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『FFXIV: 漆黒のヴィランズ』アクション一覧&ジョブ解説・遠隔物理DPS編(吟遊詩人・機工士・踊り子)【電撃PS】

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 先日行われた『ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ』メディアツアーで判明した最新情報をまとめてお届けします。

『漆黒のヴィランズ』メディアツアー記事目次

 本記事では、新ジョブ“踊り子”を含む遠隔物理DPS・計3ジョブのパッチ5.0アクションや使用感について細かく掲載!

【 ジョブアクション記事まとめ(計17ジョブ)】

[ タンク ] ナイト / 戦士 / 暗黒騎士 / ガンブレイカー
[ ヒーラー ] 白魔道士 / 学者 / 占星術師
[ 近接物理DPS ] モンク / 竜騎士 / 忍者 /
[ 遠隔物理DPS ] 吟遊詩人 / 機工士 / 踊り子
[ 遠隔魔法DPS ] 黒魔道士 / 召喚士 / 赤魔道士

【注意】本記事で解説しているアクションの内容・数値などは、最終調整前のため変更の可能性があります。また、プレイの所感はあくまで編集部独自の見解に基づいたものであることをご了承ください。

『漆黒のヴィランズ』の遠隔物理DPSは
結局どう変わった?

遠隔物理DPSのロールアクション
(吟遊詩人 / 機工士 / 踊り子 共通)

遠隔物理DPS(Physical Ranged DPS)
に関する主な変化

・吟遊詩人、機工士どちらも大きな変更点あり

・ロールアクションの数と効果が調整

・ロールアクションによるスタンや沈黙で敵のアクションを中断させる仕事をより強く意識することが重要に

・全体的に、パーティメンバーのサポート用アクションが削減

・突耐性減少デバフがなくなり、パーティに竜騎士がいなくても気にしなくてよくなった

 新ジョブ・踊り子が追加され、吟遊詩人&機工士それぞれにも大きな調整が入っている遠隔物理DPS。全体に共通する大きな変更点としては、ロールアクションが見直された結果“タクティシャン”や“リフレッシュ”といったパーティメンバーのリソースを回復するアクションが削除されている点です(タクティシャンは同名のアクションが残っているものの、効果が改変されています)。

 というより、TPの概念が撤廃され、MPが各自10000固定になったことで、TP関連のアクションはもちろん、他人にMPを渡したり、他人のMPを回復したりするアクションはすべてのジョブから軒並み削除or別効果に改訂されている様子。

 さらに各種耐性ダウンのデバフが削除されたため、遠隔物理DPSを入れるなら竜騎士が必須! という風潮は今後なくなり、どんな組み合わせのパーティにも気兼ねなく入れるようになるはず。

 ちなみに、遠隔物理DPSはロールアクション“ヘッドグレイズ”によって敵のアクション詠唱を中断できるため、今後はタンクと同じく、詠唱の中断役として立ち回る場面がさらに増えてきそうです。加えて、ロールアクションとして強制的な移動を無効化する“アームズレングス”を使用可能になったため、他のロールは動かないのに遠隔物理DPSだけ吹っ飛ばされる……という事態は今後なくなるものと思われます。

【 ジョブアクション記事まとめ(計17ジョブ)】

[ タンク ] ナイト / 戦士 / 暗黒騎士 / ガンブレイカー
[ ヒーラー ] 白魔道士 / 学者 / 占星術師
[ 近接物理DPS ] モンク / 竜騎士 / 忍者 /
[ 遠隔物理DPS ] 吟遊詩人 / 機工士 / 踊り子
[ 遠隔魔法DPS ] 黒魔道士 / 召喚士 / 赤魔道士

吟遊詩人 / Bard [BRD]

DoTのクリティカルと戦歌が無関係に!
詩心がザクザク湧いてくる!?

