2016年10月20日(木)
【電撃の旅団冒険録】『FFXIV』ラスベガスファンフェス2日目レポート! “THE PRIMALS”のミニインタビューも
2016年10月14日(日本時間10月15日)から2日間開催された“FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL in Las Vegas”。新エキスパンション『STORM BLOOD 紅蓮のリベレーター』が初公開された初日は会場&生放送視聴者とも大いに盛り上がりました。
続く2日目も、注目の世界設定本“Encyclopaedia Eorzea”の内容を語る世界設定パネル(マイケル・コージ・フォックス氏出演)や出張プロデューサーレターライブをはじめ、注目のイベントがめじろ押し。本記事ではその様子をあらためてレポートしていきます。
出張PLLに関してはすでにこちらの記事でまとめているので、あわせてご確認ください!
■イベント2日目プログラム
※()内が日本時間
■10月15日(日本時間10月16日)
10:00(2:00)~ 開場
10:30(2:30)~ オープニング
11:00(3:00)~ マイケル・コージ・フォックス氏による世界設定パネル
13:00(5:00)~ PvP Exhibition
16:00(8:00)~ 出張プロデューサーレターLIVE
19:00(11:00)~ The Primalsコンサート
20:00(12:00)閉場
世界設定本にまつわる内容が語られた世界設定パネル
本作の世界観設定や、書籍『Encyclopaedia Eorzea ~The World of FINAL FANTASY XIV~』の制作秘話が語られた世界設定パネル。本作の英語ローカライズリードのマイケル・クリストファー・コージ・フォックス氏が、プレイヤーからの疑問に答えていました。
ちなみに、世界設定について多くが記される『Encyclopaedia Eorzea』は本イベントの会場で先行して発売。多くの人が購入に走り、2日目早々に売り切れとなっていたようです。筆者が初日に4時間ほど並んで手に入れたのがコチラ。A4版、重厚な質感の特殊装丁カバーで、300ページを超える読み応えたっぷりの内容となっています。これまでどこにも出ていなかったイラストなども多数盛り込まれているようですよ。
▲前日に増して多くの人が訪れた2日目。フロアアクティビティでも多数の人々が歓声をあげていました。 |
▲訪れた人の肉声を書きこむMEET UP BOARD……通称お肉ボード・ラスベガスバージョン。日本のイベントでもおなじみですが、今回はボードというかWALL=壁である様子。 |
上の写真はパッチ3.45の情報も語られた出張プロデューサーレターライブの模様。内容はコチラで!
2日間で最高にヒートアップしたライブコンサート! “THE PRIMALS”のミニインタビューをお届け
ステージイベントの最後を飾るのは、ご存知サウンドディレクター・祖堅正慶氏をはじめプロ中のプロがそろった“THE PRIMALS”のライブコンサート。ちなみに、ライブが始まる直前、ステージ上ではとある男性がともにイベントを訪れた女性にプロポーズ。 見事OKの返事をもらっていたりしました。こういった(歓迎すべき)イレギュラーが起こるのも、リアルイベントならではといったところでしょうか。
ライブのセットリストは以下のとおり。
英傑 ~ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦~
曲がらぬ刃 ~蛮神ラーヴァナ討滅戦~
(MC・祖堅さん)
・アンブレーカブル ~博物戦艦 フラクタル・コンティニアム~
・混沌の渦動 ~蛮神リヴァイアサン討滅戦~
・魔神 ~魔神セフィロト討滅戦~
・過重圧殺! ~蛮神タイタン討伐戦~
(アンコール)
・魔神 ~魔神セフィロト討滅戦~
・ローカス ~機工城アレキサンダー 起動編~
こうして“FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL in Las Vegas”は熱狂のうちに幕を閉じました。今回の取材では幸運にもライブ終了直後の“THE PRIMALS”メンバー全員にお話を聞くことができましたので、ここに掲載いたします。
▲Vocal:マイケル・クリストファー・コージ・フォックスさん(『FFXIV』世界設定班/ローカライズ部) |
▲Guitar:GUNNさん |
▲Bass:イワイエイキチさん |
▲Drums:たちばな哲也さん |
▲Guitar/Vocal:祖堅正慶さん(『FFXIVサウンドディレクター) |
──お客さんの熱気がすごかったですが、ライブを終えての感想をぜひお聞かせください
祖堅正慶さん:よし、じゃあコージから行ってみようか。
マイケル・コージ・フォックスさん:……(出し尽くして)もう声が出ないです。
一同:(笑)
たちばな哲也さん:いい感想だよね。「声が出ない」(笑)。
マイケル:でも、声出なくても出さなきゃ、って絞り出してたら、みんな喜んでくれて。最後のセフィロト討滅戦ではみんなも一緒に歌ってくれて……最高でした。いい曲を作ってくれてありがとうございました!
