スーパー戦隊”魂”XIII 2019で『ターボレンジャー』主題歌などを歌う佐藤健太さんに突撃取材!
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- 電撃オンライン 終末のバンギア
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毎週金曜21時から電撃オンラインがお届けしているネット配信番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当する音楽ユニット“終末のバンギア”(以下バンギア)(以下バンギア)が、2004年からはじまり現在では毎年開催されている、スーパー戦隊シリーズの楽曲ライブイベント『スーパー戦隊”魂”XIII 2019』に突撃!
バンギアが突撃できた公演は、11月3日(日)の東京公演と11月10日(日)の大阪公演の2公演。そこでは、面識のあるアーティストの方々にお声をかけさせていただき、お話を伺うことができましたので、個別に紹介する記事としてお届けしています。
前回から続いて、今回はこの方です……!
スーパー戦隊シリーズ第13作『高速戦隊ターボレンジャー』の主題歌などを歌うレッドターボ/炎力を演じた佐藤健太さん
平成になって初のスーパー戦隊シリーズの『高速戦隊ターボレンジャー』。その主役であるレッドターボ/炎力を演じ、さらに主題歌を歌う佐藤健太(以下、健太さん)さん。『ターボレンジャー』だけに留まらず、シリーズ第16作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の主題歌も担当します。
健太さんは、以前の記事で紹介しているニヤニヤ・エンタープライズのイベントにもレギュラー出演されていたり、プライベートでも食事などお付き合いさせていただいてるご縁もあり、あらかじめ取材のご協力を依頼。
今回、11月4日の東京公演にもご出演されていたのですが、残念ながらバンギアの予定が合わず、10日の大阪公演で突撃させていただくことになりました!
11月10日(日)の大阪公演で健太さんが登場したのは、会場のボルテージも上がり熱気もどんどん上昇している後半に差し掛かったころの20曲目に登場!
やはり、レッドターボご本人の登場に、会場のテンションも一気にMAX状態へ……歌うのは、そうです『高速戦隊ターボレンジャー』の主題歌。
途中、着ていたブラックのコートを一気に脱ぎ去り、まさに“炎力”本人そのものへと昇華! そして曲の最後にはお決まりの、あのポーズでキメ!
これにはファンのみなさんもたまりません。
そして続く21曲目には挿入歌である『ターボ・ビクトリー』をファンと一緒に熱唱。会場の熱気をさらにブーストさせます。
健太さんは、終盤の30曲目にも再登場! イントロが流れるだけで会場から歓喜の声が溢れ出ます……そんな『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の主題歌を披露。会場全体が酔いしれました。
舞台裏で突撃インタビュー
東京公演につづいて、大阪公演でも舞台裏の潜入に成功した2人。あらかじめ取材の依頼をしていたこともあり、スムーズに健太さんをキャッチすることに成功!
ここからは、いつもの突撃インタビューをお届けします。
――まずこどものころの夢……と、健太さんには“ニヤニヤ・テキトーナイト”のときに、すでに“パイロット”とお伺いしたのですが、ほかにも夢やなりたいものってありましたでしょうか?
健太さん:もちろんヒーローにはなりたかったですよ。
変身ベルトは子どもにとって贅沢品で、なかなか買ってもらえないものでしたし……仲のいいお金持ちの友人の家に遊びにいって、大事そうに飾ってあった『コン・バトラーV』の超合金とか、いろいろなスーパーロボットやヒーローのフィギュアを借りては、砂場に持っていって、砂まみれにして遊んでいました。
――飾っていたおもちゃを砂だらけにしちゃったのですか?(笑)
健太さん:はい(笑)。でも、おもちゃって本来そうやって遊ぶものでしょ。それにロボットやヒーローはキレイな姿より、ダメージを受けて汚れているほうが、戦っている!って感じが出て美しいじゃないですか。
ヒーロー=ダメージ=くじけない! というイメージです。
だから『仮面ライダー』の触角も、左右違う方向に曲がっていたりすると、「そのダメージ、かっこいい!」と胸がときめくんです。憧れます。『仮面ライダー』には、今でもなりたい。
――“パイロットになりたい”という夢は、もしかして……スーパーロボットの?
健太さん:それはなれたら最高だね(笑)。でも、当時パイロットになりたいって思っていたのは本当に単純な理由で……図鑑とかでコックピットの画像を見て「こんなの操縦できたらかっこいいなぁ、パイロットすごいな!」って。
――音楽に目覚めたのはいつからだったのでしょうか?
健太さん:アイドルが流行っていた影響もあるのかな……中学のころから、歌手になりたくて日本テレビ音楽学院に通い始めました。
後からわかったのですが、当時、石原慎一さんや山形ユキオさんも一緒にレッスンを受けていた時期なんですよ。
――おお。そうなんですね! そこで歌のレッスンを受けて歌手に?
