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話題の“ホロライブ”って? 新時代のコンテンツ“VTuber”とあわせて紹介

たく坊
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 バーチャルの世界で動画を配信する“VTuber”と、その一角であるバーチャルアイドルグループ“ホロライブ”。名前は聞いたことあるけど、見たことがないという人は多いのではないでしょうか。

 本記事ではそんなVTuber初心者に向けて、そもそもVTuberとはどういうものなのか、今流行りのVTuberグループ“ホロライブ”とあわせて紹介していきます。

 VTuberとは、“バーチャル(Virtual)ユーチューバー(YouTuber)”の呼び名。基本的には、YouTubeで動画の投稿・配信活動を主とするキャラクター(タレント)を指します。

 VTuberは大きく個人勢・企業勢という2つで呼び分けられます。個人勢はその名の通り個人でのチャンネル、企業勢は企業からサポートを受けたチャンネルとなっています。

 VTuber事務所である“ホロライブプロダクション”には、ライブ配信サービス・hololive、男性VTuberグループ“ホロスターズ”などいくつかのコンテンツがありますが、本記事では日本の女性VTuberグループ“ホロライブ”について紹介していきます。

そもそも“VTuber”とは?

 今ではすっかり有名になった職業“YouTuber”は、主にYouTubeで動画投稿や配信を行っている人のこと。それに対してVTuberは、バーチャルの世界に住むYouTuberのことを指します。“V”という略称で呼ばれるケースもあります。

 YouTuberにいろいろな人がいるように、VTuberにもさまざまな個性を持った方が存在します。配信1つをとっても、ゲーム配信をはじめ、雑談、歌枠、企画、コラボなど、多くのジャンルがあり、楽しめます。

 数年前に流行してから現在に至るまで、新たなカルチャーとして日に日に大きくなっていったコンテンツです。

  • ▲Googleで“VTuber”と検索すると、検索結果は2千万以上に。

 大きな特徴として、“2次元のキャラクターが現代のエンターテインメントをお届けする”という魅力があります。

 例えば、「もしこのキャラクターがゲームをプレイしたらどうなるんだろう?」や「このキャラが好きだから、しゃべっているだけの映像とかないかな……」と思ったことはありませんか? VTuberなら、そんな願いや悩みを解決してくれます。

 かわいい&かっこいいキャラクターが難易度の高いゲームに苦戦しているところ、お気に入りのアーティストの曲を歌っているところなど、ユーザーの“見てみたい”を解決してくれるコンテンツなのです。

  • ▲ゲーム実況では、画面のどこかにワイプが入っているのが基本です。ホロライブでは、表情が変わるLive2Dや3Dで配信しています。

 もう1つ、ユーザーとのコミュニケーションが特徴として挙げられます。

 配信中でのコメントはもちろん、ハッシュタグを使ったTwitterでの反応、ユーザー参加型のゲームプレイと、見ているだけでなく、参加して楽しめるコンテンツでもあるのです。

 好きなVTuberが1人でもできたならば、その世界観にハマること間違いなし。コラボレーションにより、他のVTuberもおのずと気になってくるのではないでしょうか。筆者もその1人です。

時間がない場合は切り抜き動画をチェック!

 VTuberの配信は、1時間を超えるものが多いです。中には8時間以上の“耐久配信”を行う人もちらほら。

 「そんなに見る時間がない」という人には、有志の方々が作成する切り抜き動画がオススメです。切り抜き動画は、動画の中でも撮れ高のあるシーンや発言を切り抜き、5分前後の動画にまとめているものです。

  • ▲公式チャンネルでも、切り抜き動画が投稿されています。

 好きなVTuberの名言、知らないVTuberの情報収集など、気軽に見られるものとなっています。切り抜きで気になったものは、もとの動画をチェックしてみましょう。

 注意点として、配信者によっては“切り抜きNG”と言及しているVTuberも存在します。切り抜き時のレギュレーションが用意されていることもあるので、動画の作成・視聴には注意してください。

 また、あくまで切り抜きなので、強い言葉や煽りなどを扱った動画は、その前後の流れがあるうえでのリアクションであることを忘れずに。

今注目されているVTuber事務所“ホロライブ”とは?

