『チェインクロニクル』における“魔神”とは? 魔神を一挙紹介【チェンクロ特集#8】

アツゴロウ
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 セガが贈るスマートフォン用RPG『チェインクロニクル(チェンクロ)』第3部完結記念特別企画の第8回をお送りします。

 『チェンクロ』を彩るさまざまな勢力、大陸の特徴、主要人物の振り返りを複数回にわたってお届け。連載第8回は番外編として、物語にさまざまな形でかかわる“魔神”について解説します。

『チェインクロニクル』特別企画一覧

勢力・大陸解説~番外

『チェンクロ』における“魔神”とは?

 魔神とは、黒の軍勢を率いる指揮官のような存在。もとは人間だったが、黒の軍勢がまき散らす黒の因子により、その魂を黒く塗りつぶされた者たちのことを指す。

 通常、人間が黒の因子に浸食されると衰弱して死に至るか、自我を失い黒の軍勢になるだけだが、強い欲望を持つ者、深い絶望に囚われた者は自我を完全には失わず、魔神と化す。

  • ▲魔神たちは人を超えた強大な力を持ち、人間だったころの欲望や絶望に従って行動。黒の軍勢を呼び出す力も備える。
  • ▲フィーナを狙うエイレヌスも魔神の1人。彼女は聖騎士団総帥アインスロットとも因縁がある。

 魔神は当然、黒の軍勢と戦う義勇軍にとっても敵で、魔神と義勇軍の戦いは幾度となく繰り広げられた。

 その戦いの果てに正気を取り戻した魔神は、黒の軍勢としての活動を停止。そのまま義勇軍に加入する魔神も多い。

  • ▲魔神の多くはイベント“魔神襲来”で登場。最初のイベントで登場したのは冒涜の魔神カタリスだった。
  • ▲魔神に縁のある人物たちと義勇軍が共闘し、魔神を正気に戻す展開もあり。

 魔神のなかには、義勇軍が旅するなかで出会う者もいる。そういった魔神の多くは、紆余曲折を経て義勇軍の仲間に。

 黒の軍勢の大元たる“黒の根源”や、世界を作り直そうとする“世界根源”との戦いにも魔神たちは参加し、義勇軍の頼れる戦力として活躍した。

  • ▲黒の根源との戦いでは、ラベゼリンたち三魔神が参戦。

[KEYWORD]世界根源

 世界を作り出した創造主、もしくは世界の意思とでもいうべき存在、それが世界根源だ。妖精ピリカとうり二つの姿をした“代弁者”を介して、その意思を義勇軍に告げる。

 世界根源は、義勇軍が黒の根源を打倒し、滅びと再世を繰り返す世界の理を破壊したことは許容したものの、歪んだままで後退しかねないユグド世界や、白の預言者が望む“未来の来ない、停止した世界”を否定。

 世界のすべてを一から作り直すために、分かたれたチェインクロニクルの欠片を集めようとする。

 その過程で、かつて黒の因子の影響下にあった魔神たちにも干渉した。

  • ▲世界根源の干渉を受けて再び暴走した魔神もいたが、ほかの魔神によって理性を取り戻す場面も。

義勇軍の冒険に深くかかわる者たち

 ここからは、魔神のなかでもとくに印象深い者たちをピックアップ。まずは本編ストーリーで活躍した魔神たちから紹介する。

■破壊の魔神 エイレヌス

 第1部序盤から登場した魔神。黒の王の配下として、チェンクロニクルを持つフィーナを狙って各地に現れた。

 最後は王都決戦で義勇軍と戦い、自分の過去を思い出しつつ消滅。のちに親愛度報酬としてアルカナ化され、義勇軍の仲間として戦えるように。

  • ▲人間だったころのエイレヌスは部下を率いて黒の軍勢と戦っていた。だがすべての部下を失い、絶望の中で魔神と化す。

■解放されし成功の魔神 ラベゼリン

 第2部から登場した三魔神の1人。人間に戻るという共通の目的を持つマスカルウィン、バルクスとともにフィーナの姉リヴェラの行方を追っていた。

 第2部終盤で、暴走したバルクスを助けるために義勇軍と共闘。黒の根源との戦いのあとは、再び3人で人間に戻る方法を求めて旅立つ。

 もとは10歳前後しか生きられない薄命の民。延命の方法を探して故郷を旅立ったのちに魔神となっていた。魔神になる前のことに関しては、思い出せないことがあるらしく、詳細は不明。

