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2016年3月4日(金)

【電撃の旅団冒険録】フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第6弾は“魔大陸”……緊急告知も!

文:電撃PlayStation

 フィールド内のあらゆる要素を考察し、『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』の世界観に迫る企画第6弾! フィールド企画最終回となる今回は、古代アラグ帝国の浮遊大陸、アジス・ラーについて掘り下げていきます。

『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』
『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』

※本記事にはネタバレ要素も含まれます。まだ『蒼天のイシュガルド』のメインストーリーを終えていない方はご注意ください

はるか上空に浮かぶ、アラグ帝国の浮遊大陸

 巨大な装置で岩盤ごと大地を浮かして作られた、古代アラグ帝国の人造浮遊島、アジス・ラー。魔大陸とも呼ばれるこの島は数千年の長きにわたって人知れず高空を漂い続けていましたが、イシュガルド教皇トールダンがその鍵を解き放ったことで姿を現し、内部に眠る力、技術、知識を求めて、教皇率いる蒼天騎士団やガレマール帝国軍らが侵攻を開始しました。

 ここでどんな出来事が起こったか、教皇やガレマール帝国軍と冒険者の間でどのような戦いがあったかは皆さんもよく知るところだと思いますが、三闘神が目覚めつつある今、その力をめぐって新たな争いが起きるのも時間の問題なのかもしれません。

 なお、アジス・ラーは中央の旗艦島のほか、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4管区で成り立っており、それぞれで景観や施設の趣が大きく異なるようです。地名を見る限り、魔大陸運営において各管区で異なる役割が与えられていたようですが……。

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 といったところで、まずは管区ごとに、この地の特徴的な場所を見ていきましょう。ちなみに、ダンジョンの魔科学研究所はこちら。博物戦艦フラクタル・コンティニアムについてはこちらで詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

■アルファ管区

 アジス・ラーの空の玄関口となる区画。稼働当時は飛空艇停泊のためのリングが複数備えられていたようです。

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・ポート・へリックス
 探検手帳によると、アラグ帝国の時代では、来場者は港湾施設であるポート・へリックスの巨大リングに飛空艇を停泊させ、魔大陸へと入場していたようです。付近にある建物にはよろず屋や修理屋……などなど自動機械が並んでいることを考えると、当時ここは入退場を管理するエントランス区画といった雰囲気だったのかもしれません。

 また、アルファ管区一帯は訓練場としての側面もあったらしく、球型の自動機械“訓練システム”によって、人がいなくなった今でも“忠実なるアラグ帝国軍将兵”用のトレーニングプログラムが組まれているようです。

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・クリスタル増殖炉
 アルファ管区に設けられたクリスタル増殖炉では、三闘神の能力を用いてキメラ生物の生命エネルギーをクリスタルに変える研究が行われていた様子。その研究を利用し、生産したクリスタルの力でさらにキメラ生物を培養。そのキメラ生物で新たなクリスタルを生産……と繰り返すことで無限の力を得ようとしていたようです。

 数千年もの間、無人の魔大陸が空に浮かんでいたことを考えると、その研究はほぼ実用化されていたものとみてよさそうです。ちなみに、生命に限らずこの世界のあらゆるものはエーテルを根源としており、クリスタルはそれが結晶化したもの。これを考えると、利用していたという三闘神の能力もある程度察せられる……かも?

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・隔離実験島
 無限の循環によって手に入る尽きないエネルギー。そう聞くだけだと魔大陸の技術はまさに夢のようなものに感じられますが、アルファ管区南西にある隔離実験島の内部に入ってみれば、また違った印象を抱くはず。ここには“かつて生体兵器だったモノ”と、変化後のクリスタルと思しき物体が並んでシリンダーに収まっており、よく見るとドラゴン族の身体の”一部“も確認できます。

 夢の技術の裏側にある、悪夢のようなおぞましさの一端、といったところでしょうか。なお、隔離実験島はもともとは農作物の品種改良を行う研究所だったようですが、後期には安全基準に満たない……つまりは凶暴すぎて制御が効かないキメラ生物の隔離施設となっていた様子。

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・超星間交信塔
 中央にアンテナと思しき建造物がそびえるだけの浮島。その用途は現在のところ語られていないものの、地名だけを見れば、やはり宇宙空間を挟んでの交信を目的に建造された場所であると思われます。……ハイデリンの衛星だったダラガブ内部の生体兵器や機械などにここから通信を行っていたのか、はたまた本当にどこか他の惑星との交信を試みていたのか……興味は尽きません。

