2009年11月20日(金)
※『カオスヘッド』のネタバレが含まれているので、未プレイの方は注意してください!!
――未来ガジェット研究所が作った、8つあるガジェットのダジャレチックな名前はどなたが考えたのですか?
林:僕と松原と志倉が真面目に顔をつき合わせて考えました(笑)。初めは、もっとド直球だったんですよ。たとえば、掃除機とドライヤーをつなげたガジェットは“ドラ掃除機えもん”でした。でも、攻殻機動迷彩ボールだけは最初からこの名前だったんです。そこで、主人公は中二病だし舞台は秋葉原なので、どうせならアニメやマンガなどの元ネタを使おうか、という話になって決めていきました。
――“メタルうーぱ”よりレアなうーぱはあるのでしょうか?
林:“メタルうーぱ”よりレアなものはないですね。まゆりがあれだけ興奮していましたから、あれ以上のものはないです。ちなみに、中身は全部メタルなので結構単価が高いはずなんです。それを100円のガチャガチャで出してしまうという……太っ腹ですね。で、中身がすべてメタルだからこそ金属探知機に引っかかるんです。そんな裏設定もあります。
――落としたらものすごい音がして気がつきそうですけどね(笑)。
林:確かにそうですね(笑)。でも、まゆりなのでしょうがないです。
――『シュタインズ・ゲート』の中で、『カオスヘッド』の主人公・拓巳が“疾風迅雷のナイトハルト”としてIBN5100を探す祭りに参加した、という描写がありましたが、拓巳以外のキャラクターって『シュタインズ・ゲート』の世界で何をしているのでしょう?
林:『カオスヘッド』の1年後なので、ほとんどのキャラクターが在学中です。卒業したのは優愛だけで、セナはたぶん出席日数が足りなくて留年しています。優愛は、意外とモモちゃんの下で探偵業とかをやっているかもしれないですね(笑)。
――ゲーム中で『哀SWORD』というアニメ作品があるとちらっと出てきましたが、どのような作品ですか? もしかして、1年前の事件で“ギガロマニアックス”の姿を見かけた人が作ったのでしょうか?
林:そんな深い設定はないです(笑)。なんとなく、名前をどうしようかと考えた時に、ボツになったあの伝説のタイトルを出そうと思いつきました。茶目っ気です。
――ファンタズムが『雷ネット翔』の主題歌を担当したりと、かなり有名になっていますね。
林:はい。一応、『カオスヘッド』の最後で、FES(岸本あやせ)の気まぐれによって“ファンタズム”は解散したんですが、その後、心境の変化でもあったのか復活してメジャーデビューしたんです。
――メンバーは同じなのですか? また、ファンからは「FESは丸くなった」と言われていましたが。
林:メンバーは変わらないです。FESの性格ですが、丸くならないとそもそもメジャーデビューはしないと思います。でも、たぶん事務所からは「おまえはしゃべるな」と言われているでしょう。
――「トゥットゥルー♪」や“まゆしぃガイダンス”着ボイスなどは配信されるのですか?
松原:ソフトバンクさんとコラボケータイを作っていますし、そういうネタが仕込めたらおもしろいですよね。他にもいろいろ展開できると楽しいですね。
●ごえモン プロフィール
ADVをこよなく愛する電撃オンラインの編集。『シュタインズ・ゲート』に心底ほれ込み、5pb.に突撃。このインタビューを収録した。長時間の収録となったが、10時間ぶっ通しでテープ起こしと原稿執筆を続け、次の日の朝に仕上げる。PC版のころから『カオスヘッド』も大好きで、もっと有名になってほしいともどかしさを感じている。
(C)2009 5pb. Inc./Nitroplus
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