2014年7月7日(月)
スクウェア・エニックスから発売中のPS3/Xbox 360用RPG『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』。その後日談を描く“ファイナルファンタジーXIII REMINISCENCE -tracer of memories- 追憶 -記憶の追跡者-”の第7話を掲載する。
著者は『ファイナルファンタジー』シリーズや『キングダム ハーツ』シリーズのシナリオに携わってきた渡辺大祐氏。今回の作品では、『FFXIII』シリーズ完結後の世界を舞台に、とある女性ジャーナリストを主人公にした記憶を巡る物語が描かれていく。
今回お届けするのは、ヴァニラとファングに関するエピソード。村はずれの遺跡で暮らす2人が語る思い出とは?
・#1 ホープ・エストハイム
・#2 サッズ・カッツロイ
・#3 Get Back(ノラ)
・#4 セラ・ファロン
・#5 スノウ・ヴィリアース
・#6 ノエル・クライス&パドラ=ヌス・ユール
・#7 ヲルバ=ダイア・ヴァニラ&
ヲルバ=ユン・ファ
ング
・#8 ホープ・エストハイム
・#9 Breathless(カイアス・バラッド)
・#10 Passenger
乾いた風が巻き上げた砂塵の向こうに、尖塔の影がぼんやり浮いた。どうやら目的地の遺跡に近づいたらしい。村人が教えてくれた道のとおりだ。
岩の多い荒れ野に、牧畜を営む農場が散らばる小さな村だった。寒村というほどではないが、人の数は少なく、住民は皆が顔見知りのようなものらしい。
だから彼女たちの情報もすぐに集まった。村外れの遺跡がお気に入りで、しばしば姿を見かけるそうだ。彼女たちが遺跡を好む理由は、なんとなく想像できた。遺跡がたたずむ荒涼たる原野は、ふたりの故郷の風景に似ているのではないだろうか。
私は遺跡の中へ入った。そこは石造りの大広間だ。分厚く堅固な壁に阻まれて、吹きすさぶ風の音が嘘のように遠くなった。長年放置されている遺跡だというが、保存状態は悪くない。意外に清潔で、家具さえあれば住むことさえできるかもしれない。もっとも彼女たちは遺跡に住んでいるわけではないそうだが。
深呼吸してから、呼びかけてみる。
「どなたか、いらっしゃいませんか」
がらんとした石の広間に私の声が響いた。その残響が消えないうちに、私の後ろで誰かが言った。
「でけえ声出すんじゃねーよ、うるせーっつーの」
一瞬前まで気配すらなかったのに、背後をとられていた。背の高い女性だ。褐色の肌に黒髪――間違いない。
「村の連中が知らせてくれたぜ。うちらのことを嗅ぎまわってる女がいるってな。てめー、この場所を誰から聞いた?」
「あの……ノエルさんです。正確には、その前に会ったスノウさんの伝言で……」
彼女の迫力に圧倒されて、あやふやな答えかたになったのがまずかった。
「意味がわかんねーよ」
かえって怪しまれた。このままでは追い返されて――
「え~っ!? お姉さん、スノウたちに会ったの!?」
無邪気な声が割り込んできて、緊迫した状況を破ってくれた。まるで救いの声だった。
広間の奥の物陰から、若い女性がひょっこり頭だけをのぞかせていた。ふたつくくりの明るい赤毛が揺れる。
私は気を取り直し、改めて彼女たちに挨拶した。
「ヲルバ=ユン・ファングさんと、ヲルバ=ダイア・ヴァニラさんですね」
それから詳しい事情を伝えた。ホープ・エストハイムを始め、“あの世界”の人物に会うたびに繰り返してきた話なので、私も説明が上手くなったらしい。初めは警戒していたファングも納得してくれた。
「へえ、あんたコクーンで暮らしてたのかよ」
「じゃあコクーンでの生活のことは、あなたのほうが詳しいんじゃない? 私たちがコクーンの中で過ごしたのは、ほんの短いあいだだったし」
「大昔にコクーンを外から見上げたことはあったけどな。ライトたちに出会う600年前、うちらはコクーンを憎んで、攻撃したんだ」
ヲルバ=ダイア・ヴァニラという名は、“ヲルバ郷という里に住む、ダイアという一族のひとりヴァニラ”という出自を示す。ファングのほうは“ヲルバ郷ユン氏族のファング”だ。つまりふたりは同じ血筋ではないが、出身地は同じということになる。これが彼女たちの生まれ育った地――グラン=パルス流の名乗り方だ。
グラン=パルスは雄大な自然が支配する野生の荒野だった。その果てしなく広い大空の片隅に、コクーンがぽつんと浮かんでいた。グラン=パルスの広大さにくらべたら、コクーンなど小さな島のようなものだった。
だがコクーンを支配したファルシたちは、まさに神にも匹敵する力によって、天空からグラン=パルスを踏みにじった。何度となくグラン=パルスを襲撃し、大地の恵みを奪ってコクーンに持ち去ったのだ。グラン=パルスにもファルシはいたが、コクーン側のファルシの狡猾さに対抗しきれず、一方的に収奪される歳月が続いた。
やがてグラン=パルスの勢力は反撃を企て、コクーンに総攻撃をしかけた。ファングとヴァニラは、その反攻の先頭に立ってコクーンを攻めた“ルシ”だ。グラン=パルス側のファルシから魔力を授かった彼女たちは、コクーン攻略戦の切り札だった。激戦の末ファングは“魔獣ラグナロク”に変身し、コクーンの軍勢に大きな損害をもたらした。
だがそれでもコクーンを陥落させることはできなかった。ふたりはクリスタルの彫像となって、長い眠りについたのだ。
「次にうちらが目覚めてみると、600年も経っていて、しかもコクーンの中にいた。うちらが寝ているあいだにファルシに運ばれたらしいが、その時は何もわからなかった。第一、私は記憶をなくしてたんだ。自分がラグナロクになったこともおぼえてなくてよ」
「私は、ある程度の事情をおぼえていたんだけど……忘れたふりをしたの。戦いのことは、思い出したくも、考えたくもなくて」
「ヴァニラが正直に言わねーから、面倒くせー回り道になったよなあ。まあ回り道で見つけたもののほうが、今となっては大事だけどよ」
「コクーンといえば、おふたりにとっては敵の本拠地ですよね。それに当時のコクーンはかなりの管理社会で、監視も厳しかったはずです。見ず知らずの敵地、しかも600年先の未来に急に放り込まれて、相当なストレスがあったのでは?」
「そりゃあ楽なわけねーだろ。でも、それまで生きてて楽だったことなんてなかったからな。うちらの故郷は厳しい土地だ。手強い魔物はごろごろいるわ、ファルシは人間を道具みたいに使い捨てるわ、ろくなもんじゃねえ。朝に元気だった奴が夜には死んでるなんて珍しくもなかったんだ。目の前で街が消されたこともあったしな。食い物や資源を奪うために、コクーンのファルシが街ごと空に吸い上げたんだ」
「それは……想像もできない厳しさですね……それではおふたりは、厳しい環境に慣れていたので、敵地であるコクーンでも大胆に行動できたのでしょうか」
「そんなことない、無我夢中だったよ。ファングは必死に私を守ろうとしてくれて……でも私がついた嘘のせいで、物事が悪いほうに転がってしまって――」
「とか言ってるけど、ヴァニラは開き直ってコクーン暮らしを楽しんでたぜ。こいつ意外とたくましいっつーか、図太いからさ」
ファングがからかう。ヴァニラがどれほど思いつめたか理解しているからこそ言える冗談だろう。
「まあ最初のうちは、コクーンの連中が甘っちょろく見えたな。安全な場所でぬくぬく生きて、覚悟が足らねえ奴らだと思ってた」
「それはライトニングさんやホープさんのことでしょうか?」