 吟遊詩人の変更点は多岐に渡りますが、最も大きいのは、賢人のバラードや軍神のパイオンといった戦歌を使っている際の“詩心”蓄積メカニズムが変わったこと。

 これまでは、ベノムバイト(コースティックバイト)やウィンドバイト(ストームバイト)のDoT(継続ダメージ)がクリティカルとなったときに詩心がたまっていましたが、パッチ5.0ではクリティカルと関係なくDoTが入るたびに40%の確率で詩心が蓄積するようになりました。体感的には“かなりザクザク詩心がたまる!”といった印象。この改変によって、“サブステータスでとにかくクリティカルを増やさないと”という趣も変わってくるものと思われます。

 と同時に、これまでクリティカル率をアップする効果だったストレートショットが、シンプルな高威力アクションに改訂。レベル70時点でリフルジェントアローにグレードアップする形となりました。

 このストレートショット(リフルジェントアロー)は、ヘヴィショット(レベル76でバーストショットに強化)を撃ったときに一定確率(ヘヴィショットは20%、バーストショットは35%)で10秒間付与される“ストレートショット実行可”バフがついている間のみ実行可能。レベル76以降はストームバイトorコースティックバイトを撃った際にも35%の確率で付与されるようになります。

 吟遊詩人は基本的にDoTを更新しつつ戦歌を歌いながらヘヴィショット(バーストショット)を連打する立ち回りとなるはずなので、それを考えると35%というと数値のイメージ以上に“Procしまくる”感覚で戦えました(※Proc=追加効果が発生すること)。

 ダンジョンなどでは以前と同じくクイックノックを多用する形となりますが……なんとレベル74以降は賢人のバラードを使っていなくても、クイックノック自体の追加効果に“30%の確率でブラッドレッター&レイン・オブ・デスのリキャストタイムをリセットする”効果が特性として追加されます。TPの残量を気にする必要もないため、これまで以上にクイックノック+レイン・オブ・デスを連発できるようになると思います。

 歌関連の変更点としては、トルバドゥールの効果が今現在かかっている戦歌とまったく関係なく“パーティメンバーの被ダメージを10%軽減する”効果に変わっているほか、レベル78以降では、特性“軍神のパイオン効果アップ”の恩恵で軍神のパイオンにさらなる追加効果が加わっています。

 説明を見ると一見「長っ! 結局どういうことよ?」と思ってしまいそうですが……要はコレ、“軍神のパイオン効果中に詩心を獲得してさえいれば、そのあとでほかの戦歌を使ったときに、10秒間WS&魔法のキャストタイム/リキャストタイム短縮効果が発生しますよ”ということですね。

 このときの短縮効果は直前のパイオンで得ていた詩心の数によって異なりますので、最大限の効果を得たいなら、軍神のパイオン時にMAXまで詩心を獲得してからほかの戦歌を使いたいところです。また、レベル80になると戦歌で詩心を得た際に5ずつ“ソウルボイス”ゲージがたまるようになり、これをすべて消費して強力な“エイペックスアロー”を放てます。

 5.0の吟遊詩人は、上記のように全体的に多くの変化がありました。とはいえアクション回し的には、DoT2種を適時更新しつつ、常になにかしらの歌の効果を維持し、ヘヴィショット(バーストショット)を連発し……各種効果がProcしたらそれに即したアクションを使うというパッチ4.x以前の基本形は踏襲しています。ですので、おそらくこれまでレイドなどで吟遊詩人を使ってきた方にとっては、問題なくすぐなじんで、グレードアップしたパッチ5.0ならではのアクション回しを確立できるのではないかと感じました。

吟遊詩人のジョブHUD

吟遊詩人(弓術士)の特性(Lv1~Lv80)

吟遊詩人(弓術士)のアクション(Lv1~Lv80)

吟遊詩人Lv72以降の新アクション解説

●シャドウバイト(Lv72/アビリティ)
 コースティックバイトやストームバイトが入っている敵に撃つと大ダメージとなる“サイドワインダー”の、範囲攻撃版。リキャスト時間もサイドワインダーと共有しています。

●バーストショット(Lv76/ウェポンスキル)
 ヘヴィショットの強化版。撃った際、35%の確率でストレートショット実行可のバフが付与されます。

●エイペックスアロー(Lv80/ウェポンスキル)
 詩心を獲得した際に蓄積するソウルボイスゲージをすべて消費して放つ、前方直線範囲のアクション。実行時にたまっていたソウルボイスの値が多いほど大ダメージ。

吟遊詩人 - ジョブアクション動画(公式)

