2014年3月11日(火)
アークシステムワークスが4月10日に発売するPS3/PS Vita用ソフト、『魔都紅色幽撃隊(まとくれないゆうげきたい)』。今回は、本作に登場する龍蔵院鉄栴(声:柳沢超)について、キャストインタビュー付きで紹介していく。
『魔都紅色幽撃隊』は、今井秋芳監督が手掛ける『學園ジュヴナイル伝奇』シリーズの最新作で、『東京魔人學園伝奇』『九龍妖魔學園紀』と世界観を共有する學園ジュヴナイル伝奇アドベンチャー+RPG。プロデューサーは金沢十三男さん、キャラクターデザインは倉花千夏さん、音楽はThe Key Project、OP曲は植松伸夫さんが担当している。
なお、キャストインタビュー中には、通りすがった今井監督や金沢プロデューサーから補足やツッコミ(!?)が入ることも。まだオフィシャルには公開されていない裏情報が語られていることもあるので、ぜひ開発スタッフのコメントにも注目してほしい。
「わしは祓い屋じゃき」
目黒区の鎧扇寺高校に通う高校3年生。槍術部の部長。
“陽の宝蔵院、陰の龍蔵院”と称された槍術の家系に生まれた。
土佐弁をしゃべり、豪快で明るい性格。
●得意科目:古文 ●部活:槍術部
●出身地:高知県 ●血液型:B型
●誕生日:3月7日 ●年齢:17歳 ●身長:178cm
「わしは、おまんらと同じ祓い屋じゃき」
「おい! おまんらなにもんぜよ?」
「成仏するぜよ!」
◆柳沢超(やなぎさわ すすむ) プロフィール
アイドルグループの元リーダーで、テレビ番組、舞台、ミュージカルなどに多数出演してきた男性タレント。ティーズナインハーフに所属。
――“ゲームキャラの声優”というオファーが来た時の感想を教えてください。また、そもそもどのような経緯で今回の出演が決まったのでしょうか?
柳沢:一言で言うと、今井さん流れです(笑)。少し昔の話になるんですけど、別のお仕事で今井さんと知り合い、何度かお会いするうちに意気投合しちゃいまして。
僕はもともとゲームが好きだったので、機会があればゲームの声をやってみたいと今井さんと話していたところ、実際に今回のお仕事が具体化した流れですね。
――実際に収録をしてみて、いかがでしたか?
柳沢:声のお仕事自体は初めてではないんですけど、アニメや映画の吹き替えと比べて、ゲームはまた少し違う部分があると思います。他のメディアは、役者がそのキャラに関する物語のほぼすべてを演じることになると思うんですけど、ゲームの場合は遊ぶ人がより積極的にキャラを理解していくと言いますか、想像してキャラを膨らませていく部分が大きいと思います。
だからこそ、特にゲームは声が持つ役割や重要度が高いと思いますので、真剣に収録にのぞみました。
――ご自身が演じた龍蔵院鉄栴というキャラに関する第一印象を教えてください。
柳沢:見るからにごつくて、番長と言いますか、応援団というイメージを受けましたね。
そもそも僕自身、きっと声をあてるならもっと女性的なキャラかと思っていたので、今井さんに龍蔵院のイラストを見せてもらった時は、「コレを自分がやるのか!?」と驚きました(笑)。
――失礼な話で恐縮ですが、柳沢さんのさわやかなイメージと龍蔵院鉄栴のごついイメージが、うまくつながりませんでした。でも、先ほど収録現場を見学したところ、低めで荒々しい声となっていて、キャラにイメージにピッタリだったと思います。
柳沢:普段の声のトーンが高めなので、龍蔵院を演じる時には少し大変でした(笑)。
自分としても、どういう声で演じるのか何パターンか考えていたんですけど、その中の1つがオラオラ系でした。ただ、今井さんからはもう少しスマートなイメージでという指示があったので、うまく調整していった感じですね。
キャラの年齢も、僕自身は少し上気味で考えていたのですが、実際は18歳くらいということで、オラオラ系だと少し大人すぎる演技になってしまっていたのかもしれませんね。
――ご自身と龍蔵院鉄栴を比べて、似ている部分や、逆に真似できない部分などはありますか?
柳沢:まず真似できないのは、熱くて豪快すぎる部分ですかね。ここまでの熱さは、僕にはありません(笑)。主人公を熱く応援するようなセリフもありまして、その熱い気持ちには僕も共感できるんですけど、豪快すぎる表現の仕方はとても真似できませんね。
――今回、今井監督と一緒に仕事をしてみて、どんな印象を持ちましたか?
柳沢:お互いに年齢が近いので、やりやすい部分はあった気がします。
あと、今井さんは仕事に厳しいという話を聞いていました。僕は子どものころからこの業界で仕事をしているので、どんなに厳しいことを言われても大丈夫だと覚悟をしていたんですけど、意外とすんなりOKが出たので、逆に不安な気持ちに(笑)。
金沢:たしかに収録後に、柳沢さんは何度も聞きなおしてましたね。「本当に今ので大丈夫でしたか?」「あのシーン、録りなおしましょうか?」とか。でも、本当に大丈夫でしたから(笑)。
柳沢:テレビや舞台と違って、ゲームは出来上がりを自分で確認しにくいのが怖くって(笑)。こういう役者の仕事をやっていると、監督やディレクターからあれこれ言われることにも慣れていますし、もっといろいろなパターンも見せられるんですよとアピールしたくなることもあるんですよ。
金沢:すごくいい演技だったんですけど、本人は納得してないみたいなんですよね(笑)。
――今回、ゲーム中に夕隙社というオカルト系出版社が登場しますが、オカルト的な出来事に出会ったことはありますか?
柳沢:僕はあまりそういう体験がないんですけど、唯一の不思議な体験が幽体離脱でしたね。ただ、周りに話すと「疲れてたんじゃない?」って言われますけど(笑)。
あれはアイドルデビューした当時の話で、その時はとにかく忙しかったんです。なので、舞台や番組の合間のちょっとした隙に楽屋で仮眠をとっていたんですけど、ある時にふと気付くと、寝ている自分を上から見下ろしていたんです。
――それは……! どうやって戻ってきたんですか?
柳沢:さすがにまずいなと思いまして、「うわー!」っと叫ぶような気持ちで力を入れていたら、意識が身体に戻ってきました。それでも、身体は動かず、声も出せずに苦しんでいたんですけど、ちょうどそこで先輩のタレントさんの「お前ら、出番やでー!」という声が聞こえて目が覚めたんです。
今考えると、あの先輩がいなかったら、本当にやばかったかもしれませんね(笑)。
――戻ってこられて何よりです!
柳沢:今回の収録で、気を失ったキャラに呼びかけるセリフがあったんですけど、あれはある意味、実体験に基づいた演技になった気がします(笑)。
――最後に、本作に期待するユーザーに向けて、メッセージをお願いします。
柳沢:とにかく、楽しんでください。ただ、ほどほどに、健康に気をつけてゲームを遊んでください。僕自身もゲームが好きで、ついつい遊び過ぎちゃうんですよね。スマホでソーシャルゲームをやっていて「ああ、あと3分待てばスタミナが回復するから、もうちょっと……」なんてことも多いので、皆さんもゲームの遊び過ぎにはご注意ください(笑)。
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龍蔵院鉄栴(声:柳沢超) |
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