2013年11月22日(金)
『ペルソナ』格闘ゲーム最新作『P4U2』全キャラレビュー:クマ編 10種類以上あるアイテムを投げまくれ!
2013年初冬に稼働予定のアーケード用2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(以下、『P4U2』)』。電撃オンラインでは、稼働に先駆けて全キャラレビューを掲載中だ。この記事では、多彩なアイテムを投げて戦うコミカルなキャラクター・クマのレビューをお届けする。
本作は、ゲームブランド・アトラスの人気RPG『ペルソナ4』を題材にした、2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』の続編にあたるタイトル。『ギルティギア』シリーズや『ブレイブルー』シリーズなどを手掛けるアークシステムワークスとの共同開発となり、新キャラ、新システムなどが導入される。この特集記事で、キャラクターの特徴をぜひチェックしておいてほしい。
【クマ(声優:山口勝平)】
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・ペルソナ:キントキドウジ
・タイプ:トリッキータイプ
・ペルソナゲージ:5
【コマンドリスト】
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※コマンドリストの“P”の項目に●があるものは、ペルソナが動かせる状態でのみ使用可能。一部のスキル&SPスキルは、ボタン同時押しでスキルブーストが使用できる。
■アイテム投げを軸に、戦いのペースをつかもう!
『ペルソナ4』では、パーティのムードメーカーとしてコミカルな動きを見せてくれたクマ。2D対戦格闘ゲームの世界でも、多彩な技の数々でプレイヤーを楽しませてくれます。Dボタンを押すだけで、キントキドウジが出現してアイテムを投げつけてくれるのですが、このアイテムの種類はなんと10種類以上。アイテムには、相手の位置をサーチして飛ぶアイテムや、攻撃効果が長く持続するものなどがあります。
他のキャラクターの必殺技に相当するほど強力な攻撃(アイテム)がボタンを押すだけで出せるので、格闘ゲーム初心者にオススメのキャラクターとも言えますね。クマの基本は“アイテムを投げられる状況では、積極的にDボタンを押す”ことにあるので、初心者の人はまず、この点を意識してプレイしてみるといいでしょう。
また、アイテムの順番は決まっているので、クマの操作に慣れてきて、アイテムの出現順番を覚えたら、出現するアイテムを見越した動きが可能になるので、格闘ゲーム中級者~上級者のやりこみにもバッチリ応えてくれますよ。アイテムで設置するドライアイスを使った連続技などは、見た目も格好いいうえに、大ダメージを与えられる実戦的なものになっています。
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必殺技では、“クマテレビ”を積極的に使うことで、相手の予想しないところから攻めを仕掛けることができます。設置しておくとここから派生の“クマワープ”が出せるので、奇襲はもちろん、相手の攻めのペースを乱す手段としても有効です。スキルブースト版の“クマテレビ”は、相手をサーチするように攻撃が発生するので、残り体力の少ない相手をKOする際のフィニッシュブローとしても有効です。避けられにくく、遠距離で使えばリスクも低いので、SPゲージの残量と相談して使うとよさそうです。
■“魔手ニヒル”のクリーンヒットを狙え!
覚醒SPスキルの“魔手ニヒル”は、攻撃の出が早いため、連続技の締めに使いやすいのが魅力です。この技がヒットすると、巨大化したクマが手を振り上げて、上からゆっくりと落ちてくる相手を待ちかまえます。その後、クマが手を振り降ろすタイミングをプレイヤー側の追加入力で操作することになるのですが、うまく横軸を合わせてクリーンヒットさせると、複数回壁バウンドを誘発し、大ダメージを与えられます。クマの横に“!”マークが出た瞬間が、クリーンヒットを誘発する追加入力の目安になっているので、CPU戦などでタイミングを確認してみるといいかもしれません。見た目がおもしろいので、ぜひともタイミングをものにして、実戦で活用してもらいたい技の1つです。
また、クマは、連続技としてつなぎやすい必殺技が多いので、シャドウタイプとの相性もよさそうです。シャドウ暴走中は、“パペックマ”や“ベアスクリュー”から追撃が狙えるので、ダメージが大幅にアップします。ノーマルタイプでは、接近戦での反撃に“フェイクマ”に頼る部分が大きいのですが、シャドウタイプであれば、ガード中にシャドウ暴走コマンドを連打で入力して、ガード硬直が解けた瞬間にシャドウ暴走を発動するという切り返し手段も戦略に加わります。シャドウタイプは、覚醒など一部のシステムが使えなくなるというハンデもありますが、それを補えるメリットもあるので、キャラクター選択の際に一考する価値はありそうですよ。
ちなみに、前作『P4U』で“フェイクマ”は、隙のない切り替えし技として猛威を振るったのですが、今回はしっかり隙があるので、多用は禁物……という技に変化しています。この部分は、前作からのプレイヤーが戸惑う部分になるかと思いますが、本作では基本的に、『P4U』でリスクの低かった逆ギレアクションが見直され、反撃しやすくなっているものが多いので、新しいクマの動きを楽しみましょう!
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▲“魔手ニヒル”は見た目もおもしろい技なのでぜひ使ってみてください。クマは扱いやすい技がそろっているので、初心者にもオススメです。 |
(C)Index Corporation 1996,2013 Produced by ATLUS
データ
- ▼『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』
- ■メーカー:アークシステムワークス
- ■対応機種:AC
- ■ジャンル:FTG
- ■稼動日:2013年初冬