News

2016年7月6日(水)

男性目線の『アイナナ』プレイレポ【男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。】最終回

文:電撃Girl'sStyle、原 常樹

 みなさま、こんにちは。フリーライターの原 常樹です。男性アイドルたちの活動にスポットライトを当てた本格リズムゲーム『アイドリッシュセブン』(通称:アイナナ)。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

・もうリリースから1年が経つのに今からアイナナを始めても大丈夫なの?
・男性でもアイナナを楽しめるのか?

 ──という二つの疑問を同時に解決してしまうべく、本企画では僕自身がそのサンプルのひとりとしてプレイを進めてきました。結果は……期限であるアイナナの日(7月7日)を待たずして、第1部をクリアー! 今からでも立派なモンジェネおじさんになれるということを身をもって証明できました。

 そんな僕は、最近はモンジェネおじさんでありつつ、メモメロおじさんであり、新たにシルスカおじさん(SILVER SKY)、パフェギミおじさん(Perfection Gimmick)、MATSURIおじさんも兼任せざるをえなくなりました……。

 つまり今から始めた男性ユーザーも、モンジェネおじさんを経過して、1カ月後にはごった煮のアイナナおじさんになっている可能性が高いわけですよ。誇張ではなく。

 アイナナはストーリーやキャラクターだけでなく、楽曲も素晴らしいので、性別関係なくプレイしている内に自然と全体が好きになっていく──そういう作品だと思います。むしろ、いかにして未プレイのユーザーに興味を持たせるかという“フック”こそが大事なのではないかなと。

 もしこれをご覧になっている方がアイナナのヘビーユーザーで、誰かに……それこそ男子に布教したいのであれば「アイナナのどこをアピールすれば興味を持ってくれるのか」を考えてみてください。僕のようにリズムゲームにハマる人もいれば、キャラクターにハマる人もいるでしょう。そのツボをつければ、きっと布教の成功率は高まることでしょう。

 あっ、そういえばキャラクターで思い出したんですが……。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

 マネージャー(主人公)、メチャクチャ可愛くないッスか!?

 一人称視点から作品眺めていたので死角になっていましたが、よく見るとすごく可愛いんですよね。そして、そういった可愛すぎる主人公って意外と男性が作品に興味を持つ立派なフックになりえるんですよ。実際、僕の友人もそんな感じで乙女向けのゲームを遊びまくっていましたから……。

 改めて、マネージャーの何がすごいかって、まずは性格がいい。自己主張は決して多くなく、控えめな感じなんですが、マネージャーとしてIDOLiSH7を支えたいという気持ちが随所にあふれている。そして、落ち込むこともあるけれど、決してネガティブにはならない。

 このネガティブにならないというのは、アイナナの世界では大事な要素で、アイドルたちが“落とされても這い上がっていく”以上、マネージャーもそれに付いていける人間でなければなりません。そう考えると、第1部のストーリーは、IDOLiSH7、TRIGGERの10人に加えて、11人目に彼女がいなくては成立しませんでした。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

 あと、彼女はビジュアル的にも可愛い! もう一度言います。ビジュアル的にも可愛い!!!

 リアルにこういった業界のマネージャーさんにはキレイな方もたくさんいらっしゃいますが、(二次元だということを考慮しなければ)彼女は逸材だと思います。あの清楚な感じ……けしからん、けしからんぞ!

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回
▲そりゃ男子タルモノ、マネージャーの取り合いにもなりますよ! 第2部に突入してから何かと絡んでくる楽くんや、それに対するIDOLiSH7のメンバーたちの反応もおもしろい。今後のマネージャーを巡るドラマが楽しみです。

 「原常子」なんて残念な名前をつけておいてあれですが、名前をデフォルトの「小鳥遊紡」のままにして、ひとりのキャラクターとして扱ってあげるのもまたこの作品の楽しみ方だと思います(もちろん、“デキる分身”として捉えても違和感はありませんが)。

 紡ちゃん……いい響きだ……。この原稿を書き終わったらリネームしようかな……。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

 キャラクターの掘り下げといえば、信頼度で解放されたRabbitChatも作品を楽しむ手助けになってくれました。それぞれのキャラクターとアプリを通じてマネージャーと対面で会話をする、いわば“番外エピソード”のようなもの。

 一般社会でも、実際に会話したときとメールやアプリで会話したときで印象が変わる人がいるかと思いますが、これに近い部分がアイドルたちにもあるんですよね。リラックスして喋っているからかはわかりませんが、わりと本心に近い部分を隠さずに語ってくれることが多いんです。本編を軸にしつつ、アイナナの世界観を広げていく“拡張パック”に近い読み物になっています。

