2014年8月21日(木)
8月31日まで開催されている、コラボイベント“モンハン渋の里で年中狩ろうぜ!”。このイベントのプレスツアーが8月9~10日に開催されたので、その模様を“ハンターときどき編集”である、電撃オンラインのkbj&ライターのマスクド・イマイチがお届けします。
▲プレスツアーの参加者を乗せて走るのは、銀河鉄道バスのモンハンラッピングバス。 |
“モンハン渋の里で年中狩ろうぜ!”は、カプコンの人気アクションゲーム『モンスターハンター』と、開湯1,300年の歴史を持つ信州渋温泉のコラボレーション企画。1年間に渡って開催されてきたこのコラボも、ついにグランドフィナーレに突入。これまで以上にパワーアップした内容で、ハンターを迎え入れる体制をとっています。
8月9日には、初となるオフィシャルイベント“モンスターハンター10周年記念イベント スペシャルステージ”が行われた他、開発スタッフが温泉街を探索。見どころを探索したり、街を訪れていたハンターと交流したりしていました。
渋温泉についてはこれまで何度もレポートしているため、今回の記事ではグランドフィナーレ独自の様子や“スペシャルステージ”についてお届けしていきます。その他のことやイベントスケジュール、宿泊プランは、公式サイトをご覧ください!
なお、価格は左が通常価格で、右がハンターパスを提示した際のゼニー価格(1ゼニー=1円)です。
今回のプレスツアーに参加していたのは、辻本良三プロデューサー、藤岡要ディレクター、小嶋慎太郎プロデューサー、徳田優也プランナー、アメリカザリガニの平井善之さん、『モンスターハンター モンスター占い』でおなじみのゲッターズ飯田さん、タレントの宇佐美友紀さんです。
▲後列左から、徳田さん、藤岡さん、辻本さん、小嶋さん。前列左からゲッターズ飯田さん、平井さん、宇佐美さん。 |
まず最初に辻本さんは「オフィシャルイベントをこれまでやっていなかったので、ついにグランドフィナーレを迎えるに当たって、開催することになりました。よりイベントを盛り上げ、渋温泉さんについてより知ってほしいです」とあいさつした。続いて、渋温泉の養田組合長が「温泉の泉質と、人の温かさに自信があります!」と宣言。実際に渋温泉に足を運んだハンターの中には、リピーターとなり、2度、3度と来ている人も多いという。子どもに連れられて、親の方や年配の方にも来ていただき、よさを知っていただき、知名度をあげたいと、意気込みを語っていました。
▲渋温泉の養田組合長のオススメは釣り大会Gと絵付け体験。「縁日気分を味わえる、型抜やペッコすくいも楽しいです」とコメントしていました。 | 渋温泉に来た感想についてコメントした参加メンバー。その後は全員で乾杯。 |
▲“モンハン渋の里”を最大限に楽しむためのさまざまな特典を受けられる“ハンターパス”。いろいろなイベントに参加、商品を購入すると裏面のスタンプが押印され、コンプリートすると景品が進呈されます。 |
参加者だけでなく、渋温泉の組合長もオススメするのが、“ハンター釣り大会G”。こちらは、30分コースと60分コースがあり、指定数まで釣ることができます。それ以降は追加料金が発生するので注意してください。30センチ以上のG級を釣り上げた人には景品が、さらに一番のサイズを釣り上げた人には『CAPCOM フィギュアビルダークリエイターズモデル 黒触竜コア・マガラ』が贈られます。
渋温泉に到着した当日は晴れていたのですが、次の日は崩れそうだったため、“釣り大会G”を前倒しで行うことに。大きさに限らず、釣れるとうれしい&楽しいようで、開発メンバーやゲストの顔は終始笑顔でした。
中でも初日最高の笑顔を見せたのは、G級となる32センチを釣り上げた徳田さん。「やっぱり生き物を愛していると違うな」とコメントして、上手に焼き上がったこんがり魚にかぶりついていました。
▲口に含むや、「やばい! うますぎる!!」と叫ぶ徳田さん。においにつられて後ろから出てきた辻本さんと2人で舌鼓を打っていました。 |
さて、天候が悪かった時のために初日に行われた“ハンター釣り大会G”ですが、2日目の釣り大会の時間に雨が降らなかったので再度行われることに。初日に大きな魚を釣り上げたメンバーはさらに大物を狙い、イマイチだったメンバーはリベンジをかけたバトルが幕を開けました。
今回は報道陣も一緒に参加することができました。実は過去に何度か渋温泉に来た時に釣り体験を行っているのですが、kbj的には魚釣りについてまったくいい思い出がないのです。別に問題ありません。最終的にスタッフの手を借りてでも、釣ったような気分を味わえて、おいしい焼き魚に巡り合えれば、まったく問題ないわけです。
というわけで「べ、別に強がっているわけじゃなくて、最初から諦めているんだぞ!」とマスクド・イマイチに宣言してから、釣り糸を垂らすことに……。垂らすことに…………垂らしているんですけど、まったく当たりがありません。渋温泉の人にもアドバイスしてもらったのですが、まったく釣れません。
「アレだな、場所が悪い!」ということで、今日一番の大物が釣れた場所に移動して、再度挑戦。……一度、当たりのような感触はあったのですが、その後はまったく糸が動きません。しかし、魚は目の前を油然と泳いでいるわけです。
頭に来てもしょうがないので、横で笑っているマスクド・イマイチに釣竿を渡して挑戦してもらうことに。
マスクド・イマイチ「いやいや、皆があれだけ釣れている中、釣れないとおかしいでしょ」
10分後……釣竿を置いて取材に専念する2人がそこにありました。いいんだ、我々の仕事は魚を釣ることではない、取材することだ!
