アニメ『無職転生II』5話感想。フィッツ先輩とルーデウスの距離感がもどかしいッ!! ザノバ&クリフ再登場など見どころ満載のラノア魔法大学編開幕

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 TVアニメ『無職転生II ~異世界行ったら本気だす~』5話の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『無職転生II ~異世界行ったら本気だす~』5話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

ラノア魔法大学編に突入! 自由度の高い校風だけどトラブルの予感も?

 いよいよ今回から、ラノア魔法大学編に突入! 大学というだけあって学校の規模はかなり大きいようで、今回だけでも幅広いキャラクターが登場しましたね。

 しかしルーデウス、大学で真っ先に精神的な病に関する医学を学べないか聞くあたり、ED治療が最優先になってません?(笑)

 大学ではわりと自由に動けそうですが、生徒会近辺といい、きな臭い雰囲気も漂っています。ルーデウスも、フィッツがいるので何らかの形で王位継承争いに巻き込まれそうですね。

 そこかしこにトラブルの予感を感じていたら、まさか最初のトラブルが下着泥棒に間違われることだとは……。こんなトラブルはちょっと予想しなかったです(笑)。

 女子に囲まれて糾弾されて、トラウマスイッチ入っていたルーデウスが見ていられない! まあこのイベントをきっかけにフィッツとの仲が深まったので、結果オーライですかね。

フィッツ先輩との対面で……実は再会なことに気付かないルーデウスがもどかしいっ!

 今回のハイライトはなんといってもフィッツ先輩(シルフィ)との再会!

 最初に「あ…」と言っていたので、彼女のほうからはルーデウスに気付いているようですね。その後にルーデウスが名乗る前から気付くあたり、彼女の中でルーデウスがどれだけ大きい存在なのかが分かります。

 それに対して全く気付かないルーデウスよ! おお、ルーデウスよ!!!! ……まあルーデウスからしてみれば、身長が伸びている&髪の毛の色が白くなっているなどの理由で気付かないのも無理はありませんが……それにしたって気づいてあげてほしいです。

 これもある意味主人公補正なのかもしれません。アホ毛で気付けとは思いましたが!

 そんな2人の決闘の結果を見るに、現状の実力はルーデウスのほうが圧倒的に上のように見えますね。これはフィッツが成長していないということではなく、ルーデウスが過酷な旅路で圧倒的に成長したということかもしれません。

 下着ドロボウの嫌疑のかかったルーデウスを助けるために女子たちを脅すあたり、性格的にはけっこうたくましくなってる様子のフィッツ。とはいえ、耳打ちで赤面するあたり、根本的な性格は変わってなさそうです。

なぜシルフィは正体を言わなかったのか?

 しかし再会シーンで気になったのは、なぜ彼女が自分の正体がシルフィだとルーデウスに言わなかったのかということ。

 王女の護衛という立場上、何かしらの問題があるのかな? と思っていましたが、今回の話ではとくにそういうこともなさそうです。今後理由が明らかになる可能性ももちろんありますが。

 実際ルーデウスのことをめっちゃ見ていたり、実は正体を当ててほしいのではとも思います。自分から言い出すのが恥ずかしいだけとか? そのあたりのシルフィの内面描写も気になるところです。

まさかのクリフ再登場! 今後のルーデウスとの関係はどうなる?

 前回のラストで分かっていましたが、ザノバが登場。共通の趣味(フィギュア作り)を持っていて気も合うので、学生生活では頼れる友人になりそうです。

 そして何より衝撃的なのがクリフ! 一瞬誰だとも思いましたが、彼は番外編“エリスのゴブリン討伐”に登場した少年ですね。月日が経っているのでもう少年ではないですが。

 まさかエリスより先にルーデウスに会うとは意外でした。お互い初対面で、エリスとの関係性はくわしくは知らないはずなので、話すといろいろこじれそうですね。とくにルーデウスからするとエリスのことはトラウマポイントなので、今後のクリフとの関係は結構不安。

 そのほか、ルーク先輩がルーデウスの関係者だったのも意外でした。意地悪な先輩キャラかのように見えて、フィッツの正体に気付かない鈍感なルーデウスに文句を言っているだけなので、悪い人ではなさそうです。

エリナリーゼ入学! 大学の風紀が大ピンチ?