【 ジョブアクション記事まとめ(計17ジョブ)】

[ タンク ] ナイト / 戦士 / 暗黒騎士 / ガンブレイカー
[ ヒーラー ] 白魔道士 / 学者 / 占星術師
[ 近接物理DPS ] モンク / 竜騎士 / 忍者 /
[ 遠隔物理DPS ] 吟遊詩人 / 機工士 / 踊り子
[ 遠隔魔法DPS ] 黒魔道士 / 召喚士 / 赤魔道士

機工士 / Machinist [MCH]

真なる“機工士”へと変貌!
人型ロボ含む数々の新兵器がお目見え

 既存の全ジョブのなかで、おそらく最も変化したのが機工士だと思います。正直に感想を言ってしまえば……ほぼ別ジョブ! これまでの機工士のイメージはいったんすべて忘れ、新しいジョブという認識で本項を読んでいただいたほうがむしろわかりやすいかもしれません。

 ……まず、新生機工士の基本となる行動指針が2種類あります。

 1つは、ヒートゲージ(オーバーヒート)のシステムとワイルドファイアを併用したラッシュを仕掛けること。そしてもう1つは、“バッテリー”をためてから稼働させるオートタレットを呼び出して援護射撃させることです(両者の併用ももちろん考慮)。ヒートゲージ&バッテリーはどちらもジョブHUDで数値を確認可能。5.0の機工士はこの2つのゲージを見ながら戦っていくことになります。

 ヒートゲージはこれまでと違ってシンプルに“ためて得するもの”となっており、各種WSや“バレルヒーター”のアクションでヒートゲージを(50以上に)ため、その状態でハイパーチャージを使うことで一定時間(ヒートゲージ50を消費してハイパーチャージを使うごとに8秒間)オーバーヒート状態となることができます。

 そして、オーバーヒート状態中は“ヒートブラスト”と“オートボウガン”という2つの特殊なWSを実行可能。どちらもかなりリキャストタイムが速く、そこそこ威力もあるので、敵が複数の場合はオートボウガン、単体の場合はヒートブラストを連射する形でラッシュを仕掛けることになります。そしてその連射力を生かすために必ず併用したいのが、機工士のみなさまにはおなじみの“ワイルドファイア”です。

 パッチ5.0のワイルドファイアのダメージは、4.x時代の“効果時間中に与えたダメージ総量の25%”でなく、“効果時間中にヒットしたWSの回数に応じたダメージ”となっているため、オーバーヒート+ワイルドファイア⇒リキャストの短いWSを連射……とすることで大ダメージを狙う形になります。その際はオーバーヒート状態のオートボウガン&ヒートブラストでWSのヒット数を稼ぐのがよさそう。後述する“固有のリキャストタイムを持つWS”もなるべく多く叩き込みたいところです。

 ちなみに、5.0のワイルドファイアは、使用後に、プレイヤーが任意のタイミングで“爆発”させるための“デトネーター”というアクションに変化します。ボスが殴れなくなってしまいそうなときや、効果発動までに敵のHPがなくなりそうなときなどは、これを使って即座に爆発させてしまいましょう。

 なお、ヒートブラストには追加効果があり、1発撃つごとにインスタントアクションの“ガウスラウンド”&“リコシェット”のリキャストタイムを15秒も短縮できます。ガウスラウンド&リコシェットはパッチ5.0でチャージアクション化したため、計3回までスタックでき、1発ごとのリキャストは30秒。……ということは、ヒートブラストを2回撃つごとに1回ぶん再使用可能になるというわけです。オーバーヒート+ワイルドファイアのラッシュ前にこれらのアクションをできるだけ使用しきった状態にしておき、ラッシュで使用回数を戻しつつGCDに食い込まないよう再度使っていく……というのが、無駄なく火力アップするための基本なのだろうなといった印象でした。

 もう1つ、バッテリーのゲージをためてタレットを召喚し、支援攻撃&強力な“オーバードライブ”を実行させるのも機工士の重要なお仕事。

 まず、バッテリーは、スプリットショット⇒スラッグショット⇒クリーンショットのコンボを完遂することで10たまります(5.0では特殊弾がなくなったため、これらのアクションはProc依存でない普通のコンボになりました)。加えて、“ドリル”、“バイオブラスト”、“ホットショット”(レベル76で“エアアンカー”に強化)といった固有のリキャストタイムを持つウェポンスキルを使った際もバッテリーが蓄積。