なお、魚がもし釣れなくても最低限の数は保証されているので、ご安心を!
さてさて、気を取り直して他のメンバーを見てみると、藤岡さんがかなりの大物をゲット! その大きさは33センチということで、昨日の徳田さん以上。これに歯ぎしりしたのは、負けず嫌いの徳田さんと辻本さん。なんと、2人とも今日は1匹も釣れていません。結局2人ともボウズだったのですが、ねばりにねばって釣りに挑戦していたため、この日のスケジュールが圧倒的に押したことをここに記しておきます。
▲なかなかの大物を手にして、喜ぶ小嶋さん。ただし、こちらは他の人が釣った魚を持っているだけです。 | ▲じっと釣り糸を見つめるゲッターズ飯田さん。見事にゲットした後に、「釣れると占いに出ていたので」とコメントしていたのですが、そのコメントは汎用性が高すぎてずるいと思いました。 |
▲2日間通してのトップは藤岡さん。優勝賞品として、屋台村で販売しているコラボスイーツの『狩リッペ パルバレ マンゴーソース』が贈られました。 |
先ほども記載したのですが、釣った魚は塩焼きにしていただけます。渋温泉には、コラボフードだけでなく、お饅頭やお焼き、パンなどおいしいものはたくさんあるのですが、この塩焼きは別腹。それどころか、食べ終わった時にさらに食べたくなってしまう、不思議な魅力があります。これはぜひ現地で味わってください。焼き魚が好きになりますよ!
長野県の民芸品を使った、人気の土人形絵付け体験。“アイルー招き猫”に加えて、“プ―ギー”が加わることで、2種を楽しめるように。
今回は開発者とゲストがこちらに挑戦。絵具を混ぜて新たな色を作りだし、自分の求める色ができたら、塗っていく。最初こそ、ワイワイと話しながら作業していた一同だったが、途中から真剣な表情を見せ、作品作りに没頭していた。
最初に辻本さんがアイルーを完成させたが、その色使いに他のメンバーは「犬じゃん!」と総突っ込み。その後は続々と土人形が完成していった。
▲色を作り、塗りあげていく絵付け体験。土人形は、長野県中野市の民芸品だ。 |
▲乾かしながら、少しずつオリジナル人形を構築していくメンバー。本来であれば、ゆっくり時間をとって行いたいはずですが、今回はその後の予定もあるため、限られた時間での作業でした。 |
▲小嶋さんと徳田さんのアイルーはプロデューサーNGが出たため、モザイク処理をしてお届けします。 | ▲こちらの作品は、グッズが販売されている加工屋に飾られるとのことです。 |
こちらは、特定の日に屋台村で行われる、餅つき大会。大雨が予想されていたために、開催が危ぶまれたのですが、開発者の力なのか、ハンターの気持ちが雨雲を動かしたのか、小雨と曇りを行ったり来たりして、なんとか行うことができました。
集まったハンターだけでなく、開発者やゲストは交互に杵をつき、おいしい餅を完成。その後はつきたての餅を、皆でおいしくいただきました。
▲完成した餅を頬張る、小嶋さん。よく噛んで召し上がってください。 |
▲デフォルトの餅に加えて、黒ゴマ味の“ゴア・マガラ”、ずんだ餅の“リオレイア”、きな粉味の“黄金ダンゴ”があり、2種類を選べます。 |
屋台村に建てられたやぐらを中心にして、PSP版『モンスターハンターポータブル 3rd』のエンディングでお披露目された“モン踊り”を、集まったハンターで踊るこの催し物は、ほぼ毎日開催されています。
8月9日に行われたモン踊り大会では、渋温泉の芸者さんが呼ばれて、三味線を生演奏。さらに、開発メンバーやゲスト陣がバチを握り、太鼓を鳴らしました。いつも以上にハンターは盛り上がり、夜は老けていきました。
プールに浮かんでいるのは、クルペッコをモデルにした“ペッコのおもちゃ”。そのおもちゃを、ポイを使ってすくって(救って?)いくことになる。すくった数に応じて、缶バッジが最大5個までプレゼントされる。
さっそく開発メンバーも挑戦することに。一番最初に挑んだ辻本さんは、自分のポイが破れてしまうと、他のメンバーに茶々を入れて、邪魔をしていくことに。「ま~た辻本さんは~~」と呆れられつつ、一同は童心に帰ったような表情を見せていました。
自由時間に、マスクド・イマイチがペッコすくいにチャレンジ。すると、1匹目もすくえずにポイに穴が!!
