2016年2月5日(金)
フィールド内で見られるさまざまな要素に注目し、『FFXIV』の世界観に秘められた情報を探る企画第4弾! 今回はバヌバヌ族が暮らす陽光と蒼穹の世界、アバラシア雲海について掘り下げていきます。
※本記事にはネタバレ要素も含まれます。まだ『蒼天のイシュガルド』のメインストーリーを終えていない方はご注意ください
中空に浮かぶ島々が連なってできた特殊な環境でありながら、草花や水場など自然物が豊かで、暖かかつ華やかな印象の強いアバラシア雲海。『蒼天のイシュガルド』開始直後は、スタート後すぐに行ける“雲海”エリアとあって多くの人々が集まり、F.A.T.E.もかなりのにぎわいを見せていました。
そんなアバラシア雲海で特徴的なものといえば……やはりこの地の原住民族・バヌバヌ族とその文化でしょう。パッチ3.1で蛮族クエストが実装され、現在は彼らの生活様式について深く知ることのできる機会も増えていますね。
とはいえ、地形や歴史、生物たちの生態系など、まだまだアバラシア雲海には興味深い事柄が数多く存在している様子。また、バヌバヌの各氏族とガレマール帝国軍、イシュガルドからアバラシア雲海に派遣された薔薇騎兵団がどのようにかかわっていくかといった、この地の勢力争い的な側面も気になるところです。近年台頭してきているという空族も含めて、今後どういった展開を見せていくのでしょうか。
といったところで、まずはこの地の名所をあらためて見ていきましょう。なお、このエリアにあるバヌバヌ族の神域、ネバーリープの詳細についてはこちらをご参照ください。
アバラシア雲海における、イシュガルド軍の駐屯地。対ドラゴン用の監視所として、イシュガルド初の国産大型飛空艇 “プロテクトゥール号”を擁する守りの要……とは言われているものの、ドラゴン族の本拠は皇都を挟んだ反対側に位置するドラヴァニア地方であり、プロテクトゥール号も故障続きとあって、実質的には閑地の趣が強い様子。
イシュガルド四大名家の一・アインハルト家ゆかりの薔薇騎兵団がこの地を管理しており、作物の栽培や羊の放牧などなど、物資の不足を解決する施策がとられていますが、浮島という特殊な環境だけにまだまだ苦労は多いようです。
ちなみに、薔薇騎兵団の隊長はアインハルト家の女傑・ラニエット。彼女はフォルタン家の放蕩次男坊・エマネランから想いを寄せられているのですが……彼女自身はエマネランを“デキの悪い弟分”程度にしか見ていない様子。今後エマネランの名誉挽回はあるのか、といった点にも密かな注目が集まっているとかいないとか。
アバラシア雲海の原住民・バヌバヌ族が暮らす居住区。探検手帳などからの情報によると、集落の名称は“オク”が村の意味、続く“ブンド”“ズンド”がご存知バヌバヌの氏族名、あとに続く“ナッキ”や“ヴァナ”などは地名や立地などの特徴……といった形になっている様子。
つまりオク・グンド・ナッキなら“ナッキ島にあるグンド族の集落”といった意味合いになるようですね(ちなみに“ヴァナ”は高地の意)。それぞれの建物には氏族ごとに代々異なる色の染料を用いて装飾を施すのがならわしであるようで、ズンド族は赤、ブンド族は青、グンド族は……ブンド族に統合されたからでしょうか、同じく青色の染料を用いているようです。
彼らは草や木に土(泥)を盛って建物を作っているようですが、その際にはダルメルの大腿骨や脛骨を礎としているとのこと。ちなみに、バヌバヌ族の名前の語尾には、男性の場合は“バヌ”、女性なら“バリ”と付くようです。
キャンプ・クラウドトップ周辺に広がる草原地帯。首の長いダルメルや鳥猿パイッサ、バッファローに似た角とアリクイのような顔が特徴のウィセントなどが棲息しており、土壌が豊かなせいか草花の種類も多く華やかな地域です。風属性を含んだ“薫風のクリスタル”が採取される場所でもありますね。また、なだらかな坂を上っていくと、グンド族の村の跡地にたどり着きます。
大量の“湧水のクリスタル”の作用で大気中の水分が集められて形作られた泉。地名は伝説上の景勝地から取られているとのこと。面積はかなりのもので、魚と蛇の中間といった容姿のコノドントやリーチ属のオブデラ、ウォーム属のクラウドウォームなどのモンスターのほか、出目金やクラウドフィッシュ、まさに“ワニ”なカイマンなどなど多彩な水棲生物が居ついている様子。ときには渡り鳥が水場を求めて立ち寄ることもあるようです。崖付近の“霧散の滝”は水が途中で霧状になって消えてゆく様が美しい名所ですが、なぜ霧状になるのか、そのメカニズムも気になるところ。
