Steam Nextフェスで体験版配信中の『Gift(ギフト)』先行レビュー:操作キャラクターの老人、青年、少年のアクションの特徴は?【電撃インディー#539】

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  電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は5月9日にNintendo Switch、PS5、Xbox Series X、PC(Steam)で発売されるパズルアクションアドベンチャー『Gift(ギフト)』のSteam版の先行レビューをお届けします。

 なお、本作はSteam Nextフェスで体験版が配信されています。

 電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

謎を解きながら進んでいく王道パズルアクション!【Giftレビュー】

 本作は、豪華客船からの脱出が目的のパズルアクションで、謎めいたストーリーが魅力の作品です。

 アクションよりは謎解き要素の比重が大きく、ギミックを解きながら先に進む達成感が味わえるのが最大の魅力です。いわゆる“死にゲー”のようにトライアル&エラーを繰り返しながら進んでいきます。

 ホラー要素はなく、どこか暖かみのあるキャラクターたちが織り成す物語が楽しめます。

 前回の試遊や2月13日まで公開されていた体験版で選べたキャラクターは1人のみでしたが、今回の試遊では3人から選ぶことができました。この記事では、3キャラの操作感やストーリーの導入などをレビューしていきます。

 なお、本作に登場する台詞はすべて日本語でも英語でもなく、オリジナルの言語。そのため3人のキャラクターに明確な名前などはありませんが、この記事では声や動きなどから、仮に老人(左)、青年(中央)、少年(右)と表記していきます。

老人:基本的なアクションが可能なキャラクター【Giftレビュー】

 老人は、前回の試遊で操作できたキャラクター。序盤で操作することになるため、基本的なアクションのみが可能となっています。

 ダッシュやジャンプ以外に、障害物をつかんで移動させたり、鎖をつかんで移動したりと直感的なアクションが可能。

 道中でチュートリアルも表示されますが、基本的な操作方法は分かりやすいです。

 さらに探索を進めていくと、ハンマーを使用可能に! 赤い箱や壁を壊すのに使えるアイテムです。

 一応武器ではありますが、(少なくとも序盤は)本作にはザコ敵が登場しないので、ギミックを解く用のアイテムですね。

 老人のストーリーは前回試遊時と同様。謎の客船で目覚めたあと、船が沈没事故に合い、そこからの脱出を目指します。沈みかけの船を進んでいく展開が劇的! どこか神秘的ながらも、先が気になる物語が描かれます。

青年:壁を蹴っての再ジャンプが可能なキャラクター! 道中には恐ろしい敵も……【Giftレビュー】

 スーツ姿の青年は、老人よりも運動能力に優れたキャラクター。

 老人よりも移動速度が速く、老人が使えたアクションも使用可能です。

 基本的には老人の上位互換のようになっていますね。ちなみにハンマーも使えます。

 さらに壁に向かってジャンプしたあと、壁を足場にして逆側に飛ぶアクロバティックなアクションも可能。いわゆる“三角飛び”と呼ばれることもあるアクションです。

 壁に当たったときに逆向きにスティックを倒すという操作にはやや慣れが必要ですが、老人では登れなかったような場所も登っていけます。使いこなせると思わぬ場所にも移動可能に!

 さらにゲームを進めると椅子に拘束されたサラリーマンのような姿の敵が出現。背を向けるとゴーストのようになって襲い掛かってきます。複数体で出現することもあって非常にやっかいな敵です。

 ハンマーで攻撃もできないので、逃げるしか手段はない様子。動きもけっこう速く、接触するとやられてリトライとなります。

 あえて背を向けて複数体を引き寄せつつ、一気にダッシュして駆け抜けていく! というような作戦も有効そうですね。

 青年はすでに倒壊した船のなかで、唐突に目覚めるところからスタート。

 周囲に誰もおらず、道中でゴーストのような敵に襲われる理由も不明です。かなり謎めいた導入ですね。

少年:ぱたぱたジャンプで長距離移動が可能!【Giftレビュー】

 少年は青年にできたすべてのアクションが可能で、3キャラ中最も運動性能が高いです。

 最大の強みはジャンプ後に特定のボタンを長押しすることで“ぱたぱたジャンプ”で少しだけ滞空できること!

 ぱたぱたと足をばたつかせながら、わずかながら滞空して空中移動が可能です。青年では飛び越えられなかったような場所でも長距離ジャンプで飛び越えられます。

 激しいアクションが可能なぶん、道中の難易度も比較的高めの印象。

 トゲの付いた丸太が転がってくるなど、かなりビックリする演出も!

 またマッチで火をつけるアクションも序盤から使用可能でした。

 花火に火をつけることで爆発させることができましたが、もしかしたら別のものも燃やせるのかもしれません。

 少年は、客船のとある一室で目覚めます。

 積み木のようなオモチャや勉強机などがあることから子供部屋のようですが、なぜ客船のなかにこんな部屋があるのか……? 親がどこに行ったのかなど、気になる点が満載です。

操作キャラクター3人の関係性は? 謎だらけのストーリーが気になって先に進めたくなる!【Giftレビュー】

 ちなみに、今回操作できた3人のキャラクターの関係性は不明。どうやら全員客船にはいるようですが……。

 どうやら物語の進行によって同じ場所であってもキャラクターによって攻略ルートなどが変わってくるようです。操作キャラクターが3人いるということが、どう物語に関わってくるのか気になりすぎる!

 とにかく先が気になるので、5月9日の発売日が待ち遠しいですね。Steam Nextフェスで体験版が公開中なので、ぜひともプレイして本作の魅力をいち早く体験してみてください!


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