「特にスノウだな。あいつ自分の身の程も知らずに、なんでもかんでも守ろうと無茶しやがってさ」
「でも、そういうコクーンの人たちと接して、私たちの考えも変わってきたんだと思う。私たちは人が簡単に死んでしまう世界にいたから、どこかで人の死を……軽く考えていた気がする」
「言っとくが、他人の命や人殺しなんてどーでもいい、って意味じゃねーからな」
「うん、人が死ぬのは悲しくて辛いこと。けれどそれは当たり前の現実で、現実だから変えられない。だから私たちは自分が犠牲になる現実さえ、たやすく受け入れてしまう。そんなところがあったと思う」
「噛み砕いて表現すると、人の死が当たり前のグラン=パルスで暮らした影響で、ふたりとも自分の命を大切にしないところがあった――そんなところでしょうか」
「……だな。大事な家族を守るためなら、自分の命なんて、どーなってもよかった」
「人を傷つけてしまったから、自分の命で償うしかないと思いつめたりもした」
「そんなうちらを変えてくれたのがコクーンの連中だ。あいつらは人の命を諦めなかった。ひとりでも多くの命を助けようとした……救えると信じたんだ」
「人の死は、乗り越えられない現実なんかじゃない。この手で守っていけるんだって、みんなが教えてくれた。
だから私たちも、自分にできることをしようと思って――もう一度クリスタルになった」
ふたりはライトニングたちとともに、コクーンを支配するファルシと戦った。その戦いの末にコクーンの動力が途絶え、空中から落下を始めた時、彼女たちは最後の力をふるった。光り輝くクリスタルの柱となってコクーンを支え、崩壊を食い止めたのだ。
600年前に破壊しようとしたコクーンを守り、かつては敵視していた数千万人の命を、ふたりで救った。
それからAFの時代が始まる。人類はコクーンを離れ、その生活圏をグラン=パルスに移していった。
「私たちはクリスタルになって眠っていたけれど、人々がグラン=パルスで生きていく姿は、なんとなく視えていたんだ」
「そういえばセラさんが言っていました。時空をめぐる旅の途中で、おふたりに助けてもらったとか」
「あったね、そんなこと。夢の世界で助けを求めてた。セラとは昔から何かがつながっていたんだと思う。私たちがコクーンで目覚めたとき、最初に出会った相手はセラだったし」
「ああ、セラがルシにされたのは、うちらのせいだったな。その償いに手伝えればよかったんだ。あの時うちらが一緒に戦ってやれたら、セラが死ぬなんて結末は、変えられたかもしれねーな」
「ですが、その時おふたりは柱となってコクーンを支えていて、身動きが取れなかった……。
その後、世界は混沌(カオス)に覆われることになりますが、どうやって切り抜けたんでしょう?」
「ホープが助けてくれたんだよ。コクーンが崩れる寸前に、私たちを柱から切り離して、保管してくれたの。ホープが作った組織――ええと、なんて言ったっけ?」
「人類再誕評議会(コンセィユ・ド・ルネサンス)ですね。そしておふたりは、その後もさらに眠り続けた」
「そう、500年もね。私たちが目を覚ましたのは、世界が終わる13年前。ホープに助けてくれたお礼をしたかったけど……」
「その時にはもう、ホープが神隠しに遭ってから150年は経っていた。人類再誕評議会(コンセィユ・ド・ルネサンス)とかいうのもとっくに潰れちまってて、救世院が世の中を動かしていた。なあ、うちらがどんだけ驚いたか想像つくか? 久しぶりに起きたら世界はぼろぼろで、人々は妙な神様を有難がってんだ。わけわかんねーっての」
「でもね、仕方ないとも思ったんだ。眠っていた私たちと違って、ほかの人たちは滅びゆく世界で500年も生きたから……心が疲れて、何かに頼りたくなって当然だよ。だから私も考えたの。救世院の教えが人々の支えになるなら、私もその手伝いをしよう、って」