 その後、バッテリーが50以上になったらオートタレット・ルーク(レベル80でオートマトン・クイーンに強化)を発動して支援させる形となるかと思います。このときのルーク(クイーン)の稼働時間は、発動時にたまっていたバッテリー量が多いほど長くなるので、できる限りバッテリーが多い状態で呼び出したいところですが……バッテリーを蓄積するための各種アクションのリキャストが長めなのが難点。

 機工士はより早くバッテリーをためる目的でも、ワイルドファイア中により多く攻撃を当てる意味合いでも、サブステータスのスキルスピードを上げまくってみるのがかなりアツいのでは……なんて思ったりもしました。

 ちなみに、呼び出したルーク(クイーン)は敵からの攻撃対象とならず、細かな攻撃・移動の指示もできません。彼らは稼働時間が終わる際に自動で強力なオーバードライブを放ってから帰還するのですが、稼働時間を終える前にボスなどが攻撃できない状態になってしまいそうだった場合は、プレイヤーが任意でオーバードライブを発動させてやりたいところです。なお、オートマトン・クイーンのオーバードライブはパイルバンカーです。パイルバンカー!

【ジョブアクション動画】機工士
“オートマトン・クイーン”

 と、このように5.0の機工士は、銃と『FFⅥ』のエドガーを彷彿とさせる各種兵器を活用して戦う、浪漫あふれるジョブに生まれ変わりました。オーバーヒート=速射(+ワイルドファイア)と、バッテリー=オートマトンの2本の柱でどう火力を出していくか……ワイルドファイア中に固有のリキャストタイムを持つWSを叩き込んだりと、アクション回しにかなり工夫しがいのあるジョブですので、実装後はぜひいろいろ試してみてほしいと思います。

機工士のジョブHUD

機工士の特性(Lv1~Lv80)

機工士のアクション(Lv1~Lv80)

機工士の全アクション解説(Lv1~80)

 機工士は各種アクションがあまりに変わっているため、レベル70以下のものも含む全アクションの簡単な解説を入れてみました。

●スプリットショット(Lv1/ウェポンスキル)
●ヒートスプリットショット(Lv54/ウェポンスキル)
 機工士唯一のコンボ1段目。レベル54でヒートスプリットショットに強化。ヒート+5。

●スラッグショット (Lv2/ウェポンスキル)
●ヒートスラッグショット(Lv60/ウェポンスキル)
 機工士唯一のコンボ2段目。レベル60でヒートスラッグショットに強化。コンボ時ヒート+5。

●ホットショット(Lv4/ウェポンスキル)
 固有のリキャストタイムを持つWSその1。レベル76でエアアンカーに強化。バッテリー+20。

●整備(Lv10/アビリティ)
 次のWSがクリティカル&ダイレクトヒットする効果。パッチ4.x時代から、ちゃっかりダイレクトヒット確定の効果も追加されています。

●ガウスラウンド(Lv15/アビリティ)
 GCDの合間に使いたいアビリティその1。チャージアクション化し、最大3連発できるようになりました。

●スプレッドショット(Lv18/ウェポンスキル)
 前方扇型の範囲WS。主にダンジョンで多用するはず。ヒート+5。

●クリーンショット(Lv26/ウェポンスキル)
●ヒートクリーンショット(Lv64/ウェポンスキル)
 機工士唯一のコンボ3段目。レベル64でヒートクリーンショットに強化。コンボ完遂でヒート+5、バッテリー+10。

●ハイパーチャージ(Lv30/アビリティ)
 オーバーヒートのトリガーとなるアクション。ヒートゲージ50につき8秒間オーバーヒート状態に。ヒートゲージさえあればすぐ再使用可能。ちなみに、4.X時代の”敵の被ダメージを上げる”効果はなくなっています。

●ヒートブラスト(Lv35/ウェポンスキル)
 オーバーヒート状態になると放てるWSその1。単体攻撃用。リキャストが非常に早いのが特徴です。使うたびに、ガウスラウンド&リコシェットのリキャストを15秒ずつ短縮。

●オートタレット・ルーク(Lv40/アビリティ)
 バッテリー50と引き換えに設置できるタレット。自動で援護射撃を行います。レベル80でオートマトン・クイーンに強化。