 フィッツやザノバとの再会やクリフの再登場など、意外性のあるシーンが多かったですが、何より衝撃的だったのがエリナリーゼの入学。

 オープニングですでに判明していましたが、まさか生徒として入学するとは! ルーデウスの保護者的な立場かと思っていました。父親の友人と学友になるのって、現代人的な感覚を持つルーデウスからすると気まずそうですが、大丈夫なのでしょうか?

 しかし大学でも男漁りが目当てっぽいエリナリーゼ。心底やばいなこのお姉さん……。果たして連れてきてよかったのだろうか。新しい男性キャラ出るたびにエリナリーゼの餌食にならないか心配になってきます。先生方は流石に大丈夫ですよね?

 そんなエリナリーゼに、ミニスカ+絶対領域の指導をするルーデウスもすごい。父親の友人に、色っぽい格好についてアドバイスできるって、どんな神経しているんだ!(笑)

オープニング&エンディングが初公開!

 そして第5話にして初めてオープニング&エンディングの映像が公開! 

 オープニングに関してはテーマソング自体は今までも流れていましたが、映像付きだとまた違う趣がありますね。

 ノスタルジックと失敗への後悔を感じながらも、ポジティブなメッセージ性のある歌詞にしんみりします。エリスとの別離から、ゾルダートたちとの思い出を糧に前に進んでいく描写も泣ける!

 ラノア魔法大学編でのシーンが多いから、第5話で解禁だったっぽいですね。最後に緑色の羽をつかむのは、シルフィとの再会を思わせる描写でしょうか。

 いろいろなシーンが圧縮されて詰め込まれた印象のオープニングに対して、エンディングはシンプルで分かりやすいテーマ性の歌詞と映像が描かれています。影ながらルーデウスを見ている、フィッツ視点のエンディングですね。

 最後のルーデウスとの会話は口の動きから、「フィッツ先輩」と返されて、「ルーデウスくん」と返しているっぽいですね。もしかしてフィッツ、意外と先輩後輩の関係性を楽しんでいるのでは?

 フィッツとの再会を始め、いろいろと見どころが盛りだくさんだった第5話。オープニング&エンディングが始めて流れたあたり、ある意味ここからが第2期の始まりのような印象さえありましたね。

 次回からはルーデウスとフィッツの関係性が本格的に描かれそうで楽しみだなぁ…と思っていたら、次回タイトルが“死にたくない”となかなか不穏。何が起こるのか、ちょっとだけ不安になってきました!

『無職転生II ~異世界行ったら本気だす~』作品情報

【スタッフ】
原作:理不尽な孫の手(MFブックス/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:シロタカ
原作企画:フロンティアワークス
監督:平野宏樹
シリーズ構成:大野敏哉
キャラクターデザイン:嶋田真恵・齊藤佳子
美術監督:三宅昌和
色彩設計:土居真紀子 
撮影監督:頓所信二
編集:三嶋章紀
音響監督:明田川 仁
音響効果:上野 励
音楽:藤澤慶昌
プロデュース:EGG FIRM
制作:スタジオバインド
オープニングテーマ:『spiral』LONGMAN
エンディングテーマ:『ムスビメ』大原ゆい子

【キャスト】
ルーデウス・グレイラット:内山夕実
前世の男:杉田智和
サラ:白石晴香
スザンヌ:小林ゆう
ティモシー:羽多野渉
ミミル:沢城千春
パトリス:山本格
ゾルダート・ヘッケラー:鳥海浩輔
アリエル・アネモイ・アスラ:上田麗奈
ルーク・ノトス・グレイラット:興津和幸
フィッツ:茅野愛衣


©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生Ⅱ」製作委員会

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