祖堅:そこでこっち来るんかい(笑)。
GUNNさん:僕は2年前のファンフェスティバルでもラスベガスで演らせてもらってるから、なんとなくの会場のイメージはあったんですけれど、でも、今日は本当に「待っていてくれた感」みたいなものを感じられました。僕らが演奏していて、ふと客席を見るとみんなこっちを見てくれていて。手を振り上げながらノッてくれていて。それはもう、演奏していて嬉しかったですね。まあまあ、また来ますので、そのときはひとつよろしくお願いいたします。来られるかわかりませんけどね(笑)。
イワイエイキチさん:なんというか、お客さんが「ちゃんと見てる感」「ちゃんと聴いてる感」「待ち望んでいたんだ」っていう想いがすごく感じられて……なかなか普段感じられないものなので、とても楽しかったっす。
たちばな:Drumsのたちばなです。2年前(『蒼天のイシュガルド』ファンフェスティバル時)は日本だけ出演させてもらっていたので、今回海外での演奏ははじめてなのですが、不思議と空気感が日本と似ていて。『FFXIV』のユーザーさんに共通の空気感というものが、世界共通で伝わっているのかなというふうにすごく感じましたね。国の差というか、違和感みたいなものはなくて、変に壁を感じず気持ちよくできたので……すごい楽しかったです。
祖堅:ちなみにカジノのほうは?(笑)
たちばな:カジノのほうはですね、今は50ドル勝ってます(笑)。
GUNN:今はってことは、まだやるってことだね(笑)。
祖堅:あのー、ライブが終わって、みんなこう「やったー!」ってなってるところ恐縮ですけど、3.4と、“Duality”(『FINAL FANTASY XIV: Duality ~Arrangement Album~』)制作と、今回のラスベガスファンフェスの公演が全部重なっていたのでですね。正直あの、しんどかったです。……でもね、そんなしんどい中でも、プレイヤーのみなさんの、ニコニコニコニコ白い歯出してステージを見てくれてる姿を見ると、つらいのも吹っ飛びますね。ほんとにね。もうちょっとがんばんないとなと思いました。これからもがんばります。
──パッチ3.45のお仕事にもすでにとりかかってらっしゃるのですか?
祖堅:ええ、やっております。ラスベガスから、遠隔で(笑)。ちょこちょこ対応しないとならないものがあるので。次のディープダンジョンでは、ちょっとランダマイズの数を増やそうかなと考えてたり。あと、謎の曲も入りますね。
──出張PLLで吉田さんが公開したあの曲ですか?
祖堅:そう、ソレです。もうね、じつはアメリカのファンの方の圧がすごくてですね、通りを歩いてるとすぐに捕まっちゃうので、今日この控室に集合してから、ほぼほぼ外に出られてないんですよ。なのでステージも何も見てなくて、イベントでどんなことが発表されたか、じつは知らなかったり(笑)。いやぁしかし……アツかったですね。アメリカのプレイヤーさんはすごく反応が正直で、伝わってるんだったらわかりやすく反応してくれるし、イヤだったらイヤ、みたいに。いいですよね。数人に持ち上げられたり、抱っこされたりおんぶされたりしてました(笑)。
あと、NASAの人が来てたっぽくてですね。「あなたのDiscが今宇宙国際ステーションにありますよ」って言うんですよ。「え、何言ってるの?」って返したら、「私NASAの人間なんです」って。宇宙飛行士の方でヒカセンがいるらしくて、聴きたくて宇宙に持って行っているんだそうで。びっくりしました。今、地球の周りをぐるぐる回っているらしいです。自分のディスクが宇宙にあるって、なんだか変な感じ(笑)。
マイケル:ね。データでいいのにね(笑)。
祖堅:たしかに(笑)。でも、アイテムで持って行く、っていうのがいいのかもね。持っていると地球が懐かしくなる的な。……しかし、すごくありがたいですよね。また東京でがんばりますので、ぜひぜひよろしくおねがいします!