また、南にある“雲溜まり”は現状は釣り場となっている以外にイベント的な要素はないようですが……このような地形がどうやってできたのかについても興味がわくところです。……とりあえず泳ぎたいと思ったのはきっと筆者だけではないはず。とはいえ深部にとんでもないモノが潜んでいそうな気がしてちょっと怖くもありますね。
巨大鳥・アンズーたちが巣を作っている一帯。探検手帳によると、やってきた怪鳥はこの地でヒナを育て、ヒナたちが巣立つと再び東へ帰っていくとのこと。浮遊する松ぼっくりといった形の植物の上や岩塊のふもとなどいたる所に巣が作られていますが、そもそも、この場所を取り巻く岩塊そのものが巨大な球体(が割れたような形状)をしている点にお気づきでしょうか。長い年月風雨に削られて自然とその形になったのか、もともと球形の“何か”があったのかは定かではありませんが……気になるところです。
このほか、モーグリ族の顔そっくりな地形のモック・ウーグル島や、北からの強烈な季節風にえぐられて化け物の背骨のような形状になったという島・シャッタードバック、思わず爆発しろと口走ってしまいそうなハート型のプロヴェナンス島など、特徴的な場所は数多くあります。
さらに……お気づきの方も多いかと思いますが、渡り鳥の営巣地の遥か上空には、何やら旗のついた縄がめぐらされた群島があったりもします。この先の物語でかかわる場所なのかどうかは不明ですが、高度限界のさらに上にあるこの群島には現状立ち入ることができないため、ぜひとも詳細を知りたいところですね。旗の色が赤であることから、大らかなズンド族の縄張りであるようにも思えますが……。ちなみに、モック・ウーグルとは、バヌバヌ語で“高い場所にある音”の意味だそうですよ。
アバラシア雲海で暮らしているのは、薔薇騎兵団やバヌバヌ族が主。とくにバヌバヌ族は複数の氏族から成り、それぞれ対立したり保護したりと複雑に絡んでいる様子。冒険者を介して、ときに薔薇騎兵団の面々と取引をすることもあるようですね。というわけで、ここでは主にバヌバヌ族の特徴について、あらためて確認してみましょう。
ずんぐりした体形の、鳥に似た獣人。鳥類に似ているとはいえ自身で飛行することはできず、家畜として飼育した“サヌワ”に騎乗して空中を移動します。基本的には独自の言語を操って会話しますが、なかにはヒトの共通言語を喋れるものもいる様子。冒険者は“超える力”によって彼らと話しているようです。バヌバヌ族は物事を自然現象に例えることを好むため、独特の口調となるのも特徴。集落の崖下に備えられたカゴは罪人を“風さらしの刑”にするために用いられるのだとか。
なお、氏族を問わない共通の伝統として、自身を鼓舞し敵対者を威嚇する“太陽の舞”が伝わっており、彼らの中では舞いのうまい者を畏れ敬う文化があるようです。太陽の舞は息のあった者同士で踊ると威圧感が大幅にアップするとのことですが……冒険者8人(4人)で一斉に太陽の舞を踊ると付近のバヌバヌ族が一斉に逃げ出すといった仕様が実装されたりしないかなぁ。
各氏族については下記のとおり。
・冷酷なるブンド
雲神ビスマルクを召喚した氏族。好戦的で、付近の別氏族を攻撃し傘下に収めているほか、最近この地に侵攻してきたガレマール帝国軍とも交戦している様子。なお、雲神ビスマルクは浮島に含有する多量のクリスタルを文字通り“喰って”己の存在を維持していたようで、冒険者によって倒されなければやがてブンド族の暮らす土地自体も喰われてなくなってしまったのではと察せられますが……“雲神様は自分たちを守ってくれる”と盲信する彼らが、それについてどの程度危機感を持って考えていたかは謎です。
・大らかなズンド
争いを好まぬ穏やかな氏族。雲神ビスマルクを撃退する際に冒険者に浮島を“餌”として貸し出したり、ブンド族から逃げてきたグンド族に居住用の島を与えたりと懐が深い印象ですが、ブンド族に貢物をして現在の境遇を享受しているという日和見主義の臆病者的な側面もあります。
その点をグンド族のリヌバヌに突かれ、長老のソヌバヌが辛辣な言葉を受ける場面もありました。ちなみに、長老のソヌバヌが着用する“ワウッケオン”の鱗を加工した仮面はとてつもない威厳を秘めているようで、ブンド族がズンド族に一目置いているのも、この仮面の恩恵が大きいのだとか。
・鮮やかなグンド
