『キングダム』従来版と完全版の違いは? 電子書籍版で集めてきたオレでも…血沸き、肉躍る世界!(意訳:大興奮して欲しくなる!)

タダツグ
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 漫画『キングダム』の完全版1巻と2巻が3月18日に発売されます。この3月より毎月2冊ずつ刊行されていくこの完全版。これまでのヤングジャンプコミックス(YJC)版と比較してどのような違いがあるのか、気になっていたファンも少なくないはず。ここではその詳細をまとめてみましょう。

※記事内には『キングダム』のネタバレが含まれています。

  • ▲『キングダム』完全版 第1巻書影。

 この完全版を一言でいうならば……血沸き、肉躍る世界! 電子書籍版で集めてきた人でも大興奮して欲しくなるほどの内容であり、かつ“紙”である意味に満ちたアイテムとなっています。

 この完全版、あなたも待ちわびたでしょォ? なんて言われて「五日……いや、九年!」と返せるような王騎将軍のファンの方も、この機会に『キングダム』を最初から読み直してみてはいかが?
※かつて王騎の婚約者の摎(キョウ)が龐煖(ホウケン)に殺されてから9年後、秦趙の戦いの開戦から5日後、王騎が龐煖とまみえた時のセリフですね。

『キングダム』完全版の内容は?(商品紹介ページより)

 2023年11月のコミックス累計1億部突破を記念して、『キングダム』完全版を新たに刊行します! コミックスから仕様・デザインを一新した超豪華仕様の永久保存版!! 大きい判型、真っ白い紙、作者の全話解説付きで、また改めて『キングダム』をお楽しみいただけるシリーズです!!

<完全版の注目ポイント>
【全体の仕様】A5判(漫画誌とコミックスの中間の大きさ)、ハードカバー、見返し・スピン(紐)・トレーシングペーパー付きという文芸書の装い。
【本文の紙】白い上質紙を使用し、コミックスよりもさらに絵柄が鮮明に。
【表紙デザイン】飛信隊のキーカラーにちなみ、青箔でタイトルを印字。戦国七雄の判子をイメージした空押し加工も。また、カバーを取った本体表紙にも注目!
【カラーページ】週刊ヤングジャンプ掲載時のカラー扉を再現。さらにコミックス未収録のカットも多数掲載。
【全話解説】作者・原泰久が収録全話を解説。執筆当時の裏側を一話ごとに振り返り、『キングダム』の世界を隅々まで語り尽くす。
【収録話】完全版1冊につき、コミックス2巻分を収録。
※『キングダム完全版』1巻には、YJC『キングダム』1~2巻の内容を掲載しています。
※『キングダム完全版』2巻には、YJC『キングダム』3~4巻の内容を掲載しています。
【1巻限定】連載スタートまでの物語を伝える前書き「キングダム前史」も収録!!
※『キングダム完全版』は、2024年3月より毎月2冊発売。全20冊(YJC40巻分)を刊行予定です。

  • ▲『キングダム』完全版 第2巻書影。

今から『キングダム』を集める人はもちろん生粋のファンにもオススメのコレクターズアイテム(ネタバレあり)

 上記の商品紹介にあるとおり、完全版1冊にYJC2巻ぶんの内容が収録されるとのこと。美麗なカラー扉の再現や作者である原泰久先生による全話解説などは、ファンにとってかなりアツい要素といえますね。その名のとおりの“完全版”ということで、これから『キングダム』を集めようと考えている人にはもちろん、すでにYJCを持っている方にとっても、コレクターズアイテムとして見逃せないシリーズになりそうです。

 自分は本作を電子書籍版で読んでいるのですが、今から書籍を集めるとしたらこっちのほうを手に取ってしまいそう。

 ちなみに全20冊(YJC40巻分)とのことで、どこらへんのエピソードまでが収録されていくのか気になったので調べてみました。こちら、原先生が作者あとがきで「物語の前半戦」と書き記していた“国内統一編”が完結するところまでとなります。より具体的に言えば“毐国反乱編”が終わるところまで。かなりの読み応えになりそうです。

 ちなみにのちなみに、3月18日に同時刊行される完全版1巻と2巻の収録エピソードはYJC4巻分。ということは、主人公である信が秦の国王である嬴政(えいせい)と運命の出会いを果たす物語冒頭から、嬴政に反旗を翻した王弟・成蟜(せいきょう)によるクーデターを鎮圧するまでのエピソードが楽しめる感じ。

 完全版は毎月2冊刊行。1冊あたりの価格は2,475円(税込)という豪華版だけに、まずは2巻まで手に取って内容や感触を確かめ、気に入ったら自分のペースで集めていく形もアリかもしれませんね。それでは、今回はこのへんで!

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