 「どうしちゃったの!?」と言いたくなるぐらい甘~いRabbitChatもあるので女子にとってツボに入るというのはよくわかりますが、男子的には同じアイドルがRabbitChatごとに違う側面を見せてくれるというのがおもしろいですね。

 大和くんのぶっきらぼうながら温かみのある感じとか、壮五くんの文章でもマジメな部分とかがしっかり出ているので単純にキャラクターに深みが感じられるんです。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回
▲スタンプを使った“間の取り方”もリアルで、とくに現実にLINEなどを常用している人には刺さる演出に。この辺りはさすがだなぁという感じ! あれ、ちょっと待て、これ男性アイドルの視点から見れば(見た気になれば)紡ちゃんとLINEしてる妄想もできるんじゃ!?

 それだけおもしろいコンテンツなので、まとめて解放していきたいところですが、そのためにはアイドルをゲットして、なおかつ育成しなければなりません。そういう意味ではRabbitChatこそがアイナナにおけるエンドコンテンツといっても過言ではないでしょう。まだまだアイナナの世界は果てしなく深いのですね……。

 ──とこんな感じで、アイナナの魅力をつらつらと語ってきた本連載も、ついに今回が最終回。思えば、モンジェネおじさんとして覚醒してからは、ただひたすらに感じたことを楽しく綴らせてもらっただけの企画でした(周りから「前回とかただの日記じゃねーかよ!」というツッコミももらいましたが)。

 さすがにこれではライターとして面目が立たないということで、最後ぐらいは初心者の男性ユーザー(いるのかな?)に向けた実用的なコーナーを設けたいと思います。

 題して、初心者向けライブパート講座。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

 この作品のライブパートがおもしろいということは再三再四言ってまいりましたが、リズムゲームが苦手な方の中にはここが鬼門になっているという方もいると思います。

 とくに第2部からはストーリーライブでミッションをこなすことでゲットできる「しおり」を使ってストーリーを読み進めていく“しおりシステム”があるため、ライブパートを避けて通ることはできません。

 しかし、諦めてはいけません。僕のように始めたばかりのときは難易度:HARDの楽曲に翻弄されていた人間が、今やフルコンボが当たり前に。やっている内に慣れるというケースも珍しくないでしょう。そう、ライブが苦手という人もまずは立体的な画面に慣れることから始めましょう。

 各ノーツは4箇所のタップポイントに向けて立体的に向かってきますが、手前の2箇所のタップポイントは左右の2箇所に比べると平面的には下に低い場所に位置しています。これが慣れるまで視覚的なズレを起こしやすいんですよね……。それが顕著にわかるのはノーツの同時押しです。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

 たとえば上記のような部分。平面的には上下にズレを感じますが、次に来る2箇所のフリックノーツは同時にこなすべきものです(同じタイミングです)。“ノーツがやってくる起点からの距離”がアイナナでは押すべきタイミングの基準になるんですね。

 通常、同時に押すノーツは細い線で結ばれているので、当初はどのノーツが同時に押すべき形なのかを把握するガイドとしても役に立ちます。ただし、特殊なノーツがからんだ一部の同時押しは線で結ばれていないので、ゆくゆくは線が無くても見極められるようにならないといけません。

 どのリズムゲームもそうですが、中級者以上になると“降ってくるノーツの間隔”を見ただけでなんとなく押すタイミングがわかってくるもの。その境地に至るにはやはり反復練習あるのみ、です。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回
▲スライドノーツやホールドノーツのラスト(離すポイント)は同時押しのノーツがあっても線が表示されません。たとえば、上記の写真のような場合、次のノーツはホールドから指を離すと同時に通常ノーツを押さなければなりません。

 また、ライブパートでは指を離す動作も非常に大切。アイナナではホールドノーツやスライドノーツは、しっかりラストまでに指を離さないと問答無用でミスになってしまいます。ノーツのラストがミスになってしまうという方は、慣れるまでは少し早めに離すように意識する方がいいかもしれません。

 逆にフリックノーツはわりとアバウトで、上下左右どちらにフリックしても問題ありません。また、通常のノーツはフリックしながら押してもしっかり反応するので、極端な話「困ったら全部フリックする」ぐらいの感覚でもコンボはつなげられるでしょう。フリックノーツは俊敏な動作が要求されるので、タイミングがずれてGOODが出やすいことの方が問題かもしれません。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

