『ウィザードリィ6』を快適にプレイするため8万円もかかった理由とは?【メモリの無駄づかい】

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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回紹介するのは、『ウィザードリィ』シリーズ第6作となる、『Wizardry #6 Bane of the Cosmicforge(以下Wiz6)』です。

『Wizardry #6 Bane of the Cosmicforge』とは

 本作は、1990年に発売された、老舗RPGシリーズ『ウィザードリィ』シリーズの第6作目です。

 これまでは、ワイヤーフレームのダンジョンや、テキストと数値のみで表現されたキャラクターなど、シンプルでストイックな作品でしたが、本作からいきなりビジュアルが強化され、システムも大幅に変更されました。

 これには賛否両論あり、ファンの間で論争もあったようですが、自分は少し遅れてプレイしたので、あまり詳細は知らなかったのです。

ハマりながらもディスクでのプレイはストレス満載

 本作はSFC版も発売されていますが、自分はPC-98版でプレイ。それも、昔もらった古いパソコンしかなく、FD(フロッピーディスク)でプレイしていたのです。

 もちろん世の中にHDDはありましたし、本作も対応していたのですが、何せマシンが古くてHDDが付いてなかったのです。

 戦闘のたびにガッコンガッコンとディスクを読み込みながらのプレイとなりました。これがまた、ものすごくストレスがたまる!

 もはや戦闘よりも読み込みの方が長かったような気もします。それでも内容的にはすっかりハマってしまい、なんとか我慢しながらプレイしていました。

無謀にもHDDに手を出してみた

 当時はお金がなかったのですが、このゲームを快適に遊びたいという思いがだんだん強くなり、HDD購入を検討。当時、それなりのものを手に入れようとすると、8万くらいかかりました。

 しかも容量は40メガです。メガですよ、メガ。ディスク40枚の容量で、8万円。かなり悩みましたが、ゲームしたいという欲求が勝って、ついに買ってしまったのでした。

 HDDを扱うのは初めてだったので、四苦八苦しながらインストールして、なんとかプレイ。そしてその処理の速さに大・大・大感動!

 ……したのですが、ゲームをプレイした人ならわかると思いますが、“え、ここで終わり!?”みたいに終わるので、まだまだ続くと思っていたこのゲーム、HDD導入の2日後にクリアしてしまったのでした。

 その後HDDを使いこなせていればまだよかったのですが、なんやかんやであまりゲームをすることなく、PCくんの方が寿命を迎えることに……。

 と、どっちかというと切ない思い出ですが、ゲーム自体は本当に好きだったので、思い出したらもう一度プレイしたくなりました!

 ちなみに本作は、#7と#8を含めて3部作となっており、7作目『Wizardry 7: Crusaders of the Dark Savant』、8作目『Wizardry 8』と続きます。確か#7も#8も途中で投げ出していたので、3本まとめてリベンジしたい!

現在、Steamで発売中! ただし、英語のみ

 そしてこの3作は現在Steamで販売中ですが、残念なことに日本語には対応していません。

 日本語でのプレイは、現状ちょっと難しいですね。シリーズとして人気はあるので、新作はちょいちょい出るのですが、こういう昔のを楽しむ機会ってなかなかなかったりします。ということで、リメイクを切望します!


Wizardry© is a trademark of Drecom Co., Ltd.
※写真はSteam版、公式Twitterより

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