「え? なんで1個もすくえないんだよ!」
と突っ込もうとしたら、まさかの2つ目のポイが左手から登場。それがやりたくて、2つ買っておいてわざとやったんじゃないのかと思って聞いてみると、失敗した時のために念のためにだったそうだ。
ちなみに、その後はコツをつかんだのか、ペッコを次々とすくいあげ、9個を記録。土産屋で売っている“ペッコのおもちゃ”を購入していたので、どうやらかなり気にいったようだ。
縁日で見られた、型抜を体験できるコーナー。型を抜く菓子は、いくつか種類があり、ハンマーや回復薬、飛竜の尻尾などの形をしています。抜き方にも個性が出るのが、こういう作業のおもしろいところ。細かく砕きながら進めていった平井さんに対して、力を入れてガリガリ削っていた辻本さん。横から見ていると辻本さんのほうが、いかにも失敗しそうだったのですが、外側の枠を崩さずにひと筆がきのように、形を残したまま抜くことに成功!
さらっとこういうことを成功させてしまうところが、プロデューサーたるゆえんなのかもしれませんね。
操虫棍と猟虫、オトモアイルー装備を装備して、楽しく撮影できる“なりきり記念撮影”。大阪で働くものとして、お笑いタレントとして、思わずポーズを決めてしまう徳田さんと平井さん。なお、オトモアイルー装備は、本来は身長が約160センチまでの人向けになります。
ライトボウガンのような弓矢を使って、的を狙い撃つ射的。1人3発まで撃てます。kbjが挑戦したのですが、的に当てることはできても、倒すことは難しかったです。まあ、弾丸一発で倒されるモンスターはいないってことですね。(勝手に納得)
これまで狩猟してきたモンスターの魂を供養する“モンスター供養祭”は、温泉街のほぼ中央にある“狩猟祈願神社”で行われています。加工屋で販売されている“モンハン護摩木”にメッセージや供養したいモンスターと自分の名前を記入し、神社の横にある護摩木箱に投入。あとは、今後の狩猟安全を祈願しましょう。
参加メンバーも護摩木に、討伐、捕獲してきたモンスターへのメッセージを添えて投函しました。
なお8月31日には、集められた護摩木を使ったイベント“お焚き上げ”が行われます。
▲合掌、そして一礼。辺りにはなんとも形容しがたい雰囲気がありました。 |
ここからは、期間中に特定店舗、もしくは屋台村にて楽しめるコラボフードについて紹介します。kbj的なオススメは、歯ごたえもあり、味もいい『ガーグァ山賊あげ丼』と、見た目がオドオドしいけど、しっかり唐揚げな『狂竜化らあげ』です。特に竹炭を使っているという、『狂竜化らあげ』はこれまでに食べたことのない風味になっています。
▲『ニャーハンGyoza』 ラーメン徳味:1,100円/950ゼニー | ▲『轟竜ぶっこみそば(うどん)冷やし』 やり屋:1,200円/1,000ゼニー |
▲『火竜の尻尾』 幸鮨:1,600円/1,400ゼニー | ▲『ガーグァ山賊あげ丼』 からんころん:1,200円/1,000ゼニー |
▲『ゴア・マカレー(狂竜化)』 屋台村:1,100円/950ゼニー | ▲『飛竜の巣Gyudon』 屋台村:950円/850ゼニー |
▲『アイルーゴマだれ冷製パスタ』 屋台村:850円/750ゼニー | ▲『狂竜化らあげ』 屋台村:600円/500ゼニー |
▲『こんがり肉』 屋台村:950円/850ゼニー | ▲『アイルーどらっふるー(リンゴ/ブルーベリー)』 屋台村:300円/280ゼニー |
▲『狩り狩りポテト』 屋台村:450円/350ゼニー | ▲『まるごとバナナ コンガジュース ハチミツ入り』 屋台村:600円/500ゼニー |
▲『女王のフェロモン カシスオレンジ』 屋台村:600円/500ゼニー | ▲『回復薬』 屋台村:500円/400ゼニー |
▲『クーラードリンク』 屋台村:500円/400ゼニー | ▲『鬼人薬ソーダ 丸薬(ベリー果肉)入り』 屋台村:500円/400ゼニー |
▲『ギルドコーヒー(アイスコーヒー)』 屋台村:400円/300ゼニー | ▲『ケチャ和茶(日本茶)』 屋台村:400円/300ゼニー |
屋台村や加工所では、さまざまなコラボグッズを販売しています。なお、一部グッズには特定尾の店舗にしか取り扱っていないものもあるので注意してください。
裏通りに面した、たまりや酒店では現地の酒造場とコラボしたアルコールを取り扱っています。なお、こちらのお店は宅配も受け付けています。
