『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』はドット絵のアクションと声優さんの演技にハートを撃たれた作品。半妖精さんの“夜曲”も大好き【メモリの無駄づかい】

団長
公開日時

 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』について紹介します。

シリーズの常識を変えた革命的な作品!

 『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』とは、タイトルに『X』がついた『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の続編です。『悪魔城ドラキュラ』シリーズの主人公といえば、鞭を持ったリヒター・ベルモンドですが、本作の主人公はドラキュラ伯爵の息子であるアルカード!

 鞭で戦う屈強な男が主人公だったこれまでのシリーズとは違い、ゆらりとしなやかな動きを魅せて戦う姿に当時は目を奪われていました。

 ちなみにアルカードは吸血鬼ですが、かつて人間(リヒターの祖先であるラルフ・ベルモンド)に味方して一度は父親のドラキュラ伯爵を倒しているので悪者ではありません。

 本作には剣や盾、鎧などを装備してレベルアップの概念もあり、純粋なステージクリア型アクションゲームからメトロイドヴァニアタイプのアクションRPGへと進化していた点も、筆者がこのゲームにハマっていた要因のひとつでした。

演出がかっこいい! キャラもしゃべる!【悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲】

 メインとなるアクションはテンポも良く、とにかく動くドット絵がいちいちかっこいい! 出現する敵はザコでも「おっ!」と思わせるような動きを見せてくれるので楽しいです。倒したときに血しぶきが出たり、断末魔をあげながら沈んだりする点も見事!

 そしてステージ探索中に発生するイベントシーンでは実力派声優さんたちが演じるキャラクターボイスに魅了されて脳がメロメロになります。

 ちなみに主人公アルカード役は置鮎龍太郎さん、リヒター役は故 梁田清之さん、ドラキュラ伯爵役は若本規夫さん、マリア役は横山智佐さん、小悪魔(&鼻悪魔)役は故 八奈見乗児さん、そして妖精(&半妖精)役は筆者が大好きな椎名へきるさんです! もうゲームファンだけでなく声優ファンの人も本作はプレイしたほうがよいと思います。

半妖精さんがかわいくてかわいくてかわいくて【悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲】

 ゲームを進めていくと、コウモリやゴースト、妖精といった“使い魔”を使役できるようになります。敵を攻撃するだけでなく回復アイテムを使ってくれたり、特定のスイッチを押してくれたりと、探索のサポート役として活躍してくれるうれしい相棒です。

 なかでも半妖精さんはパタパタと飛んでくる姿がかわいい! 呼び出したときに「がんばろうねっ!アルカードっ!」「ゴー!ゴー!」など明るく振る舞う姿がかわいい! 椅子に腰かけたときに肩にとまってくれるかわいい! とにかく悪魔城の癒し役として大活躍。好き!

 ちなみに妖精さんと半妖精さんは性能的には一緒ですが、妖精さんは物腰のやさしいお姉さんタイプ、半妖精さんは活発で元気な娘さんタイプです。

 さらに“使い魔”は呼び出した状態で敵を倒すとレベルが上がるのですが、このレベルが高いと半妖精さんは肩にとまったあと“夜曲”を歌ってくれるようになります! すぅぅぅぅぅきぃぃぃぃぃぃーーーー!(※)

※PlayStation初期版以降に発売された、セガサターン版やPlayStation the Best版などのバージョンでのみ歌います。

 筆者は半妖精さんのかわいさにメロメロですが、鼻悪魔も呼び出し時に「全国の女子高生のみなさんこんにちは~」とタイムボカン的な挨拶を聞かせてくれるので好きです(笑)。

 この『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は、PlayStation4版『悪魔城ドラキュラX・セレクション 月下の夜想曲&血の輪廻』で遊べるほか、iOS、Androidにてスマートフォン向けアプリとしても配信されています。プレイ可能な環境がある人はぜひ遊んでみてください!


©Konami Digital Entertainment

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら