『SEED』が初参戦した思い出の『スパロボ』。改造の引き継ぎ先が多いストライクガンダムが便利すぎた【第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河:メモリの無駄づかい】

米澤崇史
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ(私)、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、PlayStation2で発売された『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河』(以下、『第3次α』)について語らせていただきます。

『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』とは

 本作は、2005年にバンプレストから発売された、歴代のロボットアニメが夢の共演を果たすシミュレーションRPG『スーパーロボット大戦』シリーズの一作。2000年にPlayStation向けに発売された『スーパーロボット大戦α』から続く、『スパロボ』シリーズの中でも人気の高い『α』シリーズの完結作にあたります。

  • ▲4人の主人公中から一人を選び、キャラクターごとに異なるストーリーが展開されました。

 事前に4機のユニットで組んだチームを1ユニットとして運用する小隊システムを採用しつつ、『トップをねらえ!』や『伝説巨神イデオン』といった宇宙を舞台にした作品を中心に据え、システム・ストーリーの両方でシリーズ最終作に相応しい壮大なスケールで展開されるのが特徴。

 従来の『α』シリーズに参戦してきた作品に加え、『勇者王ガオガイガーFINAL』、そして劇場版が話題沸騰中の『機動戦士ガンダムSEED』が初参戦。またロボットゲームからの参戦となる『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』『電脳戦機バーチャロン マーズ』が参戦したことも大きな話題を呼びました。

歴代『スパロボ』シリーズでも屈指のコスパの良さを誇るストライクガンダム【第3次スーパーロボット大戦α の思い出】

 発売当時、すでに続編である『SEED DESTINY』が放送中だったのもあって、『α』シリーズ最終作への『SEED』の参戦には驚きもありました。

 しかし自分にとっては初めて本格的にリアルタイム視聴できた『ガンダム』作品が『SEED』だったこともり、それ以上に喜びが大きかったことを覚えています。初参戦だけあって、ストーリーの再現や登場機体数にも気合が入っており、どのユニットも優遇して強化して使っていましたね。

 中でも印象深いのが、主人公機であるストライクガンダムの活躍。原作通りキラ・ヤマトと共に序盤から加入し、エール・ソード・ランチャーのストライカーパックを換装で装備して性能が変わる部分も再現されています。

 射程は短くALL武装はないものの、強力な移動後攻撃と燃費のいいソード、移動後攻撃に乏しい分、射程が長く威力の高いALL武器が仕えるランチャー、その中間的なバランスのとれた性能で、かつ機動力と飛行性能も備えたエールと、それぞれに異なる強みをもっています。

 筆者は普段はエールストライクで敵陣に切り込み役を任せていましたが、ルート分岐などで対ボス戦を担当していたスーパー系の機体が抜けた際には、ソードストライクに換装してボスキラーとしても運用していました。パイロットのキラの能力の高さも相まって、序~中盤にかけてストライクにはかなりお世話になった記憶があります。

 ただ『第3次α』のストライクが本当にすごいのは、性能面よりも改造の引き継ぎ先の多さです。

 まずストライクガンダム自体の改造は、キラの後半の乗機であるフリーダムガンダム、同型機であるストライクルージュ、中盤以降加入する同じGATシリーズのバスターガンダムに引き継がれます。この時点でも結構すごいんですが、更にフリーダムガンダムの改造はジャスティスガンダムに、バスターガンダムの改造は終盤隠しユニットとして加入するデュエルガンダムにも引き継がれます。

 こう書くと少しややこしいですが、要は「キラが乗っている間のストライクに施した改造は、後に加入する5機のMSすべてに引き継がれる」ということで、コストパフォーマンスが凄まじいんですね。

 ストライク自体もそのまま自軍に残って使えるのも美味しく、早めにストライクをフル改造しておけば、その後フル改造ユニットが5機も手に入っちゃいます。『スパロボ』シリーズはかなりの数プレイしてきましたが、ここまで引き継ぎ先が多いユニットは他に思いつかないレベルです。

 とくに『第3次α』の場合、冒頭でも説明した通り4機を1つのユニットとして動かす“小隊システム”を採用した作品でもあったので、1マップごとに出撃させられるユニットが非常に多かったのも特徴でした。サブの小隊員はろくな改造をしてないまま出撃させることも多かったので、十分に改造されたユニットが複数手に入るのはゲーム的にも非常にありがたかったです。

 フリーダムだけではなく、ジャスティスやバスターも終盤までメインユニットで活躍できる性能ですし、どの機体もビーム以外のダメージを軽減する“PS装甲”の特殊能力持ちなので、敵のALL攻撃を受けても撃破されにくいメリットがあり小隊員として優秀でした。

 アサギ・マユラ・ジュリのM1アストレイの3人組が全員パイロットで使えた貴重な『スパロボ』でもあり、“激励”、”脱力”、“期待”などの強力な支援精神コマンドを習得したので結構役立ってくれたりもしましたね。

 ただ、この頃はニュートロンジャマーキャンセラーが特殊能力になっておらず、フリーダムやジャスティスは燃費面に欠点が結構あったんですが、そこさえ強化パーツや補給装置で補ってあげれば、原作通りの強さを発揮してくれたのも思い出深いです。

 最近のスパロボだと武装扱いになりがちな、ミーティアも換装して使うことができ、雑魚戦はミーティア、ボスと戦う時は分離して合体攻撃の“コンビネーション・アサルト”で戦うという運用も、最終回のプロヴィデンスガンダム戦とのバトルを再現しているみたいで楽しかったですね。

 やっぱり『α』シリーズは、自分にとって『スパロボ』の中でも特別思い入れのあるシリーズなので、今でも定期的にプレイしたくなります。『α』と『α外伝』はアーカイブスがあるんですが、『第2次α』と『第3次α』については再プレイが非常に難しい環境でもあるので、いつか『α』シリーズを全収録したコレクションみたいなのを出してくれないかな……と密かに期待しています。


米澤崇史:ロボットアニメとRPG、ギャルゲーを愛するゲームライター。幼少期の勇者シリーズとSDガンダムとの出会いをきっかけに、ロボットアニメにのめり込む。今もっとも欲しいものは、プラモデルとフィギュアを飾るための専用のスペース。

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