「あの時代、ヴァニラさんは“救世院の聖女”だったと聞いています。そういった気持ちで救世院に協力したんですね」
「……協力するつもりで、利用されちゃったんだけどね」
「利用?」
「救世院はヴァニラの気持ちにつけ込みやがったんだ。ヴァニラを大聖堂に迎え入れて、都合のいい綺麗事ばかり吹き込んだ。こいつ真面目なもんだから、いちいち話を真に受けちまってよ。救世院の言うとおりにすれば人々のためになると思い込んだんだ」
「……そういう駄目なところ、変わらなくちゃいけないのに、変われないんだよね。
私は思いつめて、救世院の――神の思惑に乗ってしまった」
「神……輝ける神、ブーニベルゼのことですね。
スノウさんが言っていましたが、おふたりがクリスタルから目覚めたのも、ブーニベルゼの差し金だったのでしょうか?」
「さーて、どうだかな。意外とルミナって可能性もあるぜ」
「ルミナというと……おふたりが覚醒したころに現れた少女ですね。子どもが生まれないはずの世界に、ほぼ500年ぶりに出現した子ども――そう聞くと、聖なる神の子のようなイメージですが」
「聖なるどころか、混沌(カオス)の固まりみたいなクソガキさ。ただヴァニラには、やたら懐いていたんだ」
「ルミナは意地悪に振舞っていたけれど、本当は寂しがり屋だった。もしかしたら誰かに甘えたくて、私たちを目覚めさせたのかもしれないね」
「まあ、ルミナもブーニベルゼに命令されてただけかもしれねーけどな。私がライトと一緒に“聖宝”を探す時も、ルミナが邪魔しやがったんだ」
“聖宝”――それは大砂漠デッド・デューンの古代遺跡に眠るとされた祭具だ。ファングはある目的のために聖宝を求め、ヴァニラのもとを離れて砂漠へ向かったという。
「ファングさんは、クリスタルから目覚めてすぐに砂漠へ?」
「いや、何年かはヴァニラと一緒に、救世院の世話んなってた。大聖堂があったルクセリオの街に住んでたんだ。ある意味、それまでの人生で一番楽な日々だったかもな。生まれ育ったグラン=パルスの、ヲルバ郷での暮らしは厳しかったし、コクーンと戦うルシになってからは厳しいどころじゃねーし。だからルクセリオの街でのんびり暮らすのも悪くねーかと思ったこともある。救世院の信者にだって、いい奴はたくさんいたしな」
「私たちのこと、大事に扱ってくれたんだ」
「とはいえ下っ端は善人でも、救世院の上のほうは腐ってやがった。奴らの計画どおりに進めばヴァニラが危ねえとわかって、私はルクセリオを離れたんだ。ヴァニラも連れてこうとしたが、こいつ梃子でも動かねーしよ」
「その時は、救世院にとどまるのが最善だって思ってたの。私、変なところで頑固なんだよね、ふだん意思弱いくせに」
「十分強すぎだっつーの。で、結局私だけがルクセリオを抜けて砂漠へ行った。ひとりで聖宝を探すつもりだったが、たまたま遺跡あさりの盗賊どもと出くわしてよ。そいつらと力を合わせて遺跡を探索することになった」
「ほんとは力を合わせるというより、力ずくで協力させたみたい。モノキュラスって盗賊団の人たちが、ファングにちょっかいを出してきたから、叩いて畳んで親分になっちゃったんだって」
「見方によってはそうなるか? ま、ちょっとした“話し合い”をしてやったら、盗賊どもが土下座して『どうか首領になってください』って言い出したのは事実だな。別に断る理由もねーから、モノキュラスの首領におさまった」
「そしてファングさんは盗賊団を率いて聖宝の探索に乗り出したわけですね。発掘は順調でしたか?」
「でもねーな。遺跡は封印されていて、肝心な場所に近づけなかった。道を開いてくれたのはライトだ」