 数あるVTuberの中でも、最近盛り上がっているのは“ホロライブ”という企業のメンバーたちです。

 “ホロライブ”とは、カバー株式会社が運営する“ホロライブプロダクション”というVTuber事務所に所属する女性VTuberグループを指します。

 今やVTuberの人数は膨大となり、推しを見つけるのも一苦労というほど。しかし“ホロライブ”にはさまざまな個性を持ったメンバーが在籍しているので、推しを見つけやすいのです。

 また、ホロライブ間でのコラボも多いことも特徴です。コラボでは、メンバー同士の掛け合いはもちろん、企画を立てて配信で遊ぶといったように、普段見れない一面や1人ではできない楽しみを届けてくれます。

  • ▲公式番組“年末ホロライブ ~ゆくホロくるホロ~”の1シーン。現在、この人数以上のメンバーが所属しています。

 配信者以外にも、運営側のサポートも十分に行われているのも特徴。公式チャンネルでは、3Dのメンバーが出演するアニメーション番組“ホロのぐらふぃてぃ”でドタバタな寸劇を投稿するなど、配信とは違ったエンターテインメントを提供しています。

 他にも、3月まで公式Twitterではほぼ毎朝“おはようホロライブ(おはホロ)”という動画を投稿していたり、豊洲PITで初のホロライブ全体ライブを開催したりと、YouTube外での活動も活発です。

  • ▲公式Twitterで連日投稿されていた“おはホロ”では天気予報と占いをするのですが、週替わりでアナウンスするメンバーが変わっていくのが特徴でした。

 このようにメンバーを盛り上げようとしている運営側の姿勢が、ユーザーからも反響を呼んでいるのではないでしょうか。

 ホロライブには、デビューの時期で“○期生”と呼ばれるくくりが存在。以下では、各期生から1人をピックアップして紹介します。

1期生 白上フブキ(しらかみふぶき)

 1期生兼ホロライブゲーマーズに属する、白髪ケモミミの女子高生。ネットスラングや流行している言葉に詳しく、コメントのネタも拾っていく多才な女の子です。

 かわいらしい声や笑い声、安定したトークスキルから人気が高く、ホロライブ内でも頼れる先輩としてメンバーからも慕われています。

  • ▲「ホロライブのみんなが推し」と公言するほどメンバーのことが好きな彼女は、カバー株式会社のCEO・谷郷元昭さんの顔で福笑いもします。

 しゃべりの癖も少ないので、最初に触れるVTuberとしては最適ではないでしょうか。

チャンネル:フブキCh。白上フブキ
Twitter:白上フブキ@ホロライブ

2期生 湊あくあ(みなとあくあ)

 健気で頑張り屋のバーチャルメイド。いじられた時の反応に定評があり、コラボ相手にもいじられている愛されキャラの女の子です。

 主にゲーム実況系の配信を行い、『マリオカート8』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』など、ガチ思考に寄ったプレイングが視聴者の心をつかんでいます。

 他人としゃべるのが苦手で、会話の内容をあらかじめ考えておくということも。別の配信者から通話されるのを待つ“凸待ち”配信では、用意していた会話をいかに切り出すかといった展開で、配信を盛り上げています。

  • ▲配信画面で会話の準備をする湊あくあさん。通話がかかってくるのを待つ“凸待ち配信”で0人を記録……。

 いじられキャラが好きなユーザーにオススメです。当然のことですが、過度な煽りコメントは配信者が嫌な気持ちになりかねないので、やりすぎには注意しましょう。

チャンネル:Aqua Ch. 湊あくあ
Twitter:湊あくあ Minatoaqua

ホロライブゲーマーズ 戌神ころね(いぬがみころね)

 期生ではなく、“ホロライブゲーマーズ”というグループに属すメンバー。ホロライブゲーマーズはその名の通りゲーム実況に特化したグループで、デビュー時期は2期生と3期生の間です。

 戌神ころねさんは、しゃべり方が独特なパン屋の女の子。訛り(なまり)が激しいことが特徴で、ファンやホロライブメンバーがつい真似をしてしまう魅力があります。

 遊ぶゲームが独特であり、昨今ではスーパーファミコン(SFC)用ソフト『アクトレイザー』やPCエンジン用ソフト『ラストハルマゲドン』といった、コアなレトロゲームを配信することで視聴者を驚かせています。

