2016年8月20日(土)
バンダイナムコエンターテインメントが配信中のiOS/Android用アプリ『スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)』。本記事では、本作のプロデューサーを務めるオオチ ヒロアキ氏の、最新情報に関するインタビューをお届けします。
第2回を迎えた“オオチP情報局”では、またしても攻略wiki班が今話題のトピックについてオオチPを直撃! 前回のこのコーナーでも話題となったオリジナルキャラクター“オリーヴ”イベントの続報をはじめ、8月15日より開催中のリバイバルイベント“アクシズの攻防”や、公開するや「対戦がおもしろい!」と人気を博している“アリーナ”について詳しく聞かせていただいた。
本作開発の指揮を執るプロデューサー。お気に入りのユニットはゼーガペイン・アルティールとダンバイン。
――オリーヴイベントが終わりましたが、ユーザーの反響はいかがでしょうか?
予想以上によかったと思っています。今回の主役であるオリーヴだけでなく、ベルタ、アヤメ、カタリーナという新キャラが登場したのですが、今はベルタの人気が高いようですね。3人の性格づけなどもいろいろと練って設定したので、狙い通り人気が出てよかったと思っています。
▲冥王13柱のひとり(自称)、ベルタ・ベルンシュタインのパイロットスーツ姿。 |
――オリーヴ・オペールを中心としたオリジナルキャラクターの展開については、どのような経緯で始まったのでしょうか?
ストーリークエストでも明かされていましたが、火星で発見された遺跡を調査する組織“アルファオメガ”のメンバーである主人公のアサヒとシャッテは公式には死亡したことになっています。
オリーヴも元々“アルファオメガ”の一員だったのですが、オリーヴはアサヒとシャッテが生きていることを知りません。そのため、オリーヴの現在の目的は“2人の死亡事故が起きた場所である、ヴァンアインが発掘された遺跡に戻って調査をする”ことであり、そのために地球でトレーニングをしているわけです。
しかし、この大きな目的を達成するにはオリーヴ1人だけだと難しいんじゃないかということで、個性的な3人の仲間が登場することになりました。
オリジナルユニットのハインヘルムは量産機として設定し、カラーバリエーションを用意する前提でデザインされました。オリーヴの搭乗するハインヘルムはご存知のとおりオリーヴ色なんですが、ほかの3機は新たに加わった彼女たち3人のイメージカラーで色分けしています。
――今後の彼女たちの活躍予定についても、ぜひ教えてください!
月に1回程度のペースでイベントを開催する予定です。ちなみに今回はオリーヴがフィーチャーされたのですが、次回はほかの誰かを中心にイベントが展開される予定です。オリーヴたちの話は、同じ地球にいながらアサヒたちとは微妙にからまない状態なのですが、今後どうなっていくかも含めて楽しみにしていただければと。
▲個性派ぞろいの新キャラのなかでも、特にベルタの言動に注目が集まった。 |
――まずはリバイバルを始めることになった経緯を教えてください。
強敵イベントは昨年の10月から始まったのですが、“機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(アクシズの攻防)”イベントから半年以上がたっており、昔のイベントを遊べていないユーザーが増えてきたというのが大きな理由です。
【イベントデータ】復刻強敵イベント“アクシズの攻防”
――今後のリバイバルイベントの展開について教えてください。
今は新規の強敵イベントや進撃イベントに加えてオリジナルイベントなどもありますので、やることがたくさんありなかなかタイミングが難しいのですが、定期的に開催するよう検討したいと考えています。
あとは、過去に実施した内容を見直して、遊びやすく、さらに報酬も加えて、以前参加した人でも楽しめるイベントにしていきたいです。
――今回は“νガンダム☆”という新ユニットが登場しました。
フィン・ファンネル・フィールドを展開して防御力を高めることができるディフェンダーなので、アリーナでも活躍できると思いますよ。こういった新ユニットの追加によってゲームバランスの調整を図っていければと考えています。
【ユニットデータ】SSR νガンダム☆
――アリーナのお話が出たところで、次はβ版の反響をお聞かせください。
ユーザーの皆様の反響は良いですね。とはいえまずはβ版なので、ユーザーの皆様の声に合わせて、今後もゲームバランスを調整させていただきます。
――現在は意図していたゲームバランスになっていますでしょうか?
現在はユニット間のいろんなバランスを見ているところなので、β版としては意図したものになっています。これからも調整していきます。アリーナに関しては「パラメータ(総合力)がユニットのすべてではない」というメッセージでもあります。
――たしかに大器はパラメータの面では強いんですけど、それ以外のタイプでアビリティや必殺スキルが優秀なユニットもしっかり活躍しますね。
そういったユニットも、ちゃんと使いどころは用意しています。また、強いといわれるユニットも、バリア系アビリティ持ちには精神スキル“直撃”があればいい、ダメージカットに優れたユニットは燃焼系の状態異常攻撃で焼いちゃえばいい、といった対抗できる要素が必ずあります。
――アリーナは、本編とは完全に異なる別のゲームを1つ追加したような濃い内容ですが、開発は順調だったのでしょうか?