 そもそもノーツを目で追えないという方は、設定そのものの変更をオススメします。楽曲を選択して、ユニットを選択する画面でサポートの文字の右上にある“歯車”のような箇所をタップすれば、ライブ設定を調整することができます。

 もっとも簡単な調整が「Music Speed」でノーツが速すぎると感じたら速度を下げれば、単純に押しやすくなるでしょう。ただ、速度を下げれば下げるほどノーツは詰まってきますし、目押しによるタイミングも取りづらくなります。この辺りはお好みという感じでしょうか。

 ライブ設定でもうひとつ、初心者に嬉しいのは「お手本モードをプレイ」ができること。当然ながらお手本モードでは、コンピューターがパーフェクトな演奏を披露してくれます。

 “どう押したらいいかわからない部分”が出てきたら、このお手本モードで演奏音を確認して、そのリズムを頭に叩き込んでみるといいかもしれません。

目で反応できないならば、耳で覚えて対処するというのも立派な攻略法でしょう。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回
▲SSR逢坂壮五[夏の思い出2]の「ジャガイモを握って。」のように、一部のアイドルはスキルでGOODやBADの反応をPERFECTに変えてしまいます。近い系統のアピールスキルを持ったアイドルを揃えれば、スコアは伸びませんが難易度は大幅に減少。単純にフルコンボやフルパーフェクトを狙うときにもオススメです。ジャガイモを握りまくりましょう。
男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回
▲ライブアシストも難易度を緩和する上で非常に便利。とくにNOTE CHANGEは各曲の特性を知っていれば、一気に譜面の難易度を下げることができます。ただし、ライブアシストを使った場合、通常ライブのハイスコアには反映されません。

 最後は日替わりレッスンで登場するEXPERT(難易度☆×8)の雑感を。やはり、ライブで一番大変なのは各曲のこの譜面です。実際、僕も牙をむいたモンジェネ(難易度☆×8)にボコボコにされた記憶がありますし、ここを上手くこなせるかは一つの壁になると思います。

 しかし、僕もひたすら日替わりライブを繰り返した結果、どうにかこうにかフルコンボが取れるようになりました。なんとなくそれぞれの楽曲のカラーも見えてきたので、ここでは個別に紹介していこうと思います。ライブアシストの「NOTE CHANGE」のおすすめについても付記するので参考にしてみてください。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。最終回

日替わりライブのEXPERT(難易度☆×8)の楽曲一覧】

【MONSTER GENERATiON】
●属性パーセンテージ:Shout33/Beat33/Melody33
●合計ノーツ:428
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ

 母なるモンジェネから一転、じつは日替わりライブの☆×8の楽曲の中でも難しい部類に入るのではないかという一曲。全体なノーツこそさほど多くないものの、特殊なノーツが満遍なく登場するので総合的な力量を問われます。

 とくに蛇行するようなスライドノーツには注意。通常のノーツながら、変則的なリズムを叩かせる箇所も多いので、しっかりとリズムを頭に叩き込みたいところ。リズム自体は☆×7のEXPERTとさほど変化が無いので、しっかりそちらで練習しておきましょう。……考えるんじゃない、モンジェネを感じるんだ!

【SECRET NIGHT】
●属性パーセンテージ:Shout33/Beat33/Melody33
●合計ノーツ:339
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ

 TRIGGERのセクシーな吐息が美しい楽曲ですが、実際の譜面でも絡みつくようなセクシーな演奏が要求されます。とくに序盤は長めのスライドノーツが連続、いずれも蛇行しているためノーツを押さえている時間が非常に長くなります。

 中盤の「恋に落ちる the SECRET NIGHT~」以降はホールドノーツとフリックノーツが絡んでくるのも厄介。ノーツ数は☆×8の楽曲の中でも少ない部類に入りますが、譜面はなかなかに過激です。

【Joker Flag】
●属性パーセンテージ:Shout30/Beat40/Melody30
●合計ノーツ:373
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ

 さわやかに突き抜けるようなIDOLiSH7のナンバー。「少しムリヤリ上を向いた~」からはボーカルに合わせてノーツを押さなければならないハイカロリーな演奏が要求されます。

 同時押しも混ざってくるものの、特殊なノーツが複雑に絡んでくるポイントが少ないため、「線でつながっていなければ同時押しではない」ぐらいの認識でも大丈夫。最初の設定通りだと譜面が詰まって見えるという人はスピードを速くしてみるとラクになるかも?