  • ▲魔神となり寿命の問題は解決したラベゼリンだったが、長い時間を生きるうちに人間に戻りたいと考えるようになり、その方法を探していた。

■尊き死の魔神 マスカルウィン

 三魔神の1人で、死者を操る死霊術の使い手。自分の理性を取り戻してくれたラベゼリンに感謝しており、彼女を助けることを第一に考える。

 もとはある王宮に仕える騎士だったが、黒の軍勢に王宮が襲われたとき、主である姫が黒の因子に囚われてしまう。

 そのとき姫から「自分を殺して欲しい」、「事を成したあとも生き続けて欲しい」と乞われ、生きる目的である姫を死なせながら、自分は死を選ぶこともできないと絶望し、魔神となってしまった。

  • ▲最初はラベゼリンに姫を重ね、ただ守ることだけを考えていたマスカルウィン。いつしか2人背中合わせで戦うことができる関係を好ましく思うようになる。

■虚ろの魔神 バルクス

 三魔神の1人で、愛らしいぬいぐるみのような容貌だが、内面は冷静で思慮深くダンディ。そのもふもふな体はラベゼリンたちの枕になったりもする。

 もとはある王国で崇められていた守護神像だった。黒の軍勢に滅ぼされる王国の人々を救いたいと願い、魔神と化す。

 第2部終盤では完全に黒の根源に操られてしまうが、義勇軍やラベゼリンたちに戦いのなかで説得され、正気を取り戻した。

  • ▲黒の根源に操られ、異形の存在と化したバルクス。だが、ラベゼリンたちと過ごした日々を思い出し、元の姿に戻る。

■切望の魔神 セレン

 年代記の大陸を徘徊していた魔神の1人。もとは書架の一族を護衛する騎士の一族出身で、フィーナを年代記の大陸から脱出させたのも彼だった。

 フィーナとリヴェラとは家族同然に育ち、リヴェラとは剣の腕を競い合った間柄。攻めより守りを重視した戦いを得意とする。

 フィーナの無事を願うあまり魔神と化し、フィーナの幻影を求めて暴れていたが、義勇軍との戦いで理性を取り戻す。

  • ▲正義感が強く、優しい騎士だったセレン。幼いフィーナからも実の兄のように慕われていた。

■不和の魔神 トルウァトス

 人心を惑わし互いに争わせる能力を持つ魔神。副都の外伝で初登場して以降、義勇軍の動向に注目していた。

 果ては義勇軍所属の者たちの心すら惑わせ、義勇軍相撃という危機を引き起こしたが、義勇軍隊長の心の在り方に興味を持ち仲間に加わる。

 もとはとある王国の外交官で、交戦状態にある周辺国と和平を結ぼうとするも、自国の政府に裏切られた過去を持つ。

 戦争で疲弊したところを黒の軍勢に攻められ、滅びていく祖国を見て絶望し、魔神と化した。

  • ▲世界根源が魔神たちに干渉しようとしたとき、知恵者であるトルウァトスは敵の正体を探り、真相に迫った。

イベントで登場した者たち

 これまで30回以上も開催された魔神襲来イベントや、チャレンジクエストで仲間に加わる魔神たちをまとめて紹介しよう。

■昂る冒涜の魔神 カタリス

 とある大陸で魔獣使いの長を務めていた女性。魔獣を愛するあまり、偏愛におぼれて正気を失い、魔神と化した。黒竜がとくにお気に入り。

■切り刻む牢獄の魔神 コロパティロン

 とある大陸に住む凶悪な殺人鬼が魔神化。束縛を何よりも嫌い、自分をつなぎとめるすべてを切り裂くため、黒の軍勢を率いていた。

 義勇軍に敗北したあとは仲間に加わり、自分を束縛する黒の根源の打倒を目指す。

 白き異形の脅威がユグド大陸に迫ったときは、仲間の魔神とともに精霊島に来訪。一度は人の道を踏み外した魔神として、セレステに助言を与えた。

■稲妻の魔神 アエル・グルン

 とある大陸で偉大な竜騎士として崇拝されていた女性。竜とともに生きるという願望に飲み込まれて魔神と化した。

 同じ竜騎士で部下だったフィー・グレアを加えた義勇軍と戦い、正気を取り戻す。ちなみにチリビーンズが大好物。

■絡め取る執着の魔神 アルミルス

 とある大陸で活動していた邪教の教祖の娘。愛に飢えた幼少期を過ごしたため他人への執着心が強く、そのせいで魔神と化した。

 火妖精のロロとの交流で、自分を特別扱いせずに見てくれた初恋の人のことを思い出す。

■溢れる滋養の魔神 サプラス

 とある王国で最高の料理人として尊敬されていた女性。王国が黒の軍勢に滅ぼされた際、もっと自分の料理を食べてもらいたかったという願望に飲まれて魔神と化した。

 自分の料理で魅了した男が副都のバーテンダー・ブルワリーの酒で正気を取り戻したのが気に入らず、義勇軍と対立する。

■死霊の魔神 ラスフィア

 とある大陸で生命魔術を探求していた若き天才魔術師。不死の法への探求心から黒の軍勢の一員となっていたが、義勇軍と魔物への復讐に燃える隻眼の剣士オーロラに敗れた。

 じつは三賢者の1人、ディルマとは古い知り合い。2人はかつて、ユグド外の魔法学園でともに生命魔術を学ぶ仲だった。

■真理の魔神 ハティファス

 とある王国で偉大な賢者として崇められていた女性。黒の軍勢により王国が滅びた際、世界の終わりの秘密を知りたいという欲望に飲まれ、魔神と化した。

 魔神になる際に最後の力で生み出した分身にして、彼女の理性と良心を引き継いだハティの力で正気を取り戻す。

 その後はハティとともに、姉妹のように仲よくしながら世界中を旅していくが、「どっちがお姉ちゃんか問題」は未だ決着していない。

■再臨せり剣戟の魔神 アグダラ

 かつて“剣聖”だった森妖精。強さを求め続けた結果、自分から黒の軍勢に接触して魔神となった。

 自分の時代に生きていた強者をすべて打ち倒したあとで眠りについていたが、現代に復活。義勇軍と海風の氏族長オルオレータの前に敗北し、さらなる強さを求めて義勇軍に加入する。

■装飾の魔神 フロガビトゥス

 とある大陸で優雅な暮らしをしていた貴族の娘。黒の軍勢に襲われた際、もっとオシャレを楽しみたいという欲望に取り込まれて魔神と化した。

 自分の趣味の衣装を人々に押し付けていたが、侘び寂びや機能美といった他の美しさを訴えるギンやドルテに倒され、華美とは異なるオシャレに目覚める。その後、新たなオシャレの可能性を追求するべく義勇軍に加入。

■乱舞する魅惑の魔神 タリビク

 とある大陸で人気の踊り子だったが、黒の軍勢に大陸を滅ぼされた際、踊りでもっと人々を魅了したかったという欲望に囚われ魔神化。

 自分が最も優れた踊り子であることを証明するために湖都を訪れたが、踊り子ファルナーズの剣舞に敗れる。黒の軍勢を使役しての破壊活動をほとんど行わなかった珍しい魔神。

■平和の魔神 アルフィン

 とある大陸の魔法学校に通っていた少女。黒の軍勢によって大陸が滅びたとき、世界を平和にして友達をたくさん作りたいという欲望に飲まれて魔神化した。

 世界平和を謳いながら黒の軍勢を使って破壊活動を行うという矛盾を、恩師であるシャウナに指摘されて反省。黒の根源打倒後は、シャウナとともに世界をめぐる旅に出た。

■召喚の魔神 タクリタン

 とある大陸に住む一流の召喚士だった女性。自分の召喚実験で黒の軍勢を呼び出してしまい、国を滅ぼした絶望から魔神と化した。

 彼女がユグドで異界への扉を開いた際、被害をこうむった九領や副都の仲間が義勇軍と協力。タクリタンの行動を止めることに成功した。

■鋼の魔神 ロサビス

 とある大陸の王女を護衛する騎士だったが、黒の軍勢により国は滅亡。守るべきものが守れなかったことを悔やみ、より強固な力が欲しいという欲望に飲み込まれて、魔神と化した。

 実直すぎる性格ゆえの暴走を続けていたが、無事に生き延びていた王女ロザリアと義勇軍により理性を取り戻す。その後は再びロザリアに忠誠を誓った。

■森の魔神 ズフラス

 とある大陸で森を守護する一族に生まれた女性。黒の軍勢により故郷の森が滅ぼされたときの絶望で魔神化した。

 世界中を森で埋め尽くすべくユグド大陸に襲来するが、義勇軍や森妖精のエイラと戦い和解。ユグドの森の再生に尽力する。

 ちなみにズフラスのイベントから、強力な魔神が出現する“暴走魔神”が実装された。

■宴の魔神 ハハブ

 とある大国の女帝だった魔神。黒の軍勢の襲来で民と国を失ったとき、もっと愛する民と宴を楽しみたかったという欲望により魔神化したが、器が大きいためか本人曰く正気は失っていないらしい。

 招くに値する人物を見つけては強制的に宴に招待しており、義勇軍もこれに招かれた。従者のチウウェンの成長を見届けたあと、義勇軍を従者扱いして新たな宴を開こうと画策する。

■縁の魔神 ラザニル

 とある大陸で歴史家を志していた少女。黒の軍勢に襲われたとき、もっと歴史を知りたかったという欲望に飲まれて魔神と化した。

 特定の場所の歴史を具現化する能力を持ち、ユグドの過去の英雄であるチドリやランスバーンを現世に復元。彼ら2人の協力を得た義勇軍に倒される。

 戦いのあとは、歴史を愚弄してしまった自分の罪を省みて義勇軍の仲間に。現世との縁ができたことで、この世に留まることとなったチドリたちと仲を深める。

■本能の魔神 スクロロン

 ケ者のカミに命をささげる儀式で、生贄となる巫女に選ばれた女性。厳しく律せられた生活を苦しく感じていた反動で、儀式の直前に黒の軍勢に襲われて本能のままに行動する魔神と化した。

 義勇軍との戦いのなかで、巫女候補としてともに育ったルククアとメルルダとの友情を思い出し、正気を取り戻す。ちなみに気に入ったオスには過激な求愛行動に出ることも。

■危地の魔神 ザロビ

 とある大陸で常勝無敗の軍師として有名だった女性。彼女の軍略は黒の軍勢にも通用したが、味方のわずかなほころびから敗北。もっと軍略を駆使したかったという欲望に飲まれて魔神と化した。

 ユグドでは聖騎士団との知略を尽くした戦いを楽しむなかで正気を取り戻し、以降は義勇軍の軍師に就任。現代の軍略を学ぶなど、新たな知識も貪欲に取り込んでいく。

■秩序の魔神 トゥキファト

 優れた法治国家として知られる大国の女王だったが、黒の軍勢の襲撃により国は崩壊。絶望のなか、より強固な秩序を求める魔神と化した。

 自らの秩序を広めようと努力するが、自分たちの譲れないもののために戦う森妖精や義勇軍を見て、彼らの思いも1つの秩序であると理解。よりよい秩序を学ぶべく、義勇軍に参加する。

 なお、女王だったころのトゥキファトは、世界根源の配下として戦う魔神タグリヌスと何かしらの因縁があったようだ。

■埃の魔神 スフラトゥス

 とある大陸に住む平凡な少女だったが、自分の誕生日パーティの最中に黒の軍勢の襲撃があり、故郷を滅ぼされる。

 その際、いい思い出になるはずだった誕生日をずっと留めておきたいという欲望に飲まれ、魔神と化した。

 幼いころの友人で、彼女をずっと追っていたイヴェルタと再会し、戦いの果てに記憶と正気を取り戻す。

■不義の魔神 ファルズフ

 黒の軍勢がもたらす滅びを救済と考え、信奉する国の王子。実の父である王から、自分が単なる道具に過ぎないという事実を告げられ絶望し、儀式によって強制的に魔神化させられた。血を操る能力で世界に死と破壊をまき散らす。

 兄のズヴィアドと妹のナフヴァム、アマツ一行や劇団・砂の薔薇の面々の協力のおかげで正気を取り戻した。そのあとは多くの人を殺めた罪を償うために、兄妹とともに旅立つ。

■果実の魔神 エイルニルス

 貧しさのために果物を盗み、罪の大陸に投獄された少女。自分の境遇を嘆きつつ、果物を思う存分食べたいという欲望から魔神と化した。

 果物を至高の食べ物と考える彼女にとって野菜は仇敵。精霊島では正反対の価値観を持つサナオーリアと対決し、互いに果物と野菜を無理矢理食べさせ合った。

 その後、彼女は果物の豊富な精霊島に住み着いたが、宿敵サナオーリアとの戦いは今後も続いていくようだ。

■治療の魔神 ザルブリス

 どんな病やケガも治してしまう癒しの力を持ち、とある大陸を支配する教団から“神の子”として崇められていた少女。黒の軍勢の襲撃の際、癒しの力のせいで死ぬことができずに絶望し、魔神と化した。

 死を求めて世界中をさすらっていたが、ヘリオスや教団関係者で従兄のファガルの説得を受け、生きていくことを選択。ファガルと自分の監視役だったレインリットの3人で暮らしていく。

■魔除けの魔神 ミズクン

 あらゆる魔の力を退ける力を持った少女。とある大陸で戦場の最前線の守護を任されていたが、黒の軍勢への恐怖と、周囲の人々を守れなかった絶望により魔神と化した。

 ユグドの魔法学園で無意識に黒の軍勢を呼び出していたときにアリーチェたちと遭遇。三賢者や姉同然のジンランの尽力もあり、正気を取り戻した。

 責任感が強く、常に怯える心を押し殺しながら生きていたが、魔神化の影響でできた背中の口からは本音がダダもれになる。

■魔女の魔神 ブカフィ

 住人すべてが魔法使いという国で、女王の側近を務めていた女性。黒の軍勢により国が崩壊していく様子を見て、自身が女王となって国を復活させねばという思いに囚われて魔神と化した。

 彼女がユグド大陸に新たな王国を作ろうとしたとき、謀略により女王の座を奪った元同僚のペトラスカと、前女王の娘であるグレゴリアに遭遇。

 戦いの末、ブカフィはペトラスカとともに王国を崩壊させた罪でグレゴリアに断罪される。その後は自分の罪を認め、正しい裁きを受けるために故国に戻るのだった。

■陽光の魔神 スカクリル

 “護りの光”によって守護されていた地底に広がる国の王女。国を救うべく禁忌とされていた地上へ行った際、黒の軍勢に襲われて魔神と化してしまう。

 地上という未知の世界を初めて目にしたことではしゃぎ、太陽のような強烈な光を放って砂漠の民に大きな被害を与えた。

 従者のアフタブとチャンディラム、エシャルたち砂の薔薇と戦い正気を取り戻したあとは、罪滅ぼしのために地上に留まり、砂の薔薇の照明係としても活動する。

■婚姻の魔神 カマイサル

 とある大陸に住む女系家族の末っ子として生まれた王子。黒の軍勢に襲われた際、愛する姉たちを幸せにしたかったという思いから魔神と化した。

 心を撃ち抜く狙撃銃で多くの女性を虜にしていたが、義勇軍と戦い敗北。彼に想いを寄せるジューンとコトブキから同時に言い寄られる、幸せ(?)な日々を送ることに。

■影の魔神 マスト

 とある小国の女王の影武者をしていた女性。黒の軍勢により女王が討たれたあと、女王から後を託されるも失敗。自分が本当の女王だったら国を守れたという思いに駆られ魔神と化した。

 九領の第三領で暴れていたが、ハルアキとトウカの兄妹に敗北。その後は第三領に留まり、統治者としての道を学ぼうとするなか、自分の配下まで持つようになる。

■錬金術の魔神 サイル

 とある大陸の錬金術師アウレオールが生み出したホムンクルス。まだフラスコの中で育成されていたときに黒の軍勢に襲われ、生きたいという欲望から魔神と化した。

 精神が未成熟なまま、ただ力を振りかざしていたところでアリーチェたちと交戦。彼女を追ってきたアウレオールと妹分のホムンクルス・デーライトとも戦い、説得を受け入れる。

