2013年11月19日(火)
2013年初冬に稼働予定のアーケード用2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(以下、『P4U2』)』。電撃オンラインでは、稼働に先駆けて全キャラレビューを掲載中だ。この記事では、『ペルソナ3』から参戦するキャラクターの1人・真田明彦のレビューをお届けする。
本作は、ゲームブランド・アトラスの人気RPG『ペルソナ4』を題材にした、2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』の続編にあたるタイトル。『ギルティギア』シリーズや『ブレイブルー』シリーズなどを手掛けるアークシステムワークスとの共同開発となり、新キャラ、新システムなどが導入される。この特集記事で、キャラクターの特徴をぜひチェックしておいてほしい。
【真田明彦(声優:緑川光)】
・ペルソナ:カエサル
・タイプ:ボクサータイプ
・ペルソナゲージ:2
【コマンドリスト】
※コマンドリストの“P”の項目に●があるものは、ペルソナが動かせる状態でのみ使用可能。一部のスキル&SPスキルは、ボタン同時押しでスキルブーストが使用できる。
前作に引き続き、明彦は鍛えられた肉体の上に汚れたマントというワイルドな出で立ちで参戦! 武器は持たず、自分の拳を使って闘う接近戦が得意なインファイターになっています。攻撃のリーチは短めで、本体の動きは少し“重い”と言えるのですが、突進力のある必殺技を備えているため、遠くの相手にも一気に近付く手段を持っています。また、ペルソナのカエサルは自分が出現した場所へと相手を吸い寄せる能力があるので、相手の方から明彦の得意な間合いに近付いてきてもらう、といった変則的な戦い方もできるおもしろいキャラクターになっています。
ペルソナゲージが2と、ダントツで少ない明彦ですが、そのぶん鋼の肉体を駆使した本体の攻撃が非常に強力です。相手に向かって一気に走り寄って拳の連打を叩き込む“キルラッシュ”や、長い距離を瞬時に移動してパンチを叩き込む“コークスクリュー”など短い離れた相手にも有効な必殺技を持ってるため、短いリーチをものともしません。他にも、相手の攻撃を受け止めて反撃を繰り出す“打撃見切り”や、厄介な飛び道具や上半身への攻撃をかわしながら前後へ移動する特殊な必殺技“ダッキング”、“ウェービング”といった、相手の出す攻撃をさばいて懐に潜り込むことができる手段も兼ね備えています。
他のキャラよりも高さが低いジャンプは、離れた相手への接近の手段に使おうと考えると少しだけ難のある性能なのですが、中距離から飛び込んで攻撃を仕掛ける場合は一転してとても強力な動きになります。明彦の短いジャンプは相手にとって迎撃することが難しいので、地上と空中との的を絞らせずに明彦の得意な間合いへと持ち込むことができるのです。また、ペルソナのカエサルが空中で巨大な剣を振り下ろす攻撃を発動させると、明彦がその場で一旦停止して、先にカエサルの剣が相手を攻撃してくれるため、動きに緩急をつけることが可能です。本体のリーチが短い反面、そのリーチの短さを補って近付くための行動が豊富に用意されていので窮屈さはほとんど感じません。
明彦の持ち味といえば、独自システムの“サイクロンレベル”! 明彦は必殺技から別の必殺技を連続して繰り出すことができるのですが、次の必殺技を続けて出すたびに“サイクロンレベル”が1ずつ上昇していき、その上昇にともなって各必殺技の威力や性能が向上します。多くの必殺技を連係に組み込める他、ミニジャンプや逆ギレアクションといった必殺技以外の行動も取ることができるため、とても自由度の高いオリジナルの攻めを組み立てていくことができる、やりがいのあるキャラクターになっています。そして必殺技を次々と繋げていくかっこいい連続技の締めに、サイクロンレベル最大の覚醒SPスキル“サイクロンアッパー”を叩き込んだ時の威力は爽快です!
動きにクセはあるものの、それをカバーしてくれる高性能な必殺技の数々と、一度接近戦に持ち込んだ時の爆発力は他の追随を許しません。明彦が瞬間移動してお手玉のように相手を吹っ飛ばしまくるA連打コンボを筆頭に、見た目がとてもかっこいい攻撃技も多く用意されているので、動かすだけでもとても楽しいキャラクターになっています。もちろん、使い続ければ使い続けるほど、どんどん強くなっていくことができるキャラクターでもあるので、やりごたえも十分です!
▲どの攻撃モーションも、ワイルドな外見通り豪快なものになっています。 |
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