●オーバードライブ・ルーク(Lv40/アビリティ)
 “ルーク”にオーバードライブ技を使わせるためのアクション。タレットは稼働終了時に自動でオーバードライブ技を使うため、そのときにボスが殴れない状態となってしまって不発……という事態を避けるために使用したいところです。

●ワイルドファイア(Lv45/アビリティ)
 一定時間後に爆発するデバフを敵に付与するアクション。爆発の威力は、効果時間中にヒットしたWS1発につき150ずつアップ。どれだけ多数のアクションを叩き込めるかが腕の見せ所ですね。

●リコシェット(Lv50/アビリティ)
 GCDの合間に使いたいアビリティその2。チャージアクション化し、最大3連発できるようになりました。複数の敵に効果あり。

●オートボウガン(Lv52/ウェポンスキル)
 オーバーヒート状態になると放てるWSその2。範囲攻撃用。こちらもリキャストが非常に早いのが特徴。

●タクティシャン(Lv56/アビリティ)
 自身と周囲のパーティメンバーの被ダメージを10%軽減。吟遊詩人のトルバドゥール、踊り子の守りのサンバとは同時に付与されません。

●ドリル(Lv58/ウェポンスキル)
 固有のリキャストタイムを持つWSその2。強力な単体攻撃用アクション。リキャストタイムはバイオブラストと共有。バッテリー+10。

●バレルヒーター(Lv66/アビリティ)
 ヒートゲージを50上昇させるアクション。ワイルドファイアと同じくリキャストタイム60秒なので、セットで使いたいところ。

●フレイムスロアー(Lv70/ウェポンスキル)
 固有のリキャストタイムを持つWSその3。前方扇型の範囲攻撃アクション。ヒートの上昇効果がなくなりシンプルな性能となりましたが、毎秒100の威力で範囲攻撃ということは、GCDごとにだいたい威力250の範囲攻撃WSを撃っているのとほぼ同じなわけで、なかなかに強力。ダメージ1回ごとにワイルドファイアの威力を向上させる“1発”と換算されるか否かは残念ながら未検証です。が、もし換算されたらヒートブラストより時間効率がいいかも……?

●バイオブラスト(Lv72/ウェポンスキル)
 固有のリキャストタイムを持つWSその4。DoT(継続ダメージ)を付与する範囲攻撃アクション。リキャストタイムはドリルと共有。バッテリー+10。

●エアアンカー(Lv76/ウェポンスキル)
 固有のリキャストタイムを持つWSその5。バッテリー+20。「動いたら死ぬぞ!」と言いたくなるかもならないかも。

●オートマトン・クイーン(Lv80/アビリティ)
 バッテリー50と引き換えに稼動できる人型兵器。自動で強力な支援攻撃を行います。今回のメディアツアーでは試せませんでしたが、クイーンのオートアタックである“クイーン・アームパンチ”はWS……ということは、もしかするとワイルドファイアの威力上昇に効果アリ?

●オーバードライブ・クイーン(Lv80/アビリティ)
 オートマトン・クイーンに“クイーン・パイルバンカー”をさせるアクション。パイルバンカーを撃つと、クイーンは帰還します。クイーンは基本的に稼働時間が終わる際に自動でパイルバンカーを撃つため、任意で発動させるのはボスが殴れなくなる直前や、バーストタイム中にどうしてもパイルバンカーを叩き込みたい場合になりそうです。

機工士 - ジョブアクション動画(公式)

【 ジョブアクション記事まとめ(計17ジョブ)】

[ タンク ] ナイト / 戦士 / 暗黒騎士 / ガンブレイカー
[ ヒーラー ] 白魔道士 / 学者 / 占星術師
[ 近接物理DPS ] モンク / 竜騎士 / 忍者 /
[ 遠隔物理DPS ] 吟遊詩人 / 機工士 / 踊り子
[ 遠隔魔法DPS ] 黒魔道士 / 召喚士 / 赤魔道士

踊り子 / Dancer [DNC]


踊って攻撃、踊って応援!
Proc捌きが楽しいプレイ感

 『漆黒のヴィランズ』で新たに追加された新ジョブ・踊り子は、全ジョブのシナジー効果がやや低減しているなかで“味方への支援能力が高い代わりに、自身の火力はやや控えめなDPSジョブ”というコンセプトで作られています。

 基本となるWSすべてに、それぞれ別のWSがProc(追加効果が発生)する可能性があり、ProcしたWSを使うとさらに別のアクションがProcする可能性があり……と、状況に応じて別々のアクションをポンポン発動していくそのプレイ感は、音ゲーやダンスゲームに近いイメージでした。まさに踊り子!

