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2013年4月12日(金)

『ディスガイア D2』のスタッフが開発秘話を語る! 発売後だからこそ明かせる苦心のエピソードをインタビュー

文:オヌゥ

■新システムを使ったテクニックやオススメキャラクターの話もチラリ!

――今回実装された新システムに“オンブ”がありますが、これを使った有効なテクニックを教えてください。

松田:オンブするモンスターが攻撃を受けるので、防御力の高いモンスターや、状態異常への耐性が高いモンスターとコンビを組ませるといいです。また、オンブシステムではモンスターの移動形式がユニット全体に反映されるので、飛行できるモスマンは使いやすいですよ。

――オンブ状態で使えるコラボ技というのは、使っていったほうが楽になるバランスになっていたりするのでしょうか?

松田:新規要素ということもあり、かなり強いと感じるようにバランス調整しています。オンブして、どんどんコラボ技を出していけば、かなり早い段階でもキャラクターを強くしていけるようになっています。

――開発段階でボツになった技があれば教えて下さい。

松田:ボツになったものでは、サキュバスにちょっとエッチな個人授業的な技があって、それがボツになっていますね。刺激的すぎるという意味で(笑)。

『ディスガイア D2』 『ディスガイア D2』

――今回、オススメの汎用キャラクターはいますか?

松田:新武器の本と、僧侶との相性がいいと思います。ただ、この辺りはお好みですね。どのキャラを使っても、なんらかの活躍機会はあるといった感じにはなっています。

――今回、師弟システムがよりライトになったと感じたのですが、それを踏まえた汎用キャラクターの育成というのも、攻略面での有用な方法になったりするのでしょうか?

松田:今までに比べて、師弟間の技の習得・伝授が楽になっているので、それを意識したキャラクター育成もありだと思います。

小酒井:個人的には、支援攻撃で離れた敵を攻撃できる武器を得意とするキャラクターが好きです。特に槍は、今まで比較的冷遇されてきましたが、そういった意味では今回扱いやすいです。先ほど話に出た重騎士♀は槍使いなので、オススメできると思います。

『ディスガイア D2』

――正統派のRPGだと、物理攻撃系や魔法攻撃系、回復系のバランスが大事だったりしますが、今までの『ディスガイア』シリーズでは、レベルを上げて“やられる前にやる!”みたいなところが重視されていました。今回、その辺りのバランスに関してはどうなっていますか?

松田:自分は、物理、魔法、回復のバランスが取れていたほうが戦略的におもしろいと感じていたので、『ディスガイア』シリーズの雰囲気を壊さない程度にバランスを整えています。

――シリーズ伝統の後日談的なやり込み要素は用意されていますか?

松田:もちろん充実していますよ。『魔界戦記ディスガイア4』のキャラクターや『絶対ヒーロー改造計画』の“田中デスダーク”をはじめ、多くのキャラクターが登場します。またキャラクター育成の面でも、“後日談”から“魔ビリティ”を2つ付けられるようになるので、さらなる強化が可能です。やり込み派のユーザーの皆さんも納得の出来になっていると思いますよ。

新川:『ディスガイア D2』はシミュレーションRPG初心者の方や、やり込みはそろそろお腹いっぱい、という過去の『ディスガイア』ファンの方にも楽しんでいただけるようにと、心掛けて作ったタイトルです。ですから、やり込みはそれほど重視していないのですが、そこはそれ、やっぱり『ディスガイア』ですからね。やり込み要素はキッチリあります。

『ディスガイア D2』

→水橋さんのアドリブで生まれたユニークボイス!?
サウンド制作にまつわる秘話(5ページ目へ)

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※画面は開発中のもの。

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