8月10日“ハントの日”の前日である8月9日に、“やまびこ広場室内ゲートボール場”にて、初のオフィシャルイベント“モンスターハンター10周年記念スペシャルステージ”が行われ、会場には100人を超えるハンターが集結しました。
姿を見せた辻本さんは、ずっとやりたかったオフィシャルイベントをやれてうれしい旨を伝えた後に、「いつもとは違う、ラフな感じにしたいです」と今回のイベント趣旨を伝えました。
一年ぶりに渋温泉に来た藤岡さんは「あの時と変わらない空気で、懐かしさも感じられました」とコメント。対して、初めて来た徳田さんは「ずっと来たかったです。早速大きなマスを釣り、楽しんでいます!」と満面の笑みで心境を述べていました。
会場では、『モンスターハンター4』をプレイしているハンターも数多く見られました。そのままなんとなく、虫についての話題がスタート。開発スタッフに虫好きな人がいて、知らない間にさまざまなところに虫を仕込んでいたとか。例えば、『MH3(tri-)』ではチャナガブルの腹の中に1匹いて、『MHP 3rd』ではハプルボッカ、『MH4』ではテツカブラの剥ぎ取りの時に見ることができるようです。
最新作『モンスターハンター4G』ではその開発スタッフがいなくなってしまったというのでえすが、虫を愛する別の女性スタッフが意思を継ぎ、旧砂漠にフンコロガシを用意しているというので、発売されたら探してみましょう。
実は最初にこのアイデアが生まれたのは、古龍種であるヤマツカミの時だったとか。「お腹に何か入れる?」と話をしていた時に、その場のノリで「アイルー?」と話したのですが、さすがによくないということで、このアイデアはなくなりました。ただ、その名残りで虫が入ったようです。
なお、電撃オンラインでは『MH4』のモンスターが生まれることになったインタビューを掲載しているので、こちらもあわせてチェックしてください。
『MH4』の遺跡平原や氷海の背景資料を取るアルゼンチンへの取材に、徳田さんは同行。アルゼンチンほど開けているところは日本ではないうえに、現地は寒いために黄色い草がはえると藤岡さんは説明していました。徳田さんは向こうで食べた羊の丸焼きがとにかくおいしかったと力説。現地は、野菜がほとんど売ってないかわりにマテ茶を飲むようです。他の人には苦い味だったようですが、徳田さんの体にあったということで、とにかく快適にすごせたと、当時を振り返っていました。
なお、電撃オンラインでは『MH4』の背景ができるまでのインタビューも掲載しています。先ほど話に上がった海外取材の話も掲載されているので、興味がある人はぜひチェックしてください。
続いて質問コーナーがスタート。最初の質問は、「この10年で一番つらかったのは?」というもの。現在はアメリカザリガニとして活動している平井さんは、なんとカプコンの入社試験に落ちていたことを告白。受かっていたら辻本さんと同期だったことを告げると、会場は笑いに包まれました。
つらかったことではないのですが、ゲッターズ飯田さんは『モンハン』シリーズと占いについて語り始めました。PSP『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』では、これまでためてきた飯田さんのデータをもとに、10年分の占いデータが詰め込まれているそうです。10年分のデータを提出されて、それを詰め込むというカプコンの行動にゲッターズ飯田さんは「この会社はアホですよ(笑)」と語っていました。
プランナーの徳田さんがあげたのは、『MH3(tri-)』のメインモンスターであるラギアクルスの制作。メインモンスターは毎回苦労するようですが、『MH3(tri-)』では水中戦と陸上戦があるために、ラギアクルスは特にきつかったようで、“チームラギアクルス”を作って一丸となって作成したことを明かしました。
「無印と呼ばれる初代『モンスターハンター』を東京ゲームショウに出した時」と語っていたのは、藤岡さん。当時は世界観や言語がまだしっかりとルール付けされていなかったために、「ワイバーンを倒せ!」など、今では考えられない表記だったのです。さらに右スティックを倒して武器を使うという独特の操作性のために、開発メンバーが出動して説明していたことも苦労した要因の一つだったとのこと。
