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ゲームボーイ風の音と画面がむしろ恐怖を引き立てる…。失踪した友だちを探すホラーアドベンチャー『いぇふぉさま』レビュー【電撃インディー#803】

文:電撃オンライン

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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は阿冷Rio氏が開発するPC用ホラーアドベンチャー『いぇふぉさま』の体験版をレビューします。

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 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

なつかしさを感じるゲームボーイ風のホラーゲーム【いぇふぉさま】


 本作は姿を消してしまった友だちの行方を捜すアドベンチャーゲームです。

 舞台は2000年の夏。プレイヤーは小学校に通う子どもとして日々の暮らしを楽しんでいました。タイトルにもなっている“いぇふぉさま”。これは友だちのイズミくんが考えたおまじない。そのやり方はみんなで集まって“いぇふぉさま”のことを考えるだけと簡単。

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▲“いぇふぉさま”はいつも笑っているらしいです。この時点ではこれ以外に情報はないのでまだ想像しにくいですね。
 そもそもなぜこうなったのかと言うとイズミくんから誘われたから。小学生のときは新しい遊びがあるとわくわくしていたので、誘われたらやりたくなる気持ちもわかります。

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 ほかにもいっしょに“いぇふぉさま”を遊べる人を探して校内や商店街を移動。この時点で1キャラクターに2~3パターンの会話が用意されているのでボリューム満点。中には選択肢も用意されており、選択肢によって内容が変わるので全部見てみたくなりますね。

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▲ショートカットもできるので移動はらくちん。
 残念ながら探偵をしているツダという人物以外、“いぇふぉさま”をいっしょにしてくれる人は見つかりませんでした。

 3人で“いぇふぉさま”を試してみましたが、このときは会うことができず、その場は解散となります。イズミくんが“いぇふぉさま”にあったときは4人だったとか。

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▲5時の時報で家に帰るとか懐かしいですね。
 ここまでだと無邪気な小学生らしい1日のようです。なんか小学生のときはこんなかんじだったなぁと思ったり。

 ただ、翌日に問題が起きました。イズミくんがいなくなってしまったのです。“いぇふぉさま”に会えなかったはずなのに……。何かただ事では無い様子なのがほかのキャラクターからわかります。体験版でプレイできたのはここまで。短い時間ながらも本作の雰囲気が伝わってきました。

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▲9月に開催されたイベント“DREAMSCAPE#2”会場でも飾られており、好評だった行方不明者チラシ風ポスター。写真は加工やAI生成ではなく、実在人物から許可を得ていただいたものとのことです。
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 また、2000年と言えばゲームボーイシリーズで遊んでいた方もいるのではないでしょうか。本作はゲームボーイの画面のような正方形に近い形になっており、ドットや音楽も当時の懐かしさを感じられます。

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 体験版でわかる物語は導入部分だけなので「こんな感じで始まるのか」と思うくらいですが、ドットや音楽といったものは短い時間でも思わず懐かしさが蘇ってきます。ゲームボーイで遊んでいた方は当時の懐かしさを思い出しながら、プレイしたことのない方はぜひゲームボーイの雰囲気に浸ってみてください。


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