「ライトニングが帰ってきたのは、ファングが出て行って4、5年ぐらいだったっけ」
「ああ、あいつの“解放者”の力がなかったら、聖宝の封印は解けなかったな」
「聖宝には、どんな力があったんでしょう?」
「死んでいった人たちの魂を呼び集めて、浄める力。そう言うと聖なるものに思えるけれど、救世院は聖宝の力を、恐ろしい目的に使おうとしていた。なのに私は愚かだったから、救世院の目的を見抜けなかった」
「救世院の――いや、ブーニベルゼの思惑どおりに進んでいたら、死んだ人間の魂は消されて、生まれ変わることもなかった。たぶん人間はみんな“あの世界”のことを、綺麗さっぱり忘れていたんじゃねーかな?」
「……ですが実際には、私も含めて多くの人間が、心の奥底に“あの世界”の記憶をとどめています。ということは、ブーニベルゼの計画は、皆さんの力で打ち破られたことになりますね。きっと私の魂も、その時皆さんに救ってもらったんでしょうね」
「私は何もしてないよ。ファングに心配かけて、ライトニングに導いてもらっただけ」
「ライトが助けてくれたんだ……みんなをな」
その名を聞いて、私は思いを抑えきれなくなった。聞き手の立場を忘れるほどに、気持ちが前のめりになっていた。
「それならぜひライトニングさんに会って、お話を聞かせていただきたいです。ホープさんへの取材をきっかけに、サッズさんやスノウさんなど、おふたりと一緒に戦った方々にお会いできましたが、ライトニングさんにだけは接触できていないんです。これまでのインタビューを振り返ると、どうやら“解放者”と呼ばれた彼女こそが、皆さんの中心にいて“あの世界”を救ったようですが」
ファングとヴァニラはちらりと視線を交わした。たったそれだけで理解しあったらしく、かすかにうなずきあう。気の遠くなるような長い年月を一緒に過ごしたふたりだから、一瞬の眼差しで思いを共有できるのだろう。
「ライトに会ってどーすんだ?」
ストレートな問いかけは槍の一突きのようだ。私は声を上ずらせた。
「それはその、もちろんインタビューを……。あと私から伝えたいこともあります、感謝の気持ちです。“あの世界”にいた私たちの魂を救ってくださったのは、ライトニングさんなんですよね? 助けてもらったなら、お礼を言いたくて」
「感謝だったら、もう伝わってるよ。あなたは生きて、ここにいるから」
穏やかな声音の奥に確信をこめてヴァニラは言い切った。
「ライトニングが心から願ったのは、人々が過去を奪われることなく、未来へと生きることだった。
だから神と戦って、人々が生きる新しい世界を――この世界を勝ち取ったんだよ」
「この世界で人間が元気に暮らしてるってだけで、ライトの願いはかなってんだ。わざわざ押しかけて礼を言うとか、あいつは望んでねーと思うぜ」
「……つまり、そっとしておけと? ライトニングさんには手を出すなという意味ですか?」
「あんたが勝手にライトを見つけるぶんには文句はねーさ、自由に探せばいい」
「ライトニングも、あなたと同じ。彼女はもう、自由だから」
結局ライトニングの消息を聞くことはできなかった。ふだんの取材ならもう少し食い下がるところだが、彼女たちには借りがあった。私が暮らしていたコクーンを、身をもって支えてくれたファングとヴァニラに、不愉快な思いはさせたくなかった。
かといって、ライトニングとの接触をあきらめたわけでは無論ない。
私は決めた。取材に行きづまったなら、始まりに戻ろう。最初に話してくれた彼から最後の物語を聞こう。“あの世界”が終焉を迎えるまでの13日間、ライトニングを支えた彼に――ホープ・エストハイムに、再び会うのだ。
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