
アワードでは大賞のほか、ホラーナラティブ・演出賞、ベストホラークリーチャー賞など、9つ+αの賞が選出されます。
本記事ではその中からサイコロジカルホラー賞のノミネート作を紹介します。
以下、プレスリリースの内容を掲載します。
投票受付が開始された各賞を解説!!『日本ホラーゲーム大賞』【サイコロジカルホラー賞】ノミネート作解説!
いま視ているものは、幻覚なのか。そんな疑問であなたの心を見做すサイコロジカルホラー作品7タイトルがノミネート。最もあなたの認知をゆさぶった作品に、ぜひご投票をお願いいたします。
【サイコロジカルホラー賞】ノミネート作一覧
・EMOTIONLESS: The Last Ticket(X1 Games / X1 Games)
・KARMA: The Dark World(Pollard Studio / Wired Productions / Gamera Games)
・Cronos: The New Dawn(Bloober Team / Bloober Team SA)
・サイレントヒル f(NeoBards Entertainment / KONAMI)
・Dead Take / デッドテイク(Surgent Studios / Surgent Studios)
・不安ごと(fmfm-games / fmfm-games)
・Luto(Broken Bird Games / Broken Bird Games, Selecta Play)
『EMOTIONLESS: The Last Ticket』
父が遺した遊園地で、道も記憶も現実も崩れていくリミナル・コズミックホラー

ジャンル:宇宙的恐怖 / リミナルスペース
リリース:2025年10月7日
開発:X1 Games
販売:X1 Games
ハード:PC
最後のチケットを手に、存在してはならない遊園地へ
失踪した父が建設した廃墟遊園地へ、息子として足を踏み入れる一人称サイコロジカルホラー。
遊園地リミナルスペースとでもいうべき、壊れたアトラクションや鏡の迷路などを探索。かつて笑い声や音楽で満たされていたはずの“遊園地”という非日常の空間が、次第に得体のしれぬ領域に変容する過程を体感する恐怖。
『KARMA: The Dark World』
巨大企業Leviathan Corporationが支配するディストピア世界

ジャンル:サイコロジカルホラー
リリース:2025年3月27日
開発:Pollard Studio
販売:Wired Productions / Gamera Games
ハード:PC、PS5(日本語版は未発売)、Xbox Series X│S
記憶捜査と監視社会が溶け合う、政治的サイコホラー
巨大企業Leviathan Corporationが支配するディストピア世界を舞台にした一人称サイコホラー。
Thought Bureauの捜査官として、人間の記憶や精神に潜り、事件の真相を追っていく。監視社会、記憶改竄、精神世界、企業による思想管理が結びつき、現実と悪夢の境界が崩れていく映像的な体験が特徴。
『Cronos: The New Dawn』
集合意識と時間ループが、愛を冒涜へ変えるSFサバイバルホラー

ジャンル:SFサバイバルホラー
リリース:2025年9月5日
開発:Bloober Team
販売:Bloober Team SA
ハード:PC、PS5、Xbox Series X│S、Nintendo Switch2
タイムトラベルホラー
荒廃した未来と1980年代ポーランドを行き来しながら、人類破滅の原因となった「変化」を追う三人称サバイバルホラー。
プレイヤーは謎の組織コレクティブによって選別されたトラベラーとして過去へ送り込まれ、過去の重要人物の意識を抽出する任務に赴く。
未来はオーファンズと呼ばれる種が蔓延しており、彼らは死体を焼却しないと融合して強力になるため、いつどの死体を償却するかといったサバイバルホラー的戦略も重要になる。「過去を救うとは何か」「人間の魂を保存することは救済なのだろうか」といった、サイコロジカルホラーを手掛けてきたBloober Teamらしいテーマも本作の特徴。
『サイレントヒル f』
美しさ故のおぞましさをテーマに、昭和を生きる学生の悪夢を描き出すサイコロジカルホラー

ジャンル:和風サイコロジカルホラー
リリース:2025年9月25日
開発:NeoBards Entertainment
販売:KONAMI
ハード:PC、PS5、Xbox Series X│S
自由を奪われる不安と悪夢
『サイレントヒル f』は、昭和日本の戎ヶ丘を舞台に、女学生・雛子の視点から霧と華に侵食される悪夢的な世界を探索する、サイコロジカルホラー。
シナリオは『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07氏が担当。土着信仰、家族、婚姻、狐、そして身体変容といったモチーフを通じて、現実と幻覚、因習と個人のアイデンティティーが崩れていく物語が重層的なマルチエンディングで展開。雛子の抱える思春期の不安を不条理に描き出す。
『Dead Take / デッドテイク』
ハリウッドの豪邸で、演技と成功欲が怪異化する実写心理ホラー

ジャンル:映画業界/サイコホラー
リリース:2025年7月31日
開発:Surgent Studios
販売:Surgent Studios
ハード:PC
実写映像、演技する俳優たちの表情や沈黙を読み解く
ハリウッドの豪邸を探索しながら、失踪した友人と映画業界の闇に迫るサイコロジカルホラー。
蒐集できる映像断片を繋ぎ合わせていくことで、失踪した友人と業界の暗部を解釈していくことに。
映像そのものを証拠として、映像内で演技をする俳優たちの表情や沈黙を読み解く必要があるのもユニーク。恐怖の対象は、業界内の成功や嫉妬といった支配関係的な心理表現にある。
『不安ごと』
インターネットで怪談や恐怖体験を読むことが日課になった人物になるウォーキングシミュレーター

ジャンル:アドベンチャー
リリース:2026年1月2日
開発:fmfm-games
販売:fmfm-games
ハード:PC
ネット怪談を読んだあと、急に不安になるホラー
2000年代のインターネットで怪談や恐怖体験を読むことが日課になっている人物を主人公にした、異色の短編ウォーキングシミュレーター。
怪談・恐怖体験まとめサイト「おまじない」を閲覧し、その後の自室や生活空間の中で、読んだ話に似た状況をたどることに。「毎日、インターネットで怪談や怖い話を漁っている」人物の日常が、不安に蝕まれていく過程を体験できる。
『Luto』
扉や廊下、部屋の反復を通じて、悲嘆、抑うつ、喪失の記憶に触れる

ジャンル:アドベンチャー
リリース:2025年7月22日
開発:Broken Bird Games
販売:Broken Bird Games / Selecta Play
ハード:PC
出られない家。喪失と停滞のループホラー
家から出られない主人公の視点で進行する一人称心理ホラー。プレイヤーは日常的な住居の中を歩き、扉や廊下、部屋の反復を通じて、悲嘆と喪失の記憶に浸っていく。
家は主人公の精神状態そのものとして機能するかのようで、同じ場所に戻される感覚や、出口が遠ざかり、見たくない記憶やトラウマへと誘われる感覚こそが、プレイヤーに恐怖をもたらす。
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