ブンド族に滅ぼされ、統合された氏族。リヌバヌやリヌバリなど一部の者たちは徹底抗戦を続けたのちに逃亡していましたが、その他の者たちは現在傘下としてブンド族に協力しているようです。彼らの姿はグンド族の村の跡地より、雄弁なるベンドの屋敷付近で見られる様子。なお、リヌバリが大らかなズンドを頼り、冒険者の力を借りてグンド族の新たな集落を作り上げていく様子は、パッチ3.1で実装された蛮族クエストで詳しく語られていきます。
・雄弁なるベンド
ブンド族の侵攻を受けて滅びたと思われる氏族。現状のところは冒険者とのかかわりはなく、詳細は不明です。名前に“ベンド”と付いた敵もエリア内にいないことを考えると、アバラシア雲海を脱出して別の場所へ移動したか、あるいは全員処刑されたか……謎は深まるばかりです。
“浮島”という隔絶された独特の環境だからか、アバラシア雲海には特徴的な生物たちが息づいているようです。ここではその生態を一部ピックアップして紹介!
・パイッサ
鳥猿、と称される独特の風貌をした種族。一説では、その表情には大宇宙のすべてに悟りを開く賢者のような風格も備わっているのだとか。群れで行動するおとなしい生物ですが、縄張りを荒らす者には容赦がないようで、ときおり薔薇騎兵団の面々も物資を盗まれたり小バカにされたりと被害に遭っている様子。盗んだ物資は雲海に捨てているということですが……なぜそんな行動を取るかは神かパイッサのみぞ知るというところでしょう。
・サヌワ
雲海原産の飛獣。バヌバヌ族の獣牧士によって手懐けられ、騎乗用や荷物運び用として使役されていますが、なかにはもともとの凶暴な性質を消せず野生に戻る個体もいる様子。バヌバヌ族が騎乗し空を飛んでいる姿を見ると脳内に“ぼうや~よいこだ♪”と謎の歌が流れるのだ……と主張する冒険者もいるようですが、残念ながら現在のところ作中でバヌバヌ族がサヌワに乗っている姿を見ることはできません。
・グランズキーパー
岩石でできた人型の自動人形。スプライトのような自然の魔法生命体なのか何者かに作られた自然生命体なのかは依然不明ですが、バヌバヌ族の蛮族クエストによると、グランズキーパーは雨を飲み、雲を吸い、土を食べて育ち、寿命を迎えると崩れ落ちて浮島の土になるとのこと。したがって、若いグランズキーパーの体は水はけがよく腐食にも強い丈夫な建材として非常に重宝するようです。
・アンズー
巨鳥・ズーの一種。近東とエオルゼアを行き来する渡り鳥で、雲海や大灯台など高所に巣を作る性質があるようです。なお、ズー種の卵は白いものとまだらのものと2種類あり、白い卵からは雌のズー・プレット、まだらの卵からは雄のズー・クックルが生まれるのだとか。
・トコトコ
コリブリに似た緑色の鳥。口から魚を吐き出して攻撃してくる点も我々がよく知るコリブリと似ていますが、体色が緑であることを考えるととくにいやらしくはないものと察せられます。
・エンディミオン
湾曲した巨大な角が特徴的な生物。一見すると異形の怪物のようにも見えますが、翼や嘴もあり、いちおうは鳥類に似た生物であると思われます。黙約の塔に出現した個体は爆発物を落下させて攻撃してきたこともあり、ある程度モノを利用する知能があるようですが、彼らの種がどのような進化を遂げてきたのかも気になるところです。
・ワモーラ(成体)/ワモーラカンパ(幼体)
成体は蛾のような姿、幼体はダンゴ虫のような姿をしている昆虫。幼体の肉は柔らかくもちもちとしており、バヌバヌ族の草だんごの材料としては欠かせないとか。なお、バヌバヌ族の草だんごを好物とする薔薇騎兵団員は、材料がワモーラカンパであることを知らない様子。
冒険者が旅するフィールドに散りばめられた、数多くの興味深い場所・人を深く掘り下げるべく、開発スタッフの方々に質問! 今回はアバラシア雲海について、アレコレお答えいただきました。
――このフィールドを作るにあたっての、コンセプトを教えてください
“明るい雲海”エリアというのが基本コンセプトとなります。3.0で実装したフィールド6つの内、3つを雲海(と空中に浮かんだ浮島)エリアとすることを最初に決めたのですが、その3つの中での雰囲気を差別化することが課題のひとつでした。ここ“アバラシア雲海”は、冒険者のみなさんが拡張版のストーリーで最初に訪れる新フィールドのひとつですから、明るめで開放感のある場所にしたかったという意図があったのです。
――スタッフの皆さんの、お気に入りのスポットなどはございますか?