 順を追って解説していきましょう。パッと見アクションの数が多く、最初はなにがなにやら……となる方も多いかと思いますが、つながり方を覚えると意外とシンプル。一度知ってしまえば、あとは自然と感覚的にプレイできるようになるはずです。

 まず、踊り子として大事なのがダンスパートナーを選ぶこと。最も強力にサポートしたい相手に、永続効果の“クローズドポジション”を付与しましょう。踊り子はダンスによる自己バフがついた状態で戦うのが基本となるわけですが、その際の自己バフはなんとそっくりそのまま“クローズドポジション”を使った相手にも適用されるのです。なのでクローズドポジションは基本的に最も火力を出せるであろう1名を選んで使うのが理想。4人パーティのダンジョンではもう1人のDPSに付与する形となるはずです。

 さらに、自身&周囲のパーティメンバーにHP回復効果があるアクション“癒やしのワルツ”は、クローズドポジションを使った相手からも同時に発動し、効果が2倍に。戦場を舞台に、2人でダンスを踊りながら戦うようなイメージというわけですね。ちなみに、竜騎士のドラゴンサイトと違って、クローズドポジションは相手との距離に関係なく効果を発揮し続けます

 次は、与ダメージアップのバフを発生させるためのダンスモード&ステップアクションや、アクション回しについてご紹介。……これは実際に見てもらったほうが圧倒的にわかりやすいので、まずは下の動画をどうぞ!

【ジョブアクション動画】踊り子

 ダンスモードへと移行するアクションは“スタンダードステップ”と“テクニカルステップ”の2つです。これらを使うと特定のWSが“薔薇のアンポワテ(赤)”“小鳥のアントルシャ(青)”“緑葉のジュテ(緑)”“金冠のピルエッテ(黄)”という4色のステップアクションに変化します(各種WSの説明文とステップアクションの名称が現在異なっていますが、5.0できっとどちらかに統一されるはず)。

 ジョブHUDの下に出てくる“お題”のアイコンにあわせて同じアイコン(同じ色)のアクションを実行し、再びスタンダードステップorテクニカルステップを使うと……入力に成功したステップの数に応じた威力&効果のスタンダードフィニッシュ(テクニカルフィニッシュ)が発動するという感じです。

 〇〇ステップでダンスモードに入り、ステップアクションを使って〇〇フィニッシュを発動するとバフが付与される……という流れですね。“スタンダード”と“テクニカル”ではお題の数が2個と4個で異なりますが、基本的なシステムは一緒です。

 そして、これら2つのダンス(フィニッシュ)に成功すると、スタンダードの場合は自身&ダンスパートナーに、テクニカルの場合は自身&周囲のパーティメンバー全員に、与ダメージアップの効果が付与されます。スタンダードフィニッシュの効果は60秒と長く、基本は常にこれを付与した状態で戦いますが、一方のテクニカルフィニッシュは効果は15秒なので、バーストタイムの直前にステップを終えておき、だまし討ちなどが入った瞬間にテクニカルフィニッシュ……とつなげたいところ。

 ちなみに、ダンス中は攻撃アクションが使えないものの移動は可能で、瞬間的に前方へ移動する便利なチャージアクション“アン・アヴァン”も使用可能です。各種フィニッシュの威力はかなり高いので、AoE(設置型ダメージエリア)を避けながらダンスした場合も、ちゃんと攻撃が当たるような位置で発動したいですね。

 次は各種アクションのつながりについて。踊り子の基本的なWSは、カスケード⇒ファウンテンという単体攻撃コンボと、ウィンドミル⇒ブレードシャワーという範囲攻撃コンボの2系統、計4種類が存在しています。

 そして、どのアクションもそれぞれ50%の確率でProcが発生。例えばカスケードであればリバースカスケード、ファウンテンであればファウンテンフォールというように、Procすると4つのアクションに対応した別のWSが使用可能となるのです。