  • ▲チャンネルに飛んでアーカイブ欄を見ると、このラインナップ。取り扱うタイトルに驚きを隠せません。

 コメントに対しての反応も一見の価値あり。長時間の配信が多いので、ゲームが好きで時間のある人にオススメです。

チャンネル:Korone Ch. 戌神ころね
Twitter:戌神ころね

3期生 宝鐘マリン

 今は陸でVTuberをしているが海賊船を買うのが目標で、現在の姿はただのコスプレという設定の17歳の女の子。絵がとても上手なうえに言葉選びが特徴的。ユーモアのセンスにあふれたメンバーです。

 配信時に語られる自身の経歴は、女子高時代や正社員時代など、経験豊富なことがよくネタにされています。

  • ▲絵のうまさは一級品。“コミックマーケット97(コミケ97)”のホロライブプロダクションブースでは、彼女自身が描き下ろしたカイロが無料配布されました。

 『名探偵コナン』の円谷光彦、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトなどモノマネのレパートリーも豊富で、それを見に来る視聴者もいるほどです。

 絵描き配信では、VTuberのくくりを超え、イラストレーターとのコラボ配信を行ったことも。さらには、コラボ相手と煽りあう“プロレス”も行います。

 トークのテンポがよく、終始笑いながら試聴できるので、VTuber初心者にもオススメのメンバーです。

チャンネル:Marine Ch. 宝鐘マリン
Twitter:宝鐘マリン @ホロライブ3期生

4期生 桐生ココ

 2019年12月28日にデビューし、類を見ない速度でチャンネル登録者数を上げる新メンバー。2020年5月現在、34万人を記録しています。

 大きな特徴は、ネイティブな発音の英語と、覚えている言葉がちょっと変な日本語です。「みかじめ」、「けつもち」など、出てくる単語が不思議なものばかりでつい耳を傾けてしまいます。

 桐生ココさんは、平日の朝に“あさココ”と呼ばれる生配信を行っています。あさココは、前日にあったホロライブ関係のできごとをまとめ、おもしろおかしく解説している番組です。

  • ▲あさココはホロライブ全体の動きを確認できるので、朝のルーティーンに入れておくのをオススメします!

 ホロライブであった1日のできごとをまとめて知ることができるので、桐生ココさんのファンでなくても、情報を集めるために視聴している人もいるのではないでしょうか。

 あさココ以外にもゲーム、企画と多数配信しているので、「いつ寝てるの?」と心配の声は少なくありません。おもしろいだけでなく、しっかり努力しているメンバーでもあるのです。

 ちょっと特殊なユーモアを期待する人にオススメです。

チャンネル:Coco Ch. 桐生ココ
Twitter:桐生ココ 出所済み@ホロライブ4期生

0期生 ときのそら

 ホロライブでもっともデビューが早い大先輩。表舞台に出てくる裏方“友人A”と並んで、ホロライブをけん引してきた大きな存在です。

 0期生は、デビュー期間に関係なくデビューまでの経緯が他の所属メンバーと少し変わっているメンバーのことを指します。正式な名称ではないものの、ファンからは“0期生”、“ソロデビュー組”などと呼ばれて愛されています。

 ときのそらさんは、ホロライブの中でも清楚感が強く、王道アイドル感が強いVTuberです。ひとたびゲームをプレイすれば、1つ1つのリアクションに癒されます。

 意外にもホラーゲームの耐性が非常に高く、普通の人ならば絶叫必至なポイントでも笑顔で「おぉ~」と軽く流す反応に、視聴者は逆に驚かされてしまいます。

 そんなときのそらさんですが、得意分野は歌うこと。投稿される“歌ってみた”動画では、普段の様子からは想像できないほどのかっこよさを垣間見れるので、ぜひ一度は聴いてみてほしいです。

チャンネル:SoraCh. ときのそらチャンネル
Twitter:ときのそら ドラマ2期『四月一日さん家と』日曜深夜

 ホロライブでは、今回紹介した他にも、魅力的なメンバーが揃っています。

 デビュー時に行われる配信をはじめ、過去の配信もアーカイブで数多く残っているので、気になる動画だけでもチェックしてみると、ツボにハマるかもしれません。

 次回の記事からは個性豊かなメンバーについて紹介していきます。

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