『ペルソナ』格闘ゲーム最新作『P4U2』全キャラレビュー：鳴上悠編　スタンダードな性能を持ちつつ攻め手も多彩！

文：さやえんどう

　2013年11月28日に稼働予定のアーケード用2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド（以下、『P4U2』）』。電撃オンラインでは、稼働に先駆けて全キャラレビューを掲載中だ。この記事では、本作の主人公・鳴上悠を紹介する。

　本作は、ゲームブランド・アトラスの人気RPG『ペルソナ4』を題材にした、2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』の続編にあたるタイトル。『ギルティギア』シリーズや『ブレイブルー』シリーズなどを手掛けるアークシステムワークスとの共同開発となり、新キャラ、新システムなどが導入される。この特集記事で、キャラクターの特徴をぜひチェックしておいてほしい。

【鳴上悠（声優：浪川大輔）】

【コマンドリスト】

※コマンドリストの“P”の項目に●があるものは、ペルソナが動かせる状態でのみ使用可能。一部のスキル＆SPスキルは、ボタン同時押しでスキルブーストが使用できる。

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■スタンダードな性能を持ちガードも崩しやすい！

　『ペルソナ4』で、さまざまなペルソナを駆使し、怪事件を解決した主人公・鳴上悠が、刀とイザナギを引っさげて参戦。鳴上は、主人公らしく使いやすい技を多く持っていながらも、相手のガードを揺さぶる変化球的な戦法もとれる、非常に奥深いキャラクターとなってます。キャラクターの強さの伸びしろが豊富に用意されているので、対戦を楽しむうえで飽きがこないのが鳴上の一番の魅力です。

　通常技の使いやすさは全キャラクター中でも随一。地上戦では、リーチの長い立ちBが要になります。ここからは、立ちCが連続ヒットし、お手軽に連続技に持ち込めるので、見返りも大きいんです。この技をイヤがって空中から攻めてくる相手には、ジャンプ攻撃を迎撃しやすいしゃがみBが便利です。

　スキルにも、飛び道具や突進技など、使いやすいものがそろっており、通常技からキャンセルで繰り出す選択肢が多彩なのも鳴上の魅力です。『P4U2』から追加された新技“勇猛果敢”はガードを揺さぶる能力の高さが光ります。この技は、A版が打撃、B版が投げに派生する突進技なのですが、見てからしのぐことは難しいので、立ちBや立ちCなどから奇襲として使っていけそうです。

■D版“ジオ”で攻めのバリエーションが増える！

　ペルソナを使った攻撃では、D版の“ジオ”に注目です。このスキルは前方に雷の弾を発生させるのですが、ボタン押しっぱなしでタメが可能という性能を持っています。相手の起き上がりに重ねてくださいとでも言わんばかりのこの技は、足払いなどから使うと非常に効果的です。本作では、共通システムのクイックエスケープがコマンド完成直後から弾属性無敵になるので、これを使うとD版“ジオ”をかわされてしまいます。しかし、D版“ジオ”は隙が小さいので、クイックエスケープにも手痛い反撃を決めることが可能ですよ。

　通常技を当てやすく、連続技の射程距離も長い鳴上は、シャドウタイプを選択するのも戦術の1つです。見た目やイメージがガラリと変わってしまうため、好みはわかれますが、シャドウ暴走を絡めた連続技は、ダメージが高く爽快感にあふれています。シャドウタイプの特徴として、覚醒と各種バーストが使えなくなるというデメリットもあるため、防御面、体力面ではノーマルタイプに劣りますが、相手を捕まえた時の爆発力はかなりのものです。シャドウ暴走中に、あえて“勇猛果敢”を使って、連続技のラッシュを叩き込んでいくという荒々しい戦術など、強みとなる部分も増えるので、ちょっと変わった番長を見せたいという人は、一度選んでみてはどうでしょうか。

▲スタンダードな性能の鳴上。シャドウタイプとも相性がよさそうです。

(C)Index Corporation 1996,2013 Produced by ATLUS

• 『P4U2』ティザーサイトはこちら（アークシステムワークス）
• 『P4U2』公式サイトはこちら（アトラス）

データ

関連サイト

• 『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』ティザーサイト（アークシステムワークス）
• 『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』公式サイト（アトラス）
• 電撃アークシステムワークス（電撃オンライン）