──ありがとうございました!
さらに今回、ミニインタビューを終えたあとで、会場で購入した“ Encyclopaedia Eorzea ~The World of FINAL FANTASY XIV~”に、THE PRIMALS全員のサインをいただけました! こちらは11/10発売の電撃PlayStationにて読者プレゼントさせていただきますので、ぜひふるってご応募ください!
といったところで、FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL in Las Vegasのレポートは終了です。次回のファンフェスは日本・東京・12月24~25日。その前に、FFXIV公式アレンジアルバム第2弾、THE PRIMALSの“Duality”が12月7日に発売予定です。今後もいろいろと楽しみですね。
【『ファイナルファンタジーXIV』電撃の旅団冒険録 連載 】
→『FFXIV』ラスベガスファンフェス2日目レポート! “THE PRIMALS”のミニインタビューも【本記事】
→新エキスパンションに向けて――『FFXIV』ラスベガスファンフェス1日目をレポート!
→9月6日に行われた“THE PRIMALS”シークレットライブの様子をレポート!
→コミュニティサイト運営者も集った『FFXIV』3周年記念14時間生放送。舞台裏から現場を見る
→『FFXIV』死者の宮殿(DEEP DUNGEON)に挑む冒険者へ贈る手記_その1
→エオルゼアカフェ“LEVEL6”新メニュー開放! 旅団員の食レポ(?)をお届け!
→『ファイナルファンタジーXIV』秋田F.A.T.E.会場の様子をお届け!
→『FFXIV』初心者の館を卒業した冒険者に贈る、パーティプレイのアレコレ
→『妖怪ウォッチ』コラボやパッチ3.3情報も! ニコ超『FFXIV』ブースの様子をレポート!
→『FFXIV』におけるPvPの新機軸! ザ・フィースト“覚えておきたいアレコレ特集”
→『ファイナルファンタジーXIV』神戸F.A.T.E.会場の様子をお届け!
→書籍“電撃の旅団が巡るイシュガルドの世界”完成! 世界観を愛する冒険者に贈る一冊
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第6弾は“魔大陸”……緊急告知も!
→サントラ“HEAVENSWARD”発売記念! 祖堅正慶氏に、イシュガルド楽曲にまつわる想いを聞く!!
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第5回は“低地ドラヴァニア”
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第4回は“アバラシア雲海”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第9弾は“モシャーヌ植物園”
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第3回は“ドラヴァニア雲海”
→12月23日のエオカフェ公開PLL、会場の様子をレポート!
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観。第2回は“高地ドラヴァニア”
→雲海探索の流行を追う!? 電撃の旅団・ディアデム諸島遠足!
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観。第1回は“クルザス西部高地”
→『FF14』3.1アップデートレポート! 『FF11』とのコラボ“星唄異聞”もスタート!
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第8弾は“博物戦艦 フラクタル・コンティニアム”
→『FF14』ファン大興奮の“広島F.A.T.E.”会場の模様をレポート!
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第7弾は“神域浮島 ネバーリープ”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第6弾! “蒼天聖戦 魔科学研究所”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第5弾! 禁書回収 グブラ幻想図書館
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第4弾は“強硬突入 イシュガルド教皇庁”
→『FF14』דPlayStation VR”!! TGSで遊べる“VRタイタン討伐戦”をレポ【TGS2015】
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第3弾は“邪竜血戦 ドラゴンズエアリー”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第2弾は“霊峰踏破 ソーム・アル”編
→『FF14』サントラ“Before the Fall”発売記念! 祖堅正慶氏にインタビュー
→『FF14』のダンジョンを通して見る『蒼天』の世界観。第1弾は“廃砦捜索 ダスクヴィジル”
ILLUSTRATION:(C)2016 YOSHITAKA AMANO (C)2010 - 2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
データ