2016年4月2日(土)
3月10日のパッチ3.21で実装されたPvPコンテンツ“ザ・フィースト”。日々多くの冒険者が己の技とチームワークの優劣を競うこのコンテンツは、3月29日のパッチ3.25で調整が入ったのちもかなりの賑わいを見せています。ザ・フィーストに特化した公式の生放送(アドレナリンラッシュTV)がスタートするなど何かと注目が集まっており、冒険者さんたちの反応も“楽しい”という意見が多数を占めているようです。
もちろん電撃の旅団のPvP好きも参戦中。というわけで今回は、対戦の経験からくる“覚えておきたいこと”と、知人・友人から聞けたちょっと役に立つ情報などを簡単にまとめてみました。
その前にまずは基本的なルールのおさらい&戦い方の簡単な考察から!
パーティ構成や8v8と4v4の違い、アイテムが入った各種BOXの仕様などなど付加要素は多くあるものの、ザ・フィーストの勝利条件は非常にシンプル。相手チームのメンバーを倒すとメダルを入手でき、自チームの合計メダルが相手チームより多い状態で制限時間を迎えるか、メダル差を一定以上大きくつけてしまえばOKです。
なお、メダルを入手したキャラクターには、所持メダルの数に応じて被ダメージアップ効果のデバフがつきます。倒した側のプレイヤーが、倒されやすくなる。そこがミソですね。
つまり簡単に言ってしまえば、倒したあと、得たメダルを守り抜かなければ勝利はないということ。逆に、倒されてしまっても、最終的に大量のメダルを持っているプレイヤーを倒せさえすれば逆転の目はあるわけです。ゆえにメダルを取るのは防御力に優れたキャラ、すなわちタンクのお仕事となるわけですね。と言っても、いかにタンクといえどデバフが蓄積してしまうと集中攻撃に耐えきれません。時と場合で異なりますが(デバフ9でも倒れないことはあるものの)、せいぜいデバフ4程度に抑えておくのが無難でしょうか。
さて、タンクは基本的に硬く、デバフがたまるまでは倒しにくい。では果たして序盤、中盤、終盤に誰を狙うべきなのか? ここがこのザ・フィーストの最も基本的な部分であり、最も難しい要素と言えるのではないでしょうか。言葉で言ってしまえば“倒しやすい相手を狙う”というに過ぎないわけですが、いざ戦いになると、なかなか息が合わず倒せない……といったことも多いわけです。
一般論から言ってしまえば、試合開始時にディフェンスキットを取っていない相手のうち、HPが低いプレイヤーを狙うのがセオリー。とくにヒーラーを倒してしまえば回復は途絶えるわけですから、それがメダル大量獲得のチャンスとなるのは明白です。
とはいえ、修正によりヒーラーの回復魔法詠唱が中断されにくくなったため、ヒーラーを落とすのはかなり骨が折れるというのが現状の仕様。ではどうすべきか? ヒーラーを狙って自己回復に時間を費やさせている間に、倒しやすいDPSを狙う……というのが最も理に適った動きと言えるはず。もちろん相手は木人ではないので、なかなか思い通りには行かないわけですが……。
最大火力を誰に、どのタイミングで集中させるか? そのために何をするか? マーカーをつけるか、デバフを与えた敵を知らせるマクロを作るか……。逆に、狙われたらどう切り抜けるか?
バフを使うのはもとより、相手にヘヴィなどのデバフをつけてスプリントで逃げる、移動技で離れたキャラクターのもとに移動する、狙われることを予期できるなら、宝箱を壊すと出現する防御バフ・ディフェンスキットなどであらかじめ防御力を高めておく……。などなど、各ジョブのアクション回しをこなしたうえで状況ごとにターゲットや攻め/逃げを切り替える必要があり、1戦ともまったく同じ展開にはならない。そこがザ・フィーストの難しいところであり、楽しいところでもあるわけですね。
ここからは、知人・友人・旅団員から聞きかじった情報も含めてザ・フィーストの小ネタ10個をひとまとめ。基本事項から目からウロコなものまで生きたネタがそろっていますので、読んでみるともしかしたら実戦で役立つ……かも?
