【イース35周年・振り返り企画】意欲的なシステムの導入でシリーズの転機に!『V』編

電撃オンライン
公開日時

  日本ファルコムの人気ARPGシリーズ『イース』は今年で35周年! それを記念して、ライター陣が思い出を振り返ります。

 本企画では、ライター陣が選んだタイトル順に掲載を行っていきます。今回は『イースⅤ 失われた砂の都ケフィン』をお届けします。

振り返り企画・バックナンバー

後の『イース』の基礎となった意欲的なシステムを導入!(Ak)

 『イースⅤ 失われた砂の都ケフィン』は、「最後で最初のイース」というキャッチコピーがつけられた、『イース』シリーズ5作目の作品です。

 日本ファルコムが手掛ける家庭用ゲーム機初の『イース』ということで、意欲的なシステムが数多く導入されている本作。

 高低差の概念が導入され、ジャンプを駆使するフィールドや戦闘が登場。さらに今までは体当たりだった攻撃も、剣を振るうアクションになりました。

 装備している武器によって変化する攻撃アクションなど、後の『イース』シリーズの基本となるアクションは本作で生まれたものも多いです。ちなみに、本作のみ盾で敵の攻撃をガードすることが可能。

 シンプルで分かりやすく、誰でも入り込みやすいバトルはアクションゲーム初心者でも楽しめます。

 よくも悪くも粗削りな部分はあるものの、後々のシリーズへの影響を考えると、非常に重要な作品であると言えるでしょう。

 本作ならではの“錬金魔法”は、“錬石”を組み合わせることで発動可能なアクション。

 初期に入手できる魔法“アバランチロック”の使い勝手がよく、戦闘では非常にお世話に! というより、この魔法の使い勝手がよすぎて、ほかの錬金魔法はあまり使ってませんでした。(笑)

謎が謎を呼ぶストーリーと印象的な別れのシーン

 《幻の都ケフィン》を巡るストーリーが描かれる本作。ストーリーはまさに王道で、過去や現在が交差する壮大かつ意外性のある展開がおもしろい!

 物語序盤で出会う本作のヒロインであるニーナや、盗賊娘のテラなど、登場人物も魅力的です。

 ニーナはただの村娘かと思いきや、物語のカギを握る秘密をが隠されていて、意外性がありましたね。

 本作で名シーンを選ぶとすれば、そのニーナとの別れのシーン!

 すべての冒険が終わり、誰にも何も告げずに去ろうとするアドルと、それを見送るニーナが印象的でした。

 クライマックスでは、もう一人のヒロインともいえる、テラの「ぜったい、ぜったい、ぜったいいい女になってるからさぁ!」という台詞もよかったですね。

 テラは『イースVI』で成長した姿で登場するので、セットでプレイすると感動もひとしお!

 ちなみに、本作のストーリーは時系列でいうと『イースVIII』の直前にあたります。セイレン島に漂着する前、アドルがどうしていたかを知りたい人は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか?

 なお、本作は現在PC版が“プロジェクトEGG”で配信中。気になった人は、下記ページをチェックしてみてください。

イースシリーズ35周年を記念したオンラインくじが販売中!



※賞品の一部を掲載しています。

 KADOKAWAが運営するサービス“くじ引き堂”より、『イース』の35周年を記念したオンラインくじが販売中です。『V』からはメインビジュアルを用いたインテリアプレートや、アドルの立ち絵のアクリルスタンドなどがラインナップされています。

 くじは7月26日の16:59まで販売されます。お見逃しなく!

※掲載しているパッケージはSFC版。掲載している画面写真はSFC版。
© Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら