2014年3月25日(火)
アークシステムワークスが4月10日に発売するPS3/PS Vita用ソフト『魔都紅色幽撃隊(まとくれないゆうげきたい)』。今回は、本作に登場する深舟さゆり(声:桜 稲垣早希)について、キャストインタビュー付きで紹介していく。
『魔都紅色幽撃隊』は、今井秋芳監督が手掛ける『學園ジュヴナイル伝奇』シリーズの最新作で、『東京魔人學園伝奇』『九龍妖魔學園紀』と世界観を共有する學園ジュヴナイル伝奇アドベンチャー+RPG。プロデューサーは金沢十三男さん、キャラクターデザインは倉花千夏さん、音楽はThe Key Project、OP曲は植松伸夫さんが担当している。
なお、キャストインタビュー中には、通りすがった今井監督や金沢プロデューサーから補足やツッコミ(!?)が入ることも。まだオフィシャルには公開されていない裏情報が語られていることもあるので、ぜひ開発スタッフのコメントにも注目してほしい。
「霊なんている訳ないでしょ?」
新宿区暮綯(くれない)學園3年生。凛とした雰囲気の美少女。霊が視えるが、それを認めようとしない。だが、學園に出現した霊との戦いを目の当たりにし、過去と対峙する決心をする。
第1話から登場する本作のヒロイン的存在で、気が強く、高校生ながら芯が通っている。学級委員長をしているが、クラスメイトからは打ち解けにくい存在のように思われている。
●得意科目:国語 ●部活:陸上部
●出身地:兵庫県 ●血液型:O型
●誕生日:12月27日 ●年齢:17歳 ●身長:167cm
「どうしたの?」
「いいわ。私がつきあってあげる」
「気を付けて。近くにいるわ」
◆桜 稲垣早希(さくら いながき さき) プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪本部所属。グラビアやCMモデルとしても活躍中。アニメ声優の物真似が得意。人気ブログ旅番組にてアニメキャラクターのコスプレでレギュラー出演し、好評を博した。
――以前の収録の際にもインタビューを行いましたが、今回は追加収録とのことで、あらためてお話をお聞きしたいと思います。何度か深舟さゆりを演じてきて、演技には慣れてきましたか?
稲垣:そうですね、前よりは慣れてきたと思います。最初のころよりも、キャラクターが降りてくるようになったと言いますか、ちょっとずつさゆりちゃんに近付いてきたような実感はあります。
金沢:最初のころの収録は、キャラをつかんだかなってタイミングで収録が終わっちゃったようなところもありましたからね。それに比べて今回の追加収録は、落ち着いて演技ができているように見えました。
――深舟さゆりというキャラクターをかなりつかんできた感じですか?
稲垣:う~ん。それはまだちょっと(苦笑)。さゆりちゃんは底知れない魅力を持ったキャラだと思いますし、まだまだ私が知らない一面を隠しているような気がしますので。
――演じていて、どんなところがかわいいキャラクターだと思いますか?
稲垣:やっぱりツンデレな部分だと思います。普段は結構ツンツンしているんですけど、語尾は「~わよ」みたいに、ふわっと優しいところもあるのがいいですよね。特に身内に対しては、意外と気をつかって、突き放しすぎないところがかわいいと思います。
――今回の追加収録で印象に残っていることはありますか?
稲垣:以前の収録はバトル系のセリフが多かったんですけど、今回はゲーム中で遊べるボードゲームに関するセリフが多かったですね。
金沢:このボードゲームは『ハイパーナチュラル』という名前で、ハンター役とゴースト役に分かれて遊ぶんですけど、ゴースト役はどんなゴーストを動かしているのか、セリフでヒントを出さないといけないんですよ。
稲垣:車のゴーストだったら、「道のあるところを通るわ」みたいな感じでした。さゆりちゃんというキャラを演じたうえで、さらにゴーストを演じるようなイメージだったので、ちょっと大変でした(笑)。
あとは、どんなテンションで演じるのかが難しかったです。本当のゴーストとのバトルだったら、素直に敵対心を持って演じられるんですけど、ボードゲームは仲間と一緒に遊ぶものじゃないですか。あまり強く言いすぎるのも違いますし、でも勝ち負けの際にはちゃんと感情を出さないといけないし、その微妙なサジ加減は難しかったですね。
それから、苦労したという意味で印象に残っているのは、「夕隙社、出動よ」というセリフです……。
金沢:苦労してましたよね。かなりリテイクを受けてましたし。
稲垣:めちゃくちゃ録りなおしました(苦笑)。とにかく、「出動よ」が言いにくくて……。収録の最初のほうでも何度か録って、収録の最後にもう一度チャレンジしました。
金沢:収録の後半は、やっぱり深舟というキャラの理解度が上がっていたからか、とてもしっくりくる演技になっていたと思います。
稲垣:奇跡の1回があったので、おそらくそこがゲームで使われると思います。ぜひゲームで聞いてほしいですね。
――それでは最後に、本作に期待するファンへのメッセージを兼ねて、ゲームを遊ぶ人に注目してほしいセリフを教えてください。
稲垣:いろいろありますけど、「何よバカッ!」っていうセリフが好きですね。私、よくモノマネで「あんたバカぁ!?」と言ってるんですけど、こういう気が強いキャラクターは好きなので、楽しく演じられました(笑)。
金沢:そのセリフは、深舟の決めゼリフといっても間違いじゃないくらいですから(笑)。
ちなみに今回、倉花千夏さんにキャラクターデザインをしていただいたんですが、深舟さゆりだけはイメージが固まるまでに少し時間をかけたんです。やっぱり重要なヒロインなので。
先に他のキャラクターのデザインを進めつつ、『魔都紅色幽撃隊』のイメージが十分固まってきてから描いてもらったのが、今の深舟さゆりのデザインなんです。
稲垣:今のデザインはすごくかわいいですよね。外見的に100点です!
金沢:実は今井監督からの注文はシンプルで、“気が強い女の子”という1点でした。そうして、最終的に倉花さんが描いた深舟は、とにかく目力が強くて、しかもかわいいということで、今井監督のOKが出たんです。みんなが「これだね!」と意見が一致した、とてもいいデザインだと思います。
意外とデザインが大変だったキャラなので、思い入れも強いんですけど、早希ちゃんの声が入って、また一段とキャラがハマった感じがして感慨深いですね。……なんだか、俺のインタビューみたいになってきちゃった(笑)。
稲垣:(笑)。とにかく一生懸命、深舟さゆりというキャラを演じました。ゲーム中にはたくさんの仲間がいますが、ぜひさゆりちゃんをパートナーに選んでもらえるとうれしいです!
▼『魔都紅色幽撃隊』キャラ名鑑:ページリンク▼ |
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深舟さゆり(声:桜 稲垣早希) |
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