深追いする=味方のヒーラーから離れる、ということを念頭に置いたうえで行くか引くかのご決断を。
試合開始時と、中盤に出現するディフェンスボックス/オフェンスボックスの中のモノを取ると防御/攻撃が高まります。しかし(とくに8VS8戦で)誰が取るかでまごついて結局誰も取らずに……なんてこともまれにあります。ヒーラーが取るにせよDPSが取るにせよ、序盤では基本的にディフェンスキット持ちのプレイヤーは敵の狙いから除外されますので、間違っても誰も取らないなんてことがないようにしたいですね。積極的に攻めたいDPSが取るのが最近の傾向でしょうか。
一方、中盤以降はタンクのデバフが多くなりがちなので、メダルを多く持っているタンクはできればディフェンスキットを手に入れておきたいところ。また、戦闘中盤でボックスを味方が取れるかどうかも大きなポイント。味方がアイテムを取れない=敵がアイテムを取ってしまうということを意識しておきたいです。
戦闘中に出現する箱の1つ“アドレナリンボックス”の中には個人LB“アドレナリンラッシュ”のゲージを大きくためられるアイテムが入っています。箱により多くのダメージを与えたチームが入手する権利を得るわけですが……さて、パーティ内の誰が取るべき? まず、とにかく後半にタンクなどを倒してメダルを大量入手したいのであれば、DPS……とくに単体へのダメージに特化した近接DPSが取るべきでしょう。
反対に、序盤に大きくリードしたチームが入手できた場合は、終盤の防御手段を追加する目的でタンクが取っておくのも悪くない選択と言えます。とはいえ、あえてリードしているなかでDPSがアドレナリンゲージをためて、敵の攻撃役を殲滅することでタンクの負担を減らす……といったことも可能ですから、要は目的しだい、メンバーしだいとも言えるかも。いずれにせよアドレナリンラッシュは強力な行動であることに間違いはないので、箱を見つけたら積極的に壊しましょう。
戦闘前、ヒーラーさんはストン(ラ)スキンやプロテスなどのバフでパーティメンバーをサポートします。これは至極当然の流れなのですが、ストン(ラ)スキンは最大HPに依存してバリア値が決まりますので、DPSはこのときだけでもVITアクセサリを装備して最大HPを上げると、ほんの少しバリア値を強くできるわけです。あなたが戦士なら、試合開始前にスリル・オブ・ウォーでメンバーのHPを増やし、そこにストン(ラ)スキンをかけてもらうというのも手です。事前にやれることは最大限やってこそ、接戦で生きるというものでしょう。
狙われた! と思ったときが黄信号。敵味方の位置と自分のHPを確認して撤退の準備を。ちなみに、“逃げる”とはつまるところヒーラーの近くに行く、ということ。無闇に壁の向こう側を走ってヒーラーの視線を遮ったり、ヒーラーの回復が届かないところに逃げるのはNGです。また、ヒーラーが倒されたら回復は当然いっさい来なくなるわけなので、ヒーラーのリポップ地点=自陣まで一目散に引きましょう。
一定時間敵味方が誰も戦闘不能にならなかった場合は、じょじょに全員の被ダメージが上がっていくデンジャータイムに突入します。文字通り危険な時間なわけですが、試合終盤で負けている場合、あえて攻めずにデンジャータイムが発生するまで待ち、その後一気に全バフを駆使してタンクを倒して一挙逆転……などとすることも可能。使い方しだいというわけです。接戦の場合も、あらかじめ狙いを統一したうえでデンジャータイムに入りたいところですね。
ヒーラーは回復の要、すなわち試合の要。必然的に複数の相手から狙われやすいので、アクセサリでぜひVITを補強しておきたいところです。PvEの戦闘と同じですべてMNDアクセサリ……といった構成だと間違いなくモテます。敵DPSに。
リポーズをはじめとする睡眠効果の魔法は妨害として非常に優秀。しかしそれだけだと、相手のヒーラーにすぐ治されてしまいがちです。そこでちょっとした小ネタとして、リポーズ発動直後にエアロ&ウイルスなどのインスタントデバフを使ってみましょう。デバフを増やすことで、エスナで睡眠を治療される確率を1/3に下げられます。……味方に起こされたら泣きましょう。
ザ・フィーストの攻撃要員は最大でも6人/3人(ヒーラーを除いた全員)と、けっして多くありません。極力狙いを統一するために、ターゲットマーカーをつけたり、敵の被ダメージがアップするアクションを使った際にマクロで知らせたりと、最大限工夫してみましょう。うまくターゲットを合わせて最大火力を撃ち込めば、回復される前にあっさり撃破……なんてこともわりとよくありますよ。ヒーラーはヒーラーで、リポーズなどで寝かして放置しておきたいときにマクロでお報せするのも重要だったり。もちろん、相手のデバフを見て攻撃するかやめるか判断することのほうが重要ですが!
