レビュー:『アンジュ・リリンク』は、いい意味でキャラゲー&恋愛ゲー。戦闘も育成もヒロインとの関係性に紐づいていて、遊んでいて楽しい!

電撃オンライン
公開日時

 KADOKAWAとf4samuraiが配信中の恋愛アドベンチャーRPG『アンジュ・リリンク』。本記事では、そのバトルや育成を中心としたシステム面のレビューをお届けします。世界観や物語の感想とあわせてチェックしてみてください。


 

【関連記事】
『アンジュ・リリンク』はループ世界が舞台の恋愛アドベンチャー。女の子ごとのマルチエンディングにより、全員がメインヒロイン扱いで…うれしい!

本作の中心となるメインストーリーに刺激を与えるバトル

 別のレビュー記事でも触れましたが、本作のストーリーはいわゆるループものがベースとなっています。

 このループの原因となっていたのは“ウロボロス”と呼ばれる存在。主人公は未来からやってきた“コードΩ00ユーフィリア”という少女から世界がループしていることを聞き、異能の力を持つ少女たち“プログレス”とともにウロボロスとの戦いに身を投じます。

 本作はストーリーの進行にあわせて朝から昼、昼から夜と時間が進んでいくシステム。ですが、次の日に進むにはその日に出現した“ウロボロス”を倒す必要があります。

 戦闘は最大5人のプログレスを編成して行うカードバトル。時間とともにたまっていくLPを消費して“エクシードカード”を選択すると各プログレスが行動をとります。エクシードカードはプログレスごとに3枚所持しており、その効果は攻撃や回復、バフなどの補助などさまざまです。

 また、プログレスを行動させるとたまる“EXLゲージ”が最大になるとプログレスの必殺技“EXLカード”を使用可能。LPが仲間全体の行動に影響するゲージで、EXLゲージはプログレスごとに個別のゲージになっているので、EXLカードの使用タイミングを考えつつLPゲージを誰を行動させるために使うかを考えるのが楽しいですね。

  • ▲EXLカード使用時にはカットインが入りました。

 ストーリーが主軸のゲームとはいえ、適当にプレイすると負けてしまうこともしばしば。LPがたまる速度が速くなるエクシードカードを優先したり、回復や補助をこまめに行ったり、戦略を考える必要があります。

わかりやすくまとめられた育成システム

 戦闘で力を貸してくれるプログレスには、“レベル強化”、“シンクロLv強化”、“レアリティ強化”、“エクシード強化”の4種類の育成要素が用意されています。

 レベル強化は名前の通り、プログレスのレベルを上げるものでもっとも手軽ですべての中心となります。

 特定のアイテムを使うことでレベルを上げられますが、上げられるのはプレイヤーレベルまで。レベル強化で使用するアイテムはクエストで集められ、集めている過程でプレイヤーレベルも上げられます。

  • ▲一度クリアしたクエストはスキップもできるのでかなりお手軽。

 シンクロLv強化はいわゆる装備品のような感覚。特定のアイテムを集めてセットすることでシンクロレベルが上がり、ステータスが強化されます。シンクロレベルが上がれば、新しいアイテムをセットできるようになって、さらにレベルやステータスを上げられるようになります。

 レアリティ強化はガチャなどで重複したときなどに入手できる“∀結晶”を使用することでプログレスのレアリティを上げられます。

 最後のエクシード強化は、戦闘で使用するエクシードカードの性能を強化するもの。レベル強化とシンクロLv強化に比べて、使用するアイテムの入手手段が限られている分、育成が難しくなっています。

 ただ、EXLカードのみ強化の仕方が違い、プログレスの好感度を100%にすると強化できます。ヒロインたちと仲良くなるのが目的の恋愛アドベンチャーの要素をうまくゲームとしての要素にも取り込んでいますね。

 レベル強化とシンクロ強化が常時プレイを進めながら行う育成で、レアリティ強化とエクシード強化はさらに一歩上を目指すための育成という印象です。

 このように“プログレス”の育成要素はわかりやすくて手軽なものばかり。恋愛アドベンチャー部分の魅力を中心に、バトルや育成も楽しめるので、キャラやストーリーが好きな人には特におすすめです。いい意味でテンポよく育成・戦闘をはさみながら物語を楽しめるので、気になる女の子を見つけたらぜひ遊んでほしい作品です!

©KADOKAWA ©f4samurai

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら