【DOL20th企画】2018年～2020年のゲームを駆け足で振り返る。『スマブラSP』や新ハードが登場

　総合エンタメサイト・電撃オンラインが20周年を迎えたことを記念した連載企画。第11回の今回は、2018年から2020年に発売されたゲーム、そしてゲーム業界で起こったことをピックアップしてご紹介していきます。

　なお、掲載されている記事は当時のもので、リンク切れなどの可能性があります。

20周年振り返り企画

• 2000～2001年の振り返り記事
• 2002～2003年の振り返り記事
• 2004～2005年の振り返り記事
• 2006～2007年の振り返り記事
• 2008～2009年の振り返り記事
• 2010～2011年の振り返り記事
• 2012～2013年の振り返り記事
• 2014～2015年の振り返り記事
• 2016～2017年の振り返り記事

　『モンスターハンター：ワールド』の発売時は、まさにお祭り状態。発売日には行列ができ、コスプレをしたハンターさんの姿もありました。俳優の山田孝之さんが全力で『モンハン』愛を表現したテレビCMも印象的でした。

　そして発売から3日で、全世界500万本の出荷を達成。2020年秋にも新しいイベントが実施されていますので、まだまだ『モンハンワールド』の世界で遊んでいるハンターが大勢いるはずですね。

⇒『モンハンワールド』レビュー。フィールドや装備システム、モンスターの生態でリアルな狩猟感を楽しめる

　実際の地図を見ながら妖怪を探す位置情報ゲーム『妖怪ウォッチワールド』がリリースされました。本作は、限られた場所にしか出現しない“ご当地妖怪”の種類が豊富で、筆者もリリース以降は旅先でもよくプレイしていました。自分で行けない場合、他のプレイヤーに“ヒョーイ”して家にいながら冒険するのも楽しいです。

　このころは歩きながら健康になり、観光をするおもしろさもプラスされる位置情報ゲームが注目されるようになっていきました。

⇒GPSを使って妖怪を捕まえる新作『妖怪ウォッチワールド』が発表。レベルファイブ×ガンホーの共同タイトル

　7月にリリースされたRPG『OCTOPATH　TRAVELER』はドット絵にCGの美しいエフェクトが重なり、なつかしさと派手さが共存する名作です。コマンドバトルに剣と魔法の世界観と王道をいくファンタジーRPGの雰囲気を、遊びやすく工夫されたシステムでじっくりたっぷり堪能できることで人気を得ました。

⇒『オクトパス トラベラー』はレトロでも懐古でもない2D・RPGの理想的進化。トレサの魅力にハマったレビュー

　今日もファイターの追加で日々話題になっている『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が、2018年12月にリリースされました。翌年には売り上げ本数が1570万本を突破し、“世界でもっとも売れた格闘ゲーム”となりました！

⇒【週間ソフト販売ランキング TOP50】『スマブラ SP』が発売3日間でミリオンを突破（12月3日～9日）

　1月にリリースされた『キングダム ハーツIII』は、シリーズのナンバリングとしては実に13年ぶりとなる新作。筆者もシリーズのファンでしたので心待ちにしており、2013年のE3で情報が出た時にちょっと泣きました。2020年には追加シナリオも含まれるDLC『キングダムハーツIII リマインド』が出ていますので、絶賛プレイ中の方も多いのではないでしょうか。

⇒『キングダム ハーツIII』でディズニーのワールドを駆け抜ける夢、再び！ 世界観＆バトルの魅力に迫る

　ゲーム配信サービスのSteamが、サービス開始から約15年で登録アカウント数が10億を突破しました。がっつり遊べる大作から、短時間で遊べる暇つぶし系まで、とにかく品数豊富なSteam。筆者の周囲ではセールの時に格安になっている、あまり世に知られていないゲームやちょっと残念な評価のゲームを買いあさって遊び倒す行為が人気です。

⇒【おすすめDLゲーム】100円で買える『Destroy The World』とは？ 理屈無用で片っ端からぶっ壊そう

　1990年にリリースされ大流行した『ドクターマリオ』。当時は、あのテケテケと小気味よいBGMを親の声よりも聞いていたかもしれません。そんな筆者にとって『ドクターマリオ ワールド』は、まさに待ち望んでいたタイトル。あのBGMも再び聞けますし、倒すべき相手だけど憎めない顔をしたウイルスたちをカプセルで消すという基本のゲーム性も健在です。

⇒パズルアプリ『ドクターマリオ ワールド』を先行レビュー！ シリーズのよさを生かしてシステムを変化

　『リングフィット アドベンチャー』は、筆者の生活を変えました。運動にも筋トレにもまったく興味がなかった筆者を、「おやつはプロテイン」や「暇つぶし動画は筋肉系」、「欲しいものは新しいヨガマット」といった立派なトレーニーへと変えました。本作から、スクワットの喜びを教わったんです。

　一時は人気からの品薄でしたが、現在は入手しやすくなっています。いまからでもぜひ、筋肉を愛でる人生を踏み出しましょう！

⇒フィットネスとゲームが融合『リングフィット アドベンチャー』は本日発売

　ここからは最近の話題ですが、2020年の振り返りとしてお付き合いください。

　外せないのはやっぱり『あつまれ　どうぶつの森』です。2020年は、外出を制限されて外で遊べない日々が続きました。そんな時、本作の中で虫を捕ったり魚を釣ったりと、まるで自然の中で遊んでいるかのような体験ができるということで話題になりました。

　普段はゲームをあまりしない人々も巻き込んで、全世界での売上本数は2600万本オーバー。筆者も含め、本作に救われた人は多いと思います。

⇒『あつまれ どうぶつの森』日記

　待ちに待った『ファイナルファンタジーVII リメイク』を、ついに遊ぶことができました。1997年、オープニングを見てグラフィックに感動しましたが、それと同じ感覚を2020年も味わいました。エンディングを見たのですが、やり込み要素もありますしまだまだ遊び尽くします。そして、藤原啓治さんの演じるレノがいつまでも大好きです。

⇒PS4『ファイナルファンタジーVII リメイク』レビュー解禁！ その完成度に度肝を抜かれた!!

　ペーパーマリオシリーズの最新作『ペーパーマリオ オリガミキング』が発売されました。2020年は、初代『マリオストーリー』からちょうど20年という記念の年でもあります。ペーパー化したキャラクターたちのカワイさや、「そこにあったのか！」と思わず声に出す仕掛けなど、新鮮な体験が詰め込まれています。冒頭のピーチ姫がちょっと怖くて、子どものころならば泣いていただろうと思いました。

⇒『ペーパーマリオ オリガミキング』先行レビュー。リング操作で敵を整列させて一気に倒すのが爽快

　そして2020年11月、Xbox Series SやXbox Series X、そしてPlayStation5といった次世代機がいよいよ発売となりました。特にPlayStation5はローンチソフトも『スパイダーマン: マイルズ・モラレス』やリメイク版『デモンズソウル』など、グラフィックやなめらかなアクションをすぐに体感できる力強いラインナップです。ゲームは、また一歩新しい時代へ！

⇒ひと足早くPS5を体験！ 試遊で感じたPS5の驚きとは？

　ここまで、かなり駆け足ではありますがゲーム業界の歴史を追いかけてきました。今回の年表の中には紹介しきれないほどの豊富なソフトやハードが世に送り出されてきました。これからも、新しいものがどんどん出てくるはずです。

　電撃オンラインは20年間、ゲーム業界を全力で追いかけてきました。この先の20年も、これまで以上の気合いで臨みます。今後ともよろしくお願いします！