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2014年7月12日(土)

『モンスターハンター4G』レビュー&変更点まとめ。双剣やチャージアックスの新アクション、吹き飛び→ジャンプの使い道など

文:電撃オンライン

 本日7月12日に東京・ベルサール秋葉原で開催されている、3DS用ソフト『モンスターハンター4G』の先行体験イベント“狩ーリバル”第1弾。それに先駆けて実施されたメディア向け体験会で本作をプレイした感想と、『MH4』からの変更点をお届けする。

『モンスターハンター4G』

 『MH4G』は、人気のハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの最新作。400万本以上の出荷を記録している『モンスターハンター4』のセーブデータをほぼ引き継げる。発売日は10月11日。

『モンスターハンター4G』

 今回の記事は、“狩ーリバル”第1弾『MH4G』先行体験会”にて試遊して調べたもので、製品版とは内容が異なる場合がある点に注意してほしい。なお、“狩ーリバル”第1弾のステージの様子は別記事にて掲載する。

⇒製品版の変更点まとめはコチラ!

【双剣】新アクション“鬼人連斬フィニッシュ”で鬼人強化状態の火力アップ!

 鬼人ゲージが最大まで溜まるとなれる鬼人強化状態に、鬼人連斬から派生できる新アクション“鬼人連斬フィニッシュ”が追加されていた。体を回転させてながら切り刻む、アクションのカッコよさも目を引くポイントだ。

 特筆すべきは鬼人連斬フィニッシュから斬り上げに派生させられること。これまでは鬼人連斬を出すと連係が途切れてしまったが、鬼人連斬(X+A)→鬼人連斬フィニッシュ(X)→斬り上げ(X)……と連係させることで、鬼人ゲージがなくなるまでエンドレスに攻撃を続けられる。大型モンスターをダウンさせた時などに効率よくダメージを与えられそうだ。また、鬼人連斬フィニッシュは鬼人強化状態時の抜刀攻撃時も同じモーションであった。

【チャージアックス】“属性強化状態”を維持するか、解放するか

 “高出力属性解放斬り(X+A)”の出初めにRボタンを押すことで、モーションをキャンセルし、“属性強化状態”になる。この状態だと、斬れ味ゲージの横に盾のアイコンがついて、武器や盾にも光るエフェクトが備わった。盾のアイコンが時間経過に応じて赤から黄色に変わることから、何かが強化されていることは間違いない。

 また、属性強化状態から高出力属性解放斬りを出すと、威力の高い新アクション“超高出力属性解放斬り(X+A)”に変わる。出した後は属性強化状態が解除された(アイコン、エフェクトともに消失)。

 高出力属性解放斬りは予備動作が大きいため、前作『MH4』ではモンスターに当たらないとわかっていても出すしかなく、剣撃ゲージを無駄に消費してしまうことがしばしばあった。個人的には、高出力属性解放斬りが当たらないと判断した時に、アクションを中断できるところがうれしい変更点だ。もちろん、属性強化状態や超高出力属性解放斬りの威力によって、チャージアックスの立ち回り方もこれまでとは大きく変わってくるだろう。

■“ぶっとび【特大】”からのジャンプ攻撃は実用的?

 味方の攻撃による“ぶっとび【特大】”からのジャンプ攻撃は、『MH4G』からの代表的な新アクション。吹き飛び中にジャンプ攻撃を繰り出せて、乗り状態を狙えるため、主に段差がない場所で大型モンスターを狩る時に活用できる。

『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』

 今回のプレイではハンマーの武器出し攻撃で味方を吹き飛ばすことに専念してみたが、“つねに動いているハンターを大型モンスターの方向へ飛ばす必要がある”ため、うまく決めることがなかなかできなかった。仮に頻繁に当てることができたとしも、そんなことばかりしている自分は間違いなくお荷物と思われるだろう。

 これまで通り、味方の麻痺状態を回復する以外に有効な使い道はないのか……と、いろいろと考えてみたところ、“他のハンターが自ら吹き飛ばし攻撃に飛び込んでいく”ことで有効利用できそうに感じた。ハンマーのアッパー(X→X→Xの3発目)といったわかりやすい連係なら、吹き飛ばし攻撃を出すタイミングを計りやすい。慣れてくれば、攻撃アクションの硬直を回転回避でキャンセルしつつ、味方の吹き飛ばし攻撃を利用してジャンプ攻撃につなぐこともできるだろう。これが実用的かはわからないが、通常のジャンプと違って無敵時間があることも加味すると、活躍する場面は意外とあるのでは?