健太さん:日本テレビ音楽学院で年に一回の発表会があって、そこで、タレント事務所にスカウトされました。
もともとは歌手を目指していたのですが、テレビドラマ『夏・体験物語』への出演が決まって、先に俳優としてデビューすることに……。
最初に出演した特撮の作品は『仮面ライダーBLACK RX』
――俳優としてのスタートが先だったのですね。
健太さん:俳優活動をはじめて、特撮作品として最初に出演したのは『仮面ライダーBLACK RX』だったんです。
当時、仮面ライダーを撮っている東映撮影所にいる……ってそれだけで、すごく楽しくて、こんなところで仕事できているなんて夢のようで、自分に関係ないシーンの撮影も見に行っていました。
その『仮面ライダーBLACK RX』 の自分の出演している回がオンエアされたあとに、東映の鈴木プロデューサーに「つぎ、高校生の戦隊ヒーローのオーディションあるけど、どうする?」とお声かけいただいて、それが『高速戦隊ターボレンジャー』のレッド役(炎力/レッドターボ)での出演に繋がりました。
――『高速戦隊ターボレンジャー』の主題歌を歌われることになったのは?
健太さん:レッドといえば『超獣戦隊ライブマン』で、レッドファルコンをされていた嶋大輔さんが主題歌も歌っていたし、『仮面ライダーBLACK』で主役の倉田てつをさんも歌っていたな……自分も主題歌を歌わせてほしいなぁと思って……『ターボレンジャー』で、ほかのヒーロー役とのバランスをみるオーディションのときに、自宅で自分の歌声をカセットテープに録音した音源を、持って行ったんです。
――すごい! 直談判!?
健太さん:そう。だいぶビックリされました。だって歌でデビューはしてないですから(笑)。
でも、主題歌もオーディションがあるからってオーディションを受けることになって……課題曲は、嶋大輔さんの『あしたに生きるぜ!』(『超獣戦隊ライブマン』ED)と、影山ヒロノブさんの『聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム』(『聖闘士星矢』OP/ED)の二曲でした。
何人もオーディションを受けにきていて、待っている間、他の人たちの歌声が聴こえてきて……「あぁみんな上手いなぁ。きっとダメだな」……って。
でも、やってダメなら後悔はない! と思って受けました。だから、「合格です」と来たときは「うそでしょぉ~!?」って驚きました。
後日、鈴木プロデューサーに「なんで僕なんですか?」と聞いたんです。そしたら、音楽を担当している木村さんが「佐藤くんの声がいい」と言ってくれたそうなんです。
『ターボレンジャー』は高校生の戦隊だから、爽やかで初々しい感じがいいと。
――まさに自分の手で夢を……なりたかった歌手への道を掴んだんですね!
健太さん:そうですね。『ターボレンジャー』として活躍した一年間は、本当に人生の中で一番充実した一年でした……。それに、歌がなかったら、とっくに引退していましたよ。
――『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の主題歌を歌われたきっかけは?
健太さん:『ターボレンジャー』の音楽担当の木村さんに「つぎ、佐藤くんでいくからね」と言われたんです。そのときは曲も何も知らされていなくて、戦隊のタイトルだけ聞いたら『ジュウレンジャー』って言うから、「え? 10人もいるんですか!?」って(笑)。 そんな感じでした。
――あ、そっちに捉えたんですね(笑)。それでは最後に、今後、やっていきたいことや歌ってみたい歌など、ありますでしょうか?
健太さん:今回のSSSのように、何かきっかけや機会をいただければ、これからも歌やいろいろとやっていきたいですね。新しい戦隊の主題歌なんかもやってみたいな。
――ありがとうございました!
バンギアが感じた健太さんを140文字以内でまとめる
それでは、毎度の締めくくり! バンギアの2人がSNS時代ならではの140文字という縛りで、今回の感じたことをまとめてみます。
バンビ(ボーカル)が感じた健太さん
学園ものアニメや漫画の主人公を彷彿とさせる青年の爽やかさを纏う、健太さん。お話しをしていても、裏表のない真っ直ぐさが伝わり、とても素直な方だなぁと思いました。
ヒーローがアーティスティックに描かれたTシャツを色々と持っていらして、それをサラッと着こなす感じもキュートでした。
ルギア(ギター)が感じた健太さん
健太さんとは年も近くほぼほぼ同年代。なんだけど、僕にとっては永遠のお兄さん。決し
てアニキではなく”お兄さん”。
立ち居振る舞いもそうだし、なによりも健太さんの持っている声。艶があってキラキラしてて、あぁ、ヒーローってこういう声だよなって思わせてくれる。側にいるだけで安心感がある声……。
佐藤健太さん出演情報
12月8日(日)新横浜LiTで開催される「ニヤニヤテキトーナイトVol.12 The Live」に出演されます。健太さんのほかにも戦隊出身の役者さんなどが多数出演! 『終末のバンギア』も出ます!
チケット入手や情報については、特設ページをご確認ください。
『終末のバンギア』プロフィール
数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、カリスマゲーマーギターリスト“市野ルギア”が、女性ボーカリスト“bamvi(バンビ)”を迎えて新たな音楽ユニットで活動を開始。
2019年2月に結成ライブでお披露目。6月より本格始動。そのサウンドは「白か? 黒か?」。二面性のサウンドをコンセプトにした『終末のバンギア』。なぜかふたりとも特撮関係者と縁がある。
コラボ第1弾として電撃オンラインのネット番組「電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当。目下売り出し中なので、いろいろなコラボ先を絶賛募集中です!
●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”」最新主題歌『負けず嫌いの言い訳ファイターの歌~サラリーマン編~』
※詳しくは“終末のバンギア”オフィシャルサイトや公式Twitterもご確認ください。
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