 なお、アンテナ付近に湧き出している汚水めいた池は“魔泉”と呼ばれ、水中には毒素に適応した奇妙な魚たちが棲息しているようです。

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■ベータ管区

 生体兵器生産用の施設が集まった区画。巨大な木の根が全体に絡みついているのが特徴です。

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・生体培養局/突然変異誘発房
 キメラ生物の培養施設。探検手帳の情報によると、魔科学研究所などから集まった“独創的な依頼”をもとにさまざまな施策生物を培養していたようですが……。“独創的”なアイデアということは“常人が考えない”アイデアであり、うがった見方をすれば“常識的な人間では考えられないほど”“突飛で”“非人道的な”案……と言うこともできます。

 いずれにせよ、知性ある兵器を生み出すために何を材料にしどんなものが出来上がったかを鑑みれば、その研究の悲惨さも浮かんでくるというものでしょう。なお、隣接する突然変異誘発房では、名前の通り実験の素体となるであろう突然変異体を生み出す実験がなされていたようです。

 人為的に“突然変異”を起こすには基本的に毒素や放射能などでの外的刺激が必要となることを考えると、この場所も、内部の生命体に何らかの負荷がかかるようなつくりになっていると思われます。目立つのは毒々しい色をした樹木や晶石ですが……はたしてどのような刺激が与えられているのでしょうね。

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・ハビスフィア/ハビスフィア管理局
 ベータ管区付近に存在する、用途不明の独立した浮島。最上部には“普通の”樹木と、内部に入るのであろう転移装置のようなものが備え付けられています。中央にある吹き抜けから中をのぞき込むと、エントランス的な広間と複数の部屋の入口が見て取れますが……形状から考えて思い浮かぶのは、マンションやホテルといった類の構造。魔大陸を訪れた忠実なる帝国市民や、研究員たちの宿泊施設だったのでしょうか?

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■ガンマ管区

 ガレマール帝国軍が揚陸し、改築を進める管区。もとの用途は現在のところ不明。

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・古代のカテドラル
 ガンマ管区と旗艦島の中間付近に位置する、屋根の崩れた聖堂と思しき場所。探検手帳によると、南方大陸メラシディアの樹状種族が三闘神の一柱、魔神“セフィロト”を祀るために建築したものを、アラグ帝国人が研究のためこの場所に移築したようです。ここで注目したいのは“樹状生物”と三闘神“セフィロト”というワード。樹状生物については現段階では想像しかできませんが、いわゆるトレントに似た種族なのでしょうか。

 一方、セフィロトはパッチ3.2で登場しましたが、アラグ帝国に敵対した古代の民らが思い描く理想の“守護者”こそが闘神=古代における蛮神であるのであれば、樹状生物に召喚されたセフィロトの大樹のような巨大さもうなずけるというもの。セフィロトは生命の成長などを操作する能力を持っていたようですので、もしかしたら魔大陸全域に張りめぐらせた木の根を通じて各管区にその力を供給していたのかもしれません。生体兵器の培養・生成が行われたベータ管区にとくに木の根が多く見られる理由もそのあたりにありそうです。

 なお、セフィロトや三闘神についての詳しい情報は、モードゥナの石の家に置かれた”『三闘神』討滅記”で確認できますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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・残骸島
 何もない島。どうして名前がつけられているのか、何の残骸なのか……謎は深まるばかりです。とりあえず、眺めのよさは抜群!

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・飛空戦艦グラティオン
 戦艦アグリウスの同型艦である、ガレマール帝国軍第VI軍団の旗艦。イゼルの攻撃によってエンジン部が氷に閉ざされたことで、現在は航行不能状態に陥っているようです。搭乗していた帝国軍の兵たちは機械兵器を繰り出して周囲のアラグ帝国兵器を掃討し、ガンマ管区に新たな基地を建造中。

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■デルタ管区

 南方大陸メラシディアを模したと思われる区画。ドラゴン族が多く住んでいるようですが……。

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・対偶の磔刑台
 かつて南方大陸メラシディアに渡った七大天竜の一体、闇竜“ティアマット”が囚われ、磔にされている場所。ティアマットが蛮神としてバハムートを召喚した、という経緯が語られたシーンは、皆さんの記憶にも深く残っているはず。“神とは想像力の産物であり、願いの力が星の命を用いて作り出す虚像”と語る彼女は、己がバハムートの魂をねじ曲げ蛮神としてしまったことを悔い、5000年もの間、囚われる続けることで贖罪としているようです。

 なお、ティアマットの周囲にはエーテルと思われる粒子が漂っていますが……七大天竜ほどの存在を5000年もの間捕縛し続ける拘束具のメカニズムはどのようなものなのかも気になる点ですね。