個人的には、バヌバヌ族の蛮族クエストで新設された、ナッキ島がお気に入りです。物語とリンクして、見た目が変わっていくのは楽しいですよね。ということで、BG担当の渡会に、お気に入りスポットを聞いて来ました。
蒼天のイシュガルドでは殺伐とした雰囲気の場所が多いので、このエリアだけは渡り鳥も羽を休めたくなるような癒し系の場所を目指して作りました。植物もファンタジーっぽい、カワイイ&奇妙系を沢山作ってみました。また、空島なので飛んでいて楽しいフィールドになる様にしようと思って作りました。
空島といえば、大型飛空艇でしょう! という訳で作りました。蒼天のイシュガルドで最初に訪れる雲海ゾーンの場所でもあるので、気合をいれて作成しました。
バヌバヌ村長が住む家ということで特別立派な家にしよう!と思って作りました。(関係ないかもですが、バヌバヌ族は開発段階で、ずっとデブ鳥と呼ばれていました……。今考えるとデブ呼ばわりされて、かわいそうですね…)
バヌバヌ族が野蛮な原始宗教を信じているので、生贄を焼くための台があるという設定があったので作りました。ここで生け捕りをしてきた生物を焼いて、生贄祭りをしているとか……? 一応血を流す穴まで作成したのですが、さすがに血まで表現するのはダークすぎるので現在の状態で落ち着いています。デザインは蛮神の白鯨をイメージしていてかわいくて気に入っています。
舞い降りた羽の屋敷の上空、行けない場所に、意味ありげな浮島があります。“バヌバヌ族にとって年に一度訪れる特別神聖な場所で飾り付けをした小さな浮島”という初期設定があったので、飾り付けも頑張って作成したのですが、今のところ降り立つことはできません。今後に期待してます!
エオルゼアには沢山のエーテライトがあります。が、ここのエーテライトはバヌバヌ族専用、特注デザインの世界に1つだけのエーテライトです! レアです!
アバラシア雲海にまれに出現するヴォイドアークです。見かけられた方は運がいいです!
アバラシア雲海専用に天候担当の志田さんが素敵に作って下さいました。感謝です。
自然が作り出した造形に、意味がある形に見えてしまう奇跡の島ってあったりしませんか!?(訪れると幸せになれると有名な、ハミルトン島にある珊瑚礁の“ハートリーフ”ボラボラ島にある“ツパイ島”などなど) 浮島が沢山あるフィールドなのですが、俯瞰してみるとなんだかそれっぽく見える?? モック・ウーグル島プロヴェナンス島は、分かりやすくお気づきの方も多いと思うのですが、他にも実は色々あったりします! 皆さんも一緒に探してみて頂けたら嬉しいです。
――バヌバヌ族の敵の名前についた、ヴクロイ、ランロイ、ランライ、ナツロイ……などなど、これらの単語が意味するところを教えてください
すべてバヌバヌ語になります。最初の音節は、“ラン=拳”“ナツ=短い刃物”“ヴク=魔法”といったように、どんな技で戦うかを示します。一方、後半の音節は、“ライ=成人したバヌバヌ”“ロイ=熟練者”“レイ=歳若いバヌバヌ”“ノイ=未熟な者”“マイ=神官的な存在”といったように、どんな者なのかを示します。“ヴクロイ”の場合、“魔法の熟練者”となります。
――たまに“霊風”という天候になりますが、どういった現象なのでしょう? 生物に与える影響などもあるのでしょうか
濃いエーテルを帯びた風が吹く天候です。この天候のように、各エリアには、その土地特有の特殊天候が用意されています。
――バヌバヌ族の“闘パイッサ”について、ぜひ詳しく教えてください!!!!!!