辻本さんは散々考えた後「大変……全部大変でした」とざっくりとした解答を披露。他のメンバーに「もうちょっとなんかあるやろ」と突っ込まれると、自身がプロデュースしたポロシャツの制作秘話を語り始めました。
ポロシャツは辻本さんが好きでプロデュースすることになったのですが、さまざまなところにリオレウスのイメージや10周年をモチーフにしたアイデアをちりばめ、いいものになったとのこと。ただ、ややタイトにしすぎたことと襟を硬くしすぎたという反省点もあったようです。会場から女性用のリリースを望む声が上がったことを受けて、「女性用も検討します」と続けていました。
ここからはスケッチブックを使い、イラストで解答するコーナーがスタート。これまで、使ってきた武器のイラストを披露することに。徳田さんと辻本さんはイラストが苦手ということで、何度も書き直しているのが印象的でした。辻本さんはハンマー、藤岡さんはランス(バベル)、徳田さんは大剣(リュウノアギト)、平井さんはアイデアを出したハンマーのアメザリハンマー、ゲッターズ飯田さんは「これしか使っていません」という狩猟笛を挙げました。飯田さんはサポートするのが楽しいと感じているようで、「現実とゲームが一緒だね」とよく言われると続けて、会場の笑いを誘っていました。
「一番強いと思っているモンスター」というお題について、徳田さんがチョイスしたのは、ブラキディオス。3DS『モンスターハンター3(トライ)G』のG級に登場するモンスターで、今までにないものにするべく、思い切って強くしたとか。「ランスの藤岡さんをやり込めたので、してやったり!」と思ったとのこと。話題に上がった藤岡さんも、同じくブラキディオスを選択。「ランスではきついです(苦笑)。伝わりやすい強さがあります」とコメントしていました。
平井さんは、ラオシャンロンを挙げます。大きさがすごくて倒せるのか不安になったため、インパクトがあったようです。あとは、最後のエリア5で間違えて撃龍槍を押してしまう人がよくいたのも、印象に残っているという。加えて、撃龍槍を当てると『英雄の曲』が流れるのも外せないようです。
ゲッターズ飯田さんは、ソロで倒したことがないというイビルジョーをピックアップ。最後の辻本さんは……モンスターではなく人の顔でした。それは、横に座っている藤岡さんだとか。「すぐに電話がかかってくるし、話が長い。会社にいたら、モンスターみたいなもんです」と答えていました。
最後の出題は大喜利形式で、お題は“いつも「おまえさんなら大丈夫」という団長が、大丈夫と言ってくれなかった。それはなぜか?”というもの。まさかの大喜利に「難しいです!」「我々、一般人でお笑いタレントじゃないですよ!」と登壇者は阿鼻叫喚でした。
ここからはイラストとともに掲載するので、キャプションとあわせてチェックしてください。
▲平井さんの回答は「うっすら魂が抜けていたから」。 | ▲飯田さんの回答は「モンスターが絶滅の危機だったから」。 |
▲先ほど個人攻撃を受けた藤岡さんの回答は「辻本とのトークショー」。 | ▲対して辻本さんは「藤岡の魂が抜けていたから」と天丼で返す。 |
▲まったく出てこないようで、首をひねる徳田さんをフォローするように平井さんが「8割以上がガイストクラッシャーテイスト」と二度目の回答。 |
さらに、『モンスターハンター4G』のメインモンスターである、セルレギオスの足跡を見て、ゲッターズ飯田さんが占いを披露することに。真ん中に運命線がYの字になっていることから、定年退職後に副業を始めるという。感情線が一本のために、やや変わり者で集団に溶け込めず、老後に好きなことをやりたくなるようです。
金運の線はまったくなく、土地かマンションに投資をして失敗していそうという衝撃の予想が。芸術系の手相で「デザイナーとかが向いている」などと話している間、会場から笑いが絶えることはありませんでした。
最後に、登壇したメンバーからメッセージが贈られ、イベントは終了となりました。
飯田:いい出会いだと思うので、ぜひまた渋温泉に来てください。『モンハン』は楽しいので一緒にいろいろプレイしましょう。
平井:女将に聞いたところ、ここの湯は肩こりが治るそうです。ぜひいい温泉につかってください。
徳田:まさか大喜利をやらされるとは思わなかったです。全然出てこなかったのですが、この後の狩り会で挽回します!