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・パプスの大樹
 光輝く葉と、クリスタル状の幹で成り立つ巨大な樹木。ティアマットの周囲に舞っているものと似た光の粒子が全体を覆っている点や、地面の根がデルタ管区の地表のいたるところから突き出しているようにも見える点など、気になる要素の多い場所と言えます。周囲にはアラグ帝国による改造実験で正気を失ったドラゴン族が集まっているようですが、それとこの樹の間に因果関係があるかどうかも、現状は不明です。

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■アジス・ラー旗艦島

 中央部に存在する、艦の形状をした区画。ほかの管区と巨大なケーブルでつながっており、移動時に島々を牽引する役目も担っていると思われます。

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・三闘神の像
 かつて帝国に敵対した闘神=蛮神のうち、とくに大きな力を持っていたとされる3体。その能力の一部は魔大陸の運営にも利用されています。“この地に眠る神を目覚めさせてはならない”とは闇竜ティアマットの言葉ですが、その願いとは裏腹に覚醒しつつある様子。なお、パッチ3.1の頃と3.2直前の頃とで像の姿を見比べると、後者は像の表面から苔や若木が芽吹いていることがわかります。

 ちなみに、三闘神が初登場した『FFVI』では“魔神”“鬼神”“女神”の3柱が存在していましたが、像の容姿を見る限りは『FFXIV』でも同様の3柱が登場するものと察せられます。

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この地に生きる者たち――キメラ生物や、知性を失った竜

 かつては魔科学の研究員やアラグ帝国兵士、魔大陸を訪れた市民たちが闊歩していたであろうアジス・ラー。しかし文明が滅びて5000年が経過した現在はヒトの姿はいっさいなく、自動機械と生体兵器だけが主なき魔大陸を守り続けています。

 デルタ管区にはドラゴン族もいますが、彼らが雲海にいる竜と同じように知性を持って生きているかどうかには疑問が残るところ。一部は度重なる改造をへて正気を失っており、多頭竜のハイドラは生体実験の結果に対竜兵器として生み出されたものということで、そもそも知性のある存在かどうかも謎です。

 また、ベータ管区に多く見られるキメラ生物たちは交配のうえで世代交代を繰り返しているのか、はたまた1代限りの使い捨てで、死したのちは自動機械によるクリスタル増殖炉行き(燃料化)となっているのかも気になるところ。

 また、天候が雷波のときにエリアのどこかに出現するプロトアルテマは、かつて冒険者が戦った機械のアルテマとは異なり、肉を持った存在のように見受けられます。はたしてこれがキメラ兵器なのか、それともまったく別の存在なのか……? この地はまだまだ謎で満ちているようです。

『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』
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魔大陸アジス・ラーに眠るアラグ文明の深淵――

 冒険者が旅するフィールドに散りばめられた、数多くの興味深い場所・人を深く掘り下げるべく、開発スタッフの方々に質問! 今回は魔大陸アジス・ラーについて、アレコレお答えいただきました。

――このフィールドを作るにあたっての、コンセプトを教えてください

 インスタンスダンジョン“魔科学研究所”と、このフィールドを合わせて、“蒼天のイシュガルド”という一本のRPGの“ラストダンジョン”になるように……というのが、コンセプトとなります。そのためにFF6に登場した“魔大陸”というキーワードをベースに、FF14風のアレンジを加え、恐ろしげな雰囲気が漂う人工浮遊大陸として仕上げてもらいました。

――スタッフの皆さんの、お気に入りのスポットなどはございますか?

 個人的には、ティアマットがいる“対偶の磔刑台”がお気に入りです。ティアマットは元々配置される予定がなく、“巨大なドラゴンの磔”を配置したいというBG担当のアイディアを元に、どうせならバハムートを召喚した七大天竜を配置して、物語にも結びつけたいとシナリオ側から要望をミックスさせた結果、生まれた場所になります。多くのスタッフの様々なアイディアが、ひとつの物語を作っていくという好例だと思いますので、特に気に入ってます。

 ということで、BG担当スタッフの小野にも、話を聞いてきました。

・隔離実験島
 この島は特に企画側からの発注はなく、私が独自に制作しました。同じアラグ文明である大迷宮バハムートとある程度関連づけるため、バハムートのオブジェクトを使って構成されています。実験という名の通りに、ここはマップ制作の表現において、いくつか技術的な検証を試して、その成果物を置いている場所でもあります。ここでの検証は以後のマップ制作に活かされています。

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・対偶の磔刑台
 このティアマットは、特に考えなしの私の発案から話が進んで配置されることになりました。その結果としていろいろな制約のうえでどう配置するのか、どう拘束するのか、等、なにかと苦労することになります……。周りに漂う光る粒子は雰囲気のためではなく、遠距離からでもティアマットの位置を把握しやすくするための苦肉の策の結果です。

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・三闘神の像
 当初はフィールド上に置く計画ではなく、後々で必要になり急遽制作したものになります。『FFVI』ユーザーが見てすぐ分かってもらえるよう、出来る限り三闘神をそのまま再現することをテーマに制作しました。突貫工事で作った割にはかなりシンボリックなものになりましたし、なにより楽しく制作出来たのがよかったです。

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――超星間交信塔の役割や、どこと交信していたかなど、語れる範囲でぜひおねがいいたします!