文字通り、パイッサ同志を戦わせる競技となります。ですが、パイッサは思い通りに戦わないことが多く、日の出と共にはじまった試合が、睨み合い(もしくは互いに見当違いのところを見つめる)のまま日没を迎えることさえ、しばしばあります。
ですが、何もしていないはずなのに、突然、審判が勝敗を宣言することもあります。闘パイッサには、82の決まり手が存在しており、例えば“夜空をかける流れ星のように瞳を動かす”という“流し目”が決まれば、それだけで勝者となるのです。我々のような素人には、試合中、どちらが優勢なのかすらまったく解りませんが、それは、それは、奥深く神聖な競技なのです。
――バヌバヌのベンド族は作中でまだ未登場かと思いますが、ブンド族に追われた彼らはどこに行ったのでしょう?
ベンド族は雲海の藻屑となりました。
――渡り鳥の営巣地上空にある群島は、どんな場所なのでしょうか? お答えが可能でしたらぜひお願いいたします
こちらは、バヌバヌ族が造った社(やしろ)のひとつになります。
――“雲溜まり”は、世界観的にどういった要因があってあのような水だけの地形ができあがったのでしょうか
バヌバヌ族は、“雲が溜まって池ができた”と考えています。一方、イシュガルドの民は、湧水のクリスタルから湧き出た水が、風に揺られて微弱な流れを生み出し、これが長い時をかけて岩を侵食した結果、浮島全体が皿のような形状になり、水が溜まったのではないかと考えているようです。
――霧散の滝から流れ落ちる水が途中で水蒸気になって消えてしまう理由をぜひ教えてください
雲海の強風にあおられて散っているだけです。
――モック・ウーグル島にはモーグリ族が作ったと思われる意匠の建築物がありますが、モーグリ族にかかわるこの場所の歴史など、語れることがございましたらぜひお願いいたします
吟遊詩人のジョブクエストにて語られておりますので、ぜひお楽しみくださいませ!
――モーグリ型の島やハート型の島など特徴的な形状の浮島がありますが、これらがどういった経緯(開発スタッフ様の思惟的に)で実装にいたったか、なにかエピソードなどございましたらぜひおねがいします
BG担当の遊び心で“モーグリ型”や“ハート型”の島を実装してみたいという提案があり、設定的な部分を決めて、地名をつけたり、クエストに織り込んだりしていった感じです。最初から設定が決まっている場所ばかりではなく、各セクションの担当者とのキャッチボールのなかで、世界が創られていくのです。
――この地に生息する生物たちについて、何を食べているのか、どうしてそんな姿になったのかなど生態を教えていただけますとうれしいです
・エンディミオン
大型の鳥と解釈してください。余談ですが、この名前の元ネタを理解してくださっている方がいるかどうか……。
・ウィセント
大型の草食動物です。ダルメル含め、こうした大型動物が空を飛んで渡って来たとも思えないため、かつて山の一部だった地域が、なんらかの要因で地上との結びつきを失い浮島になったのではないかと考える学者もいるようです。
・トコトコ(地上のコリブリと異なり緑色な理由をぜひ教えてください。いやらしいのでしょうか?)
浮島の草地の色に似た方向に、進化したのではないでしょうか。特にいやらしいという情報は、伝わってきておりません。
・パイッサ(彼らが薔薇騎士団にちょっかいを出したり、物資を盗んでは雲海に捨てる理由はなんでしょうか? 抗議活動? また、ボスパイッサに食べ物を渡してすり潰してもらう仕様の実現予定はございますでしょうか?)
残念ながら、私はパイッサが考えていることを理解できるほど、精神的な高みには達しておりません。いつか現役を引退したときにでも、第二の人生として修行でもして、考えてみたいと思います。
・ゲイラキャット(アートブックによるおt背負っている翼は布製……ということで、どういった生物なのか謎が深まるばかりです。ぜひ生態を教えてください)
トリプルトライアドのカードに秘密が書かれているような、書かれていないような気がします!
漫画家・無糖党さんと“電撃の旅団”の面々のプレイ模様をもとにした『FFXIV』漫画は、電撃PlayStationにて好評掲載中! 今回お届けするのは、1月28日に発売されたVol.607の掲載作品です!
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【『ファイナルファンタジーXIV』電撃の旅団冒険録 連載 】
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