴの塔

 レベル70までは、上記のカード関連の要素が主な変更点。それ以外は従来と同じプレイ感でヒールワークができる印象でした。

 プレイ感が若干変わってくるのは、おそらく“星天交差”を修得するレベル74以降でしょう。このアクションは、ダイアーナルセクトorノクターナルセクトのうち“今現在自分に付与していない”もう片方の特徴に準じた効果を発動可能といったもの。

 例えば、ダイアーナルセクトの状態だった場合はバリア効果、ノクターナルセクトの状態だった場合は継続回復……という形で恩恵を得られます。リキャストタイムが30秒なので、プラスアルファで回復orバリア効果がほしいときに積極的に使っていけるかと思います。

 このように、5.0の占星術師は、これまでより自在に“もう片方の”スタンスの効果を引き出せるような調整が施されているようです。その極めつけが、レベル80で修得する“ニュートラルセクト”。なんと各種アクションにダイアーナルセクトとノクターナルセクト両方の追加効果が発生するという破格の性能となっています。効果時間20秒でリキャストタイムが120秒……ということで、同じく120秒のリキャストタイムを持つ“ライトスピード”と併用して、ぜひ最大限の効果を発揮させたいところです。

占星術師のジョブHUD

占星術師の特性(Lv1~Lv80)

占星術師のアクション(Lv1~Lv80)

占星術師Lv72以降の新アクション解説

●コンバガ(Lv72/魔法)
 コンバラの強化版。DoT(継続ダメージ)を切らさないよう更新し続けるのは、どのジョブも基本ですね。

●マレフィジャ(Lv72/魔法)
 マレフィガの強化版。詠唱時間が短いためアクションの合間に差し込みやすいのがマレフィク系魔法のありがたい部分です。

●星天交差(Lv74/アビリティ)
 ダイアーナルセクト時とノクターナルセクト時で効果が異なり、ダイアーナルセクト時に回復+バリア効果、ノクターナルセクト時には回復+継続回復の効果となります。

●ホロスコープ(Lv76/アビリティ)
 これを使ったあとでヘリオスかアスペクト・ヘリオスを実行すると、パーティメンバーについたバフが、20秒間“ホロスコープ”から“ホロスコープ・ヘリオス”に変化。効果中にもう一度ホロスコープを使うと、ホロスコープ・ヘリオスになったときの回復効果がもう一度発動します。

●ニュートラルセクト(Lv80/アビリティ)
 20秒間、各種アクションにダイアーナルセクトとノクターナルセクト両方の追加効果が発生するようになるアクション。かなり強力なので危険な攻撃にあわせて使うのはもちろん、できればほかのヒーラーの強力な回復アビリティとは使うタイミングをズラしたいところ。

占星術師 - ジョブアクション動画(公式)

『漆黒のヴィランズ』メディアツアー記事目次

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