 月の衛星“ダラガブ”なのか、あるいは別の場所と交信していたのか……どうなんでしょうね?

――ハビスフィアはどのような施設だったのでしょうか?

 研究員やアラグ帝国軍の将兵、さらには彼らの生活を支えるための民間人たちが暮らしていた居住施設です。

――ガンマ管区はガレマール帝国による改装が進んでいますが、ガレマール帝国が来る以前はどんな役割を持った区画だったのでしょうか?

 アラグ帝国軍の駐屯地です。各研究施設で製造された新兵器のテストや、それらを受領しに来た部隊のための訓練施設などもありました。

――残骸島はもともとなんの残骸なのでしょう?

 まだヒミツです。ちなみに、英語名はちょっとしたジョークにより、“ラストレムナント(Last Remnant)”となっています。

――デルタ管区のメラシディアンドラゴンたちのうち、今なお知性を残している者はいるのでしょうか?(ティアマット以外、すべて改造により正気を失ってしまったのでしょうか?)

 軍事利用するために従順に従うように“調整”した結果、知性は失われ、獣同然の存在に成りはてています。

――パプスの大樹について、語れる範囲で教えてください

 大地から効率的にエーテルを吸い上げるという目的で、品種改良された樹木になります。

――プロトアルテマについて、ぜひ教えてください。(アラグ文明で開発された生体兵器なのでしょうか? また、エーテル集積器を設置している目的などについてもお聞かせいただけますとありがたいです)

 プロトアルテマは、アラグ帝国軍が開発した対蛮神兵器です。三闘神が暴走した時の備えとして、配備されていたようですが、教皇たちによって三闘神の覚醒シーケンスが開始されたことを受けて、こちらも再起動したようです。

――生体兵器の素材になった生物について質問させてください。例えばキマイラはライオン+山羊+竜+蛇の姿をしておりますが、ハイデリン世界には、“魔物”以外に、現実世界の動物のような生き物もいたりするのでしょうか?(アラグ帝国の人々は、ライオンや山羊などの生き物をどこから調達してきたのでしょう?)

 何をもって“魔物”と呼ぶのかは主観でしかなく、“獣”や“鳥”などと呼ばれる生物との間に、明確な差があるわけではありません。たとえば現実世界の狼に似た“ウルフ”も、襲われる側の農民にとってみれば“野獣”であり“魔物”でさえあります。そして、マウント“ウォーライオン”の例があるように、ハイデリンにはライオンがいますし、山羊やドラゴンも同様に存在しているということになります。アラグ帝国の支配地域は、かなり広範に及びましたので、その方々から様々な生物を集めて来たものと想像されます。

――アニマウェポン関連のクエストでゲロルトがアジス・ラーに降り立ちましたが、現在、この場所は一般人にも開放されているのでしょうか?(今後多くの人が訪れる機会もあるのでしょうか)

 徐々にその存在が知れ渡りつつある状況で、高性能な飛空艇などの移動手段さえ確保できれば、誰でも降り立つことが可能になります。もちろんアラグの防衛兵器や、獣と化したドラゴンの成れの果てに、撃墜されなければ……ですが。

緊急告知!! “電撃の旅団冒険録”が、満を持して書籍化!

 『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』以降で実装されたフィールドやダンジョンを手がかりとして世界の謎に迫る“電撃の旅団冒険録”の世界観掘り下げ企画が、2016年4月1日、ついに1冊の本になります!

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 もちろんweb記事の再録だけでなく、本企画の開発スタッフコメントでもおなじみの世界設定班・織田万里さんを迎えたロングインタビューなどなど、新要素も盛りだくさん! 詳細は告知記事にて後日公開いたしますので、続報をどうぞお待ちください!

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無糖党さんの漫画! Vol.609掲載作品をお届け!

 漫画家・無糖党さんと“電撃の旅団”の面々のプレイ模様をもとにした『FFXIV』漫画は、電撃PlayStationにて好評掲載中! 今回お届けするのは、2月25日に発売されたVol.609の掲載作品です!

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