【miss you...】
●属性パーセンテージ:Shout30/Beat30/Melody40
●合計ノーツ:331
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ

 心に響くようなMEZZO″のバラード。難易度☆×8の中でもノート数がとくに少なく、しかもノーツはおおむね旋律通り。難易度はそこまで高くありません。

 ただ、「(love)伝えてしまいたい~」からは同時押しが続いたり、その後の「困らせてしまうのがわかるから~」以降はしばらくスライドノーツを押さえながら、もう片方の手でリズムを刻まなければいけません。連続するフリックノーツもミスの原因になりやすいですね。miss you...だけに。

【NATSU☆しようぜ!】
●属性パーセンテージ:Shout40/Beat30/Melody30
●合計ノーツ:422
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ

 これからの季節にピッタリなTRIGGERの(ある意味IDOLiSH7のものでもある)ナンバー。最序盤の「Shaking Shaking Shaking Your Heart!」が左右交互に切り替わるスライドノーツと同時に、小刻みなノーツの二連打を処理しなければならないため、この曲の最難関ポイントといっても過言ではありません。

 二連打を等間隔のリズムで押していくことを意識するとコンボが繋がりやすくなります。中盤以降は際立った難所はありませんが、独特な真夏のリズムの中にしれっと混ざるフリックノーツやスライドノーツには気をつけて。

【Fly away!】
●属性パーセンテージ:Shout25/Beat50/Melody25
●合計ノーツ:479
●おすすめの「NOTE CHANGE」:ホールドノーツ

 楽曲はミディアムテンポながら、リリックがリズミカルなのでそれに合わせたノーツが。通常のノーツだけでなく、ホールドノーツ(ときおりスライドノーツ)がリズムに絡んでくるので、その処理がカギに。

 ホールドノーツは長時間押さえるものだけでなく、「押さえては離す」という動作を小刻みに繰り返す部分もあるので、しっかりとメロディーに合わせて指を離すことを意識しないとミスが出てしまいます。最終盤のホールドノーツとスライドノーツの細かいスイッチング(切り替え)にも気をつけましょう。

【ピタゴラス☆ファイター】
●属性パーセンテージ:Shout50/Beat25/Melody25
●合計ノーツ:556
●おすすめの「NOTE CHANGE」:フリックノーツ

 この曲特有のラップ調の掛け合いをそのまま演奏させるようなイメージ。そのため、ノーツ数はまさかの556。ほとんどが通常ノーツですが、そこに同時押し、3種類の特殊なノーツが均等に混じってくるので総合的な演奏スキルが試されます。

 GOODを出さないのは至難の業ですが、逆にコンボを繋げるだけならそこまで難易度は高くないかも……? ちなみに『ピタゴラス☆ファイター』は通常のEXPERT(☆×7)もノーツ数が多いので、イベントアイテムを回収する曲としてもオススメです。筆者もピタゴラスおじさんになっていました。

【GOOD NIGHT AWESOME】
●属性パーセンテージ:Shout25/Beat25/Melody50
●合計ノーツ:456
●おすすめの「NOTE CHANGE」:ホールドノーツ

 どこかオリエンタルなメロディと電子音が印象的な、大和くんの主演ドラマ『ネメシス』の主題歌。通常ノーツに近いぐらいの量があるんじゃないかというぐらい、ホールドノーツが小刻みに登場するので正確な指捌きが求められます。

 そして一番の難所はサビの「Ready Go! Dark! Dark! Dark!」から。小刻みなホールドノーツをこなしつつ、密度の濃い通常ノーツやスライドノーツを処理しなければいけません。ラストの通常ノーツ同時押しの怒涛の連打もミスしやすい場所になっています。

【THE FUNKY UNIVERSE】
●属性パーセンテージ:Shout20/Beat20/Melody60
●合計ノーツ:474
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ

 SFを感じる広大な世界観の楽曲ですが、曲の3割はスライドノーツかホールドノーツで盤面を押しているという、これまた“押さえっぱなし系”の譜面。左右の手をスイッチしながら盤面をし続け、それ以外のノーツを拾っていくという簡単そうに見えて、難易度☆×8の中でもなかなかにクセのある楽曲といえるでしょう。

 細かく入ってくるフリックノーツも厄介で、連続してフリックする必要がある部分は少し操作を誤っただけでコンボが途切れてしまいます。気合を入れてRide onしたいところ。

【MEMORiES MELODiES】
●属性パーセンテージ:Shout20/Beat60/Melo