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『鳴潮』生歌唱ショーでは彩莉さんが『過ぎし乗霄山の歳月』をファンの前で熱唱。日本語版の歌詞に関する裏話も【TGS2024】

文:米澤崇史

公開日時:

 2024年9月26~30日にかけて開催されていた東京ゲームショウ2024(TGS2024)において、9月28日に『鳴潮』ブースで行われた生歌唱ショーの模様をレポートします。

[IMAGE]※本記事は 0112 Entertainment Ltd.の提供でお送りします。

『過ぎし乗霄山の歳月』で、客席の誰もが彩莉さんの歌声の虜に


 全世界向けに展開されているKURO GAMESのオープンワールドアクションRPG『鳴潮(Wuthering Waves)』。TGS2024に出展されたブースでは、展示や日本版のキャスト陣、インフルエンサーやコスプレイヤーが登壇するステージイベントなど、様々な催しが行われていました。

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 その中の一つとして、9月28日に行われた生歌唱ショーには、リリース記念ソング『荒波鳴踊(コーハメイト)』の日本語作詞、Ver1.1のテーマソング『過ぎし乗霄山の歳月』の日本語作詞&ボーカルを担当するマルチ音楽クリエイター・彩莉-Ayari-さんが登壇。

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 スクリーンに映し出された“今汐”のショートPVをバックに『過ぎし乗霄山の歳月』を歌い上げ、その美しい歌声を高らかに響き渡らせます。

 集まったファンの誰もが、雄大な乘霄山の景色や当時のゲームプレイを思い浮かべるかのようにVer1.1を振り返りつつ、心地よいハーモニーにうっとりと耳を傾けていた様子でした。

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日本と中国の音楽性の違いや、独特の当て字の秘密が明かされたトークセッション


 その後には、彩莉さんが様々な質問に回答するトークセッションも行われました。

 まず『鳴潮』の日本語版テーマソングを担当することが決まった時について、「SNSのフォロワーさんもたくさんいらっしゃる作品だったので、すごくびっくりして。“期待に応えなきゃ”と若干プレッシャーを感じながらも、 ゲームの世界観に寄り添っていけるように制作を始めました」と、振り返りつつ心境を語る彩莉さん。

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 『荒波鳴踊(コーハメイト)』の日本語歌詞は、“潮鳴”を“シナリオ”、“荒野”を“けしき”と読む独特の当て字が特徴的なポイントとして挙げられます。

 この点について、実は元々彩莉さん自身言葉遊びが好きで『鳴潮』という単語の前後を入れ替えると、"潮音(しおなり)”という言葉になることに偶然気がつき、そこから“シナリオ”にかけるアイディアを思いついたこと、ただ綺麗なだけではなく、戦いで荒れた土地というニュアンスを含ませて“荒野”(けしき)という単語を用いたなど、特徴的な歌詞が生まれるまでの経緯が語られます。

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 一方、今回のステージでは生歌も披露された『過ぎし乗霄山の歳月』については、Ver.1.1の新キャラクター“今汐”をイメージした歌詞となっており、「文字だけではなく、気持ちの面でも寄り添って、“今汐”というキャラクターの魅力をより引き立てられるように」という想いを込めながら歌われたのだとか。

 自ら歌うだけではなく、アーティストに作詞や楽曲を提供する側になることも多い彩莉さんですが、自らボーカルを担当する時の違いについて質問が飛ぶと、「基本的にはあまり変わらなくて、メロディに対してあてはめる言葉の子音や母音とか、気にするところは一緒です」とコメント。

 ただし、ボーカルを担当する際は、自分の歌い方の癖などを意識した上で作詞をすることもあるという違いもあることが明かされます。

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 また、彩莉さんは『鳴潮』以外にも複数の中国発のタイトルの楽曲を担当していることから、日本と中国の音楽性の違いについて尋ねられると「1番分かりやすいのはジャンル感」と回答。

 彩莉さんによると、海外の楽曲はジャンルに沿ったシンプルでまとまりのある曲が多いのに対し、日本の楽曲は複雑で、近年はジャンルにとらわれない曲が増えつつあり、日本と中国の楽曲では異なる印象を受けるのも珍しくないようです。

 ステージの最後には、「私は今まで、SNSなどのコメントという形で皆さんの反応を見させていただいていたんですけれども、やっぱり生で感じられる良さもあるし、スマートフォンやパソコンの中だからこそ感じられるという良さもあるのかなと。今は両方体験できる環境があるので、音楽も含め、どちらも楽しんでいただけたら」とメッセージを送り、イベントを締めくくっていました。

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