藤岡:いいイベントでした。こういった距離感を大事にして、これからも作っていきたいです。
辻本:長くやっているイベントで、温かい人に楽しんでもらっています。『モンハン』を通して渋温泉のよさを少しでも知ってもらいたいです。すばらしい環境の中で『モンハン』を楽しんでください。
▲イベント終了後には、屋台村の集会所でハンターに交じってゲストメンバーがプレイ。ハンターにとっては忘れられない一晩になったのでは? |
今回お世話になった宿について紹介します。今回泊まったのは、ホテル西正さん。渋温泉の中央を流れる横湯川沿いに登っていき、和合館の少し先にあります。ハンタープランとちょこっと素泊プランに対応していました。
大浴場は、緑石風呂と獅子模様風呂があります。地獄谷噴泉かけ流しのこちらのお風呂は、リウマチ、腰痛、神経痛などに効能があるそうです。「下がぬるく、上が熱いのでよくかき混ぜて、お入りください」と書いてあったのですが、かき混ぜてもすごく熱く、体の火照りはしばらく引きませんでした。
▲こちらは当日の朝食の様子。付け合わせやおかずが多くて、ついついご飯が進んでしまいました。この後も、たくさん食べるのになあ……。 |
渋温泉は交通の便がすごくいいとは思いません。しかし、人が温かく、温泉の種類も豊富、さらに食事もおいしくて、不思議と何度も来たくなる魅力があります。
『モンスターハンター』のコラボは今月末まで。今から予定を立てて行けるのであれば、絶対にオススメします。特にハンターであれば、間違いなく楽しめます。ただ、ポイントとあるのは、誰が行っても楽しめるということです。イベントが終了しても人の温かさ、温泉のよさは逃げません。個人的には、石畳も捨てがたい魅力だと思っています。
コラボしている店だけでなく、普通の店からも温かい雰囲気を感じられる渋温泉。まだ足を運んだことのない人は一度検討してみてはいかがでしょうか?
渋温泉×『モンハン』コラボイベントに初参加だったマスクド・イマイチです。kbjに泣きすがり、半分お仕事半分湯治で行ってきましたが、このコラボの本気度には驚かされました。温泉街全体が『モンハン』とのコラボを歓迎していて、ありとあらゆるところに『モンハン』ネタが散りばめられていたり、おなじみのBGMが流されていて、まさにここはリアル・ユクモ村!
何より、参加している一般ハンターさんたちが、楽しそうな顔で屋台村をめぐったり、集会所に集まったり――。言ってしまえばコラボ企画として当たり前の光景が、当たり前に広がっているのが何より「コラボ成功!」の証かと。しかも性別や年代問わず、親子やカップルで参加しているハンターさんも多く、『モンハン』というゲームがもはや国民的アクションゲームとしての地位を確固たるものとしているんだなと感じました。
また、今回参加してくださった『モンハン』開発チームのみなさん、『モンハン』応援団であるアメリカザリガニ平井さん、ゲッターズ飯田さんらが、1つ1つの企画をユーザーと同じように笑顔で体験していたのも印象に残りました。この、人を選ばず笑顔にする――という『モンハン』の魅力の1つがコラボ企画にも踏襲されているんだな、と。『MH4G』出たら、またガッツリ遊ばせてもらいます! みなさんも一緒に……ひと狩り、行こうぜ!
余談:行きのバスでタイムアタック大会が行われました。kbjと一緒にがんばって優勝×2できて、たくさん賞品をいただけました。皆さんにそのうちプレゼントされると思うのでお楽しみに~。
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