難航はしましたね。「新しい価値を全ユニットに付け直すという作業を本当にやるのか?」という議論がずっと行われていました。実際「ユニットの価値がわかりづらくなるので、通常のモードと同様の強さをアリーナに持ち込んだほうがよいのでは?」という開発意見もありました。
最終的には「さまざまなユニットをさまざまなシーンで使ってほしい」という想いから前者を選んだのですが、ユーザーの皆様からは「おもしろい」という反応が多かったので決断してよかったと思っています。そのぶん開発の苦労は倍増してしまったのですが(苦笑)。
▲意外なユニットが活躍したりと、本編とは全く違うバランスとなっていたアリーナ。 |
――ハマる人はかなりハマってますよね。うどんさん(※攻略wikiでコラム執筆中のライター)は“アリーナがメインモード”ぐらいの勢いでやってます(笑)。
実は私も、7月31日〆切りのランキングでプラチナ(ポイント1700以上の最高ランク)をちょっと超えたあたりにいて、残り10分ぐらいで連敗してゴールド3に落ちちゃったんですけど、うどんさんはもっと上の順位にいて、すごいなと。
――いやいや、オオチさんも相当すごいですよ。プラチナぐらいなら上位ランカーじゃないですか。
ゲームバランスを見るためもありますが、1人のロボット好きとしてこのゲームを楽しんでやってます(笑)。というわけでアリーナについては、想定していたものはうまくいっているなと思っています。これからもユーザーの皆様の声に合わせて改修していきますし、正式版では報酬もグレードアップしますので、ぜひご期待ください。
――今後の展望を教えてください
今後の予定としては、既に公式HP等で発表しておりますが、スパロボの公式WEBラジオとして約10年に渡って放送している“スーパーロボット大戦OGラジオ うますぎWAVE”で生まれたオリジナルキャラクター“新人ロボット・モイモイ”がスパクロに実装されます。
おもしろい性能を持ったユニットなので、“モイモイ”を知っている方もこれから知る方も、イベント公開のタイミングでぜひ遊んでみてもらいたいです。
【外部リンク】スパロボ公式HP
また前述の通りアリーナは継続的にバランスの見直しを行って参ります。正式公開まで今しばらく調整にお付き合いください。
――本日はありがとうございました。
“オオチP情報局”では、『スパクロ』ユーザーの生の声を募集しております。いただいたアンケート内容は開発プロデューサーのオオチPにお届けします!
●前回のアンケート結果
Q1: 1回のプレイ時間はどれぐらいですか?
回答 | 割合 |
10分 | 8% |
15分 | 2% |
20分 | 6% |
30分 | 26% |
1時間 | 23% |
2時間 | 10% |
3時間 | 7% |
4時間 | 3% |
5時間 | 2% |
AP使い切るまで | 7% |
Q2: 期間限定参戦作品は、『スパロボ』新規参戦作品と、『スパクロ』にはいない過去のスパロボ参戦作品だとどちらがよいですか?
回答 | 割合 |
『スパロボ』新規参戦作品 | 56% |
『スパクロ』にはいない過去のスパロボ参戦作品 | 44% |
Q3: イベントを遊ぶ際、何を目的にしていますか?(複数選択可)
回答 | 割合 |
報酬ユニット1体の獲得 | 29% |
報酬ユニットの限界突破を最大の4回行う(4凸) | 90% |
ボイス付きパイロットパーツ | 44% |
【『スパクロ』開発者インタビュー】
【『スパクロ』ライターうどんの連載コラム】
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)カラー
(C)サンライズ
(C)SUNRISE・BV・WOWOW
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006 CLAMP・ST
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C) 2006-2008 CLAMP・ST
(C)サンライズ・プロジェクトゼーガ
(C)創通・サンライズ
(C)ダイナミック企画
(C)東映
(C)BANDAIVISUAL・FlyingDog・GAINAX
(C)PRODUCTION REED 1981
(C)PRODUCTION REED 1983
(C)PRODUCTION REED 1985
(C)PRODUCTION REED 1986
(C)BONES/STAR DRIVER製作委員会・MBS
(C)1998 賀東招二・四季童子/KADOKAWA 富士見書房・刊
(C)2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所
(C)2004 河森正治・サテライト/Project AQUARION
(C)2005 BONES/Project EUREKA
(C)サンライズ・バンダイビジュアル
(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design (C)2006-2011 CLAMP・ST
(C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
TM&(C)TOHO CO., LTD. (C)カラー
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