 つまり踊り子の基本的なアクション回しは、敵の数に応じて適したコンボを繰り出しつつ、コンボでWSがProcしたらProc先のWSを使う……という感じ。一見するとアクションの数が多すぎて混乱しますが、じつはシンプルなんです。

 さらに、Proc先のWS(リバースカスケード、ライジングウィンドミル、ファウンテンフォール、ブラッドシャワー)を使うと、50%の確率で自身に“幻扇”が付与されます。そして、幻扇がたまっているときは、その数だけ“扇の舞い【序】”または“扇の舞い【破】”という2種類のアクションを任意で発動可能。敵が単体のときは【序】、複数のときは【破】と使い分けましょう。幻扇の数はジョブHUDに表示されますが、最大4つまでしか蓄積できないので、無駄にしないよう消費していきたいところです。

 そしてさらに、レベル66以降は“扇の舞い【序】”や“扇の舞い【破】”を使うと50%の確率で“扇の舞い【急】使用可”バフが自身に付与され、範囲攻撃の“扇の舞い【急】”を放つことができます。

 と、このように踊り子はダンスの効果を維持しつつ、多彩なProcアクションを駆使して戦うテクニカルなDPSとなっています。

 WSを1発撃っただけで各攻撃がすべてProcしたと仮定すると……カスケード⇒リバースカスケード⇒扇の舞い【序】⇒扇の舞い【急】という4つのアクションが次々と使用可能に。ちなみに、レベル72で修得する“フラリッシュ”を使えば、4種のProc先WS+扇の舞い【急】がすべて使える状態になるので、ラッシュをかけたいときはこれを併用するとよさそうです。

 なお、レベル76以降は、自身やダンスパートナーの攻撃が当たった際に、一定確率で“エスプリ”のゲージが上昇するようになり、ゲージが50以上になれば強力な“剣の舞い”を実行可能となります。

 踊り子は支援能力に長ける代わりに、Procの運が火力に影響するため、自分自身で安定して高火力を出すのはやや苦手……という位置づけではありますが、パーティメンバーとバーストタイムを合わせたうえで攻めのタンゴ(自身とパートナーのクリティカル&ダイレクトヒット確率上昇)+テクニカルフィニッシュ+剣の舞い+フラリッシュ+各種WS……と一気に叩き込めばかなりの火力が期待できそう。やや指が忙しくはあるものの、基本のコンボをしながらProcをテキパキさばいていくプレイ感はとても楽しいので、『漆黒のヴィランズ』&パッチ5.0が実装されたら、ぜひみなさんも『FFXIV』の踊り子を体験してほしいと思います。

踊り子のジョブHUD

踊り子の特性(Lv1~Lv80)

踊り子のアクション(Lv1~Lv80)

踊り子の全アクション解説(Lv1~80)

●カスケード(Lv1/ウェポンスキル)
 単体攻撃WSコンボ1段目。50%の確率でリバースカスケードがProc。ダンスモード中はステップアクション“薔薇のアンポワテ”に変化。

●ファウンテン(Lv2/ウェポンスキル)
 単体攻撃WSコンボ2段目。50%の確率でファウンテンフォールがProc。ダンスモード中はステップアクション“小鳥のアントルシャ”に変化。

●ウィンドミル(Lv15/ウェポンスキル)
 範囲攻撃WSコンボ1段目。50%の確率でライジングウィンドミルがProc。

●スタンダードステップ(Lv15/アビリティ)
 ダンスモードに入るアクション。ダンスモード中はスタンダードフィニッシュに変化。フィニッシュの威力&効果はステップの成功数に応じて変わります。ちなみにステップの入力猶予は15秒。

●リバースカスケード(Lv20/ウェポンスキル)
 カスケードがProcすると使用可能になるWS。50%の確率で幻扇が付与。ダンスモード中はステップアクション“緑葉のジュテ”に変化。

●ブレードシャワー(Lv25/ウェポンスキル)
 範囲攻撃WSコンボ2段目。50%の確率でブラッドシャワーがProc。

●扇の舞い【序】(Lv30/アビリティ)
 幻扇を1つ消費して発動するアクション。単体攻撃用。50%の確率で扇の舞い【急】が実行できるようになります。

●ライジングウィンドミル(Lv35/ウェポンスキル)
 ウィンドミルがProcすると使用可能になるWS。50%の確率で幻扇が付与されます。

●ファウンテンフォール(Lv40/ウェポンスキル)
 ファウンテンがProcすると使用可能になるWS。50%の確率で幻扇が付与。ダンスモード中はステップアクション“金冠のピルエッテ”に変化。