■『MH4G』でアレンジされた旧砂漠の印象

 かつての面影はあったものの、ギミック(段差や流砂)の追加などで大幅に改良されていた印象。エリアのつながりも、これまでとは少し違っていたように思える。起伏が激しいエリアもあったため、遠距離武器でモンスターを狩るとなると照準をあわせずらいかもしれない。

『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』
『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』

 フィールド全体を見ても高低差があり、大半のエリアでジャンプ攻撃を狙えるようになっている。『MH4G』で登場するディアブロスやモノブロスが、高台の上にいるハンターをどう対処してくるかも気になるところだ。

『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』

【旧砂漠の主な特徴】
・ジャンプしたりよじ登ったりできる段差が多い。
・立ち止まると滑り落ちていく流砂がある。
・木を伝って別の木に飛び移ったり、ジャンプしたりできる。
・エリア5から落とされると、エリア8に移動する。こちらは一方通行であった。

■その他に気づいたこと

 上記以外にも、『MH4』からの変更点や新要素をいくつか見つけられた。7月11日配信のWeb番組『カプコンTV!(ティービー)』で判明した情報とあわせて掲載する。

【ハンター】
・ダウンした時に起き上がるタイミングを任意で変えられる。入力なしで遅く起き上がり、ボタン入力をすると早く起き上がる。
・マルチプレイ中、特定のアクションにおいて定型文を自動発信できる機能を搭載。乗り状態に移行した時、爆弾を置いた時、力尽きた時など。

【モンスター】

●ダイミョウザザミの新しい攻撃アクション
・真横に移動しながら泡ブレスを放ち、広範囲を攻撃する。
・地中に潜った状態から地上のハンターやオトモを拘束する。

『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』
『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』

●ザボアザギル亜種の特徴(通常種との違い)
・通常状態と膨張状態を頻繁に切り替える。通常状態から膨張状態になってボディプレス、膨張状態からブレスを吐いて通常状態などを確認。
・凍結液の代わりに麻痺効果のある液を吐く。
・凍結ブレスではなく、水ブレス(水属性やられ)を吐く。
・怒り状態になっても体表に変化がない。

『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』
『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』

【オトモ】
・合体技“ネコ式火竜車”の砲撃が粉塵爆発タイプに。“ネコ式火竜車”のモデリングもテオ・テスカトルを模した外装になっていて、1度だけでなく、何度も砲撃をしてくれた。

『モンスターハンター4G』 『モンスターハンター4G』

・新トレンド“ジャンプ”が追加。このトレンドを持つオトモがサインを出している時は、近寄ることでジャンプができる。その際、一定時間同じ場所に留まり続けるため何度も利用できた。
・新トレンド“ビースト”が追加。オトモがモンスターを激しく攻撃した後、“スタミナが減らなくなった!”というテキストが表示された。どうやらモンスターのスタミナを奪い、それをハンターに付与する効果があるようだ。

【アイテム】
・生命の大粉塵……同じエリア内にいるハンターやオトモの体力を大幅に回復する。
・応急耳栓……咆哮やられを一度だけ防ぐ効果が付与される。

■“狩ーリバル”第1弾 『MH4G』先行体験会の概要
【開催日時】2014年7月12日10時~18時
【会場】東京都秋葉原 ベルサール秋葉原1F

●ステージ
・第1回……11:00~12:45
・第2回……13:30~15:00
・第3回……16:00~17:30
【出演】アメリカザリガニ(第1回のみ)、辻本プロデューサー、藤岡ディレクター

●『MH4G』試遊
 ドスジャギィ、ダイミョウザザミ、ザボアザギル亜種を討伐するクエストから1つを選んで挑戦できる。

※ゲーム試遊の混雑時には整理券を配布する。
※受付開始、スタート時間については当日の運営状況にて予告なく変更する場合がある。
※場内の混雑状況により、安全のためステージ前の入場規制や入場制限をかける場合がある。

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