 その後はアリーチェたちと交流しつつ、世界の常識を学んでいく。

■改造の魔神 ハプス

 鉄煙の大陸の優秀な技術者。数年前に他大陸の遺失文明の調査で行方不明になっていたが、魔神となって精霊島に姿を現した。

 セレステをさらい研究しようとするが、従妹のイドゥベルガやライバルのカタリナ、精霊島の人々と戦い正気を取り戻す。

 戦いのあとは再び鉄煙の技術者として、技術開発や遺跡の調査に勤しむ。

■審判の魔神 ファルゴース

 とある法治国家の裁判官だった男性。黒の軍勢により国家が滅んだ際、よりよい審判を下したかったという欲望にとりつかれて魔神と化した。

 極端な判決を下しながら各地で暴れ回っていたが、罪人であるプリェストやクライン、さらにはリヴェラ一行と戦い、彼女たちからの異議申し立てを認める。

 ちなみにクラインとは同じ大陸の出身。懲役1億年の判決を受けたクラインの裁判のことも知っていた。

■宝石の魔神 ニティカ

 とある大陸に住んでいた宝石魔法使い。黒の軍勢により大陸が窮地に陥った際、宝石への知識欲に飲み込まれて魔神と化した。

 弟子のアダマスや大陸の人々と戦い一度は正気を取り戻すが、世界根源の干渉により再び暴走。精霊島に姿を現す。

 だが、アダマスや森妖精のオストラの活躍で世界根源の干渉から離脱。戦いのあとは質のいい宝石が出土する迷宮山脈に工房を構え、力を蓄えつつ世界根源への意趣返しを目論む。

■五芒星の魔神 ゾファス

 5体の神獣の力を取り込み、暴走してしまったある国の王。5人の巫女の力で封印されていたが、世界根源の干渉により魔神として復活し、王都に姿を現す。

 封じられている残りの力の解放を求めて暴れていたが、巫女の一族であるブラーナとクーリエ、聖騎士団の結束の力の前に敗れ、正気を取り戻した。

 戦いのあとは2人の巫女とともに、王都の復興に尽力する。

■秘匿の魔神 リブラビス

 とある大陸に住んでいた優秀な巫女候補。黒の軍勢により大陸が滅びる際、聖杯と呼ばれる秘宝を託され、聖杯を守り切ろうとする使命感から魔神と化した。

 リブラビスは、聖杯が人間に戻る手段となりうると聞いたラベゼリンたち三魔神に追跡されてユグド大陸に来訪。各地で混乱を巻き起こすが、義勇軍の活躍で正気を取り戻す。

 その後は賢者の塔で治療を受けていたが、世界根源の干渉により再度暴走。だが、彼女を大切に思うメラヒムやアイリーン、三魔神の活躍で窮地を脱する。

■復讐の魔神 ザレン

 第1~2部のチャレンジクエストで加入する魔神で、とある大陸で騎士団長を務めていた男性。黒の軍勢により騎士団を滅ぼされた際、復讐心に飲まれ魔神と化した。

 義勇軍と戦い理性の欠片を取り戻したあとは仲間に加わるも、殺意の高さは暴走していたときとあまり変わらない。ちなみに趣味は入浴。

■威厳の魔神 ハウェン

 第3部のチャレンジクエスト“新世代たちの挑戦”で加入する魔神で、以前は“天の使い”と呼ばれて崇められていた、天の国の第二王女。

 地上の人々が黒の軍勢に滅ぼされた際、もっと崇められたいという欲望に飲まれて魔神と化した。

 ユグドの各地で信徒を集めては混乱を巻き起こしていたが、新世代の英雄たちに敗れ、仲間に加わる。

 以上、魔神についての紹介でした。今回で勢力・大陸紹介は最後となりますが、『チェンクロ3』の特集記事はまだまだ続きます。次回の記事もどうぞお楽しみに!

©SEGA

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