●ブラッドシャワー(Lv45/ウェポンスキル)
 ブレードシャワーがProcすると使用可能になるWS。50%の確率で幻扇が付与されます。

●扇の舞い【破】(Lv50/アビリティ)
 幻扇を1つ消費して発動するアクション。範囲攻撃用。50%の確率で扇の舞い【急】が実行できるようになります。

●アン・アヴァン(Lv50/アビリティ)
 前方(プレイヤーキャラクターが向いている方向)に素早く移動するアクション。チャージアクションで、最大3回まで連続発動可能です。

●癒やしのワルツ(Lv52/アビリティ)
 自身と周囲のパーティメンバーのHPを回復するアクション。クローズドポジションを付与したダンスパートナーがいた場合、そのキャラクターからも同様の効果が発生します。

●守りのサンバ(Lv56/アビリティ)
 自身と周囲のパーティメンバーの被ダメージを10%軽減するアクション。

●クローズドポジション(Lv60/アビリティ)
 パーティメンバー1人をダンスパートナーとするアクション。踊り子が自身に付与する各種バフを共有できるという素晴らしい効果。効果は永続なので、必ず誰かしらにつけておきましょう。ちなみに踊り子同士でつけることも可能。

●攻めのタンゴ(Lv62/アビリティ)
 クリティカル発動率&ダイレクトヒット発動率をそれぞれ30%も上昇させる効果で、ダンスパートナーにも効果あり。剣の舞いや、各種ダンスのフィニッシュを発動する際に併用したいアクションです。

●扇の舞い【急】(Lv66/アビリティ)
 扇の舞い【序】、扇の舞い【破】がProcすると使用可能になるアクション。範囲攻撃。

●テクニカルステップ(Lv70/アビリティ)
 ダンスモードに入るアクション。ダンスモード中はテクニカルフィニッシュに変化。フィニッシュの威力&効果はステップの成功数に応じて変わります。お題を4つすべて入力成功した場合の威力はなんと1500。

●フラリッシュ(Lv72/アビリティ)
 リバースカスケード、ファウンテンフォール、ライジングウィンドミル、ブラッドシャワー、扇の舞い【急】がすべてProcする効果。ラッシュ時のおともに。

●剣の舞い(Lv76/ウェポンスキル)
 エスプリゲージを50消費して発動する強力な範囲攻撃WS。

●インプロビゼーション(Lv80/アビリティ)
 踊り子版の黙想といったアクション。一定時間自身のエスプリゲージを増やすうえに、周囲のパーティメンバーの被回復量もアップします。エスプリゲージの蓄積量は周囲の人数に応じて変わり、1人の場合だと約3秒ごとにゲージが3ずつ増加。移動や攻撃を行うと効果が終了します。

踊り子 - ジョブアクション動画(公式)

【 ジョブアクション記事まとめ(計17ジョブ)】

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『漆黒のヴィランズ』メディアツアー記事目次

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  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2017年6月20日
  • 価格: 9,600円+税

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 発売日: 2017年6月20日
  • 希望小売価格: 3,800円+税

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2017年6月20日
  • 価格: 3,800円+税

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター コレクターズエディション

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 発売日: 2017年6月20日
  • 希望小売価格: 19,800円+税

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター コレクターズエディション(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2017年6月20日
  • 価格: 5,600円+税

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 発売日: 2019年7月2日
  • 希望小売価格: 4,200円+税

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2019年7月2日
  • 価格: 4,200円+税

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Windows
  • ジャンル: MMORPG
  • 発売日: 2019年7月2日
  • 希望小売価格: オープン

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Windows
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2019年7月2日
  • 価格: オープン

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Mac
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2019年7月2日
  • 価格: オープン

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ コレクターズ・エディション(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Mac
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2019年7月2日
  • 価格: オープン

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Mac
  • ジャンル: MMORPG
  • 配信日: 2019年7月2日
  • 価格: オープン

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