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ブラウン管テレビ時代の相棒・ガンコンで『ガンサバ』『タイムクライシス』で敵を撃ちまくった日々。便利さを知ってしまったら手放せない【メモリの無駄づかい】

びえ
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ(私)、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、PlayStation用銃型コントローラー『ガンコン(ガンコントローラー)』について紹介します。

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 『ガンコン(ガンコントローラー)』は、1997年に当時のナムコから発売された、銃の形をしたコントローラーです。もしかしたら、ゲームセンターでなら見たことがある、という方も多いかもしれません。

 今ではご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、昔は一般的だったブラウン管テレビで使うことができます。逆に言うと、今の時代に主流となっている液晶画面では使えません。うーん、残念。

 ガンコンは本物の銃と同じで、ブラウン管テレビに向けてトリガーを引くことで攻撃などができます。

 黒い銃身に赤いボタンのクールなデザインは、当時の筆者にとってお気に入りで、まるで映画の中の登場人物になったような気持ちで、ワクワクしながら使っていたのを覚えています。今見てもカッコいいですね。

 これの最も便利なところは、通常のコントローラーのようにスティックを動かして照準を定める必要がないことです。

 ただ敵に向けてトリガーを引くだけでよいので、直感的に操作できますし、上手い下手の差もそこまで大きく出ません。当時まだ小学生だった筆者にとっては、欠かせない相棒でした。

  • ▲『ガンコン』の取り扱い説明書

 筆者はこれに慣れすぎたせいで、いまだにスティックで照準を定めるのが苦手です。液晶画面でも使えるガンコンが欲しい……! と切実に思っています。

 ガンシューティングは、移動そのものは自動で行われ、プレイヤーは攻撃に専念できる作品が多いですが、なかにはこのガンコンでキャラクターの操作も行うタイトルがありました。

 例えば、『バイオハザード ガンサバイバー』では、ガンコンの左右側面に付いているボタンとトリガーの組み合わせで、前進・後退などが可能でした。

  • ▲『バイオハザード ガンサバイバー』の説明書。ガンコンでの操作方法が書かれています

 3Dスティックなどはいっさい使用しない、ただ左右のボタンとトリガーの組み合わせだけでキャラクターの移動を行うという、今考えてみるとなかなかテクニカルなことをしていましたね。

 それでもちゃんとフィールドを移動してアイテム回収などもできたので、このシステムを設計した方には本当に頭が下がります。

  • ▲銃口を画面外に向けた状態でボタンを押すことで移動ができます

 スティックのように自由に動かせるわけではないので、なかなか操作にもクセがあり、慣れるまでにはちょっと時間がかかりました。逃げようとしているのに、敵に向かって思い切り前進してしまったり……今ではクスっと笑えるいい思い出です。

 このまま忘れ去られてしまうのは惜しいので、ぜひVRなどでガンコンにも活躍の場が出来てくれたらなあと思いつつ。

 「いや、ゲームセンターに行ったらまだあるでしょう」と思われるかもしれませんが、これを自分の家で使えるのが良いのです。ささやかなワガママです。

 たとえもう使えなかったとしても、このガンコンは思い出と一緒に大切にしまっておこうと思います。

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