とくにタンク職に言えることですが、試合中は、基本的にヒーラーに向かってきた相手に対処する形で、ヒーラーがピンチと思ったら吹き飛ばしたりスタンさせたりヘヴィを入れたり庇ったり……といったサポートを入れることを忘れないようにしましょう。もちろん時と場合によっては攻めに参加したほうがいいこともあるのが悩ましいですが、何にせよヒーラーが殴られっぱなしで相手に何のプレッシャーもかかっていない、という状況はなるべく避けたいところですね。
低確率でミニオンのフェンリル・パップも手に入るザ・フィースト。ランク集計の導入後、さらに盛り上がっていきそうです。
“電撃の旅団冒険録”で紹介してきたダンジョン&フィールドの知られざる側面を紐解く企画が、多くの要素を追加して1冊の本になりました! 発売中なので、興味がございましたらぜひ手に取ってみてください! 詳しい情報は紹介ページや電撃オンラインの記事をチェック!
4月1日から、セブンイレブンで対象商品を買うとポイントに応じたゲーム内アイテムを獲得できるキャンペーンが実施中。旅団員もさっそく日付変更と同時に編集部近くのセブンイレブンへ立ち寄りましたよ!
報酬のバトラーアタイアとメイドアタイア(&イフリートマスク&タイタンマスク。メインはこっちと言い張る人も多い模様)は見た目も◎なので、“みかんギミック”でワイプされないよう注意しつつ、興味のある方はぜひ参加してみてください。初代デブチョコボも完成度◎!(※キャンペーンの詳細はこちらをご参照ください)
【『ファイナルファンタジーXIV』電撃の旅団冒険録 連載 】
→『FFXIV』におけるPvPの新機軸! ザ・フィースト“覚えておきたいアレコレ特集”【本記事】
→『ファイナルファンタジーXIV』神戸F.A.T.E.会場の様子をお届け!
→書籍“電撃の旅団が巡るイシュガルドの世界”完成! 世界観を愛する冒険者に贈る一冊
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第6弾は“魔大陸”……緊急告知も!
→サントラ“HEAVENSWARD”発売記念! 祖堅正慶氏に、イシュガルド楽曲にまつわる想いを聞く!!
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第5回は“低地ドラヴァニア”
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第4回は“アバラシア雲海”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第9弾は“モシャーヌ植物園”
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観、第3回は“ドラヴァニア雲海”
→12月23日のエオカフェ公開PLL、会場の様子をレポート!
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観。第2回は“高地ドラヴァニア”
→雲海探索の流行を追う!? 電撃の旅団・ディアデム諸島遠足!
→フィールドを通して見る『FF14』の世界観。第1回は“クルザス西部高地”
→『FF14』3.1アップデートレポート! 『FF11』とのコラボ“星唄異聞”もスタート!
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第8弾は“博物戦艦 フラクタル・コンティニアム”
→『FF14』ファン大興奮の“広島F.A.T.E.”会場の模様をレポート!
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第7弾は“神域浮島 ネバーリープ”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第6弾! “蒼天聖戦 魔科学研究所”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観、第5弾! 禁書回収 グブラ幻想図書館
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第4弾は“強硬突入 イシュガルド教皇庁”
→『FF14』דPlayStation VR”!! TGSで遊べる“VRタイタン討伐戦”をレポ【TGS2015】
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第3弾は“邪竜血戦 ドラゴンズエアリー”
→『FF14』のダンジョンから見る世界観。第2弾は“霊峰踏破 ソーム・アル”編
→『FF14』サントラ“Before the Fall”発売記念! 祖堅正慶氏にインタビュー
→『FF14』のダンジョンを通して見る『蒼天』の世界観。第1弾は“廃砦捜索 ダスクヴィジル”
(C)2010 - 2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
データ